1歳4ヶ月の赤ちゃんに関するQ&A集!言葉・食事・夜泣き・イヤイヤ・遊び方などあらゆる疑問を解決!
赤ちゃんが1歳4ヶ月頃は、身体や言葉などあらゆる面での成長がめざましい一方で、個人差が大きい時期でもあります。赤ちゃんがごはんを食べない・歩かない・言葉が出ないなど、ママやパパは心配になってしまうことがあるかもしれませんね。ここでは、1歳4ヶ月の赤ちゃんの様子についてQ&A方式で詳しく解説します。
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目次
1歳4ヶ月の赤ちゃんの身体の発達に関するQ&A
1歳4ヶ月の赤ちゃんの身長や体重、足のサイズがどれくらいなのか気になりますよね。ここではそれぞれの平均をご紹介しますが、男女で平均が異なりますし、赤ちゃんには個人差があります。おおよその目安として参考にしてくださいね。
平均身長はどのくらい?
1歳4ヶ月の赤ちゃんの平均身長は、男の子は78.8cm、女の子は77.2cmです(※1)。これは平均で、実際には成長曲線内に入っていることが成長の目安と考えてください。男の子は、73.9cm~83.8cm、女の子は72.1cm~82.1cmが成長曲線の範囲です(※2)。母子手帳に記載されているので、確認してみましょう。
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
平均身長 | 78.8cm | 77.2cm |
成長曲線の範囲 | 73.9cm~83.8cm | 72.1cm~82.1cm |
平均体重はどのくらい?
1歳4ヶ月の赤ちゃんの平均体重は、男の子は10.03kg、女の子は9.42kgです(※1)。成長曲線から見る目安は、男の子は8.36kg~11.98kg、女の子は7.75kg~11.33kgです(※2)。
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
平均体重 | 10.03kg | 9.42 |
成長曲線の範囲 | 8.36~11.98kg | 7.75~11.33kg |
足のサイズはどのくらい?
1歳4ヶ月の赤ちゃんの足のサイズは、12cm~13cmが一般的です。ただし、これもおおよその目安で、靴を選ぶ場合には、表示サイズは同じでもメーカーやデザインによって若干大きさが異なります。実際に赤ちゃんに履かせてみるのがおすすめです。
1歳4ヶ月頃のお世話の仕方に関するQ&A
赤ちゃんは日々成長しているので、大きくなるにつれてそのお世話も変わっていきます。1歳4ヶ月頃には個人差もあるため、赤ちゃんの行動に不安になることもあるかもしれません。しかし、それは赤ちゃんにとって自然なことですので、パパ・ママは落ち着いてお世話をしましょう。
まだ歩かないけれど大丈夫?
1歳4ヶ月頃に、まだ初めの一歩が出ない赤ちゃんは珍しくありません。しかし、1歳頃になると歩き始める赤ちゃんが多いので心配になることがありますよね。発達の遅れを心配するパパ・ママがいますが、この時期は必ず歩かなければならないということはありません。
赤ちゃんの体格や、歩く気持ちがまだあまりないなど、個人差が大きい時期です。どうしても気になるなど心配な場合は、専門家に相談してみるのも良いでしょう。
夜泣きがひどいときの対処法は?
赤ちゃんの夜泣きがひどい場合は、まず生活リズムを整えて、部屋の温度や服の枚数を調節して環境を整えることが基本です。また、「今から眠る時間だよ」というサインにもなる入眠儀式を取り入れるのもおすすめです。たとえば、パパ・ママが「もう寝る時間だよ」ときちんと伝えたり、寝る前に絵本を読んだり、同じ時間に決まった行動をします。
お腹がすいていてなかなか寝つけない場合には牛乳を与えるのもおすすめですが、冷たさが気になる場合は少し温めましょう。1歳を過ぎ離乳食もしっかり食べるようであれば、夜間の断乳をすることで夜泣きが軽減することがあります。
しかし、さまざまな対処法を試しても夜泣きが続く子どももいるものです。ママやパパは交代で夜泣きに対処したり、日中に休んだりして、うまく身体を休めてくださいね。
歯の成長の目安は?
1歳頃になると前歯が上下4本生えている子どもが多いですが、これも個人差が大きいものです。早い子どもは奥歯や糸切り歯が生え始めていることもありますが、1歳半頃まで1本も歯が生えない子どももいます。
1歳4ヶ月頃に前歯が生えていなくても心配ないことがほとんどですが、気になるのであれば小児歯科専門医に相談してみましょう。歯が生える部分の歯茎がふくらんでいたり触ると硬かったりする場合は、歯が生えてくる前兆のためしばらく様子を見てもよいかもしれないですね。
癇癪を起こすけれど大丈夫?
