【体験談】寝かしつけにおすすめの絵本12選!0~3歳の子どもに読んであげたい絵本は?
子どもが寝る前に絵本を読んであげて、楽しく夢の世界の扉を開けてみませんか。寝る前の絵本の読み聞かせは、親子の楽しいコミュニケーションの時間になりますよ。子どもはママやパパの優しい声を聞いて、安心して寝つくことができるでしょう。ここでは、0歳から3歳までの子どもの寝かしつけにおすすめの絵本を年齢別に紹介します。
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目次
子どもの寝かしつけには絵本がおすすめ!
子どもの寝かしつけに絵本を読んであげて、寝る前の親子のコミュニケーションをとりませんか。寝る前に絵本を読むことを習慣づけると、絵本の時間=寝る時間と子ども自身が認識するようになりますよ。
初めのうちは寝かしつけで絵本を読んでも、「もっともっと」と子どもが喜ぶばかりで眠くなる効果がないと感じるパパやママがいるかもしれません。しかし2・3回で諦めず、しばらく続けて習慣化してみてくださいね。
絵本での寝かしつけはいつから?
絵本での寝かしつけは、言葉が理解できるようになってからというイメージがありますが、実はそんなことはありません。生まれたばかりの赤ちゃんに読んであげても良いでしょう。
赤ちゃんのお世話でバタバタしていて、これまで絵本での寝かしつけをしたことがない方もいるでしょう。寝る前に子どもに絵本を読んであげたいと思ったときが、絵本での寝かしつけを始めるタイミングです。
寝かしつけで絵本を読むコツ
寝かしつけのときは、大きな声ではっきりと読むより、落ち着いた声でゆっくり読みましょう。絵本のシーンにあわせることも大事ですが、寝かしつけというタイミングを考えるなら、興奮している子どもを優しい声でふんわり包み、リラックスさせることが一番大切です。パパやママも力を抜いて、心地良いリズムで読んでみましょう。
長男の寝かしつけに絵本を活用し始めたのは、1歳の誕生日の少し前からでした。絵本を読んだことで長男の寝つきが良くなることはありませんでしたが、絵本を子どもに読んであげることで、私自身の寝かしつけでのイライラが少し解消した気がします。
6歳になる現在でも、寝る前に絵本を読むことをせがまれます。絵本を読み始めて5分もするとコテッと寝てくれます。
長男に絵本の読み聞かせをしていたため、2歳半の次男は生まれてすぐから寝る前には絵本を読むものだと思っています。最近は、「ぼくはこれ読んで」と読んでほしい本を自分で持ってくるようになりました。
寝かしつけのときの照明は?
全体的に明かりを落とし、入眠儀式としての効果をより高めましょう。真っ暗な部屋で手元だけライトをあてるというより、部屋全体をほんのり暗くする方がリラックス効果は高いようです。
0歳児におすすめの寝かしつけ絵本
0歳の赤ちゃんは、驚くほど見るものすべてを吸収し、何に対しても興味津々です。絵本の内容はわからなくても本の中のかわいいイラストに目を輝かせ、読み聞かせるママやパパの優しい声に安心感を抱きます。絵本を利用することで、きっと幸せな眠りにつけることでしょう。
もこもこもこ
・作:谷川 俊太郎
・絵:元永 定正
・出版社:文研出版
まだストーリーが理解できない0歳の赤ちゃんでも、きっと興味をそそられるのがこちらの絵本です。詩人の谷川俊太郎さんの綴る独特の世界観に引き込まれるでしょう。
楽しむというより、「しーん」「もこもこ」「ぱちん」と効果で織りなす不思議なお話と、まる、さんかく、しかくなどシンプルな図形を用いたイラストに赤ちゃんも興味津々です。優しくゆったりとしたトーンで読んであげれば読み聞かせにも効果的ですよ。
初めて私が作品を見たときは、正直に言って「よくわからない絵本だ」と思いました。あまりにも世界観が独特で、子どもが喜ぶかどうか半信半疑でした。
しかし、生後10ヶ月頃に初めて読んだとき、赤ちゃんは今まで読んだどの作品よりも食い入るように見つめていました。「これはなんだろう」と、絵にタッチしたり、色を近くで確かめたり、真剣なまなざしで自分から絵本にアプローチしていたのが印象的です。
