1歳からの【離乳食完了期】はどんな時期?おすすめレシピ10選と進め方のコツは?
1歳頃になると、いよいよ離乳食完了期の食事にシフトする赤ちゃんが増えます。一般的に1歳~1歳8ヶ月頃に大人の食事から取り分けることができるとされますが、どのように進めて良いか迷うママも多いようです。味付けや初めて与える食材も気になりますよね。ここでは、離乳食完了期の食事の進め方のコツとおすすめレシピを10選紹介します。
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目次
1歳からの離乳食完了期はどんな時期?
離乳食完了期に移行する目安
1歳ごろの赤ちゃんは食べることに少しずつ慣れて、離乳食完了の時期にさしかかります。離乳食完了期に移行する目安は下記の通りです。
・バナナくらいの固さの食べ物を嚙みつぶせる
・1日3回の食事のリズムに慣れている
・手づかみ食べを積極的にしたがる
アレルギーに気をつけながら、さまざまな食材を一通りチャレンジさせてあげましょう。味付けのバリエーションを増やしたり、赤ちゃんが興味のある食材を観察したりと、食事のペースをつかんであげられると良いですね。
離乳食後期から完了期へ移行する月齢は?
厚生労働省の調査による「平成17年度 乳幼児栄養調査による離乳食完了の時期」は下記の通りです。
・9ヶ月以前……2.0
・10~11ヶ月……8.0
・12ヶ月……47.9
・13~15ヶ月……22.4
・16~18ヶ月……15.5
・19ヶ月以降……4.2(※1)
大まかに離乳食完了期の目安は、12~18ヶ月頃とされています。ある程度食材を噛みくだくことができれば、離乳食完了への切り替えを考えて良いでしょう。
離乳食完了期の進め方
与える回数・時間の間隔
1歳ごろの赤ちゃんは、一日のほとんどの栄養を食事から摂ることが増えます。離乳食完了期は、大人と同じように朝・昼・夜の3回と、午前と午後におやつを1回ずつ入れると、食生活のリズムが整いやすとされています。
夕食はあまり遅くなり過ぎないようにしましょう。夕食をパパの帰りにあわせたい日もありますが、できるだけ寝る1~2時間前の18時~19時くらいに済ませると良いようです。食事の時間から、日々の生活リズムを整えることができると良いですね。
1食あたりの量
子どもの食べる量には、個人差があります。1歳頃の一食におけるご飯の量は、軟飯90g、ごはん80g程度とされています。おおよそ、子どものごはん茶碗一杯くらいを目安とするとわかりやすいですね。
しかし、ご飯の量は子どもの体格や食への興味などで誤差が出ます。一日のエネルギーを三食から摂ることができ、体重が順調に増えていれば、食事量が一定でなくても大丈夫ですよ。1日くらい、全然食べられない日があっても、1週間通して食事の量が保たれれば問題ありません。
食事量が気になる場合は、健診や育児相談を利用して、医師や保健師に尋ねると安心です。
かたさの目安
離乳食完了期の食材のかたさの目安は、指で力を入れるとつぶれる程度が良いでしょう。バナナのかたさほどで、大きさは7〜8ミリくらいが食べやすいようです。スプーンでも簡単につぶせるぐらいのかたさと考えるとわかりやすいですね。
にんじんなどかための食材は、ほかのものよりじっくり火を通すと安心です。ご飯もやわらかめに炊くと良いでしょう。赤ちゃんが食材を噛むことに慣れてきたら、徐々に歯ごたえを出したり、一つひとつを大きく切ったりと様子を見てくださいね。
急に食べられるようになることはないので、気分で食べられない日があってもさまざまな食材に触れさせてあげましょう。
味付けはどれくらい?
離乳食完了期とはいえ、赤ちゃんが食べるものは大人と同じ味付けだと濃すぎてしまいますね。大人の味付けの半分以下が望ましいでしょう。大人の食事と一緒に作る場合は、味をつける前に取り分けて、無添加のだしの素やベビーフードで味をつけても良いですね。
小さな頃から濃い味付けに慣れてしまうと、大きくなっても「濃い味付け」のものを好むようになるので、味付けは薄めに設定してください。
新しく挑戦できる食材は?
