【超時短】離乳食の蒸しパンレシピ8選!レンジ&シリコンスチーマーでの作り方を紹介
ふんわり食感でやさしい口どけの蒸しパンは、離乳食期の赤ちゃんでもおいしく食べられるでしょう。ここでは、離乳食の時期別のおすすめレシピや与え方のコツを紹介します。電子レンジやシリコンスチーマーなど、さまざまな調理器具やグッズを使った蒸し方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
蒸しパンはアレンジのバリエーションが豊かで、赤ちゃんの苦手な食材も食べやすく調理できる料理です。蒸しパンに野菜や果物を取り入れ、離乳食に栄養をプラスしてみましょう。
離乳食の蒸しパンはいつから?アレルギーは?
離乳食の蒸しパンは、いつから与えることができるのか気になりますよね。時期別の離乳食の与え方は、以下を参考にしてみてください。
時期 | かたさ・形 |
---|---|
離乳食初期(ゴックン期) (5ヶ月・6ヶ月) × | 与えない。 |
離乳食中期(モグモグ期) (7ヶ月・8ヶ月) △ | 後半以降、小さくちぎって与える。材料に注意する。豆腐程度のやわらかさが目安。 |
離乳食後期(カミカミ期) (9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月) 〇 | 赤ちゃんが手づかみしやすいよう、小さくちぎって与える。バナナ程度のやわらかさが目安。 |
離乳食完了期(パクパク期) (1歳~1歳半頃) 〇 | 赤ちゃんが手づかみしやすい大きさで与える。 |
離乳食期の赤ちゃんに蒸しパンを与える場合、砂糖などを使って余分な味付けをする必要はありません。赤ちゃんへ蒸しパンを与えるときのポイントや気になるアレルギーについて、詳しく解説します。
蒸しパンは中期ごろから
蒸しパンは、離乳食中期(モグモグ期)ごろから赤ちゃんに食べさせることができます。ただし、ホットケーキミックスを使った蒸しパンは、乾燥鶏卵や添加物が含まれている場合があるので、離乳食後期(カミカミ期)か完了期(パクパク期)から始めるのが望ましいでしょう。
離乳食の蒸しパンにベーキングパウダーを使う場合は、アルミフリーのものがおすすめです。ベーキングパウダーに含まれるアルミニウムは、多量に摂取すると健康に害が出ることがあるといわれています。大人の場合は過剰摂取になることはほぼありませんが、身体の小さな乳幼児は許容量を超える可能性があるので注意が必要です。
初めて蒸しパンを与えるときは、誤嚥(ごえん)に気をつけ、指でつまめる大きさにちぎりましょう。赤ちゃんが蒸しパンを食べているときはそばを離れず、きちんと飲み込めているか確認してあげてくださいね。
蒸しパンは小麦アレルギーに注意
蒸しパンの原材料には小麦粉が使われることがほとんどですが、小麦は消費者庁が定める「食品表示基準(特定原材料)」の7品目に含まれています。(※)じんましんやアナフィラキシーショックなどのアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、初めて与えるときは少量からスタートしましょう。
ホットケーキミックスに含まれる鶏卵もアレルギーの恐れがあるので、商品パッケージを確認するように心がけてくださいね。
蒸しパン作りにおすすめ調理器具&グッズ
蒸しパンは蒸し器がないと作れないイメージがあるかもしれませんが、実は電子レンジやフライパンなど、さまざまな調理器具で作ることができます。蒸しパン作りにおすすめの調理器具やグッズの使い方を紹介します。
蒸し器で作る
蒸し器で蒸しパンを作るときは、以下の手順で蒸しましょう。
1.下段にお湯を沸かし、上段にカップに入れた生地を入れて1に重ねる
2.布巾などで包んだふたをかぶせ、10~15分蒸す
蒸し上がったら、竹串を刺して、中まで火が通っているか確認してください。竹串に生地がついてこなければ完成です。
レンジで作る
電子レンジで蒸しパンを作るときは、以下の手順で調理します。
1.生地を入れたカップを耐熱皿に並べる
2.ラップをせず、600Wの電子レンジで2分半~3分程度加熱する
使用するレンジや材料によって、加熱時間は異なります。初めてレンジで蒸しパンを作るときは、様子を見ながら加熱するようにしましょう。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
シリコンスチーマーで作る
シリコンスチーマーで蒸しパンを作るときは、容器の中に直接生地を入れても、生地を入れたカップを並べても良いです。シリコンスチーマーに直接生地を入れる場合、容器のサイズに合わせて生地の量を調節しましょう。
