1歳2ヶ月の赤ちゃんの発達・成長に関するQ&A!みんなの疑問を徹底解説!

赤ちゃんが1歳2ヶ月頃になると、ママやパパは育児にも少し余裕が出てくる時期ではないでしょうか。一方で、周りの赤ちゃんと比べて我が子の発育や言葉、卒乳や食事内容など不安に思うことが出てくるかもしれませんね。ここでは、赤ちゃんから幼児への階段を上り始める1歳2ヶ月の子どもにまつわるママたちの疑問を集めました。

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この記事の監修

眞々田 容子
小児科医
眞々田 容子

目次

  1. Q.1歳2ヶ月の身長・体重
  2. Q.1歳2ヶ月の食事!量や離乳食のポイントは?
  3. Q.まだ歩かないけど大丈夫?
  4. Q.言葉の発達の目安は?
  5. Q.夜泣きがひどいときの対処法は?
  6. Q.歯の生え方と気をつけることは?
  7. Q.生活リズムの整え方は?
  8. Q.授乳はいつまで?
  9. まだまだマイペースでOK!赤ちゃんの個性を大切にしよう
  10. あわせて読みたい

Q.1歳2ヶ月の身長・体重

身長・体重の平均は?

厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査」によれば1歳2ヶ月~3ヶ月未満の子どもの平均体重・身長は以下の通りです(※1)。

男の子女の子
平均体重9.65kg9.06kg
平均身長76.8cm75.3cm

服や靴のサイズは?

平均的な1歳2ヶ月頃の赤ちゃんの洋服のサイズは80cm、靴のサイズは12~13cm程度です。ただし赤ちゃんによって個人差が大きいので、目安として考えておきましょう。

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Q.1歳2ヶ月の食事!量や離乳食のポイントは?

1歳2ヶ月頃になると早ければ奥歯が生えてくる子どももいます。しかし、まだ噛む力は発達途上のため、歯ぐきで噛み潰せる肉団子くらいの固さを目安に食材を調理しましょう。

赤ちゃんは食べ物を口に詰め込みすぎたり食べこぼしたりしながら、徐々に一口で食べられる量を覚えていきます。手づかみ食べに興味がわく時期なので、おやきやおにぎりなど、食べやすい形状の食事を与えてみると良いかもしれませんね。

食事量の目安は以下の通りです(※2)が、まだまだ食べムラが激しい時期です。赤ちゃんのその日のコンディションや発達の状況にあわせて食事量を調整してあげましょう。

穀類軟飯 90g ~ ご飯 80g
野菜・果物40~50g
たんぱく質以下のいずれか 魚 15~20g 肉 15~20g 豆腐 50~55g 卵 全卵1/2~2/3個 乳製品 100g
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Q.まだ歩かないけど大丈夫?

1歳前後から歩き始める子どもが増えてきますが、子どもの成長には個人差があります。1歳2ヶ月ではまだ歩かない赤ちゃんも少なくありません。1歳半くらいから歩き始める子どもも多いので、まだ心配しなくて大丈夫ですよ。

Q.言葉の発達の目安は?

1歳2ヶ月になると「あー、うー」といった喃語(なんご)に単語が混じるようになる赤ちゃんも増えてきます。

ただし、言葉に関しては赤ちゃんのペースがあり、この時期はまだ言葉が出なくても心配はありません。言葉の発達は特に周囲と比べてしまいがちですが、今はまだのんびりと見守っていましょう。

Q.夜泣きがひどいときの対処法は?

1歳は精神的にも肉体的にも急成長する年齢なので、日中のできごとに興奮して夜泣きが引き起こされることが多い時期でもあります。0歳から夜泣きが続いている子どももいれば、1歳2ヶ月頃に急に夜泣きが始まる子どももいます。

夜泣き対策としては、早寝早起きをして生活リズムを作る・寝る環境を整えるなどが基本です。しかし、残念ながら何をしても泣き止まないという子どももいます。

ママやパパは、先の見えない夜泣きのために疲れているかもしれませんね。夜泣きは時期が来れば自然と落ち着くものなので、今は夫婦で交代しながら対応したり子どもと一緒に昼寝したりして、うまく息抜きをしていきましょう。

Q.歯の生え方と気をつけることは?

歯の生え方の目安は?