赤ちゃんに繰り返し読んでいるうちに、私自身も言葉のリズムの楽しさや、宇宙とも大地ともわからない不思議な絵に引き付けられるようになりました。同じ作者による「もけらもけら」「ころころころ」もおすすめです。
もうねんね
・作:松谷 みよ子
・絵:瀬川 康男
・出版社:童心社
表紙からして眠たくなってしまいそうなこちらの絵本は、松谷みよ子さんのロングセラーです。優しい絵柄に懐かしさを覚えるパパやママもいるのではないでしょうか。
犬や猫や鳥などのかわいい動物が、「もうねんね」のセリフとともにどんどん寝てしまいます。同じフレーズの繰り返しが多く、心地の良い呪文のように耳に入っていくでしょう。赤ちゃんの入眠儀式にぴったりです。
入眠儀式におすすめの絵本と紹介されていて、よく寝る前に読み聞かせました。普段よりも、声のトーンを落としてささやくように読むのがおすすめです。
あまりに気持ち良さそうに眠る動物たちの絵に、子どももつられて寝てしまうようです。早いときでは、1冊読み切る前に寝てくれました。私も眠気を誘われるので、子どもより先に寝てしまうこともときどきありました。
くっついた
・作/絵:三浦 太郎
・出版社:こぐま社
金魚やアヒル、ゾウやさるが、鼻をあわせたり手をつないだりして「くっついた」とする姿がとてもかわいらしい赤ちゃん絵本です。「くっついた」の音の繰り返しは赤ちゃんにも楽しめるでしょう。
最後のページでは、パパとママが赤ちゃんのほっぺた「くっついた」とします。絵本と同じように赤ちゃんにほっぺたをくっつけてあげると寝る前のスキンシップにもなり、きっと赤ちゃんは安心して寝つくことができますよ。
子育て支援センターでの読み聞かせで出会った絵本です。「くっついた」のフレーズで子どもを抱きしめたり、ほっぺをくっつけたりすると、きゃっきゃと声を出して笑ってくれます。寝かしつけ絵本としてはもちろん、日中の子どもとのスキンシップにも重宝している一冊です。
1歳児におすすめの寝かしつけ絵本
1歳頃の赤ちゃんは、ママやパパの話す言葉を理解し、少しずつ話し始めます。わかりやすく短い文章の絵本を読んであげることで、言葉に興味を持ちやすくなるかもしれませんね。リズムの良い文章や言葉の繰り返しが使われている絵本がおすすめです。
おつきさまこんばんは
・作/絵:林 明子
・出版社:福音館書店
空にぽっかりと浮かぶ金色のお月さまの物語です。途中、雲がやってきてお月さまを覆ってしまいますが、雲から出てくるときのコミカルな表情が子どもたちにとても人気のようです。
色数を抑えていることによって夜空の美しさとお月さまの優しい表情が引き立ち、幻想的な世界観を楽しめます。夜ならではの絵本で、寝かしつけにもぴったりですね。
1歳後半の娘によく読んでいます。実は最初に作品を読んだとき、娘はあまりピンと来ていない様子でした。それもそのはずで、我が家は夜に外出することはないため、子どもに「おつきさま」を見せたことがないと気づきました。
夜は早く寝ることも大事ですが、夜空の美しさを見せてあげるのも必要なことだと感じました。空に浮かぶ月と絵本のおつきさまが同じものだと認識できたときは、世紀の大発見のような表情がおかしかったです。
最近では、月が見える夜は5分ほどベランダから空を眺め、「おつきさまこんばんは」を読んでから寝かせています。ちなみに、裏表紙のおつきさまの表情がとてもおちゃめで、子どもも気に入っていますよ。
おやすみクマタくん
・作/絵:カズコ・G・ストーン
・出版社:福音館書店
かわいいクマの親子の心温まるお話です。なかなか寝付けないクマタくんをママがどうにか寝かせようと試行錯誤するストーリーは、絵本の目の前のママたちと一緒ですね。
「クマタくんがねないとまくらがにげていってしまいますよ」「クマタくんがねないともうふがにげていってしまいますよ」と、おもしろい繰り返しのセリフに、疲れたパパやママもほっこりします。ママのクマタくんへの愛おしい気持ちが伝わってきて、胸に温かいものが広がるはずです。
