【月齢別】1歳児のしつけや生活習慣とは?発達の特徴や先輩ママの体験談をご紹介!

子どもの行動範囲が広がると、危険なことやルールが守れていないと気になることが増えますよね。子どものしつけは1歳頃から始めるのが一般的とされていますが、どのように接したら良いか迷うママが多いようです。ここでは、1歳からの子どもの発育をみながら、友達との関わりや生活習慣など、どのようなしつけの方法があるのかを紹介します。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. しつけはいつからはじめる?
  2. 1歳の子どものしつけとは?
  3. 1歳~1歳3ヶ月の子どものしつけ
  4. 1歳3ヶ月~1歳6ヶ月の子どものしつけ
  5. 1歳6ヶ月~1歳9ヶ月のしつけ
  6. 1歳9ヶ月~2歳のしつけ
  7. 「叱る」と「怒る」の違いとは?
  8. 1歳の子どものしつけにおすすめの本
  9. 1歳のしつけは遊びを取り入れて
  10. あわせて読みたい

しつけはいつからはじめる?

1歳頃からしつけがスタート

しつけは、さまざまなものに興味を持ち、目に付いたところまで自分の力で行くことができるようになる、1歳頃から始めるのが良いとされます。一般的な1歳頃の子どもの発達は、下記の通りです。

・足腰が強くなり、自分の力で立つことができるようになる
・自分の意思で、移動ができるようになる
・徐々に大人と同じ食事に切り替わる
・自我が芽生え始め、こだわりが出てくる
・意味のある単語を伝えようとする

1歳頃のしつけは、すぐに結果を求めないことが大切といわれています。子どもは、心も身体も成長段階なので、失敗を繰り返して少しずつ覚えていくおとが多いでしょう。「朝起きたら顔を洗おうね」「車が危ないから、手をつなごうね」など、ママが大切だと思うことは、繰り返し伝えて、子どもの生活に身に付けていけると良いですね。

笑顔で楽しく関わる時間も大切

しつけと聞くと「教える」「叱る」「厳しい」と連想する人も多いでしょう。しかし、子どものしつけにおいて、親子で笑顔で楽しく関わる時間も大切だといわれています。しつけの土台は、親子の信頼関係といわれることもありますよね。

しつけを考える時期になったら、まずは親子で楽しく過ごせる時間を気にかけてはいかがでしょうか。特別な時間を設けなくても大丈夫です。おむつ替えやお風呂のときなど、日々のお世話の中で愛着関係を築けるチャンスがあるはずですよ。

1歳の子どものしつけとは?

生活に必要な習慣を教える

1歳頃になると、朝起きる時間や寝る時間がほぼ決まってきたという子どもが増える時期です。早く寝たり遅くまで起きていたりと、布団に入る時間に個人差はあっても、おおよそのリズムは整ってきたという子どももいることでしょう。

1歳頃からは、一日をどのように過ごすかメリハリをつけてあげても良い時期です。睡眠・食事・着替えなど、日常的なことを自分でできるように、少しずつ教えてあげられると良いですね。

礼儀や作法を教える

1歳頃の子どもには、「おはよう」「いただきます」「ありがとう」など、基本的な挨拶を大人から言うように心がけましょう。礼儀や作法の基本は、挨拶といわれています。楽しい雰囲気の中で、日常の基本的な挨拶を子どもと実践していきましょう。

0歳のころから実践してきたというママは、今まで通り行ってくださいね。

人とのコミュニケーションを教える

1歳頃からは、友達とのコミュニケーションも少しずつ教えてあげたい時期です。とはいえ、1歳になりたてと1歳11ヶ月の子どもとでは、発達もできることも大きく違います。

1歳のうちに、家族だけとの関わりが、徐々に友達との関わりに変化していきます。また、保育園に通う子どもは保育園の先生とも関わることになるでしょう。

人との関わりは楽しいことばかりではないかもしれません。自分の意思が通らず我慢することも増えてきます。つらい思いをしたときにどうしたら良いか、少しずつ子どもに教えてあげたいですね。

