【簡単レシピ】離乳食のそうめんはいつから?塩抜きとは?簡単冷凍術&あげ方を紹介
そうめんはお米の代わりにもなる炭水化物が豊富な食品です。調理時間が短いので急いでいる日の時短メニューとしても活躍します。ここではそうめんの選び方や塩抜きの方法、フリージングのコツに加え、ワンパターン化しやすいそうめんのメニューを月齢別に紹介します。そうめんの使い方をマスターし、離乳食作りをより楽しくしましょう。
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目次
そうめんは調理時間が短く忙しいママの味方です。のど越しが良く食欲のないときでも食べやすいことから、休日のランチや風邪のときの療養食のためにと常備している家庭もあるかもしれません。そんな便利なそうめんを離乳食にもうまく取り入れていきましょう。
離乳食のそうめんはいつから?初期からあげて良い?
そうめんは離乳食初期(ゴックン期)の赤ちゃんから与えることができます。乾麺はあらかじめ赤ちゃんが食べやすい長さに細かく折ってゆでることもできるので、下ごしらえも簡単です。
ただしそうめんは、5大アレルゲンのひとつである小麦粉からできています。アレルギーを引き起こすおそれがあるので、初めてあげるときは少量から始めましょう。麺には塩分が含まれているので、やわらかくゆでたらしっかりと水で洗って塩抜きすることも忘れないでくださいね。
時期 | かたさ・形状 |
---|---|
離乳食初期 (5・6ヶ月頃) ○ ※おかゆに慣れた初期の後半から少量ずつ与える。 | やわらかくゆで、水にさらして塩抜きする。すり鉢やブレンダーで裏ごしして、なめらかなペースト状に。 |
離乳食中期 (7・8ヶ月頃) ○ | やわらかくゆで、水にさらして塩抜きする。5~6mm程度に細かく刻む。 |
離乳食後期 (9~11ヶ月頃) ○ | やわらかくゆで、水にさらして塩抜きする。慣れてきたら1~2cm程度に刻む。 |
離乳食完了期 (1歳~1歳半頃) ○ | やわらかくゆで、水にさらして塩抜きする。食べやすい長さに切り、炒めても良い。 |
しっかりと塩抜きする
短時間調理が魅力のそうめんですが、赤ちゃんに与えるときはゆで時間を長めにとりましょう。また比較的塩分を多く含む麺類なので、ゆでたあとに水でよく洗い、塩抜きをしてから月齢に合わせた形状に加工します。
そうめんの種類にもよりますが、初めのうちは4~5分かけてゆで、裏ごししてペースト状にして与えます。離乳食中期(モグモグ期)以降は月齢に応じた大きさに刻んであげましょう。離乳食完了期(パクパク期)ころになったらだし汁に薄く味をつけたり、チャンプルーのように油で炒めたりして与えても良いでしょう。
そうめんは塩抜きした後も麺に塩分が含まれているので、味付けはごく薄めにとどめます。初めのうちはだしの風味だけでじゅうぶんですよ。
食べやすい長さにカットする
やわらかくゆでたら食べやすい長さにカットします。誤嚥(ごえん)を防ぐために離乳食初期(ゴックン期)はすりつぶすか細かいみじん切り、離乳食中期(モグモグ期)は5~6mm、離乳食後期(カミカミ期)は1~2cm、1歳以降の離乳食完了期(パクパク期)は3~4cm程度と、段階を踏んで赤ちゃんを麺に慣れさせましょう。
乾麺ならゆでる前に細かく折っても良いですが、ゆでた麺を麺カッターを使って細かく刻むのも便利です。外食でも重宝するので、麺類を食べる機会が多い家庭はひとつ持っておくと便利ですよ。
※誤嚥……食べ物がうまく飲み込めずに誤って気管に入ってしまうこと。
お湯やだしでのばす
そうめんはくっつきやすいので、水分でのばすと食べやすくなります。赤ちゃんの月齢や離乳食の進みに応じてお湯やだしでのばして与えましょう。赤ちゃん用のだし汁をストックしておくと便利ですよ。麺に塩分が含まれているので初めのうちは味付けをせず、完了期(パクパク期)以降はごく少量の調味料で味付けをしても構いません。
離乳食そうめんの冷凍保存のコツ!解凍法は?
