【小児科医監修】授乳中歯があたって痛い!痛みを和らげる4つの応急処置とは?

小児科医監修|赤ちゃんに歯が生えてくると、授乳中に乳首を噛まれると心配するママも少なくありません。噛まれなくても、繰り返される授乳で乳首が痛くなることもあります。せっかくの幸せな授乳タイムが苦痛な時間になってしまうのはつらいですよね。今回は、乳首の痛みや傷を和らげる応急処置について、医師監修の記事で解説します。

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この記事の監修

眞々田 容子
小児科医
眞々田 容子

目次

  1. 授乳中赤ちゃんの歯があたって痛い
  2. 上の歯が生えるともっと痛い!
  3. 授乳中に歯が痛いときの対策と応急処置
  4. キズパワーパッドは使える?
  5. 早い段階でケアしましょう
  6. あわせて読みたい

授乳中赤ちゃんの歯があたって痛い

赤ちゃんに歯が生えてくると、成長を感じられてとっても嬉しいですよね。しかしそれと同時に授乳中に乳首を噛まれたらどうしようという不安がを抱えるママも多いのではないでしょうか。筆者も経験しましたが、乳首を噛まれると本当に痛くて授乳タイムが一気に恐怖へと変わりました。

なんとか噛まれないように工夫して授乳していましたが「常に乳首が痛い」という状態になってしまったのです。乳首を見てみると、明らかに皮膚が薄くなっている状態でした。まるで授乳初期のころのような乳首の痛み、傷に悩まされました。

歯の生えた赤ちゃんに授乳すると、たとえ噛まれなかったとしても歯で乳首がしごかれるので痛くなりやすいのです。それが1日5〜6回続くと考えると、授乳が憂鬱になってしまうママもいるかもしれません。

上の歯が生えるともっと痛い!

赤ちゃんの歯は、下の歯から生えてくることが多いようです。下の歯だけでも痛いのですが、上の歯が生えてくるとさらに授乳に痛みを伴います。上下の歯が乳首に当たるので、乳首に傷ができやすくなります。

授乳中に歯が痛いときの対策と応急処置

1.乳首を深くくわえさせる

授乳に慣れてしまうと、乳首のくわえさせ方に意識が向かなくなります。乳首が強くなっているため、浅い状態でくわえていても痛みを感じにくいからです。しかし、だんだん歯が生えてくると、浅いくわえさせ方では傷ができやすくなります。

コツは赤ちゃんの口を大きく開かせ、乳輪が覆われるほどくわえさせることです。筆者は、赤ちゃんが口を大きく開けるまで待ってから授乳を始めていました。大きく口が開いた瞬間に、乳首を押し込むようにしてくわえさせるようにしました。これだけでも、乳首に傷がつきにくくなりますよ。

2.授乳後に保湿をする

保湿をすることで、乳首の皮膚が柔らかくなります。乳首を保護するためにも保湿を行い、やわらかい状態を保ちましょう。保湿する際は、赤ちゃんの口に入っても問題のない保湿剤を使用するようにしましょう。筆者の場合、傷が浅い段階では、乳首の保湿をしっかりするだけでだいぶ痛みが和らぎました。

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3.飲ませる体勢や方向を変える

授乳の姿勢には横抱き、縦抱き、フットボール抱きなどがあります。普段同じ姿勢で授乳を続けているなら、姿勢を変えてみることで歯が当たる部分を変えられるので、乳首の痛みが和らぐでしょう。

また、授乳を毎回同じ方向から始めているのであれば、逆方向から試してみることもおすすめです。毎回右から授乳を始めているなら、左からという感じです。赤ちゃんは飲み始めの吸う力が強いため、乳首へ強い力がかかるのを分散させることで、少しでもダメージを和らげることができます。

4.傷の保護をする

ヒリヒリした感じがつらかったり、乳首の傷が深かったりするのであれば、傷自体を物理的に覆って保護しましょう。授乳時に乳首に装着する、シリコン製の乳頭保護器というものがあります。乳首の感触とは違うため、赤ちゃんが不思議がるかもしれませんが、あまりに痛いのであれば使用を検討してみるのも良いでしょう。

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キズパワーパッドは使える?

また、授乳の傷に「キズパワーパッド」が効果的という情報をよく目にします。授乳しながら乳首に貼ることができ、傷を治しつつ痛みも抑えられます。赤ちゃんに害はないようですが、「人の噛み傷には使用しないように」と注意が促されています。

これは、キズパワーパッドをはじめとしたハイドロコロイド製剤は、ばいきんが入ってしまった感染創には使用してはいけないためです。人の口腔内には雑菌が多く、また噛み傷は見た目より深く傷ついていることがありますので、感染してしまうリスクが高いのです。

また、はがれてしまうことで赤ちゃんの誤飲も心配なので、乳首の噛み傷には使用しないほうが無難といえます。

早い段階でケアしましょう

なんとなく乳首が痛いなと感じたら、早めにケアするようにしましょう。授乳の仕方を見直して保湿するだけでも、全然違います。また、あまりに痛みが強かったり傷が深かったりする場合、自分だけで解決しようとせず、専門家に相談しましょう。赤ちゃんの授乳期間はとても短いものです。今だけの幸せな授乳タイムを楽しめると良いですね。

※この記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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