1歳児におすすめ絵本20選!選び方と読み聞かせのコツ!しかけ絵本もご紹介
1歳頃になると、子どもに読み聞かせを始めようと考えるパパやママは多いでしょう。「人気のおすすめ絵本が知りたい」「1歳児に読み聞かせをするときのポイントを教えてほしい」といったママのために、1歳児に適した絵本の選び方や、おすすめの絵本作品、読み聞かせのコツ、子どもが本を破るときの対処法についてわかりやすく解説します。
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目次
1歳児の絵本の選び方のポイントは?
絵本には対象年齢が書かれていることがありますが、対象年齢が記載されていない作品も多く存在します。1歳児にあった絵本をどのように選んだら良いかわからないというママは多いでしょう。ここでは、1歳児の特徴を踏まえ、絵本の選び方のポイントを解説します。
言葉や音の繰り返しが楽しいもの
1歳は言葉をどんどんインプットする時期です。絵本を通してたくさんの言葉を聞かせ、言葉への関心を持たせてあげましょう。1歳児は物語を楽しむというよりも言葉やリズムに反応をすることが多いものです。テンポが良く、パパやママが読んでいて楽しい絵本を選ぶと良いでしょう。
一見大人には意味がないように感じられる言葉でも、子どもにはおもしろいと感じることが多いものです。「絵本=楽しいもの」と思えるよう、1歳児の子どもの感性にあった作品を選んでみてはいかがでしょうか。
長すぎないもの
1歳はいろいろなことに興味を持つ年齢です。しかし、集中力には限界があるため、絵本があまりにも長いと飽きてしまうことがあります。読んでいる途中にもかかわらずページをめくろうとする、途中でどこかへ行ってしまうという経験がある方は多いでしょう。
1歳児に読む絵本は、文章が長すぎず、展開が早く次々に話が進む作品をおすすめします。初めて絵本を読む場合は、1ページにつき1~2文程度の作品を選びましょう。
楽しみながら生活習慣を身につけられるもの
幼児は絵本の登場人物にさまざまな影響を受けます。絵本の主人公と同じ仕草をする、言葉遣いを真似する、あるいは反面教師にするという子どもは多いのではないでしょうか。
絵本では、食事やお風呂、トイレ、歯磨きなど、日常生活に寄り添った作品が多いです。登場人物の行動を真似しながら、「いただきます」「ごちそうさま」を言う、寝る前には歯磨きをするといった生活習慣を楽しく身につけられるでしょう。
いつも野菜を残してしまう、寝る前の歯磨きを嫌がるといった悩みがある場合は、一度生活習慣に関連する絵本を読み聞かせてみてはいかがでしょうか。パパやママが注意するよりも、子どもは素直に受け入れてくれるかもしれません。
ただし、「絵本=しつけ」となると、絵本がつまらないものと感じてしまうおそれがあります。絵本は、しつけを押し付けるものではなく、楽しんで読むものと考えたいですね。
しかけのあるもの
楽しいしかけがある絵本は、好奇心旺盛な1歳児にぴったりです。おもちゃのように遊ぶことができ、手や指を上手に動かすための練習としても役立ちます。絵本にあまり興味を示さない子どもにもおすすめです。子どもに与えるしかけ絵本には、口に入れたり乱暴に扱ったりしても壊れない頑丈なものや、布製のものを選びましょう。
しかけがたっぷり詰まった絵本
ぼうしとったら
発売日: 2012年07月
著者/編集: tupera tupera
発行元: 学研教育出版
「ぼうしとったら」は、若手人気絵本作家 tupera tuperaが手掛けるしかけ絵本です。カウボーイやコックさんなど、それぞれの帽子をめくると中から意外なものが登場します。
テンポが良く、次から次へとめくりたくなるユーモアにあふれた作品です。同じシリーズには「やさいさん」「くだものさん」があるので、あわせてチェックしてはいかがでしょうか。
ふわふわわんちゃん
発売日: 2012年
著者/編集: エマ・ゴールドホーク, ジョナサン・ランバート
出版社: 大日本絵画
「ふわふわわんちゃん」は、絵本とパペットが一体になった作品です。パペットはふわふわと触り心地が良く、自分で動かすことができるので、赤ちゃんから幼児まで長く楽しめます。誕生日プレゼントにも人気です。
ワドル!!よちよちあるき