加熱時間はレンジで作る場合と同様、2分半~3分程度が目安となります。
フライパンで作る
フライパンで蒸しパンを作るときは、以下の手順で蒸しましょう。
1.カップの1/3程度の高さまでフライパンに熱湯をそそぎ、生地を入れたカップを並べる
2.ふたを布巾などで包みフライパンに乗せ、10~15分程度弱火で加熱する
蒸しパンの生地を入れるカップは、アルミカップよりも紙パックがおすすめです。シリコンカップを使っても良いですね。きれいに丸くふくらんだ蒸しパンを作りたい場合は、パックをココット型などに入れましょう。
離乳食蒸しパンの冷凍保存のコツ&解凍法
離乳食用の蒸しパンは、まとめて作って冷凍しておくことができます。ここでは、フリージングのコツや解凍方法を紹介します。
ラップにくるんで冷凍
蒸しパンを冷凍するときは、ひとつずつぴっちりとラップにくるむようにしましょう。空気に触れる面が少ないほど、劣化を遅らせることができますよ。
フリーザーバッグに入れて冷凍
蒸しパンの冷凍保存には、フリーザーバッグもおすすめです。フリーザーバッグの中の空気は、ストローなどを使ってなるべく抜くようにしましょう。フリーザーバッグに入れる前に、蒸しパンをそれぞれラップにくるんでおくとより長持ちさせることができます。
冷凍した蒸しパンの解凍の仕方
冷凍した蒸しパンは自然解凍で食べることができるので、外出時のおやつにもおすすめです。もちろん、電子レンジや蒸し器を使って温めなおしても良いでしょう。冷凍した蒸しパンは、3週間から1ヶ月を目安に食べきれるよう、調理した日付をメモしておくと便利です。
離乳食中期(生後7・8ヶ月頃)のふわふわレシピ
離乳食中期(モグモグ期)には、ホットケーキミックスは使わず、小麦粉や米粉などを使って蒸しパンを作るようにしましょう。誤嚥を防ぐため、小さくちぎってから赤ちゃんに与えるのが基本です。赤ちゃんがきちんと飲み込めているか確認しながら、食べさせてあげましょう。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
卵不使用!基本のプレーン蒸しパン
材料
・薄力粉 20g
・ベーキングパウダー(アルミフリー) 小さじ1/3
・牛乳 20g
※以下、この記事のベーキングパウダーはアルミフリーのタイプを使用しています。
作り方
1.ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れる
2.泡だて器で混ぜる
3.牛乳を加え、ゴムベラで混ぜる
4.カップに入れる
5.10~15分程度蒸す
ボウルに入れた粉類を泡だて器で混ぜることで、粉をふるうのと同じ効果が得られます。牛乳を加えてからは、混ぜすぎないように注意してくださいね。蒸したあと、蒸しパンに竹串を刺し、生地がついてくるようなら、中まで火が通っていません。竹串に生地がついてこなくなるまで、しっかりと蒸しあげましょう。
さつまいもの豆乳蒸しパン
材料
・薄力粉 20g
・ベーキングパウダー 小さじ1/4(1g)
・豆乳 25g
・さつまいも 15g
作り方
1.さつまいもをやわらかくゆで、つぶしておく
2.ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れ、泡だて器で混ぜる
3.豆乳を少しずつ加えながら混ぜる
4.さつまいもを加え、さっくり混ぜる
5.10~15分程度蒸す
バナナの米粉蒸しパン
材料
・米粉 20g
・ベーキングパウダー 小さじ1/4(1g)
・豆乳 25g
・バナナ 3cm
作り方
1.バナナを裏ごしする
2.米粉とベーキングパウダーを混ぜる
3.豆乳を加えて混ぜる
4.バナナを加えて混ぜる
5.カップに生地を入れる
6.フライパンにカップの1/3程度の高さまで水を入れる
7.ふたをして弱火にかける
8.10~15分程度蒸す
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月頃)のふわふわレシピ
離乳食後期(カミカミ期)は、徐々に手づかみ食べに移行していくと良いでしょう。ただし、初めのうちは、赤ちゃんが手づかみで食べやすいよう、小さめサイズにちぎってあげてください。
手づかみ食べでは、赤ちゃんが蒸しパンを投げてしまったり、手や服につけてしまったりと汚れがちです。汚れても問題ない環境を整えておくと、片付けの負担が軽減されますよ。
ミルクきな粉蒸しパン
材料
