更新日:2018年08月01日

離乳食で鉄分を補って赤ちゃんの貧血を予防・対策!おすすめの食材やレシピは?

離乳食中期・後期以降になると、赤ちゃんはママのお腹の中で受け取った体内の鉄分を使い果たしてしまい、貧血気味になることがあります。そこで重要なのが、鉄分摂取を意識した離乳食や貧血対策です。ここでは、鉄分が多い食材や、おすすめのレシピ、鉄分摂取に便利なベビーフードを紹介します。フォローアップミルクについても解説します。

監修 : mamanoko 医師・専門家
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記事の監修

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管理栄養士・健康運動指導士
南城 智子

赤ちゃんは貧血を起こしやすい!

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赤ちゃんはママの胎内で鉄分を蓄えた状態で産まれてきます。しかし、成長とともに赤ちゃんの身体に蓄えられた鉄分は使われてしまい、生後9ヶ月頃になると貧血状態になる赤ちゃんもみられます。また、低出生体重児や早産児の場合は、ママから十分な鉄分を受け取れず、鉄分が不足する可能性が高いといわれています。

特に母乳は鉄分の含有量が少ないことから、母乳育児中の赤ちゃんはミルク育児の赤ちゃんに比べて貧血になりやすいと指摘されています。

赤ちゃんの貧血予防・対策には鉄分が重要!

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赤ちゃんの貧血を予防し、鉄分不足を改善するにはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。順にみていきましょう。

離乳食から鉄分を補おう

離乳食中期~後期からは、鉄分が多い食材を使った離乳食を考えるようにします。野菜であれば、 ほうれん草や小松菜を積極的に使いましょう。レバーや赤身の魚・肉類にも多く鉄分が含まれているので、月齢に合わせて取り入れてみてくださいね。

鉄分をより効率的に吸収するには、動物性たんぱく質やビタミンCと一緒に取り込むことが重要です。鉄分の吸収率アップを意識した献立を組みましょう。

フォローアップミルクは必要?

フォローアップミルクは、生後9ヶ月以降の赤ちゃんを対象にした粉ミルクです。新生児から使用できる一般的な粉ミルクと違い、離乳食だけでは不足しがちな鉄分、たんぱく質、カルシウム、ビタミンが含まれています。

離乳食で必要な栄養をしっかり摂取できていれば、フォローアップミルクは必要ではありません。しかし、離乳食をあまり食べない場合や鉄分不足が心配な場合には、フォローアップミルクを試してみてもよいでしょう。

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卒乳したあとの牛乳には鉄分は含まれる?

ミルクや母乳を卒業した後に、代わりとして牛乳を飲ませる方も多くいますが、牛乳には鉄分がほとんど含まれていません。あまり飲みすぎると牛乳でお腹がいっぱいになり離乳食を食べられず、結果的に離乳食から鉄分摂取ができないことがあります。

牛乳を飲ませるときは、きな粉を加える、 ほうれん草や小松菜を加えてスムージー風にするなどして、鉄分摂取を助ける工夫をしましょう。また、牛乳はアレルギーを引き起こすことがあるため、飲み物として赤ちゃんに与えるのは1歳以降にすると無難です。

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離乳食で鉄分を補うためのおすすめ食材

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離乳食は不足しがちな鉄分を補うことを意識して献立を組みましょう。離乳食におすすめの鉄分が多い食材と、調理のポイントを紹介します。

小松菜・ほうれん草

小松菜とほうれん草は冬を代表する青菜で、鉄分のほかビタミン類や食物繊維を多く含んでいる食材です。最近ではハウス栽培により一年中市場に出回っています。霜にあたることでおいしさが増すといわれているので、旬の時期は積極的に活用しましょう。

ほうれん草はシュウ酸という成分が多くアクが強いため、たっぷりのお湯で茹でた後で冷水にさらしましょう。小松菜はほうれん草に比べるとシュウ酸が少なく、大人用の食事をつくるときはアク抜きをしないことも多いです。しかし赤ちゃんの味覚は敏感なので、離乳食に使用するときはアク抜きをしたほうが良いでしょう。離乳食初期~中期まではやわらかい葉先を使うと作りやすいですよ。よりやわらかいサラダ用のほうれん草も活用してみましょう。

