布絵本なら赤ちゃんにも安心！魅力や選び方は？かわいくて長持ちのおすすめ15選

子どもが生きていく力となっていく視覚・触覚・聴覚などの「知覚」は、実際に見ること・触れること・聞くことを通じて伸びていくものです。布絵本は、触れた感じが異なる布を組み合わせていたり、しゃぶったり握ったりできるパーツがあったりと、五感に働きかけるギミックが満載です。赤ちゃんが飽きずに繰り返し遊ぶことによって、自然と知覚が鍛えられますよ。

布絵本は「読み物」というよりは、色彩豊かに描かれた世界を見たり触れたりすることで「感覚を使って楽しむ」ことを主軸に作られたものです。布絵本は登場する動物やキャラクターたちに触れたり動かしたりしながら、自由に発想を広げ、無限大に広がる物語を楽しむことができる点が特徴のひとつです。

初めはママが遊び方を示してあげると良いでしょう。布絵本に触れることで、イメージを広げる力や創造する力を育むことができるかもしれませんね。

布絵本は紙と異なり、家で洗濯できるものが一般的に多いです。汚れがついてしまっても、丸洗いできるので衛生的ですね。家の外でも中でも、気兼ねなく遊ぶことができます。商品によっては濡れた布などで拭くことを推奨している場合があるため、取り扱いについては必ず使用上の説明を一度確認しましょう。

赤ちゃん向けの紙でできた絵本は、紙で手を切らないように１枚1枚厚みがあったり、角を丸くしたりと工夫が凝らされています。ただし紙でできた絵本の重さはどうにもならず、「赤ちゃんが自身の手で持ち上げてみたものの、握力が足りずに頭の上に落としてしまった」ということもよくある話です。布でできた絵本は本よりも軽く柔らかいため、力の弱い赤ちゃんが持っても安心できる点は良いですね。

乳児期の赤ちゃんは、「外の世界を認識することができる要素と触れ合う体験」が重要です。触り心地や音の違いが実感できる絵本を選んであげたいですね。生後半年から1歳になる頃には、おすわりやハイハイができるようになる子どもが増えてきます。自分で動かせるパーツがあると、手指の発達を促してくれますよ。

1歳頃からの子どもは、運動機能や知能が目覚ましく成長し、物の特徴をとらえられるようになります。生活の中でも、自分でできるようになることが増え、大人の真似をしたくなるのもこの時期ですね。手指を使って仕掛けを動かす絵本や物語性のある絵本であれば、子供のやりたい・知りたいという気持ちを満たしてくれますよ。

・サイズ：横15.5×縦16×厚さ6cm
・対象年齢：6ヶ月～

全8ページの絵本は、ピッピ・ガラガラ・パリパリといった3つの音の違いが楽しめます。感触の違う6種類の布が使われているのも特徴のひとつです。Lamazeの布絵本には、うさぎや恐竜のマスコットが絵本の世界を遊び回るシリーズも展開されています。そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

・サイズ：横13×縦15×厚さ5cm
・対象年齢：0歳〜

ラトルになっている牛のマスコットが、全10ページの絵本の世界中をお散歩する仕掛け絵本です。にわとりさんのお家に卵やひよこが隠れていたり、草原で羊やロバに出会ったり、さまざまなシチュエーションで赤ちゃんの遊び心をくすぐります。モコモコした羊さんやくちばしが動くにわとりは、指遊びを促してくれますよ。

・サイズ：横33×縦26×厚さ7cm
・対象年齢：6ヶ月～

「くいしんぼうルールー」はフランス生まれの知育おもちゃシリーズです。愛らしいオオカミのモチーフが人気です。布絵本はこれでもかというほど仕掛けがぎゅっと詰め込まれており、触るだけではなく、つまんだり引っ張ったりすることもできますよ。立体的なパーツで、たくさんの遊びを楽しむことができます。

・サイズ：1面の縦・横14.5cm（広げると92cm）
・対象年齢：0歳～

片面6面ずつの布絵本です。赤ちゃんが認識しやすいと言われている赤・黒・白の色彩で、くっきりとしたイラストが描かれた面と、多彩な色を組み合わせて色彩豊かに仕上げた面があり、赤ちゃんに対して異なる働きかけをしてくれそうです。バナナを持った猿や水浴びをする象など、遊びながら動物の習性が観察できるのが良いポイントのひとつです。

・1面サイズ：縦18×横15cm（広げると77cm）
・対象年齢：0歳～

ベビーベッドのガードとしても役立つサイズの大型布絵本で、片面5面ずつのリバーシブル仕様となっています。赤ちゃんがねんねしながらでも遊べるように、絵本下部にはラトルや歯固め、引っ張ると電動でブルブル震える仕掛けなどがあり、五感を刺激する要素がいっぱいです。

・サイズ：縦・横14×厚さ3cm
・対象年齢：6ヶ月

北欧家具で人気のIKEAからは、シンプルな作りの布絵本をご紹介。全部で8ページあり、動物は動物らしく、ほとんどデフォルメされていないデザインで描かれています。登場する動物には、それぞれ違う感触の布が使われ、ミラーなどの仕掛けが配置されており、細部までしっかりした作りに「さすがIKEA」と言わざるを得ないですね。

・サイズ：縦21×横22×厚さ3cm
・対象年齢：3歳～

ジッパーを開けたり閉めたり、ボタンを留めたり外したり、そんな日常の動作にチャレンジできる絵本です。表紙の靴ひもは、実際にシューズに足を入れてひも結びの練習ができる作りになっています。絵本での練習を通じて、それぞれの動作に慣れ親しみ、子どもの自信を伸ばしてあげたいですね。

