赤ちゃんが食べてはいけない食べ物は?離乳食にはちみつ・サバ・そばはいつからOK?

離乳期にはさまざまな食材の味を覚えさせることが大事です。しかし、なかには食べてはいけない食べ物や、注意が必要な食材があるため、食材選びや調理方法は慎重にしましょう。ここでは、赤ちゃんにとって危険な食べ物として知られるはちみつや、アレルギーのリスクが高い卵や小麦、そばなど、食材ごとの注意点を紹介します。

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目次

  1. 離乳食で赤ちゃんに食べさせてはいけない食材
  2. 赤ちゃんにアレルギーが出やすい食材
  3. 赤ちゃんに食べさせるときに注意が必要な食材
  4. 赤ちゃんに控えたい食材
  5. 赤ちゃんに初めての食材を食べさせるときの注意点
  6. 離乳食を食べた後は赤ちゃんの様子をチェックしよう
  7. あわせて読みたい

離乳食で赤ちゃんに食べさせてはいけない食材

離乳食づくりで覚えておきたいのが、赤ちゃんが食べてはいけない食材です。特に注意が必要な食材をピックアップているので、よく確認してくださいね。

はちみつ・黒糖・黒砂糖

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1歳未満の赤ちゃんがはちみつ、黒糖、黒砂糖を食べると、食中毒である乳児ボツリヌス症を起こすことがあります。乳児ボツリヌス症の具体的な症状は、便秘、哺乳力の低下、泣き声が小さくなるなどの麻痺症状です。過去には、はちみつを食べたことによる赤ちゃんの死亡例も報告されています。

加熱調理をしてもボツリヌス菌は死滅しないので、はちみつ、黒糖、黒砂糖の入った飲料・加工食品も与えてはいけません。1歳を過ぎれば免疫機能が整うので、食べさせても良いといわれています。また、そのほか冷蔵されていない要冷蔵食品、封のあいたレトルト食品、家庭で瓶詰にした発酵食品などにも注意が必要です(※1)。

サバ(青魚)

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サバを食べると、強いアレルギー症状が出る可能性があります。1歳を過ぎ、白身魚や赤身魚に慣れたことを確認してから食べさせましょう。なお、離乳期に魚を食べさせるときは、白身魚⇒赤身魚⇒青魚の順で試します。サバをはじめとする青魚は1歳から1歳半を目安に始めると良いでしょう。

貝類

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貝類は食中毒のリスクが高く、弾力があって噛み切りにくいことから、注意が必要な食材です。食べさせるときは1歳以降にし、新鮮なものを選びましょう。

銀杏

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銀杏は食べすぎると中毒を起こす食材として知られています。過去には、幼児が銀杏を食べすぎて数時間後にけいれんを起こした例も報告されています(※2)。離乳期は使用を控え、離乳期以降も食べすぎに注意しましょう。

刺身や生肉

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刺身は食中毒の危険性が高めの料理です。何歳からという決まりはありませんが大人と一緒の食事がとれるくらいを目安にしましょう。また、小さな子供が牛肉・豚肉を生で食べることは、食中毒のリスクが高いので控えましょう。鶏肉についても、サルモネラ菌やカンピロバクターの感染リスクがあるとされています。

魚や肉は、必ず加熱してから食べさせましょう。調理するときも赤ちゃん用の食材から離し、調理器具やお箸を使いまわさないように注意してくださいね。

ナッツ・豆類(小さくて丸い食材)

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ナッツや節分に食べさせる豆などの小さくて丸い食材は、誤って喉に詰まらせてしまい、誤嚥事故を起こすことがあります。誤嚥による死亡例も多くあるため、離乳期にナッツや豆類は食べさせないでください。赤ちゃんの手の届かないところに保管しましょう。

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餅・こんにゃくゼリー(噛み切りにくい食材)

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餅やこんにゃくゼリーなどの噛み切りにくい食材は、誤って喉に詰まらせて窒息事故を起こす可能性があります。子どもに食べさせるのは咀嚼機能がしっかりと発達した3歳以降にしましょう。

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牛乳(飲み物として)