1歳くらいには上下の前歯4本が生える子どもが多いようです。早い場合には、1歳2ヶ月頃に奥歯が生えているかもしれません。しかし歯の生え方には個人差が大きく、1歳半頃まで1本も歯が生えないという子どももいます。歯の発育に応じた食事を用意して、しばらく様子を見守りましょう。

歯磨きのポイントは?歯磨き粉は必要?

歯磨きを習慣にするためにも、歯が生え始めたら歯磨きを始めましょう。赤ちゃんが自分で磨く歯ブラシとママやパパが磨いてあげる仕上げ磨き用の歯ブラシを2本用意すると良いですね。

歯磨き粉はまだ必要ありませんが、うがいのいらないタイプのものなら使ってみても良いでしょう。

Q.生活リズムの整え方は?

1歳2ヶ月頃になると、それまでよりも赤ちゃんに体力がついてくることから、生活リズムがうまく整わず苦労するママやパパが多いようです。保育園の生活スケジュールを参考に、生活リズムの整え方のポイントをご紹介します。

生活リズムの例

こちらの図は、一般的な保育園1歳児の生活リズム例です。各家庭によってタイムスケジュールは違いますが、月齢に応じた生活リズムの例として参考にしてみてください。

午前中のうちに散歩や外遊びでしっかりと身体を動かします。ポイントは、11時~11時半頃にお昼ご飯を食べてお腹がいっぱいになったタイミングで、12~15時くらいまでお昼寝をしてしっかり休むことです。

午前中にいっぱい身体を動かすと、赤ちゃんは疲れてすぐに眠くなってしまいます。そのため1歳児の場合には、お昼ご飯の時間を11時台にするとお昼寝の時間を調整しやすくなりますよ。

睡眠時間とお昼寝のタイミングは?

1歳2ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠時間は、11~14時間程度が望ましいと考えられています(※3)。朝は決まった時間に起き、なるべく21時頃までには就寝するのが望ましいでしょう。

お昼寝は午後に1回、または午前と午後に1回ずつ合計2回することが一般的です。ただし赤ちゃんにも体力がついてくるためいつもすんなり寝てくれるとは限らず、お昼寝のリズムが整わない難しい時期でもあります。

たとえば、午前のお昼寝をすると昼食が遅くなり、さらに夕方になって午後のお昼寝をし始める子もいるでしょう。この場合は、午前のお昼寝をなくしてお昼ご飯の時間を早め、午後のお昼寝の時間をしっかりとってあげると良いかもしれませんね。

赤ちゃんの体調を見ながら、ベストな睡眠リズムを作ってあげましょう。

Q.授乳はいつまで?

1歳前後で卒乳・断乳する人が多いので、1歳2ヶ月でまだ授乳をしているママはいつまで授乳を続けて良いのか不安を感じているかもしれません。しかし、WHOでは2歳までの授乳を推奨しており、世界基準で見れば1歳すぎに卒乳をしていなくても遅いということはまったくありません。

ただ、離乳食の進みが悪い・夜泣きがひどいという悩みがある場合には、卒乳によって解決されることもあるため、卒乳を検討しても良いかもしれませんね。いつまで授乳を続けるかは、赤ちゃんとママの気持ち・身体を第一に考えて判断しましょう。

【体験談】2歳まで授乳を続けました

初めは1歳過ぎに断乳をするつもりでしたが、1歳過ぎから保育園に子どもが通うようになり、授乳が子どもの精神的な安定につながっていると感じました。結局2歳の誕生日まで授乳を続けました。長く授乳を続けたことで、子どもが安心して母親である私に甘えられたのではないかと思います。

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まだまだマイペースでOK!赤ちゃんの個性を大切にしよう

1歳2ヶ月頃は、まだ小さいながら今までの赤ちゃんの成長スピードとの違いを感じ始めるころですよね。発達の早い子どもと比べて「発達が遅すぎるのでは」といろいろな場面で不安を感じているママやパパもいるかもしれません。

しかし、それぞれ性格が違うように1歳2ヶ月の赤ちゃんにも個性があります。今の段階での発達の遅い・早いは性格的な要素もあるため、この時期はまだ赤ちゃんの発達について心配する必要はあまりないですよ。

一般的な同じ月齢の赤ちゃんにできることがまだできないからといって、ママやパパから発達を働きかけるようなことを無理にさせてしまうと、赤ちゃんにとってはプレッシャーになってしまうこともあります。赤ちゃんのペースを大切にしながら、成長を見守ってあげてくださいね。

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