離乳食完了期は、今まで食べたことのない食材にトライするチャンスでもあります。
・えび、かに、あさり……しっかりと火を通して、細かく刻む
・ツナ、薄あげ……熱湯を回しかけてあぶら抜きをする
・ソーセージ・ハム・市販の枝豆……湯通しをして塩分を抜いて、小さく刻む
・きのこ類・海藻類・魚介類……弾力がありのどに詰まらせやすいので、小さく刻む
初めての食材は今まで通り、アレルギーの反応が出た場合にいつでも小児科を受診できるように、平日の午前中に、小さじ1程度からはじめると良いでしょう。また、離乳食完了期は、慣れ親しんだ食材の料理法や味付けを変えても良いですね。
離乳食完了期のポイントと注意点
薄味を心がける
離乳食完了期とはいえ、赤ちゃんが濃いめの味に慣れてしまうと記憶してしまい、薄味だと物足りなくなるようです。魚やお肉・野菜本来の味を上手く使い、コンソメやだしの素を補助的に使う程度の味付けを心がけましょう。
食材の味をうまくいかすことで、塩分も少なくすむでしょう。
大人の食事から取り分ける
1歳頃の赤ちゃんは、さまざまな食材にチャレンジできるので、大人の食事から取り分けられるようになります。大人用に味付けをする前に別の鍋やお皿にとり、赤ちゃん用に味付けをするなどの工夫ができると、ママも調理の手間が省けますよ。
使いやすいスプーンを用意する
一般的にスプーンやフォークにチャレンジするのは、離乳食完了期の12~18ヶ月が適しているとされています。さまざまな形のスプーンがあるので、子どもの手に馴染むものを見つけてあげましょう。
上手にスプーンが使えないと思っても、メーカーや形の違ったものを使うとすんなり使うことができる場合があります。子どもが食べやすいのはもちろん、ママも子どもに食べさせやすいスプーンを選ぶことができると良いですよね。
避けた方が良い食材に注意する
赤ちゃんの食生活が離乳食完了期に差しかかり、大人の食事に近づいたとはいえ、まだまだ注意する食材はたくさんあります。基本的にお刺身などの生ものには気を付けましょう。そばやピーナッツ・卵白にも強いアレルギーを示す場合があります。
初めてチャレンジする食材は必ず少量から与えて、子どもの様子を観察するように気を付けましょう。
1歳から試したい離乳食レシピ 10選
とりそぼろの3色ごはん
■材料(一食分)
・ご飯 60g
・鶏ひき肉 30g
・ほうれん草 1房
・とき卵 1/2
・砂糖 適量
・醤油 適量
・だしの素 適量
■作り方
1.卵に砂糖を少量加えて、いり卵を作る
2.熱したフライパンで鶏ひき肉を炒め、砂糖と醤油で味をつける
3.ほうれん草はラップでくるみ、レンジで1分温め、細かくきざむ
4.温かいご飯の上に、1・2・3を乗せてできあがり
■コツ・ポイント
菜箸(さいばし)を4本使いながらたまごを炒ると、きめ細かな炒り卵ができます。ほうれん草の代わりに、いんげん・ブロッコリー・小松菜を代用してもおいしいですよ。
赤ちゃんが、食材とご飯を混ぜる練習にもなります。スプーンを持った赤ちゃんの手にママの手を添えて、ゆっくりと混ぜ方を教えてあげても良いですね。
トマトのハヤシライス風ごはん
■材料(一食分)
・ご飯
・ほうれん草 1房
・ミニトマト 2個
・鶏肉ミンチ 20g
・玉ねぎ 30g
・ケチャップ 小さじ1~2
・中濃ソース 大さじ1
・砂糖 少々
・バター 少々
・片栗粉 少々
・水 20mL
■作り方
1.ほうれん草・玉ねぎ・ミニトマトを適当な大きさにカットする
2.耐熱容器に1と鶏肉ミンチ・ケチャップ・中濃ソース・バター・片栗粉を入れ、ラップをかけてレンジで1分加熱する
3.過熱した食材を混ぜながら、ミンチに火が通り、とろみがついたらレンジから取り出す
4.温かいご飯に3をのせてできあがり
■コツ・ポイント
1歳頃の一食分のご飯の量は80~90gとされていますが、食欲にあわせて調節して大丈夫です。片栗粉でとろみを加えることで、のどごしがよく食べやすくなります。
大人のぶんを一緒に作るときは、鍋を利用して煮込んでもおいしいですよ。市販のルーを使わないので、カロリーを抑えることができます。
ほうれん草の親子丼
