【2~3歳】みんなの朝ごはんを写真でチェック!朝食づくりのポイントや食べないときのアイデアは?

【管理栄養士監修】朝ごはんは一日を元気にスタートさせるための大事な食事です。ここでは、2~3歳児に食べさせる朝ごはんのポイントや時短テク、ママたちが普段作っている朝ごはんのリアルな画像を紹介します。子どもが朝ごはんを食べない、忙しい朝にもできる朝ごはんのメニューを知りたいという方はぜひ参考にしてくださいね。

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この記事の監修

南城 智子
管理栄養士
南城 智子

目次

  1. 2~3歳児には朝ごはんが大切!
  2. 2~3歳児の朝ごはんの献立のポイント
  3. 2~3歳児の朝ごはんメニュー8例
  4. 2~3歳児が朝ごはんを食べないときの工夫
  5. 朝ごはんの時短・手抜きのアイデアは?
  6. みんなの朝ごはんに関するQ&A
  7. 家族みんなで朝ごはんを食べよう
  8. あわせて読みたい

2~3歳児には朝ごはんが大切!

子どもが朝ごはんを食べない、食べるのが遅く保育園に間に合わないなどの悩みはありませんか。朝ごはんは単にお腹を満たすものではなく、脳のエネルギー源であるブドウ糖を供給するための重要な食事です。子どもが元気良く一日を過ごせるよう、朝ごはんをしっかり食べさせるようにしましょう。

2~3歳児の朝ごはんの献立のポイント

2~3歳児の朝ごはんの献立や、食べさせ方のポイントを順にみていきましょう。

ご飯やパンで主食をしっかりとる

ご飯やパンなどの炭水化物は、身体を動かすのに大切なエネルギーの源です。炭水化物は体内で消化・吸収されたのち、身体や脳が活動するために使われます。

炭水化物が不足すると低血糖状態になり、元気がなくなる、意欲・集中力が低下することもあります。朝食は、主食であるご飯やパンをしっかり食べられるように考えて献立を考えましょう。

おかずや果物で栄養を補う

おかずやデザートを用意するときは、下記の通り、タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識して献立を組むと良いでしょう。

たんぱく質納豆、豆腐、白身魚、ささみ肉、乳製品など
ビタミンにんじん、かぼちゃ、キャベツなどの野菜類、みかん、いちごなどの果物類
ミネラル小松菜(鉄分)、バナナ(カリウム)、チーズ(カルシウム)など

栄養バランスのとれた朝ごはんと聞くと、少し作るのが面倒なイメージがありますよね。たとえば、果物と小松菜のスムージー、豆腐とにんじんの味噌汁・スープなど、一品に複数の材料を使うことで、栄養バランスが整いやすくなりますよ。

起床後、30分以上たってから朝食の時間にする

朝起きてすぐの朝食はどうしても食がすすまない子どもが多いです。朝食の準備ができてから子どもを起こすのではなく、食べる30分以上前には起こしてあげましょう。

時間は長くても30分で切り上げる

子どもが朝ごはんを食べるのが遅くてテーブルが片付かない、登園時刻に間に合わないと悩んでいる方は多いでしょう。2~3歳児は食欲にムラがあるため、ごはんをあまり食べないことがあります。

朝は食欲がない子どもも少なくありません。食事を無理強いするとダラダラ食べの原因になったり、食事が苦痛になったりします。食事がなかなか進まないようであれば、30分ほどで切り上げさせましょう。

食事中はテレビを消して集中できる環境を作る

子どもがテレビばかり見て食事が進まなかったり、食事中に遊び始めたりするといった悩みはありませんか。食事に集中させるためには、テレビを消したり、テーブルの上を片付けたりして、食事以外のことに気が散らない環境を整えることが大事です。

2~3歳児の朝ごはんメニュー8例

ほかのママたちはどのような朝ごはんを作っているのか気になりますよね。2~3歳の子どもを持つママの協力のもと、普段の朝ごはんのメニューを撮影してもらいました。

忙しい朝にぴったり!火を使わない朝ごはん

メニュー:食パン、野菜ジュース、ミニトマト、ブドウ

火を使わずに用意できる簡単な朝ごはんです。手づかみ食べしやすいメニューで、子どもも食べやすいですよ。

子どもがひとりで食べやすいメニューを心がけています

保育園に行く前は親もバタバタしているため、ゆっくり子どもに食べさせてあげることができません。そのため、子どもがひとりで手づかみして食べやすいものを取り入れるようにしています。

一汁ニ菜でボリュームたっぷり朝ごはん

メニュー:鮭おにぎり、卵、ソーセージ、みそ汁

子どもが大好きな食材を取り入れた、たんぱく質たっぷりの朝ごはんです。おにぎりはひと口サイズに、ソーセージは食べやすい大きさにカットしてあるのもポイントです。

ひと口サイズのおにぎりで食べやすく!