食事のしつけ

1歳を過ぎると、離乳食を卒業して徐々に大人と同じ食事に切り替え、パクパク期に入る子どもも多いでしょう。それと同時に、スプーンやフォークなど、食事に必要な道具を練習する子どもも増えます。

子どもはスプーンがうまく使えなかったり、食べ散らかしたりすこともあるでしょう。1歳の子どもの食卓が汚れるのは当たり前といいます。まずは、食事のおいしさや食べることの楽しさを教えてあげて、食べる意欲を促してあげられると良いですね。

1歳~1歳3ヶ月の子どものしつけ

生活習慣

1歳というとまだまだ夜の授乳が続いたり、お昼寝のせいでなかなか夜寝付かなかったり、睡眠リズムが整いにくい子どももいるでしょう。そんなときでも、できるだけ決まった時間に部屋の電気を消して、就寝の準備を整えることが生活リズムの基礎につながります。食事や入浴のタイミングなども、日によって大幅な時間の差がないように心がけましょう。

子どもはその日の体調や気分によって、スムーズにものごとがすすまないことが多いものです。しかし、大人のペースに慣れさせるのではなく、子どものペースをつかむことが、生活習慣でのしつけの基盤になるはずですよ。

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子どもの個性が出てくる時期

1歳頃は子どもの個性が目立ってくる時期ともいえます。周りの子どもができることが我が子にはできないこともあるかもしれません。子どもはそれぞれのペースで発達して成長していることを理解して、「なぜできないの」と思わずに、子どものペースを保ってあげたいですね。

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遊ぶときは「見る・触る・感じる」

子どもは1歳頃から、「見る」「触る」「感じる」を中心に遊びを覚えていくとされます。「どのようなさわり心地なんだろう」「冷たいのかな、温かいのかな」などと、さまざまな興味を持って行動するようになります。

子どもは、ママが思わず手を出して止めたい行動をとるようになりますが、肌で感じて色いろ学ぶ時期です。どうしても危険なもの以外は見守ってあげるのも、子どもが学習する上でのしつけといえるでしょう。

友達との関わり

1歳頃の子どもは、行動範囲が広がります。お天気の日はベビーカーに乗せて、積極的に近所の公園や支援センターへ遊びに行きたい時期です。公園でもう少し大きな友達を見て、子どもも色いろと刺激を受けることでしょう。

子どもの外遊びや支援センターなどでの出会いが、社会性を育む第一歩といわれています。遊具はうまく使えなくても、今から少しずつ公園で遊ぶことに慣らしてあげることで、いざチャレンジするときに自信につながるはずです。

ママも「大きなお友達、滑り台が上手だね」「一緒にやってみようか」などと話しかけながら遊べると良いですね。とはいえ、まだ大人がイメージするような「お友だちと一緒に遊ぶ」ことができる時期ではないため、無理強いはしないようにしましょう。

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月の子どものしつけ

生活習慣

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月の子どもは、たくさん見て真似をしようと努力をはじめます。まだうまくできなくても、大人が使っているのを見てやりたがる姿がみられることもあるでしょう。

このころから、昼寝は午前か午後に1回になる子どもが多いようです。しかし、子どもの睡眠リズムには個人差があり、一日2回であったり昼寝をしない子どもいたりと個人差がありますが、おおまかな就寝の時間を決めておきましょう。

歯磨きを嫌がる子どもがいるかもしれません。機嫌の良いタイミングをみて、ひざ枕をして歌を歌ってあげたりお気に入りのキャラクターの歯磨き粉を用意したりと、楽しく歯磨きができるように工夫できると良いですね。

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良いことと悪いことが理解できてくる時期

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月は、良いことと悪いことが少しずつ理解できてくる時期とされています。1歳半頃から自己主張が活発になる時期とされているので、今から少しずつ「良い」「悪い」の区別を教えてあげると良いでしょう。