発売日: 2009年
著者/編集: ルーファス・バトラー・セダー, たにゆき
出版社: 大日本絵画
「ワドル!!よちよちあるき」は、ページをめくるたびに絵が動く、新感覚のしかけ絵本です。映像のようにぺんぎんやくまなどの動物たちが歩くので、子どもはもちろん大人もびっくりすることでしょう。
シリーズには「ギャロップ!!」「スウィング!」があります。「ワドル!!」はカラーなので、よりリアルな動物の動きを楽しめるでしょう。
シールブック ワイドシリーズ どうぶつ
【サイズ】140mm×200mm
【内容】 全16ページ(シール4ページ、台紙4ページ、ぬりえ4ページ)
「シールブック ワイドシリーズ どうぶつ」は、繰り返し貼ったりはがしたりできるシールを使い、楽しい動物たちの世界を作れる作品です。ぬり絵ができるページもあるので、飽きることなく遊べます。ただし、シールを誤飲するおそれがあるので、パパやママが必ずそばで一緒に遊ぶようにしましょう。
歯磨きに関する1歳児向け絵本
歯磨きをテーマにした1歳児向けの絵本です。歯磨きを嫌がるという子どもも、絵本を通して歯磨きが楽しいというイメージを持てるのではないでしょうか。
ノンタンはみがきはーみー
発売日: 1989年10月
著者/編集: キヨノサチコ
出版社: 偕成社
「ノンタンはみがき はーみー」は、子どもたちが大好きなノンタンや仲間たちが楽しく歯磨きをする様子が描かれた絵本です。「歯磨きを嫌がらなくなった」「絵本のフレーズを口ずさむと喜んで歯磨きをするようになった」など、パパやママからの評価が高い作品です。
はみがきしゅっしゅっ (いないいないばあっ!ポップアップ)
発売日: 1998年04月
著者/編集: 木村裕一
出版社: 偕成社
「はみがきあそび」は木村祐一氏による「あかちゃんのあそびえほんシリーズ」の1冊です。愉快なキャラクターが登場し、歯磨きの楽しさを伝えてくれます。子どもが大好きなしかけ付きの絵本です。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう
発売日: 2015/1/17
著者:くぼまちこ
出版社:アリス館
「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう」は、歯ブラシを列車に見立てた作品です。リズムやテンポが良いので、1歳児でも楽しめるでしょう。電車や乗り物が好きという子どもに読んでみてはいかがでしょうか。
食事に関する1歳児向け絵本
食事や食べ物をテーマにした1歳児向けの絵本をご紹介します。
いただきまあす
発売日: 1980年06月
著者/編集: 渡辺茂男, 大友康夫
出版社: 福音館書店
「いただきまあす」は、食べ物をまだ上手に食べられないくまの子どもと、その様子を温かく見守るママが描かれた作品です。こぐまは、食べ物をこぼしたりテーブルに登ったりしながらご飯を食べます。
一見行儀が悪いようですが、一生懸命食べる姿が微笑ましく、「子どもが自分の食事の姿を客観視するようになった」と、しつけに役立ったという意見が寄せられています。
おやさいとんとん
発売日:2008年1月
著者/編者:真木 文絵、石倉 ヒロユキ
出版社:岩崎書店
「おやさいとんとんとん」は、かわいい絵とリズミカルな言葉が特徴の絵本です。ジャガイモやニンジン、たまねぎ、ブロッコリーなどの野菜が登場し、最後にはおいしそうな野菜カレーが完成します。料理の過程が楽しく描かれており、食育としても役立つ作品です。
フルーツめしあがれ
発売日: 2015年08月
著者/編集: 視覚デザイン研究所, 高原美和
出版社: 視覚デザイン研究所
「フルーツめしあがれ」は、リアリティにあふれるフルーツの絵が食欲をそそる作品です。ママが「めしあがれ」と絵本のフルーツを差し出す仕草をすれば、子どもは手に取って食べる真似をしてくれるでしょう。
ほかにも「おやさいめしあがれ」「パンめしあがれ」などのシリーズがあります。子どもが好きな食べ物があるか探してみましょう。
寝かしつけにおすすめの1歳児向け絵本
寝かしつけのときにおすすめの1歳児向け絵本です。ネントレや入眠儀式を始めるママと子どもにもぴったりです。
もうねんね