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牛乳は食物アレルギーを起こす可能性が高い食材です。調理に用いる場合は離乳食初期から使えますが、飲み物として与えるのは1歳以降にしましょう。

赤ちゃんにアレルギーが出やすい食材

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特定の食べ物を食べたときに、身体が過剰に反応して起こる症状を食物アレルギーとよびます。食物アレルギーは離乳期に発症することが多いといわれています。アレルギーが出やすい食材を把握し、食べさせるときはその後の体調に変化がないかよく観察しましょう。

ただし、食物アレルギーをおそれて自己判断で食事を制限してしまうと栄養が不足することがあります。不安や心配がある場合はかかりつけの医師に相談しましょう。

そば

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そばは激しいアレルギー反応を引き起こす食材のひとつです。食べさせる場合は2歳以降が良いでしょう。そばを茹でた鍋を良く洗わずに使いまわすと症状が出ることがあるので、調理器具の管理にも気を付けましょう。

エビ・カニ

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エビやカニなどの甲殻類は、食物アレルギーの発症例が多い食材です。蕁麻疹やむくみといった皮膚症状のほかに、アナフィラキシーショックを引き起こすケースも少なくありません。食べさせるときは1歳以降にし、少量から始めましょう。

タコ・イカ

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タコやイカなどの軟体類もアレルギーが出やすい食材です。弾力があり噛み切りにくいため、喉に引っかかったり詰まらせたりするおそれもあります。特に早くから食べさせる必要はないので、2歳以降から食べさせましょう。どうしても食べさせる場合は細かく刻む、すり身にするなどの対策をしましょう。

ピーナッツ(落花生)

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ピーナッツは微量でも深刻なアレルギー反応を起こすことがある、注意が必要な食材です。ピーナッツオイル、ピーナッツバターなどの加工品はもちろん、チョコレートやクッキーなどのお菓子に含まれていることがあるので注意しましょう。

鶏卵

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卵は食物アレルギーの原因として特に多い食材です。食べさせるのは離乳食中期以降とし、固ゆでした卵の黄身を少量から試します。卵黄に慣れたらいり卵・卵焼き・ゆで卵など、全卵を食べさせましょう。

鶏卵は加熱すると抗原性が減るので、しっかり加熱するのが基本です。仮に加熱卵にアレルギーが出なくても生卵で出る場合もあるため、半熟卵や生卵は与えないようにしましょう。

下記の食材は非加熱の鶏卵を使用することがあるため、加熱した鶏卵が食べられるようになっても注意が必要です。

・マヨネーズ
・カスタードクリーム
・アイスクリーム
・マシュマロ

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牛乳

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牛乳は食物アレルギーを起こしやすい食材のひとつです。アレルギーの原因となるのは、牛乳に含まれるカゼインという成分です。

カゼインは加熱や発酵しても減少しないため、アレルギーが出ると、牛乳やヨーグルト、バターなど多くの食品が食べられなくなります。むやみにおそれる必要はありませんが、初めて口にするときは十分注意しましょう。

また、アレルギーとは別に乳糖不耐症という体質の子どももいます。乳糖を消化する酵素のラクターゼが欠乏していることによるもので、下痢や体重増加の原因にもなるので気を付けて見てあげてください。

小麦粉

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小麦粉は乳幼児の食物アレルギーの原因として多く報告されている食材です。パンやうどんなどは離乳食初期から食べさせることができるため、むやみにおそれる必要はありません。ただし、初めて食べさせるときは少量とし、食後はしばらく様子を見ましょう。

赤ちゃんに食べさせるときに注意が必要な食材

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そのほか、食べさせるときに注意が必要な食材を紹介します。

ミニトマトやブドウ

ミニトマトやブドウ(特に巨峰など大きいもの)は、必ず小さくカットしてから食べさせましょう。ミニトマトやブドウのように、形が丸く表面に凹凸がない食材は、喉に滑り込んで窒息を起こす可能性があります。過去にも窒息死した事故が報告されているため、誤嚥しないようにしっかり対策しましょう。