ご飯をお茶碗によそっても子どもが朝はほとんど食べないため、ひと口サイズのおにぎりに。洗い物を減らせるようにワンプレートにまとめています。足りない野菜は、前日の残りのみそ汁で補うようにしています。

いろどり豊かなワンプレートメニュー

メニュー:ふりかけご飯、ミニトマト、キュウリ、卵、ソーセージ、キウイ、ヤクルト

たくさんの素材を使っていろどり豊かに仕上げたメニューです。ピックがあるとフルーツも食べやすいですね。

余裕があるときには品数を意識して

休日など時間の余裕があるときには、なるべくたくさんの品目をとるように意識しています。きゅうりやミニトマトなど、切るだけの野菜は朝食で活躍しています。

栄養ばっちりのパンメニュー

メニュー:パン、黒豆、チーズ、スープ、キウイ

たんぱく質やビタミンが豊富な朝ごはんです。ハード系のパンもスープに浸すとやわらかくなり、子どももおいしく食べられますよ。

定番メニューに前日の残りをプラス

パンとフルーツ、チーズは毎朝の定番です。前日の残りのおかずやスープがあれば加えるようにしています。

小食の子どもに食べさせたい朝ごはん

メニュー:ロールパン、オレンジジュース、ヨーグルト

朝ごはんをほとんど食べない、起きるのが遅く食べる時間がないという子どもでも食べられるメニューです。ヨーグルトは不足しがちなカルシウムをしっかり補ってくれます。

オレンジジュースor野菜ジュースでビタミンを補給

朝は食欲がない子どもの定番メニューです。足りないビタミンを野菜ジュースかオレンジジュースで補うようにしています。大人はこのメニューにコーヒーがプラスされます。

器に乗せるだけ!簡単朝ごはん

メニュー:食パン・牛乳・バナナ・ヨーグルト

忙しい朝にぴったりの朝ごはんです。火を使わずに簡単に用意できるのが嬉しいですね。

まずはバナナを与えて時間稼ぎ

保育園に行く前はバタバタで時間との戦いです。子どももお腹が空いてご飯の準備を待てないので、最初にバナナを最初に与え、子どもがバナナを食べているあいだに他のものを用意しています。

前日の残りを活用した時短メニュー

メニュー:オクラ豆腐、ミニトマト、ドライプルーン、いりたまごご飯

前日の残りのオクラ、いりたまごを使った時短メニューです。果物が少ない季節でもドライプルーンがあると便利ですね。

夏の朝はさっぱりと食べられる献立を

2歳の息子のメニューです。朝は調理する時間がほとんどないので、前日の残りを活用することがほとんどです。

豆腐は日持ちする充てんタイプを常にストックし、おかずが物足りないときに添えています。夏の日の朝ごはんなのでさっぱり食べられるように意識しました。オクラのねばねばと豆腐ののど越しが良かったのか、喜んで食べてくれました。

お米をたくさん食べてほしいときにおすすめ!おにぎりメニュー

メニュー:焼きおにぎり、天かすおにぎり、ネギ入り卵焼き、ミニトマト

普段ご飯をあまり食べない子どもにおすすめの、香ばしい焼きおにぎりと天かすとゆかり入りのおにぎりです。手づかみ食べしやすいのもポイントです。

我が家では食べすぎ注意の朝ごはん

2歳と5歳の子どもがいます。最近まで朝食はパンがほとんどでしたが、ご飯のほうが腹持ちが良いと聞いて、朝ごはんを和食に切り替えることにしました。しかし、普通の白ご飯だと食べてくれないことが多く、考え付いたのが焼きおにぎりと天かす入りのゆかりおにぎりです。

焦がし醤油の香ばしさと、カリカリ、サクサクの天かすの食感が食欲をそそり、おかわりすることも多いです。ややジャンクフード感があるので、週に1回程度にし、副菜でなるべくビタミンやたんぱく質も一緒に取れるように意識しています。食べすぎて給食を残してしまったこともあるので、最近は量に注意しながら食べさせています。

2~3歳児が朝ごはんを食べないときの工夫

2~3歳児が朝ごはんを食べないときに試したい工夫やアイデアを紹介します。

おにぎりやサンドイッチなど食べやすいものを取り入れる

子どもが朝ごはんを食べない原因のひとつに食べにくさがあります。2~3歳頃はスプーンやフォークに慣れた子どもも多いですが、つかみにくいものは時間がかかり、敬遠してしまうこともあります。

おにぎりやサンドイッチなど、手づかみで食べやすいものを取り入れてみましょう。お茶碗のご飯には手を付けないのに、おにぎりにしたらおかわりするほどよく食べたというケースもありますよ。

グラノーラやコーンフレークを上手に活用する

グラノーラやコーンフレークはおやつ感覚で食べられるので、子どもにも人気のメニューです。牛乳やヨーグルトに混ぜるだけなので、あっという間に用意できますよ。

砂糖不使用のヘルシーなコーンフレークや、子どもに不足しがちな鉄分やカルシウムを補えるものなど、さまざまな商品が販売されているので、お好みのものを探してみましょう。

ホットケーキを焼いて冷凍しておく

ホットケーキは子どもたちに人気の朝ごはんのひとつです。しかし、一から作ると面倒なイメージがありますよね。ホットケーキは1枚ずつ焼いて冷凍保存できるので、時間があるときに用意しておくと良いでしょう。忙しい朝でも電子レンジで解凍するだけで、ふわふわでおいしいホットケーキが味わえますよ。

朝ごはんの時短・手抜きのアイデアは?