製氷皿で冷凍
そうめんはゆでて塩抜きしたものを冷凍保存することができます。初めのうちはそうめんを裏ごししてペースト状にしなければならず下ごしらえに少し手間がかかるので、多めにゆでてストックしておくと便利ですね。食べる量も少量なので、製氷皿で1回分ずつ分けて冷凍しましょう。
フリーザーバッグに入れて冷凍
離乳食中期(モグモグ期)以降は食べる量も増えてきます。形状も月齢にあわせた大きさに切るようになってくるので、1食をフリーザーバッグやラップに包んで冷凍すると良いですね。
冷凍したそうめんの解凍の仕方
冷凍したそうめんは自然解凍することもできますが、赤ちゃんに与えることを考えると加熱したほうが安心です。600wの電子レンジに1分ほどかければ簡単に解凍することができ、調理もしやすくなりますよ。
離乳食初期(生後5・6ヶ月)のレシピ
離乳食初期(ゴックン期)におすすめのそうめんのレシピを紹介します。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
そうめんペースト
[材料]
そうめん 5g
水 お好みで
1.そうめんは適度な長さに折っておく。
2.沸騰したお湯でクタクタになるまでゆでる。
3.ゆでたそうめんを水洗いし、塩抜きをする。
4.そうめんを裏ごしする。もたつく場合は水を加えて適切なかたさまでのばす。
そうめんは小麦粉でできているため、すりつぶすと粘り気が出ます。野菜などに比べて裏ごしに苦労するママもいるかもしれません。やわらかくゆで、すり鉢やブレンダーなどを使うとスムーズですよ。
かぼちゃミルクそうめん
[材料]
そうめん 5g
かぼちゃ 5g
調乳した粉ミルク 20mL
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.かぼちゃは電子レンジで30秒ほど加熱し、ペースト状にすりつぶす。(まだかたいようなら追加で加熱する)
3.細かく切ったそうめん、かぼちゃに調乳したミルクを加えてよく混ぜる。
離乳食中期(生後7・8ヶ月)のレシピ
そうめんとほうれん草のだし煮
[材料]
そうめん 5g
ほうれん草 10g
かつおだし 20~40mL
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.ほうれん草は葉のやわらかい先端部分をみじん切りする。
3.鍋にかつおだしを入れ、沸騰したらそうめん、ほうれん草を加えてやわらかくなるまで煮込む。
しらすとわかめのにゅうめん
[材料]
そうめん 5g
しらす 5g
乾燥わかめ ひとつまみ
かつおだし 40mL
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.乾燥わかめは水で戻して細かく刻む。
3.しらすはお湯を回しかけて塩抜きする。
4.かつおだしを温め、材料をすべて混ぜ合わせる。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)のレシピ
小松菜とそうめんのおやき
[材料]
そうめん 10g
小松菜 10g
玉ねぎ 10g
片栗粉 10g
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.小松菜の葉先のやわらかい部分と玉ねぎを細かく刻み、電子レンジで30秒ほど加熱し火を通す。
3.1と2を混ぜ合わせ、片栗粉を加えて粘り気が出るまで混ぜる。
4.3を成型し、薄く油をひいたフライパンで両面をこんがり焼く。
そうめんは小麦粉でできています。ゆでたストックがあれば、冷蔵庫にある野菜と組み合わせて手早くおやきを作ることができるので、手づかみ食べの時期にも重宝する食材です。野菜から水分が出ますが、水分が少なく成型しにくい場合は水やだしを加えてみましょう。
みぞれのあんかけそうめん
[材料]
そうめん 10g
大根 10g
絹ごし豆腐 20g
かつおだし 60mL
片栗粉 小さじ1/2
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.大根はおろし金ですりおろす。
3.絹ごし豆腐は食べやすい大きさにカットする。
4.鍋にかつおだしを入れ、沸騰したら材料すべてを加えてやわらかくなるまで煮込む。
5.水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
離乳食完了期(1歳~1歳半)のレシピ
そうめんチャンプルー
[材料]
そうめん 10g
にんじん 15g
ツナ(ノンオイル) 15g
卵(全卵) 1/2個
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.にんじんは食べやすい細切りにする。
3.ツナは熱湯を回しかけ塩抜きをする。
4.フライパンに油を薄くひき、にんじんとツナを炒める。
5.卵液を流し入れ、火が通ったらそうめんを加えてよく炒める。
牛肉トマトそうめん
[材料]
そうめん 15g
牛こま肉 10g
ミニトマト 2個
野菜スープ 60mL
しょうゆ 少々
1.そうめんはお湯でやわらかくゆで、水洗いして塩抜きする。
2.牛肉は筋の部分は取り除き、細かく切る。
3.トマトは湯むきし、縦に切って種を取り除く。
4.鍋に野菜スープを入れ、沸騰したら牛肉を加える。アクが出たら取り除く。
5.適当な大きさに切ったそうめんとトマトを加えてやわらかくなるまで煮込み、少量のしょうゆで味を整える。
そうめんの栄養と選び方
そうめんの栄養
そうめんには人間の身体のエネルギーとなる炭水化物が豊富にあります。消化も良いので、おかゆに飽きてしまった赤ちゃんの主食としてもおすすめですよ。
ただし、のど越しが良くつるつると食べられることから、通常の食事量を超えてしまわないよう注意してください。特に満腹中枢が未熟な赤ちゃんの場合、食べる量をママやパパがコントロールしてあげなければいけません。食べすぎて腹痛や下痢などを引き起こすことのないよう気を付けましょう。
離乳食のそうめんの選び方
離乳食で使うそうめんは市販のもので問題ありません。ただし、通常のそうめんは塩分が多いので、可能ならば「塩分不使用」のものを選ぶと安心です。また、ベビーフードのメーカーなどが販売している赤ちゃん用のそうめんもおすすめですよ。
ベビーフードのそうめんは塩分不使用であらかじめ短くカットしてあったり、塩抜きが必要ないためゆでたお湯にそのまま他の食材を加えて煮込むことができたりと、赤ちゃん用にさまざまな工夫がされていることが多いです。さらに手軽に使えそうですね。
脱ワンパターン!そうめんで無限のアレンジを
ワンパターン化しやすいそうめんですが、ゆでても良し、炒めても良し、和えても良しと、実はさまざまな調理方法に対応する万能食材です。火の通りが早く短時間煮込むだけでとろとろにやわらかくできるので、忙しい日のメニューにもぴったりです。
紹介したレシピを参考に、お好みでアレンジを加えて赤ちゃんのお気に入りメニューを作り出せば、もっと離乳食作りは楽しくなりますよ。手間いらずのそうめんでおいしく楽しい食卓を作ってくださいね。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。