「もうねんね」は「いないいないばあ」をはじめ、数多くのベストセラー絵本を手掛けた松谷みよ子氏の作品です。絵本の内容は、犬や猫、ひよこなどが「もうねんね」の言葉でだんだん眠っていくというものです。
温かみのある絵と優しい文章が特徴で、繰り返し読むうちに子どもの眠気を誘います。夜になっても寝ようとしない子どもに読み聞かせてはいかがでしょうか。
おつきさまこんばんは
「おつきさまこんばんは」は、夜空に浮かぶ月が描かれた作品です。おつきさまは笑ったり悲しんだりと、さまざまな表情を見せてくれます。0~1歳向けの絵本として出版されていますが、幻想的で優しいタッチの絵は、大人にも魅力的に感じられるでしょう。寝る前の読み聞かせに向いています。
めのまどあけろ
発売日: 1984年02月
著者/編集: 谷川俊太郎, 長新太
出版社: 福音館書店
「めのまどあけろ」は、谷川俊太郎氏の楽しい詩に長新太のユニークな絵が組み合わさった作品です。朝起きてから夜眠りにつくまで、1日の流れがテンポの良い文章で語られます。2歳以降になるとフレーズを真似する子どもが多いでしょう。
最後は「ねんねんころり ねんころり」と目の窓を閉じたところで締めくくられています。ゆっくりとしたテンポで読み聞かせれば、寝かしつけにもつながるでしょう。
1歳児におすすめの季節の絵本
1歳児に読み聞かせたい、季節をテーマにした絵本です。その季節にあった作品を読んであげましょう。
ちょうちょう ひらひら
発売日: 2008年02月
著者/編集: まどみちお, 西巻茅子
出版社: こぐま社
「ちょうちょうひらひら」は春にぴったりのほのぼのとした作品です。童謡「ぞうさん」の作詞家であるまどみちお氏が文を手掛け、「わたしのワンピース」などの作品で知られるにしまきかやこ氏が絵を手掛けました。
「うふふ」「えへへ」といったかわいらしい文章は、読む人も聞く人も笑顔にしてくれるでしょう。陽だまりの中にいるような、優しい気持ちににさせてくれる作品です。
こぐまちゃんのみずあそび
発売日: 1971年11月
著者/編集: 若山憲, 森比左志
出版社: こぐま社
「こぐまちゃんのみずあそび」は、赤ちゃんから大人まで人気があるこぐまちゃんシリーズの1冊です。最初はお花に水をあげていたこぐまちゃんがだんだんと水で遊び始め、最後には泥だらけになってしまいます。
どんなことでも遊びに換えてしまう1歳児と、無邪気に遊ぶこぐまちゃんの姿が重なって見えるでしょう。あとがき「幼児のいたずらの大切さ」も必見です。
まどからおくりもの
作・絵:五味太郎
発売日1983年 11月
「まどからおくりもの」は、クリスマスがテーマになっている愉快な絵本です。クリスマスの日、みんなが寝静まった夜にサンタさんが窓から贈り物を届けるというシーンから始まります。ユーモアあふれる物語は子どもから大人まで楽しませてくれるでしょう。子どもも喜ぶしかけも見どころです。
まめのかぞえうた
発売日: 2004年01月
著者/編集: 西内ミナミ, 和歌山静子
出版社: 鈴木出版
「まめのかぞえうた」は、節分の季節におすすめの作品です。「ひとーつ まめ ひとつ あったとさ」「ふたーつ ふたごの はっぱの あかちゃん…」と思わず口ずさみたくなる数え歌が書かれています。ページをめくるたび豆が成長していくのも、1歳の子どもの目には新鮮に映るでしょう。
1歳児へのプレゼントにおすすめの絵本セット
1歳の誕生日プレゼントとして人気の絵本セットをピックアップしました。子どもの興味や関心にあわせ、その子にぴったりのギフトを送ってあげましょう。
だるまさんが・の・と
発売日: 2009年09月
著者/編集: かがくいひろし
出版社: ブロンズ新社
「だるまさんシリーズ」は、0~1歳向けの絵本の人気ランキングの上位に位置しており、図書館や児童館での読み聞かせ会でも人気の作品です。何回も繰り返し読んでも、子どもは飽きずに楽しんでくれるでしょう。
「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3作品がセットになった商品はギフトとしても人気です。だるまさんの動きを真似しながら読むと、いっそう盛り上がるでしょう。
はじめましてのももんちゃん 3冊セット
発売日: 2012年10月
著者/編集: とよたかずひこ