時間のない朝でも簡単に作れる朝ごはんの時短・手抜きアイデアを紹介します。

野菜やフルーツは夜のうちにカットしておく

朝ごはんに使う野菜やフルーツは、前日の夕飯作りのときに一緒にカットしておくと効率的です。翌朝は味付けや加熱などの最低限の調理をするだけなので、時短にぴったりですよ。

定番メニューを決めておく

毎朝メニューを考えるのは大変ですよね。定番のメニューを決めておくと朝ごはんがスムーズに作れます。お豆腐や納豆、ヨーグルト、バナナなど調理の必要がないものを定番メニューに加えておくと、朝食作りの効率もアップします。

前日の残りをリメイクする

前日の夕食の残りを活用したリメイクメニューは、下ごしらえや調理の手間が少なく済むので、時短・手抜きにおすすめです。リメイクのアイデアは次の通りです。

前日のメニュー
アレンジアイデア
ポテトサラダパンにのせてトーストやサンドイッチに
中華スープご飯を入れておじやに
青菜のおひたし溶き卵と粉チーズを加えてキッシュに
からあげや生姜焼きなど味の濃いおかずおにぎりやおにぎらずの具に

ほかにもさまざまなリメイクメニューがあるので、気になる方は調べてみましょう。

ご飯やパンの具材を工夫する

朝ごはんを作る時間が少なく、おにぎりだけ、パンだけというときもありますよね。そのようなときには、おにぎりやパンの具材を工夫してみましょう。

おにぎりだけのときは、しらすと海苔を使うことで、たんぱく質・ビタミン・ミネラルが補えます。パンだけにするときは、ツナやチーズ、あり合わせの野菜を使ってサンドイッチやトーストにすると、栄養バランスがぐんと整いますよ。

みんなの朝ごはんに関するQ&A

ママたちが気になる朝ごはんに関するQ&Aを紹介します。

朝ごはんにお菓子や菓子パンを与えても良い?

子どもが空腹のまま保育園に行くと午前の活動が満足にできないため、どうしても朝ごはんを食べてくれないときには、お菓子や菓子パンを朝食代わりに与える家庭もあるでしょう。

お菓子や菓子パンばかり食べていると、添加物や塩分、脂質の摂りすぎや栄養バランスの乱れにつながります。朝ごはんは栄養のあるものを食べさせることが理想ですが、やむを得ず菓子パンやお菓子を与えるときは、習慣にならないように気を付けましょう。

菓子パンを与えるときには、市販のスティックパンや蒸しパンなど、比較的甘さが控えめの商品がおすすめです。時間に余裕があるときには、ホットケーキやフレンチトーストであれば家庭でも簡単に作れますよ。

どうしても食べてくれずお菓子を食べさせていた時期もありました

イヤイヤ期が始まった2歳頃には、子どもがどうしても朝ごはんを食べてくれず、やむを得ず登園するベビーカーの中でお菓子や菓子パンを食べさせていたことがあります。栄養バランスは気になりましたが、食べないよりはましかなと思っての苦肉の策です。イヤイヤが落ち着いた3歳の今では、登園前に座ってパンを食べてくれるようになりました。

2~3歳児の朝ごはんは何時ごろが理想的?

2~3歳は、一日の生活リズムをしっかり身に付けられる時期です。起床時間にもよりますが、朝ごはんはなるべく6~8時半頃に食べさせるようにしましょう。

なかには起床が遅く、朝ごはんが10時、11時になってしまう家庭もあるかもしれません。しかし、朝ごはんの時間が遅くなると、昼食や夕食も後ろにずれ込むため、注意が必要です。少しずつ生活リズムを整えていくように意識してくださいね。

朝ごはんは和食のほうが良いの?

朝ごはんには和食が良いと聞いたことがある方もいるかもしれません。洋食よりも和食が優れているというわけではありませんが、ご飯は腹持ちが良く、朝ごはんにおすすめです。

和食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界からも「健康食」として参考にされています。特にご飯はパンに比べて脂質や塩分、乳化剤などの添加物が含まれていないため、小さな子どもにも安心して食べさせられますよね。

ご飯は粒のまま食べるため、消化・吸収がゆっくりなことも特徴です。パンに比べてご飯は腹持ちが良いため、お昼ごはんの時間まで体力や集中力が持続しやすいでしょう。ただし、和食は塩分を多く摂りやすくなるため、薄味を意識して調理してくださいね。

家族みんなで朝ごはんを食べよう

朝ごはんは一日を元気に始めるための大切な食事です。朝ごはんを食べないというママやパパも多くいますが、ママやパパが朝ごはんを食べないと、子どもも次第に朝ごはんを食べなくなってしまうかもしれません。子どもの朝ごはんを習慣化するためにも、朝ごはんを家族みんなで食べるようにしてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2024年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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