たとえば、公園に遊びに行ったときに、蛇口の水を出しっぱなしにしていたら「水を出したら止めようね」など、声をかけていきましょう。社会のルールは一日で教えられるものではありません。親が少しずつ態度で示して、公共の場所でのルールを教えてあげられると良いですね。

しかし、ものごとが理解できるようになるとはいえ、注意をしたり叱ったりすることが続くのは逆効果と考える専門家が多いようです。「水を出したら止める」「お友達の順番を守る」などを教えた後に約束を守ることができたたら、めいっぱいほめることも忘れないでくださいね。

友達との関わり

1歳3ヶ月~1歳6ヶ月は、公園や支援センターで友達と遊ぶ時間が増えてきたというママが多いようです。友達が使っているおもちゃが楽しそうだったり、友達が走っている行為が面白くて一緒にはしゃいだりと、周りの様子を理解してくる時期でもあります。

すると、興味のあるおもちゃを友達からうばったり、ぶつかった拍子に友達が転んだりと、ママがヒヤリとするシーンもでてくるしょう。子どもは悪気があるわけではありません。しかし、「相手が悲しいこと」「危ないこと」は、少しずつ理解ができるはずです。友達と仲良く遊ぶことができるルールを今から少しずつ、教えてあげるのもしつけのひとつとされています。

二人目の予定がなかったので、友達とたくさん遊ばせてあげたかった

1歳4ヶ月ごろの娘は外遊びが大好きで、たくさん近所の公園や児童館に連れて行きました。ひとりっ子だったので、児童館に行ってたくさんの子どもたちと一緒に遊ぶように心がけました。私も日ごろの悩みを他のママや保育士さんに相談することで、ストレス発散になりました。

きょうだいがいれば、我慢をしたり、譲ったりと色いろな経験がつめたかもしれません。我が家には二人目の予定もなかったので、友達との関わりなど、基本的なことを幼稚園に入る前に少しずつでも学んでほしいという気持ちがありました。

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1歳6ヶ月~1歳9ヶ月のしつけ

生活習慣

1歳6ヶ月~1歳9ヶ月の生活習慣も、引き続き生活リズムを整えるためにも起床と就寝の時間は決めておくと良いでしょう。

また、ひとりでさまざまな場所へ歩けるようになると、行動範囲が広がる反面、危険の幅も広がります。椅子から落ちた・浴槽でおぼれた・突然道路に飛び出したなど、血の気が引く場面にでくわしたというママは多いようです。

歩道を歩くときは、ママは子どもの手をしっかりと握ってあげてください。嫌がって手を離そうとするなら、ベビーカーや抱っこ紐を利用して、子どもの安全を守りましょう。「そっちに行っちゃダメ」と言って聞けるのは、まだ少し先ですよ。

子どもの機嫌に振り回されていた時期

息子は1歳半を過ぎたころから、言葉が発達して、ささいなことでかんしゃくをおこすようになりました。行動も徐々に激しくなり、友達と一緒にソファーの上で跳ねたり、レストランで机を叩いたりと、身体を思い切り動かすことや音が鳴ることに興味を示しはじめたのだと思います。スーパーで「さわいではダメ」と言えばひっくり返って泣きわめくなど、買い物も行けず困りました。

それでも、一日に1回は外へ出ないと子どもの体力が爆発します。そのため、公園にお弁当を持って遊びに行くことが増えました。雨の日は支援センターやショッピングモールの子ども広場などへ遊びに行き、一日を過ごしていました。

買い物は宅配サービスやネットショップを使って、なるべく負担がかからない方法を選びました。息子は今5歳になりますが、このころは子どもの機嫌に振り回されていた時期だったな…と今となれば懐かしい思い出です。

遊びながら学ぶしつけ

1歳6ヶ月~1歳9ヶ月は、物に名前があることを発見する子どもが多いようです。「これは何」「なんで」と、不思議に思ったことを追及する傾向があります。それとともに、言葉の数が増える子も多いのではないでしょうか。