赤身の肉

牛や豚の赤身肉は離乳食後期から使用できます。鶏肉に慣れてから使うようにしましょう。肉に含まれるヘム鉄は、野菜に含まれる非ヘム鉄よりも吸収率が良いため、鉄分を効率的に補えますよ。赤身肉は加熱すると硬くなるので、はじめは少量ずつ様子を見ながら与えましょう。しゃぶしゃぶ用やひき肉を活用するのもおすすめです。

まぐろ

まぐろは離乳食中期から使用できます。たんぱく質が豊富で不足しがちな鉄分も補えますよ。脂肪分が少ない赤身の部位を用意しましょう。大人用のお刺身を一切れ分取り分ける方法もおすすめです。新鮮なまぐろであっても、必ず火を通してから使いましょう。塩分不使用のマグロの水煮(ツナ)を使うと便利ですよ。

魚類は加熱するとパサつくため、月齢によっては食べづらいことがあります。だし汁でのばしたり、とろみのついたあんをかけたりして、食べやすいように工夫しましょう。

レバー

レバーは、離乳食中期から使用できます。クセがなくスーパーでも簡単に手に入る鶏レバーを使うのが一般的です。ビタミンAや鉄分を多く含んでいるので、離乳食にぴったりの食材ですよ。

レバーペーストを主食と和えたり、肉団子や餃子などのひき肉料理に用いたり、さまざまな方法で取り入れましょう。レバーは下処理が面倒なため、ベビーフードを使うのもおすすめですよ。

納豆

納豆は離乳食中期から使用できます。鉄分やビタミンを多く含むので、積極的に離乳食に取り入れましょう。調理する際は消化しやすいように細かく刻むか、ひきわり納豆を用います。熱湯をかけて粘りをとってから調理しましょう。添付のたれは味が濃く、添加物を含んでいるため離乳食には使用しません。

きなこ

きなこは離乳食初期から使用できます。タンパク質やビタミンを豊富に含んでいますが、鉄分の含有量も多いのが特長です。きなこは料理に使いにくいイメージがありますが、ヨーグルトやおかゆ、トーストのトッピングなど、さまざまなメニューに活用できますよ。

焼きのり・青のり

焼きのりや青のりはビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含む食べ物です。ほかの食材に比べ鉄分の含有量が多いことから、ごはんのトッピングにしたり、汁物に加えたりして積極的に使いましょう。調理の手間がほとんどかからないので、時間がないときにも重宝しますよ。焼きのりはのどに詰まる恐れがあるので、最初はふやかした状態で食べさせましょう。

離乳食の鉄分補給におすすめのレシピ

離乳食の鉄分補給におすすめのレシピを紹介します。

鶏レバーペーストとじゃがいものマッシュ

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離乳食中期以降におすすめの市販の鶏レバーペーストを活用したメニューです。面倒なレバーの下処理がいらないので、忙しい日でも簡単に作れますよ。

■材料 2~3食分
・じゃがいも(小):2個
・ミニトマト:2個
・レバーペースト粉末(ベビーフード):1袋

■作り方
1.じゃがいもはやわらかく茹でてつぶしておく
2.レバーペースト粉末をお湯で溶かし、じゃがいもに混ぜ合わせる
3.湯むきしたミニトマトを細かくきざみ、2にトッピングして完成

フォローアップミルクでフレンチトースト

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離乳食後期以降にぴったりのフレンチトーストです。牛乳のかわりにフォローアップミルクを使うことで鉄分の摂取量がアップしますよ。鉄分を含むきな粉をトッピングするのもおすすめです。おやつや朝食にいかがですか。

■材料 1食分
・食パン:8枚切り1枚分 
・フォローアップミルク(調乳済み):80cc
・卵:1/2個
・バター:適量
・オリゴ糖:適量

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■作り方
1.食パンは食べやすい大きさにカットし、月齢によっては耳を取り除く
2.フォローアップミルクと卵を混ぜ、食パンを浸す
3.バターをひいたフライパンで卵液に浸した食パンを焼く
4.卵液に火が通ったらお皿に盛り付けオリゴ糖をかけて完成

牛肉と小松菜のスープ

離乳食後期におすすめの赤身肉と小松菜を使用したスープです。鉄分補給のほか、タンパク質やビタミンもしっかり補えますよ。たまねぎの自然な甘みが加わるので、調味料は最小限にしましょう。

