【離乳食後期〜完了期】ひな祭り手づかみメニュー5選!見た目もかわいい9ヶ月〜1歳半におすすめ簡単レシピを紹介
離乳食後期は手づかみ食べができるようになり、離乳食のメニューの幅が広がる時期です。せっかくならひな祭りも親子で一緒にお祝い膳を楽しみたいですね。ここでは、赤ちゃんの成長を願うひな祭り手づかみ食べメニューと注意したいポイントなどを紹介します。ひな祭りの由来も解説していますよ。
本ページはプロモーションが含まれています
この記事の監修
目次
【離乳食後期・完了期】ひな祭り手づかみ食べメニューのポイント
ひな祭りの伝統料理をアレンジ
ひな祭りは桃の節句とも呼ばれ、女の子の健やかな成長としあわせを願ってちらし寿司やはまぐりのお吸いもの、ひし餅などを食べるという風習があります。
晴れの席ではこうした伝統的な献立を並べて、初めてのひな祭りをお祝いするのも良い記念となりますよ。赤ちゃんでも食べられる食材を使って、お祝いの行事にふさわしい食卓を演出してみましょう。
桃の花 | 不老長寿、厄払いを意味する縁起物。 |
ちらし寿司 | そもそもは長寿をあらわすエビ、見通しが利くレンコン、健康勤勉の豆を具にちらして縁起をかつぐ。 |
雛あられ | 赤、緑、黄、白で春夏秋冬をあらわす。自然のエネルギーを得て、1年を通じて幸せであるように願う。 |
お吸いもの | 良縁、夫婦円満を願う。はまぐりは対の貝殻以外に合わないことから結婚の縁起物とされる。 |
ひし餅 | 厄よけ、無病息災を願う。緑は健康、白は清浄・長寿、ピンク(赤)には魔よけの意味があるともいわれている。 |
ひな祭りのモチーフを取り入れる
ひな祭りは古くから3月3日に行われていました。旧暦の3月3日ころは桃の花が咲き誇る時期であること、桃には不老長寿や魔よけの意味があることから、象徴的に桃の花が飾られています。
野菜を型抜きしたりモチーフが描かれた紙ナプキンを敷いたりと、ひな祭りのレシピにも桃の花やひな人形といったモチーフを取り入れて飾りつけるとかわいらしくまとまりますよ。
ひな祭りの献立では、使う具材の色あいも重要な意味を持ちます。使われている色の意味を理解して、赤ちゃん好みに料理をアレンジしてみてはいかがでしょうか。
ひな祭りの手づかみレシピ5選
※この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
おひなさまおにぎり
■材料(1食分)
・ご飯 80g
・卵 1/2個
・のり 適量
・にんじん 10g
・さやいんげん 1cm×2
■作り方
1.ごはんを三角おにぎりにする。
2.卵を薄く焼き男雛の着物と女雛の扇型にくり抜く。
3.ゆでた野菜で、スライス2枚・髪飾り・尺と冠を作る。
4.のりで男雛と女雛の顔・髪をカットする。
5.2・3・4を男雛と女雛にそれぞれ飾りつけていく。
にんじんのスライスは片側半分に切り込みを入れるとご飯に巻きつけやすくなります。冠は頭に刺すように飾りつけると落ちにくいですよ。
ひな祭りちらし寿司
■材料(1食分)
・白ごはん 80g
・卵 1個
・鮭 1/2切
・さやいんげん 2本
・にんじん 20g
・魚肉ソーセージ(塩分カット) 1本
■作り方
1.厚焼き卵を焼いてつまめる大きさにカットする。
2.鮭を焼いてほぐしご飯にまぶす。
3.野菜をレンジで1~2分加熱しすべての具をカットしたらご飯にのせる。
細かく具材を刻む一般的なちらし寿司とは違い、手づかみ食べができる大きさに具材をカットするのがポイントです。味付きの鮭は塩抜きをしてから使いましょう。
三色ひし餅ゼリー
■材料(1食分)
【ピンク層】
・ミニトマト 5個
・粉寒天 1g
・水 170mL
【白い層】
・牛乳 70mL
・粉寒天1g
・水100mL
【緑層】
・キウィフルーツ 1個
・粉寒天 1g
・水 170mL
■作り方
【下準備】
1.牛乳を常温に戻す。
2.トマトの皮を湯むきし裏ごししてピューレ状にする。
3.キウィフルーツを縦半分に切り種を取り、レンジで1分加熱してすりつぶす。
【ピンク層】
4.鍋に寒天と水を入れ、沸騰させて寒天をとかす。