運動機能が発達して、階段の登り降りやジャンプをすることが増える子どももいるでしょう。ジャンプも危険なものが少ない公園や広場で思い切りさせてあげましょう。転んで泣いても、すぐに立ち上がる姿はたくましいものです。

子どもは、たくさん失敗をして学ぶといわれています。遊びながらさまざまなことを学べるように工夫することも、社会のルールを身につけるしつけのひとつとされています。

友達との関わり

子どもの月齢や活動範囲が似たママたちと仲良くなり、個人的に遊ぶ約束をすることもあるでしょう。1歳6ヶ月~1歳9ヶ月頃は、子ども同士も友達の顔などが、なんとなく理解できてくる時期です。

このころになると、思い通りにいかないと友達の前でかんしゃくをおこしたり、叩いてしまったりする子もいます。きっと、友達が楽しそうにしていて興奮するのでしょう。しかし、いくら嬉しくても、友達を叩かずに遊ぶことを教えてあげることもしつけのひとつです。

また、おとなしくて、ママにべったりな子どもの場合、友達と仲良く遊べないのではないかと心配になるママもいます。もしかしたら、友達ではなくママと遊びたいのかもしれません。子どもの個性や気持ちをくみ取り、満足できるコミュニケーションを与えたいですね。

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1歳9ヶ月~2歳のしつけ

生活習慣

1歳9ヶ月~2歳の子どもは、いろいろなことができるようになり、危ないことでもやってみようとチャレンジする子どもが多いでしょう。しかし、意欲はあるものの、上手にできずにかんしゃくをおこすことも多い時期です。また、昼間の経験が刺激になり、夜泣きが再発したという子どももいるでしょう。

何ごともきっちりやらなくては…と考えると、ママも大変です。生活リズムを整えるためのしつけが負担になる場合は、基本的な睡眠・食事だけ心がけ、あとは子どものペースにあわせてあげても良いでしょう。

また、2歳前後でトイレトレーニングを考えるママもいるようです。トイレトレーニングのタイミングは下記の通りです。

・歩くことが上手になった
・少しずつ言葉が話せるようになった
・おしっことおしっこの間隔が2時間以上あくようになった

おむつはずれは個人差が大きいので、焦らずゆっくり進めてくださいね。

「自分でやりたい」という気持ちの芽生え

1歳9ヶ月~2歳頃のは、「自分でやる」という自己主張が強くなる子どもが目立ってきます。自分で靴を履こうと頑張っているところ、急いでいるママが手を出してしまい、かんしゃくをおこして結局出かけることができなかった…という経験をしたママも多いようです。

子どもの自分でやりたいという思いは、自立の始まりといわれています。自分でできたという達成感は、子どもにとってとても大きな自信につながるのではないでしょうか。

時間に余裕のあるときは、子どもが「できた」と思うまでやらせてあげることで、次へのやる気がみなぎるはずです。たとえば、子どもが自分でズボンをはきたくてもお尻がつっかえてはきにくい場合には、子どもにわからないように少し手伝ってあげてもよいですね。

逆に、時間がないときは急いでいることを伝えてママが手伝うなど、その時々のメリハリをつけることも子どものしつけにつながりますよ。

失敗しても何度もチャレンジさせてあげたい

子どもが1歳9ヶ月ごろに一番困ったことは「とにかくなんでも自分でやりたいけど、うまくいかなくて機嫌が悪くなる」ということでした。だからといって、「ママにやらせて」や「無理だからやめようね」と言っても、さらに機嫌が悪くなります。

我が子はかんしゃくがひどく私が悩むほどでした。本人には気づかれないよう、こっそり手伝ったり、先回りしてやりやすいように工夫したりしていました。

しかし、2歳に近づくにつれてこだわりは強くなりましたが、手先が器用になったのか、自分でできることも増えてきました。親の根気が必要ですが、危険なこと以外は目をつぶってやらせてあげるのも大切だと痛感しましたよ。時間をかけて見守るのは難しいですが、これからも子どもが失敗しても、何度もチャレンジさせてあげようと思います。