■材料(一食分)
・ご飯
・たまご 1個
・鶏肉 20g
・ほうれん草 ひと房
・玉ねぎ 20g
・めんつゆ 適量
・水 50mL
■作り方
1.鶏肉・ほうれん草・玉ねぎを適当な大きさにカットする
2.小さな鍋に1と水・めんつゆを入れて煮立たせる
3.具材に火が通ったら、ときたまごを入れて具材に優しくなじませる
4.たまごに火が通ったら温かいご飯にのせてできあがり
■コツ・ポイント
1歳頃の一食分のご飯の量は80~90gとされていますが、食欲にあわせて調節が可能です。大人にも適した味なので、多めに作ってもあまりにくいレシピです。
ときたまごは、しっかり火が通ったのを確認してから与えましょう。鶏肉を鮭や豚肉にしても良いですね。
ツナのピザトースト
■材料(一食分)
・食パン8枚切り 1枚
・ツナ缶 大さじ1
・コーン 小さじ1
・ブロッコリー 適量
・トマトピューレ 少々
・とろけるチーズ
■作り方
1.ツナ缶・コーン・ブロッコリー・チーズをあらかじめ混ぜておく
2.食パンに薄くトマトピューレを塗る
3.食パンを適当な大きさに切り、1をまんべんなくのせる
4.オーブントースターで3~5分焼いてできあがり
■コツ・ポイント
初めてツナを与える場合は、水煮・スープ煮のタイプに熱湯を回しかけて、油抜きしてから使うと安心です。ツナ・チーズにしっかりと味が付いているので、マヨネーズなどの味付けは必要ありません。
あらかじめ食パンを切ってから具材をのせて焼くことで、焼き上がったときの食材の偏りを防げますよ。
ポテトと鮭のグラタン
■材料(一食分)
・じゃがいも 1/2
・鮭 1/2切れ
・ブロッコリー 適量
・ミニトマト 適量
・粉ミルク 50mL
・チーズ
■作り方
1.じゃがいも・鮭・ブロッコリーを適当な大きさに切り、レンジで1分加熱する
2.小さめのココットや耐熱容器に1と粉ミルク50mLをいれる
(粉ミルクだけで具材が浸らない場合は、牛乳・豆乳を足してもOK)
3.チーズをのせる
4.オーブントースターで焦げ目がつく程度焼いてできあがり
■コツ・ポイント
じゃがいもを加熱することでとろみが出ます。ブロッコリーの他に、アスパラガスやほうれん草を使用してもおいしいですよ。
チーズは、クリームチーズをメインに、粉チーズを少しふりかけました。
野菜入りハッシュドポテト
■材料(一食分)
・じゃがいも 1個
・コーン 大さじ1
・ほうれん草 1房
・顆粒コンソメ 少々
・片栗粉 適量
■作り方
1.じゃがいもを細切りにして、耐熱容器に入れラップをしたらレンジで2分加熱する
2.柔らかくなったじゃがいもに、他の食材をすべて入れて混ぜる
3.熱したフライパンに油をひき、2を押しつぶすように焼く
4.両面焼き色が付くまで焼いたら、食べやすい大きさにカットしてできあがり
■コツ・ポイント
お好みでさまざまな食材を入れることができるので、苦手な食材もチャレンジしやすいレシピです。片栗粉を入れると、じゃがいもを焼いたときにまとまりやすいですよ。
魚のムニエルソースがけ
■材料(一食分)
・鮭(お好みの魚) 1切れ
・ミニトマト 2個
・玉ねぎ 適量
・片栗粉 適量
・塩コショウ 少々
・顆粒コンソメ 少々
■作り方
1.魚に塩コショウをして、片栗粉をまぶし熱したフライパンで焼く
2.トマト・玉ねぎ・顆粒コンソメを耐熱容器に入れ、レンジで1分加熱する
3.1を皿に盛り、2をかけてできあがり
■コツ・ポイント
片栗粉の代わりに、小麦粉や米粉をまぶして焼いても大丈夫です。トマトのソースが食べにくければ、少し砂糖を混ぜるとまろやかになりますよ。
野菜入りたまご春雨
■材料(2~3食分)
・春雨 1束
・人参 1/3本
・玉ねぎ 適量
・もやし 適量
・ほうれん草 適量
・たまご 1個
・固形コンソメ 2個
・水 500mL
■作り方
1.春雨は、あらかじめぬるま湯に付けて戻しておく
2.人参は細切り、玉ねぎ・もやし・ほうれん草は食べやすい大きさに切る
3.鍋に水を入れて沸騰させ、1の具材を入れる
4.煮立ったら、固形コンソメ・たまご・春雨を入れ、ひと煮立ちさせてできあがり
■コツ・ポイント
