「お餅」は何歳から食べてよい?お餅を詰まらせた時の対処法と応急処置

お正月の定番料理と言えば、お節料理とお餅を使ったお雑煮やぜんざいですよね。なかにはお正月にお餅つきをするという方もいるのではないでしょうか。もちもちのお餅は、とってもおいしいですよね。しかし、気を付けないと、お餅はのどに詰まらせてしまう危険があります。皆さんは何歳からお餅を子どもに食べさせますか?

47139

目次

  1. お正月といえば「お餅」
  2. 消費者庁も注意喚起「もちによる窒息にご注意!」
  3. お餅を食べさせてもよい目安は?
  4. お餅は何歳から食べさせてよい?
  5. もし、お餅がのどに詰まったら「まず119番」
  6. ママやパパができる応急処置
  7. NGな応急処置は?
  8. 意識がない場合は?

お正月といえば「お餅」

お正月の定番と言えば「お餅」ですよね。熱々をお雑煮で食べたり、ぜんざいで食べたりするのはとってもおいしいですよね。ただ、非常に糖質の豊富なお餅は、食べすぎると太る原因になってしまうのでママはちょっぴり注意が必要です。

そして、もう一つ注意が必要なのは、お餅は飲み込みにくいこと。噛む力や飲み込む力の弱い小さな子ども・お年寄りがお餅をのどに詰まらせる事故は、毎年必ず報告されています。

消費者庁も注意喚起「もちによる窒息にご注意!」

Image

消費者庁は、お餅による窒息を防ぐために「子ども安全メールfrom消費者庁」で注意喚起を行ったことがあります。実際に、冬になるとインターネットでも「餅 詰まった 対処」「餅 詰まらせたら」などの検索ワードが上位になるほど、お餅による窒息事故は珍しいことではないのだそうです。特に子どもは、歯が生えそろっていなかったり、飲み込む力が弱いだけでなく、遊び食べをすることが原因でお餅による窒息事故が多く発生しているのだとか。

お餅を食べさせてもよい目安は?

Image

消化できる?

お餅はもち米を蒸して杵と臼で叩いてつぶしてできるため、そのままもち米を食べるよりも消化が良いとされています。消化の面では離乳食を食べている小さな子どもが食べても問題はないでしょう。

噛み切れる?

大きなかたまりのまま飲み込んでしまうとのどに詰まる心配のあるお餅は、奥歯が生えそろって、食べ物をすりつぶして食べられるようになったころから与えてください。ただ、奥歯が生えていても、噛まずに飲み込む癖のある子どもにはお餅は控えたほうが良いでしょう。お餅を子どもに与えるときは、まずは一口大に小さくカットしてから与えるようにしてください。

熱いものを食べられる?

お餅は冷ましてしまうと固くなって食べづらくなってしまいます。それだけでなく、冷めて固くなったお餅は消化も悪くなってしまうのだとか。そのため、料理をある程度の熱さで食べられるようになってから与えると良いかもしれません。

ママやパパのお話が理解できる?

お餅を食べさせるのは、「よく噛んでね」や「ゆっくり食べてね」と言ったママやパパの話しかけた言葉をきちんと理解し、行動に移せるようになってからの方がより安心できるでしょう。ただ、子ども自身が気を付けて食べられるようになってもママやパパはお餅を食べている子どもから目を離さないようにしましょう。

お餅は何歳から食べさせてよい?

お餅を食べさせる年齢は、上記の条件を満たす3歳ごろを目安にするとよいでしょう。肉やおせんべいなど、大人と同じ固いものを噛んで食べられるようになっていることが目安になります。もちろん個人差はありますので、上記の条件をある程度満たしていれば、年齢にかかわらずママやパパの判断でお餅を食べさせてあげても問題はありません。
ただ、お餅を食べさせる上で大切なことは、子どもの年齢や発育状況ではなく、ママやパパが子どもから目を離さずに見守ってあげること。お餅を食べさせるときは、いつも以上に子どもの食事の様子を注意深く見守りましょう。

もし、お餅がのどに詰まったら「まず119番」

万が一、お餅が子どもののどに詰まってしまったら速やかに「119番」に電話をしてください。ママやパパ自身でお餅を取り除くことができて窒息死に至らなくても、低酸素状態が長時間続いてしまうと、身体麻痺などの後遺症が起きる可能性があります。早めに医療措置がとれるよう、救急車を呼んでおきましょう。119番に繋がったら、お餅による窒息、子どもの年齢や状態、お餅をいつ、どれくらいの量を食べて窒息したのか、住所と氏名、すぐに連絡の取れる電話番号を落ち着いて伝えましょう。

ママやパパができる応急処置

119番への電話と並行して行いたいのが、ママやパパ自身でできる応急処置です。119番に電話をすると、電話口の救急隊員の方が応急措置の方法を教えてくれる場合もあります。万が一の時に落ち着いて行動できるよう、いくつかの応急措置の方法を知っておくと良いでしょう。

背部叩打法

まず、子どもを抱きかかえるか、太ももにのせ、子どもの頭が体よりも下に来るようにします。その態勢のまま、肩甲骨の間の背骨辺りを思い切り力強く叩きます。背部叩打法は叩いた勢いでお餅を出す方法です。

掃除機で吸う

細い吸引管を掃除機にセットし、のどに充てて最大出力でスイッチを入れてのどに詰まったものを吸引します。気を付けなくてはいけないことは、口に吸引管を入れる前にスイッチを入れないこと。スイッチが入った状態で口に入れると舌を吸い込んでしまう可能性があるのでとても危険なのです。

NGな応急処置は?

もう一点知っておきたいのがNGな応急処置。良かれと思って行った応急処置でさらに状況が悪化する可能性があるのです。

ハイムリック法

ハイムリック法はみぞおちを突き上げてのどに詰まったものを取り出す、窒息の応急処置の一般的な方法ですが、小さな子どものみぞおちを突き上げると内臓破裂などの損傷を伴う可能性か高いため避けたほうが良いでしょう。

指で取ろうとする

喉に詰まったお餅が見えていても、指で取ろうとするのは避けたほうが良いでしょう。かえって、お餅がのどの奥に入り込んでしまう可能性があるのでとても危険です。

意識がない場合は?

意識がない場合は、心肺蘇生法を実施しましょう。まずは2分間、5サイクルの心肺蘇生法を行ってください。

1.肩をたたきながら声をかける
2.反応がなかったら、119番通報
3.呼吸を確認する 胸と腹部の動きを見て、「普段どおりの呼吸」をしているか、10秒以内で確認します。
4.普段どおりの呼吸がなかったら、すぐに胸骨圧迫を30回行う
5.胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行う

引用元:www.tfd.metro.tokyo.jp