癇癪は、子どもの自我の芽生えと関係する、いわば成長の証です。癇癪にも個人差があり、よく癇癪を起こす子もいれば、ほとんど起こさない子もいます。イヤイヤ期の前触れかもしれませんが、大きくなるにつれて言葉で気持ちの表現もできるようになってくるため、パパ・ママは余裕をもって接してあげましょう。
急に熱を出したけれど原因は?
赤ちゃんが成長するにつれママのお腹の中でもらった免疫が切れてくるため、風邪などにかかることが増えていきます。赤ちゃんが突然の高熱を出すと、何が原因かわからず驚きますし、心配ですよね。
特に、生後6ヶ月~1歳半頃には、数日間の高熱後に発疹が出てくる突発性発疹を発症することが多い時期です。赤ちゃんは自分の状態をうまく言葉で表すことのできない時期なので、熱が出たら慌てずに病院を受診してくださいね。
1歳4ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達に関するQ&A
赤ちゃんがいつ言葉を発するようになるかも、個人差が大きいものです。赤ちゃんがしゃべるかわいい姿を待ち遠しく思うパパ・ママも多いでしょう。1歳4ヶ月頃では、赤ちゃんが言葉に対してどのように成長していくのかをみてみましょう。
言葉の発達の目安は?
赤ちゃんは生まれて数ヶ月後には「あー」「くー」といったクーイング、さらに「あむ」「あう」など2つ以上の音を出す喃語を発するようになります。
赤ちゃんが成長とともに抑揚のある喃語をしゃべるようになったり、いろいろな音を発したりすることで、少しずつ言葉となっていきます。さらに指差しなど、気持ちを伝える行動をとるようになると、次は「まんま」など音と意味が一致する単語を発します。
1歳4ヶ月頃は、喃語に単語が混じり始める子どもが多いようです。ただし早い子でも単語は6~7個程度です。
まだしゃべらないけれど大丈夫?
赤ちゃんは、言葉を理解できても、言葉を発して使えるようになるのには時間がかかります。よく、女の子は言葉が早く、男の子は言葉が遅いなどといわれますが、言葉は個人差が大きいため一概にはいえません。
赤ちゃんそれぞれの性格や成長のスピードがあります。1歳4ヶ月であれば赤ちゃんがしゃべらないからといって焦る必要はないので、ゆっくりと見守ってあげましょう。
娘は2歳前まで、まったく言葉が出ませんでした。周囲の娘より月齢の低い赤ちゃんがどんどんおしゃべりが上手になっていくのを見ながら、不安と焦りを感じたことをよく覚えています。しかし2歳になるころから少しずつ言葉が出始め、4歳になる今では大人顔負けなほどおしゃべりさんになってくれました。
言葉をうながすコツは?
赤ちゃんの興味に合わせて、短く簡単な文章・単語で話しかけてみましょう。聞き取りやすく意味が伝わりやすい、「わんわん」「ひらひら」「ぱたぱた」などの擬音語や擬態語を使ってみてくださいね。
赤ちゃんに話しかけるときはゆっくりとやや大きめの声を心がけ、赤ちゃんの言ったことに返してあげることも大切です。何度も繰り返してあげることが、赤ちゃんが言葉に興味を持つきっかけにもなりますよ。
1歳4ヶ月頃の食事に関するQ&A
生後5~6ヶ月頃から始めた離乳食も、1歳4ヶ月頃になると多くの赤ちゃんが3回食となり、食べることに慣れていきます。しかし、いろいろな種類のものを食べられるようになったからこそ、食事の量や好き嫌いなど悩むことがありますよね。気になる疑問を解決して、赤ちゃんとの食事を楽しみましょう。
離乳食はいつまで?
離乳食の完了は、母乳やミルクではなく、3回食とおやつで必要なエネルギーの大部分を食物からとれるようになった状態かどうかが判断のポイントです。さらに、形のある食物を前歯で噛み切り、奥歯でつぶせるようになることが目安となります。
離乳食完了の時期は一般的に1歳~1歳6ヶ月頃ですが、食物への興味や歯の生え方などさまざまな理由で個人差があるので、焦って完了させる必要はありませんよ。
食事量の目安は?
1歳4ヶ月頃の赤ちゃんの食事量の目安は、下記の通りです(※3)。
穀類 | 軟飯90g~ご飯80g |
野菜・果物 | 40~50g |
たんぱく質 | 以下のいずれか 魚 5~20g 肉 15~20g 豆腐 50~55g 卵 全卵1/2~2/3個 乳製品 100g |
ただし、この量はあくまで目安で、必ず食べなければならないということではないので心配は不要です。あまり食べない子もたくさんいます。子どもの成長や発達などに応じて、1回の食事量を調節していきましょう。
食べさせ方のポイントは?