娘の寝かしつけに困っていたときに、子育て支援センターでおすすめされた絵本です。かわいらしい絵柄とほっこりした内容で、すぐに娘のお気に入りになってくれました。それまではお布団に入ることすら嫌がっていたのに、くまたくんの絵本を自分で用意し、お布団にすんなり入ってくれるようになりました。
こぐまちゃん おやすみ
・作/絵:わかやま けん
・出版社:こぐま社
「しろくまちゃんのほっとけーき」でお馴染みのこぐまちゃんシリーズの一作です。
8時になったら寝る時間です。着替えをして、歯みがきをして、トイレに行って…こぐまちゃんの寝る前のシーンがリズムの良い文章で綴られており、子どもも一緒にねんねの気持ちの準備ができるでしょう。
寝る前の習慣になるだけでなく、パパとお相撲をとったり、ママに絵本を読んでもらったりと、こぐまちゃんの親子の愛情あふれる様子がとても微笑ましい一冊です。
こぐまちゃんシリーズが大好きな娘は「こぐまちゃん おやすみ」もお気に入りのようです。こぐまちゃんシリーズの文章はリズム感が良いので、読んでいる大人も楽しい気持ちになります。子どもがこぐまちゃんの真似をして、寝る前の支度を自分でやりたがるようになりました。
2歳児におすすめの寝かしつけ絵本
コミュニケーションが取れるようになる2歳頃になれば、絵本は寝かしつけにますます効果を発揮します。この年になれば簡単なストーリーなら理解できるようになるので、嬉しいお話や悲しいお話で感情を共感することを覚えさせ、優しい気持ちを伸ばしてあげましょう。
おやすみ、はたらくくるまたち
・文:シェリー・ダスキー・リンカー
・絵:トム・リヒテンヘルド
・訳:福本 友美子
・出版社:ひさかたチャイルド
子どもたちに大人気のショベルカーやブルドーザーたちは今日も元気に働いていますが、一日が終わるころになると寝る場所へ戻り、そっと目を閉じるのです。そんな物語は、車好きの男の子の興味をひくこと間違いなしでしょう。
実はこの絵本は、大が車好きでなかなか寝付けない、作者の息子さんにあてた物語だそうです。元気な車でも、最後はねんねするという想像をすることで、自分とかっこいい働く車たちを重ねあわせるようにして寝てしまうのでしょうか。楽しい夢が見られそうな一冊ですね。
おやすみ、ぼく
・文:アンドリュー・ダッド
・絵:エマ・クエイ
・訳:落合 恵子
・出版社:クレヨンハウス
2006年にオーストラリア・ストーリータイムブック賞を受賞した、世界で愛される絵本です。かわいいオラウータンの赤ちゃんが「おやすみ、ぼくのあしさん」と自分の身体のあちこちに語りかけながら眠りにつく、愛おしい物語です。
今日も一日頑張った自分の身体に感謝してから眠るというのは、忘れがちなことです。日々の小さなことも慈しみ、感謝するための練習として、大人も一緒に読みたいですね。
ノンタン おやすみなさい
・作/絵:キヨノ サチコ
・出版社:偕成社
昔から続くノンタンシリーズの一作です。きっとパパやママでも読んでもらっていた人がいるのではないでしょうか。
眠くても遊びたいやんちゃなノンタンが一緒に遊ぶ仲間を探しに行きます。けれど、みんな寝てしまっていたり、真っ暗な中で遊んで泥んこになってしまったり、思うようにいきません。かわいいノンタンに「やっぱり夜はねんねがいいよね」と優しく諭され、きっと子どもも眠くなるはずです。
寝る時間になっても遊ぼうとする無邪気なノンタンは、うちの子どもにそっくりだと思いながらよく読んでいました。特に2歳頃はイヤイヤ期ということもあり、親に「もう寝なさい」といわれても「イヤ」と拒否してばかりでした。「ノンタンおやすみなさい」を読んだあとに「ノンタンも寝たから○○も寝よう」と誘うと、素直に受け入れることが多かったです。
3歳児におすすめの寝かしつけ絵本
3歳頃になると、夜になかなか寝たがらない子どもが増えてきます。子どもが眠るのを嫌がるときには、「眠り」を題材にした絵本を読んであげてはいかがでしょうか。感性の豊かな子どもはつられて眠くなってしまうことが多いようですよ。
おやすみ、ロジャー
・著:カール=ヨハン・エリーン
・監修:三橋 美穂
・出版社:飛鳥新社
