【管理栄養士監修】【時短レシピ】離乳食の野菜スープ4選!簡単冷凍術や市販のおすすめアレンジを紹介
素材本来の味を楽しむ離乳食では、野菜スープを効かせるとおいしさがアップします。赤ちゃんが離乳食を食べないときの風味付けにもおすすめですよ。ここでは、野菜の栄養をぎゅっと凝縮した野菜スープの作り方や冷凍術・アレンジレシピについて説明します。おすすめの市販の野菜スープも参考にして、いろいろなメニューに活用しましょう。
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目次
離乳食期には野菜スープが便利!
離乳食の野菜スープは野菜に含まれる栄養をとりやすく、赤ちゃんの月齢に関わらずさまざまなアレンジレシピに活用できます。小分けにして冷凍しておけるので、つくり置きしておけば調理の時短にもなります。
毎日の離乳食づくりの負担を減らしながら、赤ちゃんとママ・パパが笑顔になるコツをチェックしていきましょう。
【一覧】離乳食の野菜スープに適した食材!いつから使える?
離乳食初期から味付けに使えて栄養豊富
野菜にはたくさんの栄養が含まれています。野菜をじっくりコトコト煮出してつくる「野菜スープ」は、野菜の栄養素と旨みがギュッと凝縮されたもの。そのまま飲む一品としてはもちろんのこと、だしとしても使えるため、離乳食初期(ゴックン期)から積極的に取り入れると良いでしょう。
野菜スープにおすすめの食材と栄養素
野菜スープづくりには、甘みや旨みがたっぷりのにんじんや玉ねぎ、キャベツなどがおすすめです。旬の野菜を取り入れるのも良いでしょう。
一部の野菜では、牛乳や小麦粉と同様、アレルギーを発症することがあります(※1)。野菜スープを赤ちゃんに与える際は、事前に特定の野菜をしっかり加熱してから少量ずつ食べさせてみて、問題がなかったものを使って作るようにしましょう。
野菜スープにおすすめの野菜 | おもに含まれる栄養素 |
|---|---|
| じゃがいも | ビタミンC、カリウム、食物繊維 |
| かぼちゃ | ビタミンA 、βカロテン |
| さつまいも | ビタミンC、食物繊維 |
| ブロッコリー | ビタミンC、葉酸 |
| アスパラ | ビタミンC、ビタミンK、葉酸 |
| キャベツ | ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU |
| セロリ | カリウム、ビタミンU |
| 玉ねぎ | 硫化アリル、カリウム |
| 小松菜 | 鉄分、カルシウム、βカロテン |
| かぼちゃ | βカロテン、カリウム、ビタミンC、ビタミンE |
| にんじん | βカロテン、カリウム、食物繊維 |
| ほうれん草 | βカロテン、ビタミンC、鉄分 |
| 大根 | (白い部分)ジアスターゼ、アミラーゼ (葉の部分)ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム |
| 白菜 | ビタミンC、食物繊維 |
【簡単】基本の野菜スープの作り方

野菜スープは、野菜のうまみと栄養を摂取できる一石二鳥のメニューです。野菜スープはさまざまな離乳食に使えるので作り方を覚えておくと便利ですよ。スープをこしたあとに残った野菜はつぶして赤ちゃんの離乳食にしたり、大人用のみそ汁の具にしたりしても良いでしょう。
【鍋でコトコト野菜スープ】
■材料
・野菜(白菜、にんじん、かぶ、玉ねぎなど好みのもの)
・水
■作り方
1.野菜を適当な大きさに切る
2.鍋に野菜を入れ、ひたひたの水を張り、火にかける
3.ときどきアクを取り除きながら、弱火で10~20分程度コトコト煮込む
4.ざるやこし器で野菜をこす
野菜スープに使用する野菜は、アレルギーの発症を防ぐためにも赤ちゃんがすでにクリアした野菜を使用するようにしましょう。離乳食初期ならば、キャベツやかぼちゃ、ほうれん草、にんじんなど、赤ちゃんが食べられるものを活用してくださいね。
【アレンジOK】野菜スープの使い方

