ママの悩みを解決!1歳3ヶ月の赤ちゃんの発達は?言葉は?歩かなくても大丈夫?
子育てをしていると、我が子の成長やしつけについての悩みが尽きませんよね。ほかの赤ちゃんより発達が遅いのではないか、身長や体重が平均より下回っているのではないかと心配になることがあるかもしれません。ここでは、1歳3ヶ月の赤ちゃんの言葉の発達や歩行、食事や睡眠などの生活リズムについてわかりやすく説明します。
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目次
1歳3ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の目安
1歳3ヶ月の赤ちゃんの身長や体重、足のサイズがどれくらいなのでしょうか。赤ちゃんには個人差があるため、おおよその目安として参考にしてくださいね。
平成22年乳幼児身体発育調査(※1)によると、1歳3ヶ月頃の赤ちゃんの平均身長・体重は下記の通りです。
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
平均身長 | 77.8cm | 76.3cm |
平均体重 | 9.84kg | 9.24kg |
赤ちゃんの発達には個人差があるので、周りの赤ちゃんと身長や体重に差があるのは当然です。平均値にあまりとらわれる必要はありません。母子健康手帳に記載されている成長曲線の範囲におおむねおさまっていれば問題ないでしょう。
ただし、体重が減っていたり発育に関する不安があったりするという場合は、ひとりで抱え込まずに小児科の医師や地域の保健師に相談してみてくださいね。
1歳3ヶ月頃の言葉の発達
1歳3ヶ月頃になると、言葉の発達が少しずつ見られるようになります。言葉の発達の様子や言葉をうながすコツを解説します。
大人の言うことが少しずつ理解できるようになる
1歳3ヶ月頃になると、簡単な言葉であれば大人の言うことがわかるようになります。たとえば、「○○ちゃん」と呼びかけると手をあげたり、「ママはどこ」と聞くとママのほうを見たりします。赤ちゃんはうまく話せなくても、言葉を理解する力が向上しているので、積極的に語りかけましょう。
喃語に単語が混じるようになる
赤ちゃん特有の「あーあー」「あうー」というような喃語に、意味のある単語が混ざるようになります。「まんま」「ばいばい」「わんわん」など、少しずつ言葉が増えていく時期です。無理に言葉を覚えさせる必要はありませんが、ボキャブラリーが増えるとコミュニケーションがいっそう楽しくなりますよ。
1歳3ヶ月頃になるといくつか単語が出るようになってきましたが、ほとんど何を言っているかわかりませんでした。しかし大好きなアニメのキャラクター名はしっかりと覚えていたようで「パーシー」とはっきり発音したときには驚きました。
まだ話さない赤ちゃんは多い
言葉の発達は個人差が大きいため、1歳3ヶ月ごろに言葉を話さなくても心配いりません。名前を呼んだときや、簡単な言葉で話しかけたときに、赤ちゃんがそれなりの反応を示していれば十分といえます。
1歳3ヶ月頃には少しずつ言葉を話すようになると聞いて、息子が言葉を話し始めるのを期待していたのですが、一向に話す気配がありません。
ただ、こちらのいうことは何となく理解できていたので、言葉の発達についてはあまり心配していませんでした。結局1歳半頃から少しずつ話すようになり、2歳半となった今では「ちょっと静かにしてほしい」と思うほど延々とおしゃべりしています。
言葉をうながすコツは?