出版社: 童心社
「はじめましてのももんちゃん 3冊セット」は、乳幼児に人気の「ももんちゃんシリーズ」より「どんどこももんちゃん」「すりすりももんちゃん」「こちょこちょももんちゃん」の3作品がセットになった商品です。
ももんちゃんの愛らしい仕草や、思わず真似したくなる楽しいフレーズが魅力で、子どもはもちろんのことパパやママにも人気です。小さいながらも一生懸命頑張るももんちゃんの姿は、子どもたちの良いお手本となるでしょう。
えほんトイっしょ チーズくんとふしぎなかぎ
[セット内容]絵本・家×各1、丸のブロック・三角のブロック・四角のブロック×各3
「えほんトイっしょ チーズくんとふしぎなかぎ」は絵本とおもちゃがセットになった商品です。物語の内容にあわせて指定の鍵穴を使う場面があり、絵本の世界をより楽しめる作品といえるでしょう。対象年齢は1歳半からですが、2歳~年少ごろまで十分に楽しめます。
「えほんトイっしょ」からは、ほかにもさまざまな作品が出版されています。興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。
1歳児への絵本の読み聞かせのコツ
1歳児に絵本を読み聞かせするときはどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。読み聞かせのコツをお伝えします。
絵本を子どもと一緒に楽しむ
1歳児にとって、絵本は自分で読むものではなく、パパやママなどの家族に読んでもらうものです。しかし、もし絵本を読み聞かせする大人が「絵本はつまらない」「幼稚」などと絵本にマイナスなイメージを持っていては、子どもが絵本が楽しいと思えず、絵本に興味をなくしてしまうかもしれません。
絵本を「しつけ」の目的で読むと、絵本を苦手に感じる可能性があります。絵本は楽しいものと思ってもらうには、まず大人が楽しく読むことが大事です。特別なことをする必要はありません。膝の上に子どもを乗せ、楽しい場面で笑ったり、意外な展開にびっくりしたり、子どもと同じ目線で絵本を読んであげましょう。
無理強いはしない
絵本を読もうとしても嫌がる、興味を持たないという場合には、無理強いする必要はありません。強引に聞かせようとすると絵本を楽しいと思えず、絵本から興味をなくしてしまうことがあります。子どもが少し興味を持ったタイミングで読んであげるようにしましょう。
1歳児が絵本を破るときの対処法
0~1歳頃の子どもは、絵本を乱暴に扱ったりかじったりすることが多く、ページが破れることは珍しくありません。子どもが絵本を破るときにはどのように対処すれば良いのでしょうか。
一緒に修理をする
ページが破れたとき、頭ごなしに注意してしまうことがありませんか。しかし1歳の子どもにとっては、何がいけなかったのか理解できないことも多いです。「本が痛がっている」「かわいそう」と子どもにも理解できる表現で声をかけましょう。
ページが破れてしまったら、セロハンテープなどで一緒に修理をしましょう。「痛かったね」「よしよし」と破れたところをさすりながら直します。お気に入りの絵本であればあるほど、次からはもっと大事にしようという気持ちが芽生えるでしょう。
言い聞かせをする
言葉が少し理解できるようになっていれば、絵本を破らないように言い聞かせてみましょう。怒った顔ではなく悲しい顔をすると子どもに伝わることがあるので、ぜひ試してくださいね。紙を破ることに楽しさを感じているようなら、いらない雑誌や新聞を与え、満足するまで破らせてあげましょう。
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絵本の世界を親子で楽しもう
1歳の頃はまだ言葉を話さないことが多く、どのようにコミュニケーションをとれば良いのか悩むというパパやママは多いでしょう。そういったときこそ絵本の出番です。絵本には親子の絆を深める力があります。絵本を開くと絵の楽しさや言葉の面白さ、物語への感動をわかちあえるでしょう。
読み聞かせをすることで、子どもが何に興味を示しているか、どのようなことを楽しいと感じるかをパパやママが知ることができ、子どもへの理解が深まるきっかけになります。親子一緒に絵本を楽しむ習慣を始めてみませんか。