実際に赤ちゃん自身が、自分の手で食物をつかんで口元に運べるように手伝ってみましょう。歯茎でかみつぶせるくらいの固さの食物をどれくらい口に入れれば食べやすいのか、赤ちゃんに一口分の量を覚えてもらうことが大切です。
ぼろぼろと周りにこぼしたり汚したりしますが、赤ちゃんなりに試行錯誤していることを考えておおらかな気持ちで見守ってあげてくださいね。赤ちゃんが手づかみが上手になったら、次にスプーンなどを渡して使い方を学ばせるのもおすすめです。パパやママが実際にスプーンを使う姿を見せることで、赤ちゃんも興味が湧いてきますよ。
好き嫌いするけれど大丈夫?
1歳4ヶ月頃になると、赤ちゃんは自分の気持ちを言葉や行動で表せるようになります。食物に関しても、好きなもの・嫌いなものの区別ができるようになります。好き嫌いをしてしまう原因としては、味が苦手、舌触りが苦手、食べず嫌いなどさまざまです。
好き嫌いがあることは自然なことなので必要以上に気にすることはありませんが、できれば食べてほしいのが親心ですよね。もし、子どもが嫌いなものを少しでも食べたら大袈裟にほめてあげてください。さらにパパ・ママが実際においしそうに食べる姿を見せるのも良いですね。いきなり嫌いなものを克服するのではなく、ゆっくりと苦手意識を取り除いてあげましょう。
全然食べないけれど断乳するべき?
断乳することでお腹がすくため、離乳食を食べる可能性があります。さらに断乳すると夜にぐっすり眠って夜泣きが減る子も多いようです。しかし、赤ちゃんによっては、突然断乳してしまうとストレスを感じてしまうことがあります。少しずつ授乳回数を減らしていくのがおすすめです。
たとえば朝の授乳をやめて家族みんなで朝ごはんをとるなど、大人と同じリズムに近づけてあげましょう。食に興味が湧いてくると、ごはんの時間は楽しいと学び、食べてみようという意欲につながりますよ。
フォローアップミルクはまだあげる?
フォローアップミルクは各メーカーが3歳頃まで使うことを推奨しています。しかしフォローアップミルクは、ミルク育児をしている場合でも飲ませなくても問題ないものです。
1歳4ヶ月頃であれば、フォローアップミルクから牛乳に移行する子も増えてくる時期です。子どもの様子を見ながら少しずつ牛乳に移行してもよいかもしれませんね。
1歳4ヶ月頃の遊びに関するQ&A
どんな遊びができるの?
1歳4ヶ月頃になると、個人差はありますが、動きが活発になりできることも増えていきます。また、赤ちゃんは自分自身で物事を考えることにも興味を示すようになります。パパ・ママも、赤ちゃんと一緒に楽しく遊んでみましょう。
1歳4ヶ月頃の赤ちゃんにおすすめの遊びは下記の通りです。
■屋内での遊び:
パズル、積み木、お絵描き、粘土遊び、手遊び、まねっこ遊び(相手の動きをまねする)、年齢に合った知育玩具
■屋外での遊び:
ボール遊び、歩く、跳ねる、踊る、大人がシャボン玉を吹いて見せる
屋外で遊ぶときには、公園などで周囲の危険に気を配るようにしてください。
また、ただ散歩するだけでも、外の空気に触れ、花のにおいを嗅いだり葉っぱを触ったりと、五感を刺激するものがたくさんあります。特別なことをしなくても、子どもにとっては十分遊びになりますよ。
男女で遊び方に差はある?
男の子と女の子で遊び方に大きな差があるわけではありませんが、1歳4ヶ月頃からそれぞれの好みの遊びが出てくることもあります。男の子は車や電車のおもちゃに興味を示したり、女の子は人形やぬいぐるみのお世話をしたりと好みが分かれることがあるかもしれません。
しかし、遊び方の好みは子どもそれぞれで違うので、興味を持ったもので思う存分遊ばせてあげてくださいね。
不安を解消して赤ちゃんとの1日1日を大切に
大切な我が子だからこそ、同じ時期の赤ちゃんがどのように成長しているのか気になりますよね。ここでご紹介したように、1歳4ヶ月頃の赤ちゃんは個人差が大きいため、ママやパパが不安を抱え込みすぎる必要はありません。
しかし、どうしても気になる場合には、専門家に相談して不安を解消することもおすすめです。パパ・ママは、日々成長する赤ちゃんをおおらかな気持ちで見守ってあげましょう。