野菜の栄養がたっぷり入っている野菜スープは、アレンジ次第でいろいろな離乳食に活用することができます。どんどんメニューに取り入れて、赤ちゃんに栄養たっぷりの離乳食を与えましょう。
シンプルに野菜スープとして使う
赤ちゃんに初めて野菜スープを与えるときは、まずはシンプルに野菜スープとしてあげてみましょう。クセがあまりない、キャベツや玉ねぎのような野菜が食べやすいですよ。野菜スープを作るときは、初めて与える食材は避けて、一度与えたことがある食材を使うようにしましょう。
おかゆに混ぜて使う
おかゆは離乳食の基本となるメニューですが、毎回与えているとマンネリになりがちですよね。同じものばかり食べていると味に飽きてしまい、赤ちゃんが食べなくなってまうこともあるでしょう。
赤ちゃんが野菜スープの味に慣れてきたら、おかゆに混ぜて与えてみてはいかがでしょうか。野菜スープの味付けに新鮮さを感じて、おいしく食べてくれるかもしれませんよ。
うどんやそうめんにかけて使う
うどんやそうめんなどの麺類を好む赤ちゃんは多いものです。うどんやそうめんのだしを野菜スープにしてみましょう。野菜スープの味に赤ちゃんが慣れたら、月齢に応じたかたさの野菜をうどんやそうめんにトッピングしても良いですね。
離乳食の野菜スープの冷凍保存のコツ&解凍法

離乳食の野菜スープやだし汁をその都度作るのは手間ですよね。一度にまとめて作って冷凍しておくと、解凍するだけで赤ちゃんに与えることができるので便利ですよ。フリージングのコツをご紹介します。
製氷皿でスープを冷凍
離乳食を冷凍するときは、一食分ずつ冷凍しておくと便利です。製氷皿を使えば一度に数回分の野菜スープを冷凍することができますよ。あら熱をとったあと、大さじ1くらいずつ製氷皿に入れて冷凍保存しておきましょう。
湯がいた野菜を冷凍
野菜スープを作る際に湯がいた野菜は、刻んだりすりつぶしたりして離乳食や大人用の食事に使うことができますが、すぐに食べきれないこともあるでしょう。
食べきれずに残った野菜は、月齢に応じた大きさに刻んで冷凍しておくと便利です。冷凍庫内で水分が抜けないように、フリーザーバッグに入れて冷凍すると良いでしょう。
冷凍した野菜スープの解凍の仕方
冷凍スープを解凍する際には、加熱してから赤ちゃんに与えるようにしましょう。冷凍のおかゆやうどんなどと混ぜて与える場合は一緒に加熱しても良いかもしれません。赤ちゃんが一食で食べる離乳食の量はそれほど多くないため、様子を見ながら加熱すると良いですね。
【月齢別】野菜スープのアレンジレシピ
野菜スープは離乳食初期(ゴックン期)から食べられますが、月齢に応じて野菜のかたさや大きさを変えていきましょう。離乳食初期(ゴックン期)から離乳食完了期(パクパク期)におすすめの野菜スープレシピをご紹介します。
※レシピの画像は野菜スープの材料を表示しています。
離乳食初期(生後5・6ヶ月頃)

画像は野菜スープを冷凍ストックするために、レシピよりも分量を多めにしています
■やさしい甘みのキャベツスープ
材料
・キャベツ 20g
・水 1カップ
作り方
1.キャベツを洗い、適当な大きさに切る
2.鍋に水とキャベツを入れて、火にかける
3.キャベツがやわらかくなるまで煮る
4.ざるなどでこしたら完成
離乳食中期(生後7・8ヶ月頃)

■かぼちゃと玉ねぎのポタージュ
材料
・かぼちゃ 15g
・玉ねぎ 5g
・お湯で溶いた粉ミルク 大さじ2
作り方
1.かぼちゃと玉ねぎをやわらかくなるまでゆでる
2.かぼちゃと玉ねぎをすりつぶすか裏ごしする
3.お湯で溶いた粉ミルクと混ぜる
やわらかくなったかぼちゃと玉ねぎをつぶすときは、ブレンダーを使うと簡単に早くつぶせますよ。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月頃)

■ブロッコリーとじゃがいものミルクスープ
材料
・ブロッコリー 1房
・じゃがいも 30g
・お湯で溶いた粉ミルク 40mL
作り方
1.ブロッコリー、じゃがいもをやわらかくゆでる
2.じゃがいもはすりつぶし、ブロッコリーはみじん切りにする
3.お湯で溶いた粉ミルクを混ぜ合わせたら完成
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)