・パッケージサイズ：幅36×高さ23×厚さ5cm
・対象年齢：3ヶ月～

バンダイのベビラボは、赤ちゃんの知育を目的としたおもちゃを、研究に基づいて開発しているブランド。赤ちゃんが表情の違いや色の違いを識別し、違いの意味を理解できるように作られています。こちらの絵本は、広げて遊べるリバーシブル仕様。いないいないばあなど、手指を動かす遊びと連動した仕掛け面と、アンパンマンのマスコットが乗り物に乗ってお出かけするシチュエーション面が好評です。

読み聞かせができるので、言葉を理解する絵本としてもおすすめですよ。

・サイズ：縦17×横17×厚み6cm
・対象年齢：0歳～

布絵本の専門店「ロンパース」から、特別支援学校の教科書として文部科学省に認定された布絵本をご紹介します。1ページずつで異なる絵柄が並ぶこちらの絵本は、それぞれに手指を動かす仕掛けが隠されていますよ。

お花のポケットの中からハチのマスコットを引き出したり、熊の耳をつまんで音を鳴らしたり。おひさま、しまうま、うしと全部で4つのシリーズ展開があり、セットでそろえて楽しむことができそうです。

・サイズ：12.5×12.5×3cm
・対象年齢：0歳～

はらぺこあおむしは、数や曜日の概念に触れながら生き物の命を描いた、幼児向け絵本の名作です。そんなお話の世界観を布絵本で表現したのが、この商品です。あおむしが食べたリンゴやケーキ、葉っぱが絵本のギミックになり、さまざまな触感や音の違いに気付かせてくれます。絵本を読み聞かせる前のファーストステップにいかがでしょうか。

・サイズ：縦14×横14×高さ4cm
・対象年齢：0歳～

ペネロペはフランスで生まれた絵本シリーズです。日本ではEテレでアニメとしても放映されています。コアラの女の子が主人公で、ほんわかとした日常が描かれており、さりげない毎日の中にも素敵な「何か」があることを伝えてくれるストーリーになっています。

布絵本の中に収められているのも、ペネロペがご飯を食べたりお風呂に入ったりする日常的なシーンです。読み聞かせをしながら、手指遊びもできる充実した布絵本です。

・サイズ：18.2 x 17.6 x 4.2 cm
・対象：乳幼児向け

ジャッキーが登場する「くまのがっこう」シリーズは「あたり前の暮らしを楽しむこと」をテーマに書かれている絵本です。「ジャッキーのいろんなかたち」も、暮らしの中にあるさまざまな形を、仕掛け付きで取り上げています。

絵本の内容は、四角いお手紙の封筒がポケットに入っていたり、丸い池がミラーになったり、と子どもが興味を示す仕掛けがたくさん散りばめられています。シーンごとに使う挨拶が描かれた「ジャッキーのごあいさつ」も一緒にどうぞ。

・サイズ：横12x縦11×厚さ4.5cm
・対象年齢：6ヶ月～

絵本から飛び出すようにつけられた色とりどりのタグや、立体的に動かせる動物のモチーフが付いており、移動時も赤ちゃんを飽きさせず、手のひらサイズでコンパクトな作りになっています。ベルトを使って、ベビーカーのアームに取り付けることができ、携帯に便利な布絵本です。

・サイズ：縦10×横10×厚さ8cm
・対象年齢：0歳～

表紙は熊、裏表紙はウサギになっているぬいぐるみのような布絵本です。布絵本を振ると鈴の音が鳴り、絵本自体をラトルのように使うことができます。絵本の中を開くと、はたらく車のイラストがたくさんあります。実際に走る車を見つけながら、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

・サイズ :縦17×横29×厚さ3cm
・対象年齢：0ヶ月～

絵本の穴から亀がひょっこり、キリンも長い首をのぞかせています。実はこの2体とも、指を入れて動かす指人形です。子どもが引っ張って遊んだり、ママが指を入れて動かしたり、さまざまな遊びができる点が良いですね。歯固めや立体的な仕掛けがついており、反応を見ながら幾通りもの遊び方ができる布絵本です。

布絵本は、布と糸があれば自分で作ることもできますね。手作りに挑戦する、手芸好きなママも多いようです。手芸店やネット通販では布・作り方・型紙・糸がセットになったキットなどが売られていますよ。自分で布をカットするもの、すでにカットされた布が同封されているものなどがあるため、自分のレベルや作業に当てられる時間に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

せっかくの手作り布絵本、「布や糸は自分の好みで選びたい」という場合には、型紙と作り方が載った本を参考にする方法があります。作家によって難易度や世界観が異なるため、一度本屋さんや図書館でチェックしてみるのが良いでしょう。

「かんたん！愛情手作り 布えほん・布おもちゃ」は、身近な素材で気軽に作れると好評の手作り教本です。笑顔、泣き顔など4つの表情を見分ける絵本の作り方や、いもむしの成長を描く絵本の作り方などが載っています。工作感覚で作れる、手作り初心者におすすめの1冊です。

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布絵本は「文字を読む」というよりも、「絵柄から想像してストーリーを作り上げていく」という点を楽しむ絵本です。ママとのコミュニケーションを通じて、子どもが生活の中のさまざま場面を理解し、自分の言葉で表現する力を育てていきましょう。

布絵本は軽くて柔らかいため、赤ちゃんの一人遊びにも適しています。一人遊びは赤ちゃんが自分の世界を作り上げていく上でとても大切なものです。布絵本を使って、赤ちゃんが夢中になれる時間を作ってあげたいですね。布絵本は安心・安全性の高いおもちゃですが、経年によって劣化します。糸のほつれなどがないか、使う前には必ず点検しましょうね。