魔法のぐっすり絵本という評判にたがわず、眠くなる心理学的作用が盛り込まれたおやすみロジャーは、寝かしつけ絵本の中でも定番中の定番でしょう。おやすみロジャーのストーリーは、なかなか眠れないうさぎのロジャーが深い眠りにつくためにあくびおじさんのもとを訪ねるというシンプルなものです。
しかし、眠くなる秘密は読み聞かせ方にあります。ところどころで子どもの名前を入れて語りかけたり、あくびをしたりと絵本中に指示があり、その指示にしたがって読んでいきます。
いつしか子どもは絵本の中で眠くなってきたロジャーと自分を重ねあわせ、ウトウトしてくるでしょう。おやすみロジャーは、まるで催眠術のように子どもを心地良い眠りに誘ってくれます。
よるくま
・作/絵:酒井 駒子
・出版社:偕成社
「ぼく」のところにやってきた夜のように真っ暗なくま「よるくま」と、よるくまのママを探す冒険の物語です。夜を題材にしているため、青をメインとした少ない色で描かれており、夜の神秘的な美しさと愛おしさが幻想的に描かれています。
よるくまの絵本では、物語はですます調ではなく、ママとぼくの会話として進行します。ママのぼくを見つめる目の温かさと、ぼくがよるくまに寄せる優しい気持ちが絵本を通して伝わり、ほっこりしてしまいます。きっと子どもに夢にも、かわいいよるくまが出てきてくれるでしょう。
パパ、お月さまとって!
・著者/編集:エリック・カール, 森比左志
・関連作品:パパ、お月さまとって!
・レーベル:ボードブック
・出版社:偕成社
タイトルからして顔がほころぶ絵本・パパ、お月さまとって!は、はらぺこあおむしで有名な絵本作家、エリック・カールが1986年に発表した絵本です。発売から30年以上が経過しても、人気が衰えない1冊ですよ。
眠りにつけるような仕掛けがたくさん盛り込んであるので、子どもが飽きずに長く読める本と言えるでしょう。3歳以上の子どもにもおすすめです。
寝かしつけにおすすめの絵本アプリ
良質な絵本は何冊あっても飽きませんが、たくさんそろえるのはスペース的にも予算的にも大変です。図書館や児童館で借りるのもおすすめですが、最近ではスマートフォンやタブレットで手軽に絵本が楽しめる絵本アプリも支持を集めています。
プロの声優の朗読や、お話にぴったりのBGMが入っているということで、より絵本の世界観を楽しむことができますよ。ここではおすすめの絵本アプリを紹介します。
森のえほん館 絵本の読み聞かせアプリ
「森のえほん館」は450冊以上の高クオリティーの絵本が無料で楽しむことができる絵本アプリです。昔話、しつけ絵本、寝かしつけ絵本の他にも、ちびまるこちゃんや有名人とコラボした絵本などがあり、バリエーションの豊かさにパパやママも驚いてしまうかもしれません。
寝かしつけの使いたいと考えているパパやママにとって嬉しいのが、絵本表示画面のブルーライトオフ設定が選択できることです。目への刺激が気になるパパやママにはうれしいですね。
いつでも無料の絵本アプリ PIBO(ピーボ)
「PIBO」は、370冊以上の絵本が無料で楽しめるとてもお得な絵本アプリです。プロの絵本作家100名以上が手掛けるオリジナル絵本や昔ながらの名作絵本もたくさんあり、選ぶのに迷ってしまうほどです。
下は0歳から上は12歳までと絵本の対象年齢が細かく設定されており、探しやすいので、子ども自身での操作が可能です。寝かしつけ以外にも、パパやママの手が離せない運転中などに重宝しそうですね。
絵本の売れ筋ランキングもチェック!
楽天・Amazonで絵本のランキングを確認したい方は、以下のリンクから探してみてください。
寝かしつけ絵本で子どもが寝るその瞬間まで楽しく
パパもママも一日のうちで最も疲れている時間にしなければいけない大仕事が、子どもの寝かしつけです。眠りに落ちるその瞬間まで、振り絞った元気の一滴まで残さず使い果たして眠ろうとする子どもは、まだ楽しい何かを期待しているのではないでしょうか。
そんなときに絵本は子どもの満足感を満たしてくれるのにとっておきのアイテムです。絵本で寝かしつけの時間を子どものとっておきのお楽しみタイムにしてあげてくださいね。