・ホットケーキミックス 25g
・溶いた粉ミルク(牛乳・豆乳でも) 30g
・きな粉 5g
作り方
1.粉ミルクときな粉を混ぜ合わせる
2.ホットケーキミックスを加えてさらに混ぜる
3.カップに入れ、10~15分程度蒸す
りんごのヨーグルト蒸しパン
材料
・薄力粉 25g
・プレーンヨーグルト 25g
・ベーキングパウダー 小さじ1/3
・りんご 30g
作り方
1.りんごをすりおろす
2.薄力粉とベーキングパウダーをボウルに入れ、泡だて器で混ぜる
3.ヨーグルトとりんごを加えて混ぜる
4.カップに入れ、10~15分程度蒸す
パンプキン蒸しパン
材料
・ホットケーキミックス 25g
・牛乳 30g
・かぼちゃ 15g
作り方
1.かぼちゃをやわらかくゆで、つぶしておく
2.すべての材料を混ぜ合わせる
3.カップに生地を入れ、電子レンジで2分半~3分程度加熱する
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)のふわふわレシピ
離乳食完了期(パクパク期)になると、上手に手づかみ食べができる赤ちゃんが増えてきます。しかし赤ちゃんの離乳食の進み方には個人差があるので、赤ちゃんの様子を見ながら蒸しパンの大きさを調節してあげてくださいね。
おから蒸しパン
材料
・生おから 25g
・ベーキングパウダー 小さじ1/4(1g)
・卵(全卵) 1/2個
・砂糖 小さじ1
作り方
1.すべての材料を混ぜ合わせる
2.耐熱容器に入れ、ふんわりラップをしてから、電子レンジで2分加熱する
3.ラップをしたままひっくり返し、2~3分蒸らす
蒸らし終わったら、早めに容器から取り出しましょう。そのままにしておくと、容器内の水滴がつき、水っぽくなってしまいます。おからの水分が少なければ、牛乳か豆乳を少量加えてくださいね。
純ココアと豆腐の蒸しパン
材料
・薄力粉 25g
・ベーキングパウダー 小さじ1/3
・絹ごし豆腐 15g
・砂糖 小さじ1
・純ココア 小さじ1/2
・牛乳 大さじ1~
・サラダ油 小さじ1/3
作り方
1.薄力粉とベーキングパウダー以外の材料をボウルに入れ、混ぜ合わせる
2.薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、さっくり混ぜる
3.カップに生地を入れる
4.10~15分程度蒸す
豆腐の水分量で生地のかたさが変わるため、生地がかたければ牛乳の量を増やしましょう。バナナを加えて作ってもおいしいですよ。
蒸しパンの栄養と材料の選び方
蒸しパンには、どのような栄養が含まれているのでしょうか。離乳食の蒸しパンの材料の選び方とあわせて、チェックしてみてくださいね。
蒸しパンの栄養
蒸しパンの栄養は、使用する材料によって異なります。小麦粉や米粉、卵、牛乳などを使った蒸しパンには、でんぷん(炭水化物)やたんぱく質が豊富に含まれているため、食事としてはもちろん、おやつにもおすすめです。野菜や果物など、赤ちゃんが普段食べない食材を混ぜ込み、不足している栄養を補ってあげても良いでしょう。
蒸しパンは消化に良いので、赤ちゃんにとって食べやすい料理です。しかし口に蒸しパンを入れすぎて、のどに詰まらせてしまう危険があります。赤ちゃんに蒸しパンを食べさせるときは、目を離さないようにしましょう。
また蒸しパンは栄養があるからと食べさせ過ぎると、消化不良を起こして下痢になる場合があるので注意してくださいね。
材料の選び方
蒸しパンの材料となる小麦や市販のホットケーキミックスを使うときは、アレルギーに注意が必要です。小麦や卵など、食物アレルギーのある赤ちゃんには、米粉や卵なしなどアレルゲンが含まれていない材料を用意してあげましょう。商品パッケージに記載されている原材料名を確認するようにしてくださいね。
蒸しパンを作る際の材料は、国産小麦がおすすめですよ。
栄養満点の蒸しパンを作ろう
手軽に作れる蒸しパンは、材料によってさまざまな栄養が摂れるのが魅力的です。普段なかなか口にしてくれない野菜なども、蒸しパンの中に入っていると好んで食べてくれるかもしれません。バナナなどの甘みのある果物とあわせると、より食べやすくなるでしょう。
栄養豊富な蒸しパンは、赤ちゃんだけでなくママやパパのおやつにもぴったりです。ただし、市販の蒸しパンは調味料や油分を多く含んでいるので、最初は手作りのものから与えてあげてくださいね。
※この記事は2019年10月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。