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友達との関わり

1歳9ヶ月を過ぎると、子どもは友達と遊ぶ楽しさを感じ、やり取りがみられるようになります。また、このころは公園に遊びに行っても、子どもよりもさらに月齢の低い子が遊んでいる姿も見られるころです。

すると、公園で遊ぶときも小さい子にゆずってあげたり順番を守ったりするなど、マナーが求められる時期です。子どもが順番を待てないときは「もう少しだね」や「譲ってくれてありがとう」など、声をかけてルールがあることを教えあげましょう。

友達とともに何かをして遊ぶようになるのは、一般的に3歳頃といわれています。1歳9ヶ月~2歳頃は、友達と一緒にいることの楽しさを味あわせてあげられると良いですね。

「叱る」と「怒る」の違いとは?

「ダメ」と言う前に子どもの発達を知ろう

子どもは、ティッシュの箱が空になるまで引っ張り出したり、指を挟みそうなドアの開け閉めを繰り返したり、思わず「ダメ」と言いたい場面がたくさんありますよね。やみくもに「ダメ」と言うのは控えた方が良いそうですが、どうしても危険なときや友達にケガをさせたときは「ダメ」と叱る必要があります。

子どもにダメと言いたい場面が増えてきたら、まずは子どもの発達を知ることで、どのような時期かを把握してはいかがでしょうか。もしかしたら、目に付いたものすべてを触りたい時期かもしれません。どうしても危険だと感じること以外は大目に見て、子どもの成長を楽しんでも良いですね。

ダメなことはダメと教えてあげたい

「ダメ」と言わない育児をされてきたママを知っています。最初はとても大らかだな…と思いましたが、その子どもが2歳・3歳になると友達のおもちゃを無理に取り上げたり、自分の我が儘が通らないとかんしゃくをおこしたりするようになりました。もちろん、月齢的な原因もあると思います。

しかし、子どもが振り回したおもちゃが友達にあたり、ケガをさせたときもママは子どもを叱ったりダメと言うもことなく、優しく言い聞かせていました。本人たちはそれで良いのかもしれませんが、ケガをした方のママや子どもにフォローや謝罪もありません。個人的にはダメと言わないことより、もっと大切なことがある気がしています。

パパの役目は?

子どもにとってパパの存在は、家事を協力しながらもママとは少し違う存在でいることが必要という専門家もいます。細かいことはママに任せて、子どもがママに怒られた後は、パパは子どもの気持ちを切り替えるため、めいっぱい遊んであげましょう。

パパとママ、ふたりで同時に叱ると子どもは戸惑って萎縮(いしゅく)してしまいます。叱るときは、下記のことを気をつけましょう。

・パパかママのどちらかが叱って、どちらかがフォローする
・目をみて、その場ですぐしかる
・くどくど、ダラダラ長くしからない

ママとパパとの役割をわけるといっても、子どもが危険な行為をしたときや、友達を傷つけたときはパパもものごとの善悪を教える必要があります。子どもがパパの言うこともしっかりと聞くためにも、休みの日は積極的に子どもと関わる時間をつくるなど、良い関係を築いていきたいですね。

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ページ数:126p

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子どもの発達と気持ちを理解することから始められ、読み終えたときにホッと安心するママも多いようです。

1歳のしつけは遊びを取り入れて

1歳頃の子どもは、好奇心が高まり、さまざまな場所へ自分の力で移動できるようになります。すると、いよいよ「しつけ」がスタートするといわれています。

しつけの基本は、「生活習慣を整える」「人と上手にコミュニケーションをはかることができる」「社会のルールを知る」こととされています。また、しつけをするときは、親子の絆があってこそ効果があるともいわれています。このことをふまえると、しつけはもっと小さいうちから始まっているとも言えるでしょう。ここでは、親がしつけを意識し始める1歳からのしつけ対する考え方をお伝えしました。

しつけの基本は、遊びの中で取り入れていけることも多いはずです。しつけを始める前に、まずは子どもの発達を知り、笑顔で遊ぶことを心がけられると良いですね。

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