言葉をうながすには、ママやパパが赤ちゃんに積極的に話しかけることが大事です。お散歩中であれば「あったかいね」「おはながさいたね」というように、ママが見たものや感じたことを言葉にするだけでも十分です。虫や車、食べ物など、特定のものに興味を示したら、名前を教えてあげるのも良いでしょう。ただし、無理に言わせようとするのは控えてください。
何を話しかけて良いかわからないという方は、絵本の読み聞かせや指差し遊びを取り入れてはいかがでしょうか。
本好きの子どもになってもらおうと、図書館に足しげく通いたくさんの絵本を読んであげました。なかでもお気に入りは、「いないいないばあ」「くだもの」で、一日何回読んだかわかりません。
1歳3ヶ月頃は、ほとんど言葉を離せませんでしたが、絵本に出てくる「ばあ」「どうぞ」などの簡単な言葉は、タイミングよく上手に言えていました。
1歳3ヶ月頃の食事は離乳食完了期
1歳3ヶ月の赤ちゃんは、離乳食完了期(ぱくぱく期)の食材のかたさ、食事の与え方が目安です。1日3回+おやつで栄養を補いましょう。前歯が生えそろい始めるので、食べ物を前歯で噛み切り、歯ぐきでつぶしながら食べるようになります。
献立は主食(ごはん・麺類などの炭水化物)・主菜(肉・魚などのタンパク質)・副菜(野菜・海藻などのビタミン・ミネラル類)のグループを意識すると良いでしょう。使える食材の量や種類が増え、レシピの幅が広がりますよ。赤ちゃんが外食デビューするにも良いタイミングではないでしょうか。
この時期はコップやスプーンの練習を始めるのもおすすめです。栄養のほとんどを離乳食から摂取できるので、卒乳・断乳をする家庭も多いようですよ。
1歳3ヶ月頃の遊び方
1歳3ヶ月頃になると歩き始める赤ちゃんが多く、遊びのバリエーションが増える時期です。指先の器用さが増し、積み木を重ねるなどの動作もできるようになりますよ。
1歳3ヶ月頃の赤ちゃんに適した遊びについて、室内遊びと室外遊びに分けて紹介します。
おすすめの室内遊び
・お絵描き
クレヨンを使ったお絵描きは、赤ちゃんの想像力を養うのにぴったりです。水で落とせるクレヨンや、赤ちゃんでも安心して使えるクレヨンを用意するとママの心配も少なくなりますよ。
・積み木・パズル・型はめおもちゃ
積み木やパズルなどは手先の運動になり、さらにやり遂げる心地良さを経験できます。完成したらママも一緒に喜びましょう。
・新聞紙遊び
1歳3ヶ月頃になると、ゴミ箱をひっくり返す、絵本をビリビリと破るなど、ママを困らせるいたずらも多いですよね。そこでおすすめなのが新聞紙遊びです。思う存分ちぎったり、紙吹雪のように舞わせたりするだけで大喜びするでしょう。遊んだ後は大きなビニール袋の中に新聞紙を集めます。赤ちゃんにとってもお片付けの練習になりますよ。
・わらべ歌・手遊び
わらべ歌や手遊びはいつでも気軽にできるのが魅力です。「とんとんとんとんひげじいさん」「むすんでひらいて」など、子どもが好きなわらべ歌・手遊びを一緒に楽しみましょう。親子のコミュニケーションにもぴったりです。
おすすめの外遊び
・お散歩
お散歩は赤ちゃんにとって良い運動になるだけでなく、自然と触れ合う、好奇心や探求心を育てるなど、たくさんのメリットがありますよ。ママやパパの運動不足解消にもおすすめです。
・砂場遊び・落ち葉遊び
砂遊びや落ち葉遊びには、考える力を育てる、手先を動かすことで脳に刺激を与えられる、友達と一緒に遊ぶことで社会性が身につく、などのメリットがあります。汚れてもよい服を用意して、思う存分遊ばせてあげましょう。
・ボール遊び
ボールは、追いかける、蹴る、受け止める、投げるなど何通りも遊び方があります。全身を使うので、運動神経にも良い影響を与えるでしょう。
・シャボン玉
空にふわふわと舞うシャボン玉は、赤ちゃんにとって不思議な存在です。シャボン玉を眺める、追いかける、捕まえるなど、自由に楽しく遊んでくれますよ。シャボン玉は大人が吹いてあげましょう。
・水遊び
暑い時期におすすめなのが水遊びです。ビニールプールや浴槽に水を少し入れて遊ばせましょう。ペットボトルに穴をあけてシャワーを作ってもよいですね。たとえ水位が低くても、転倒すると溺れる可能性があります。水遊び中は赤ちゃんから目を離さないように気を付けましょう。
長男が1歳3ヶ月を迎えた夏は毎日のようにビニールプールで水遊びをしていました。遊び終えた後とはいえ、大量の水を捨てるのはもったいないと感じるようになり、じょうろに水を入れて植木や花壇の水やりをしました。長男も遊び感覚で水やりを楽しんでいました。
あるときは、車が汚れていたので子どもと一緒に残りの水で洗車をしました。子どもも満足、車もピカピカになったので一石二鳥です。
娘は1歳を過ぎたころからボールが好きになりました。最初は転がっているのを見て「キャッキャッ」と笑っていたのですが、次は自分でボールを転がしハイハイで追いかけるようになりました。1歳3ヶ月頃は、外でボールを蹴るのに夢中でした。あまり軽いボールだと遠くまで転がっていくので、少し重みのあるボールで遊ばせていました。
1歳3ヶ月頃の発達やお世話の仕方に関するQ&A
子育てをしていると、疑問や悩みはつきませんよね。ここでは、1歳3ヶ月頃の赤ちゃんをもつママに多い疑問について、Q&A形式で説明します。
Q.まだ歩かないけれど大丈夫?