春雨は噛みにくいので、麺カッターなどで細かくすると安心です。たまごは、片栗粉を混ぜて沸騰した鍋に入れると、全体にふんわり仕上がりますよ。
つぶ入りコーンスープ
■材料(一食分)
・コーン缶 一缶
・牛乳 300mL
・顆粒コンソメ 少々
・片栗粉 お好みで
■作り方
1.コーン缶の半分をミキサーで細かくする
2.鍋に、1と残りのコーン・牛乳を入れて火にかける
3.とろみが出てきたら顆粒コンソメで味付けをする
4.とろみが足りなければ、お好みで片栗粉や小麦粉を加えて煮立たせ、できあがり
■コツ・ポイント
コーンの粒をのどに詰まらせるのが心配な場合は、コーン缶すべてをミキサーで細かくすると安心です。ざるや茶こしで裏ごしをすると、きめ細かなスープになります。
牛乳にアレルギーがあるなど、乳製品を控えたい場合は、必要に応じて豆乳や粉ミルクなどで調整してください。
粉ミルクと卵黄のクッキー
■材料(10枚程度)
・粉ミルク 30g
・卵黄 1個
・小麦粉(片栗粉) 50g
・水 大さじ2
■作り方
1.ボウルに材料をすべて入れて混ぜあわせる
2.クッキングシートに、食べやすいサイズの生地を並べる
3.170℃15分程度焼いてできあがり
■コツ・ポイント
粉ミルクの消費におすすめのレシピです。たまごは、卵黄だけ加えるとサクサクに、卵白も加えるとしっとり仕上がります。お好みでバターやサラダ油を適量加えると、口の中でとろけるクッキーになりますよ。
離乳食を食べてくれないときはどうする?
お気に入りの定番料理を作る
1歳頃になると、味や舌触りの好き嫌いが出てくることもあるでしょう。「なんで食べてくれないの」とママが困ることもありますよね。
離乳食を食べないときは、赤ちゃんの好みの食材を使うようにして、楽しく食事ができるように心がけてください。また、好んで食べる食材に苦手な食材を混ぜて与えるなど工夫をしてはいかがでしょうか。細かく切り刻んで食べ物の中に入れたりすると、案外すんなり食べてくれたりします。繰り返していくうちに、苦手な食材の味に慣れて、好き嫌いが減ったということがあるようです。
離乳食後期に戻してみる
離乳食完了期の食事にシフトすると、途端に離乳食を食べなくなったという赤ちゃんが多いようです。もしかしたら、食材がかたかったり大人が好む味付けだったり、突然の食の変化に戸惑っているのかもしれません。
赤ちゃんが離乳食を食べない場合は、様子を見ながら離乳食後期に戻しても大丈夫です。大切なのは、早く大人と同じ食事に慣らすのではなく、バリエーション豊かな食の楽しさを知ることです。のんびり構えて、赤ちゃんのペースで進められると良いですね。
食器やナフキンを変える
赤ちゃんは変化に敏感です。もし、赤ちゃんが離乳食を食べない理由が見当たらない場合は、思い切って食器やナフキンを変えてはいかがでしょうか。
1歳になると気になるキャラクターも出てくるころでしょう。いつもと同じ食器ではなく、お気に入りの絵柄やキャラクター・色に変えてみてはいかがでしょうか。プラスチック製の食器から陶器にシフトしても、赤ちゃんの気分が変わるはずですよ。
新しい食材を試す
離乳食完了期は食べられる食材が増えたとはいえ、毎日同じような食材では飽きてしまいます。食事がマンネリ化しないように、赤ちゃんの様子を見ながら新しいレシピにチャレンジしましょう。
1歳から食べることができるチーズやお菓子も販売されています。初めは少しずつ与えることを忘れずに、さまざまな食のバリエーションを教えてあげましょう。
家族で食事をする
食事の時間は、ママは用意や片付けで忙しいですよね。忙しさのあまり、ついつい赤ちゃんひとりで食事を摂らせていませんか。
ママの手が離せなくても、赤ちゃんも家族と一緒に食事を摂ったほうがおいしく感じるはずです。自分でスプーンを使い自立して欲しいという気持ちがあっても、たまにはママが赤ちゃんの口に食事を与えてあげると喜ぶはずですよ。
調理しているところをみせる
赤ちゃんは1歳頃になると、さまざまなことに興味がでてきます。火の元や刃物に気をつけながら、ママが調理している様子を見せることで、食に興味が湧く赤ちゃんもいます。