海苔

乾燥した海苔をそのまま食べさせると、喉に引っかかる恐れがあります。月齢に応じて、ふやかす、ちぎるなど工夫しましょう。

パイナップル・パパイヤ・マンゴー・イチジク

パイナップル・パパイヤ・マンゴー・イチジクには、たんぱく質を分解する消化酵素が多く含まれています。唇や舌がひりひりしたり、消化器官に負担をかけたりすることがあります。イチジクは2歳まで、パイナップル・パパイヤ・マンゴーは3歳頃までは与えないほうが無難とされています。

キウイ

キウイは食物アレルギーが一定数報告されている「特定原材料に準ずる20品目」に含まれている食品です。離乳食中期ごろから食べさせられますが、初めて与えるときは異変がないかよく確認しましょう。

ヒジキ

ヒジキは発がん性物質出る無機ヒ素が含まれていることから、食べすぎに注意が必要と指摘する声もあります。水戻ししてから茹でることで無機ヒ素は水分中に溶け出すので、調理方法を工夫しましょう。適量であれば摂取しても問題ありませんが、多く食べすぎないように気をつけましょう(※3)。

昆布や海藻類

昆布や海藻類に含まれるヨウ素は成長に欠かせない栄養素ですが、摂取しすぎると甲状腺の病気になるリスクが高まります。毎日のように海藻類を多く食べたり昆布だしを使いすぎたりすると、過剰摂取になるおそれがあるので注意しましょう。

赤ちゃんに控えたい食材

刺激が強い、消化器官に負担がかかるなどの理由から使用を控えたい食材を紹介します。

塩分・脂肪分・油分の多い食材

塩分や脂肪分が多い食材は消化器官に負担をかけてしまいます。離乳食は基本的に薄味にし、塩やしょうゆなどの調味料は離乳食後期までは使用しないように注意しましょう。

肉を使うときは脂肪分が少ない赤身を使い、魚は白身から始めるのが基本です。揚げ物は1歳以降から食べさせられますが、食べさせすぎないように気を付けましょう。

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カラシ・唐辛子・こしょう・わさびなどの香辛料

カラシやトウガラシなどの香辛料は、味覚が特に敏感な赤ちゃんには刺激が強すぎます。舌がひりひりする、口の中がしびれるといった苦痛を味わうと、離乳食がトラウマになりかねません。香辛料類の使用は控え、赤ちゃんの手に届かないところに保管しましょう。

にんにく・生姜

にんにくや生姜は刺激が強いため離乳食には不向きです。特に消化器官が未発達な赤ちゃんが食べると、身体に負担をかけかねません。十分注意しましょう。

コーヒー・紅茶・炭酸飲料

赤ちゃんのうちに飲ませることはまずないかもしれませんが、コーヒーや紅茶、炭酸飲料は離乳期には飲ませないようにしましょう。コーヒーや紅茶はカフェインが多く含まれているので、眠りを邪魔したり、カフェインを多く摂取すると中毒症状が出たりすることがあります。

炭酸飲料は刺激が強いことに加え、満腹になりやすいため、食欲が落ちてしまいます。さらに、糖分が多く含まれているため、離乳期には不向きです。

赤ちゃんに初めての食材を食べさせるときの注意点

赤ちゃんに初めての食べ物を与えるときの注意点を紹介します。

小児科の開いている日の午前中に

食べたことのない食材を最初に食べさせるときは、小児科が開いている日の午前中にします。もし赤ちゃんの体調に異変が見られたら、かかりつけの小児科を受診しましょう。食べた食材、調理方法、量をメモしておくと安心です。

初めての食材は一度に一種類だけ

初めての食材を食べさせるときは、基本的に1回につき1種類にします。もしアレルギー症状が見られても、どの食材が原因か特定しやすくなります。

離乳食を食べた後は赤ちゃんの様子をチェックしよう

離乳食がスタートすると、何をいつから食べさせて良いか、どのようなものを食べさせてはいけないかなど、気を付けることがたくさんありますよね。赤ちゃんの内臓器官は未発達なため、発達に合った食材や調理方法を選択することが大事です。

アレルギーを起こす可能性がある食材を使うときは、必ず少量から始めましょう。食後に異変がないかよく確認してくださいね。離乳食で心配なことがあれば、かかりつけの医師や地域の保健師に相談しましょう。

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