■材料 1食分
・牛赤身肉(薄切り):10g
・小松菜(下茹で済み):5g
・たまねぎ:10g
・だし汁:1カップ 
・水溶き片栗粉:適量
・塩:適量

■作り方
1.赤身肉、小松菜、たまねぎは粗みじん切りにする
2.だし汁に赤身肉を加え、アクを取りながら煮込む
3.小松菜とたまねぎを加える
4.具材がやわらかくなったら水溶き片栗粉と塩を加えて完成

離乳食の鉄分補給におすすめのベビーフード

ベビーフードは、手間がかかる離乳食づくりを助けてくれる、ママの心強い味方です。鉄分を手軽に補給できるおすすめのベビーフードを紹介します。

お湯で溶くだけで簡単にレバーペーストが作れる!鶏レバーと緑黄色野菜

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出典:images-na.ssl-images-amazon.com
【和光堂】手作り応援 鶏レバーと緑黄色野菜
¥199〜(2018/08/01 時点)

■生後7ヶ月頃~
■内容量18.4g(2.3g×8包)

鉄分補給のためにはレバーが良いとわかっていても、下処理が面倒なためあまり使いたくないという方も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、和光堂の鶏レバーと緑黄色野菜です。フレークタイプのベビーフードでお湯で溶くだけでレバーペーストが作れますよ。使い切りやすい量で個包装されているのでとても便利です。

野菜嫌いの赤ちゃんも食べやすい!赤ちゃんうどん ほうれん草

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出典:images-na.ssl-images-amazon.com
【田靡製麺】赤ちゃんうどん ほうれん草
¥270〜(2018/08/01 時点)

■生後7ヶ月~
■内容量 100g

ほうれん草の食感や見た目が苦手、という赤ちゃんにおすすめなのが、国産小麦とほうれん草粉末で作った赤ちゃん用のうどんです。野菜嫌いの赤ちゃんでも食べやすいですよ。食塩や着色料を使用していないので、だし汁でそのまま煮込めます。電子レンジでも調理できますよ。

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1食分の鉄分とカルシウムを補える!森永乳業大満足ごはんシリーズ

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出典:thumbnail.image.rakuten.co.jp
【森永乳業】大満足ごはん 鶏肉と6種の野菜の炊き込みご飯
¥149〜(2018/08/01 時点)

■生後9ヶ月~
■内容量 120g

森永乳業の大満足ごはんシリーズは、1食分の鉄・カルシウムを補えるように計算されています。食欲旺盛な赤ちゃんも満足できるようにボリュームたっぷりで、120g入っています。

離乳食は手作りにこだわりたいという方も、非常用に常備しておくと良いですよ。シリーズからはさまざまなメニューが販売されているので、気になる方はチェックしてみましょう。

赤ちゃんが貧血になるとどうなる?

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鉄は乳幼児期における急速な脳機能の発達に欠かせない役割を持っています。鉄分が不足すると、運動機能や認知機能、精神機能に影響を与えることがあります。

乳児期の鉄分不足は、離乳食やフォローアップミルクで対策することも大事ですが、ヘモグロビンの数値が低い場合など、状況によっては鉄剤投与などの治療が必要なこともあります。

貧血はかなり進行しないと症状があらわれにくいため、心配な方は健診時などに医師に相談すると良いでしょう。赤ちゃんの顔色が気になる方も、一度小児科を受診しましょう。

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離乳食づくりで上手に鉄分を取り入れて!

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離乳食が始まると、いつも同じメニューになってしまう、せっかく作ったのに食べてくれなかった、栄養バランスに不安がある、などさまざまな悩みが出てきますよね。離乳食のことで頭がいっぱいになってしまうという方も少なくありません。

離乳食が進むと、不足しがちな鉄分を補うメニュー作りが大切です。しかし、毎食の栄養バランスを気にしているとママも疲れてしまいますよね。また、赤ちゃんの食欲にはムラがあるため、その日によって食べてくれないこともあります。あまり神経質にならないように、1~2日単位で整えるようにしましょう。

離乳食づくりを効率的にするには、一度にまとめて作って冷凍保存する、レンジ調理する、ベビーフードを取り入れる、などさまざまな方法を試してみましょう。ママも心にゆとりをもって離乳食づくりを進めてみてくださいね。

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