A.1歳3ヶ月頃になると、多くの赤ちゃんは歩けるようになります。ただし、発達には個人差があるので、1歳6ヶ月頃までは歩けなくても心配いりません。1歳3ヶ月頃は身体の割に頭が大きく平衡感覚が未発達のため、上手に歩けなかったり転びやすかったりする時期です。赤ちゃんが上手に歩けるようになるまで、温かく見守ってあげましょう。
Q.ごはんを食べないときの対処法は?
A.1歳3ヶ月頃は食欲にムラがあるため、ごはんを食べないことが多いものです。食事の間隔をあける、活動量を増やす、おやつの内容を見直すなどして、食事の時間にお腹がすくように工夫してみましょう。急に食べなくなったときは、発熱や口内炎などの病気がないか確認してくださいね。
ほかの赤ちゃんより食べる量が少なくても、身長や体重が順調に増えていればあまり心配ないといわれています。気になる方はかかりつけの小児科に相談してはいかがでしょうか。
また、食事中におもちゃで遊んだり、立ち上がってどこかに行ったり、落ち着いて食事をしてくれずに悩むこともありますよね。おもちゃは片づける、テレビを消すなど、食事に集中できる環境を整えましょう。
ただし、赤ちゃんを追いかけてまで食べさせると、それ自体が遊びになってエスカレートしてしまいます。しつけも大事ですが、好奇心が旺盛な証拠と割り切って温かく見守るのもひとつの手です。
Q.夜泣きがひどいときの対処法は?
A.夜泣きは浅い眠り(レム睡眠)のときに起こりやすいといわれています。ママがいなくて不安、暑い・寒い、のどが渇いたなどさまざまな理由が考えられます。添い寝をして背中をさすったり、トントンしたりするだけで落ち着くこともあります。
泣き止まないときは、麦茶や湯冷ましを飲ませる、外の空気を吸わせる、抱きしめるなどの方法を試しましょう。
1歳3ヶ月頃は一晩に2回ほど夜泣きがありました。いろいろ試しても泣き止まず、泣き声で近所に迷惑をかけてはいけないこともあり、毎回授乳して寝かせていました。
いつか夜泣きもなくなるだろうと思い、授乳しつづけていたのですが、夜泣きは2歳直前まで続いてしまいました。これでは子どもも自分も安眠できないと思い、2歳直前で断乳に踏み切りました。その後、1週間程度は夜泣きが見られたものの、あるときから突然夜泣きせず朝までぐっすり眠ってくれるようになりました。
Q.睡眠時間の目安は?
A.1歳3ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠時間の目安は11〜14時間です。1歳3ヶ月頃になると生活リズムがだんだん決まってきます。夜は遅くとも9時までに寝かせ、翌朝は7~8時には起こすようにできると良いですね。
決まった時間に寝かせるためには、就寝時刻が近づいたらテレビを消す、お風呂は就寝時刻の1時間前には済ますなどして、眠りやすい雰囲気を作りましょう。お昼寝は昼食後に1回、または2回(午前と午後に1回)が一般的です。
Q.歯の成長の目安は?
A.歯の成長には個人差がありますが、1歳3ヶ月頃になると中央の歯が上下合わせて8本程度生えているのが一般的です(※2)。1歳半頃になると奥歯の第1乳臼歯が生えてきます。ちなみに、歯と歯のあいだに隙間があったり、生える順番が違ったりしても心配いりません。
乳歯は虫歯になりやすいため、歯磨きの習慣はしっかり身につけておきましょう。仕上げ磨きの方法は歯科健診で教えてくれますので、興味のある方は小児歯科を受診してはいかがでしょうか。
Q.お友だちと遊んでいてたたいてしまうときの対応は?
A.1歳3ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ言葉で自分の気持ちをうまく伝えられないため、嫌なことがあるとお友だちをたたいてしまうことがあります。赤ちゃんといっても力加減ができないため、場合によっては相手にケガをさせるかもしれません。
赤ちゃんがお友だちをたたいたときには、その場でしっかりやめさせましょう。そのうえで、なぜたたいてしまったのか、赤ちゃんの気持ちに寄り添ってあげることも大事です。
1歳3ヶ月頃は危険も多い時期!赤ちゃんから目を離さないようにしよう
1歳3ヶ月頃は、歩行が始まる赤ちゃんが増えます。できることが増えるのはとても喜ばしいことですが、転倒などの危険も多く、目が離せない時期ともいえるでしょう。恐怖心よりも好奇心が勝るので、道の真ん中で急に走り出すなど、ママやパパをヒヤヒヤさせる行動も多いですよね。
手先が器用になるので薬箱を開けたり、洗剤や漂白剤の蓋を開けたりすることもあります。くれぐれも事故には注意し、赤ちゃんにとって危険なところはないか、自宅の中を点検してみてくださいね。