おんぶをしてキッチンに立ったり、赤ちゃん用の椅子に座らせて調理の様子を見せたりしてはいかがでしょうか。ママは「野菜を切るね」「お鍋は熱いから気をつけてね」などと声をかけながら、調理ができると良いですね。
それでも食べない時は少し様子を見てみる
さまざまな方法を試しても、それでもやっぱりダメ…ということもあります。そんなときは、ちょっと様子を観察してみてください。本人も「食事を食べたい」という気持ちはあっても、なかなか気分が乗らずに戸惑っているときもあります。赤ちゃんを観察して、ゆっくりした気持ちでいろいろ試してみてください。
離乳食完了期に関する体験談
ままのてに寄せられた「離乳食完了期」の体験談を紹介します。
離乳食後期あたりから、食材や味がマンネリ化していたと思います。離乳食後期までスムーズに進んでいたのですが、ある日から突然、離乳食を食べなくなりました。
好き嫌いが出てきたというよりは食が進まないという様子です。もともと離乳食完了期に移行しようと思っていたので、思い切って新しい食材を試したり、味付けを大人の味に近づけたりしてみました。すると、赤ちゃんの食欲が戻り、たくさん食べてくれるようになったのです。
離乳食完了期は、赤ちゃんの味覚の幅が広がる時期なのだなと感じましたよ。
我が家の赤ちゃんは、生まれたころから大きめで活動量も多かったと思います。離乳食は順調に進んでいたのですが、1歳前からぐずりや夜泣きが頻繁になりました。「そういう時期なのだ」と割り切るも、一日中ぐずるもので徐々に精神的にも参ってきます。
赤ちゃんの不機嫌さにまいり、育児相談で悩みを打ち明けたとき「食事の量をふやしてみては」と保健師さんにアドバイスをもらいました。ちょうど離乳食を完了期に移行しようと考えていたので、思い切って大人の食事から取りわけることにしました。突然濃い味にするのは赤ちゃんにも負担だと思い、味付けだけは食材を取りわけた後に調節する調理方法です。
すると、赤ちゃんにとって食べごたえがあったのか、ぐずりが減り夜も寝てくれる日が増えてきました。保健師さんのアドバイス通り、我が子は食事の量が少し足りていなかったのかもしれません。体格や子どもの運動量によっても、食事の量は変わってくるのだなと実感しました。
赤ちゃんが1歳になり、周りの友達のほとんどは離乳食完了期の食事にシフトしていきました。我が子も離乳食完了期の食事をと思い調理するのですが、どうも食べづらそうで食が進まなかったり口に入れたものを吐き出したり、スムーズにいきません。周りの友達が順調に離乳食完了期の食事がすすんでいるのを見て、焦りを覚えました。
最初は無理に口に入れたり、「おいしいから頑張ろうね」と励ましたりしたのですが、赤ちゃんはさらに食べなくなり、逆にミルクの量が増えてしまいました。これではいけないと感じ、思い切って離乳食後期の食事に戻したところ、赤ちゃんはおいしそうに離乳食をたくさん食べてくれます。
結局、離乳食完了期の食事がスムーズに食べられるようになったのは、1歳8ヶ月頃です。しかし、現在3歳になりますが、好き嫌いも少なくたくさん食べてくれるので、離乳食の移行は焦らずに、赤ちゃんのペースで進めてあげて良いのだと感じましたよ。
赤ちゃんとおいしく食べることを心がけよう
離乳食完了期は、いよいよ赤ちゃんが大人と同じ食事にシフトする段階です。食べることができる食材も増え、味のバリエーションもさらに広がるでしょう。食事の量や食材の好みには個人差があります。周りの友達が順調に離乳食完了期に移行したとしても、赤ちゃんの食事のペースを見極めて少しずつ移行してあげましょう。
ママも赤ちゃんの食事を大人から取りわけることができるようになり、ようやく手間が省けるようになりますね。しかし、大人用に作る料理は味が濃かったり、赤ちゃんが試していない食材が混ざっていたりすることがあります。味付けや初めての食材に注意しながら、赤ちゃんと楽しく離乳食完了期の食事ができると良いですね。
※この記事は2022年3月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。