5.トマトピューレに4を入れ容器に入れて冷蔵庫でかためる。
【白い層】
6.鍋に寒天と水を入れ、沸騰させて寒天をとかす。
7.牛乳と6を混ぜ5の容器に流し入れて冷蔵庫でかためる。
【緑層】
8.鍋に寒天と水を入れ、沸騰させて寒天をとかす。
9.キウィピューレに8を混ぜ7の容器に流し入れて冷蔵庫でかためる。
きれいに色を分けるため、冷蔵庫でかためてから次の層の寒天液を入れることがポイントです。寒天がかたいときは水の量を多めにし、赤ちゃんに合わせて調整します。キウィフルーツや牛乳はアレルギー症状が出ることがあるため、はじめて食べるときは少量ずつ様子を見ながらすすめましょう。
ピンク層は人参ピューレ、白い層は豆乳、緑層は枝豆ピューレなど代用できる食材を選んでみるのも良いですね。
大人が食べるときはゼリーを小さくカットし、わかめやレタスと一緒に海藻サラダにするのがおすすめです。和風ドレッシングがあいますよ。
ひなあられ
■材料(1食分)
・カボチャ 20g
・にんじん 20g
・ほうれんそう 10g
・じゃがいも 50g
■作り方
1.にんじんをすりつぶし、小さじ1の水を足してレンジで1分加熱する。
2.残りの野菜をゆでる。かぼちゃとじゃがいもはつぶし、ほうれんそうは細かく刻む。
3.じゃがいもにほうれんそうとにんじんをそれぞれあわせて混ぜる。
4.1〜3をそれぞれ1cm大に丸める。
あられのサイズやかたさは離乳食の進み具合に合わせて調整しましょう。かぼちゃの代わりにさつまいもを使うと淡い黄色のあられが作れます。ほうれん草の代わりに青のりを使うと手軽に楽しめますね。
桃色ひな祭りケーキ
■材料(1食分)
・いちご(ケーキ用) 4個
・いちご(飾り用) 1個
・小麦粉 50g
・卵 1/2個
・牛乳 50g
・ベーキングパウダー 小さじ1
■作り方
1.ケーキ用のいちごのへたをとりレンジで1分加熱してつぶす。
2.小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるう。
3.2に牛乳とイチゴを入れかき混ぜる。
4.3をカップに入れ電子レンジで2分半~3分加熱する。
離乳食用の果物や野菜のピューレをいちごに代用すると時短になります。蒸しパンミックスを使うのも手間が省けておすすめですよ。牛乳は粉ミルクをお湯で溶いたものでも代用できます。
加熱の時間はカップの大きさなどに合わせて調整してください。水抜きしたヨーグルトなど、お好みで飾りつけを楽しむのも良いでしょう。
ひな祭りの手づかみ食べメニューの注意点
はじめての食材は避ける
お祝いの日にはいつもと違った食卓を演出したくなるものですね。しかし、赤ちゃんが喜んでくれなくては元も子もありません。アレルギーや誤嚥(ごえん)などのトラブルを防ぐためにも、記念日の食事には赤ちゃんの食べ慣れた食材を使うのがおすすめです。
赤ちゃんが食べやすい大きさにする
1食分の分量で作ると、できあがりサイズが赤ちゃんの一口よりも大きくなるものがあります。そうしたメニューは食べやすい大きさにカットしてから赤ちゃんのお皿に取りわけるようにしましょう。誤嚥や食べ物がのどに詰まるのを防ぐことにつながります。
「食事の楽しさ」を優先する
丹精込めて作った記念日の食事でも、期待したように赤ちゃんの食が進まないこともあるかもしれません。そのようなときは「せっかく作ったのに」と落ち込んだりイライラしたりせず、ママやパパで食事を楽しみましょう。うまく食べられないこともひとつの思い出として、桃の節句を盛大に祝いたいですね。
ひな祭りを手づかみレシピで祝おう!
彩り豊かなひな祭りの食卓は、春のお祝いにぴったりですね。いつもの食材でも形や盛りつけを工夫するだけで素敵なお祝い膳になります。離乳食の進み具合に合わせ、具材のサイズやかたさを調節しながらひな祭りメニューを楽しみましょう。
大人用のお祝い膳にはエビやレンコンなど定番の具材を足したり、出汁で味付けをしたりしてアレンジしてみてはいかがでしょうか。
※この記事は2022年1月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。