■小松菜と豆腐のスープ
材料
・小松菜(やわらかい葉先) 5g
・絹ごし豆腐 10g
・野菜スープ 大さじ2
作り方
1.小松菜を細かく切ってゆでる
2.野菜スープを鍋に入れて火をつけ、小松菜と豆腐を入れてひと煮たちさせたら完成
【市販】赤ちゃんにおすすめの野菜スープ
家事や赤ちゃんのお世話など、毎日忙しく過ごしているママは多いことでしょう。さっと必要な分だけ使える、離乳食の赤ちゃんから使える市販の野菜スープを使ってみてはいかがでしょうか。おすすめの市販の野菜スープをご紹介します。
使いたい分だけ使えて便利!和光堂 たっぷり手作り応援野菜スープ
原材料:デキストリン(国内製造)、にんじんエキス、たまねぎエキス、たまねぎ、食塩、じゃがいも、にんじん、セロリ/ピロリン酸鉄
対象月齢:5ヶ月頃~
お湯で溶かして使う粉末状の野菜スープです。玉ねぎやにんじん、じゃがいも、セロリなどが含まれていますよ。野菜スープとして与えるのはもちろん、おかゆに加えて与えても良いですね。
保存料・着色料無添加!ピジョン かんたん粉末野菜スープ
原材料:デキストリン(国内製造)、乳糖、野菜エキスパウダー(たまねぎ、白菜、キャベツ)、にんじんパウダー、食塩、酵母エキス、しいたけエキスパウダー(小麦を含む)/加工でん粉、クエン酸第一鉄ナトリウム
対象年齢:5ヶ月頃~
大切な赤ちゃんには、できるだけ安心・安全なものを食べさせてあげたいと考えているママは多いことでしょう。ピジョンの野菜スープは、保存料や着色料、化学調味料を加えずに作られています。粉末タイプなので、欲しい分だけ作ることができますよ。
大人用の取り分けにもおすすめ!おふく楼 有機ベビー野菜スープ
商品区分:有機JAS認定
原材料:有機キャベツ、有機玉ねぎ、有機大根、有機人参、有機じゃがいも、有機ネギ、有機さつまいも、有機かぼちゃ、有機ごぼう
対象年齢:5ヶ月頃~
内容量:100g
塩を使わず9種類の国産有機野菜をじっくり煮込んだ野菜スープ。有機キャベツ、有機かぼちゃ、有機さつまいもなどが使われ、野菜の甘味がぎゅっと詰まっています。使い切りタイプなので、赤ちゃんが食べきれない分は大人用の野菜スープに使うと良いでしょう。
フレーク状だからアレンジしやすい!大望 野菜フレーク
セット内容:じゃがいも(北海道産)、とうもろこし(北海道産)、人参(北海道産)、かぼちゃ(北海道産)
内容量:1袋60g×4
北海道の野菜をフレークにした商品です。加える水の量によってスープはもちろん、裏ごし野菜としても使うことができますよ。できるだけ簡単に離乳食を作りたい方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
野菜スープとボツリヌス菌の関係
ボツリヌス菌の特徴
ボツリヌス菌は、土壌の中など自然界に広く生息している細菌です。空気のない環境を好み、熱に強い「芽胞(がほう)」を形成するという特徴があります。このボツリヌス菌が関係するのが「ボツリヌス食中毒」と「乳児ボツリヌス症」という病気です。
ボツリヌス食中毒は、ボツリヌス菌が好む環境の中で「ボツリヌス毒素」が産生され、その毒素が付着した食品を食べることで発症します。一方の乳児ボツリヌス症は、「ボツリヌス菌芽胞」が付着した食品を摂取することで起こります。体内に入った芽胞は腸管内で発芽・増殖し、そこで産生された毒素によって発症するのです。
乳児ボツリヌス症を発症すると、最初に便秘の症状があらわれます。おっぱいを吸う力が弱くなったり、元気がなくなったり、泣き声が小さくなったりします。首のすわりが悪くなる、身体がだらんと脱力するなどの筋力の低下がみられることもあります。もしも気になる症状があらわれたら、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
乳児ボツリヌス症の予防
ボツリヌス菌芽胞はボツリヌス毒素とは異なり、健康な大人であれば消化管で不活化されます。しかし、1歳未満の赤ちゃんは腸内環境が未発達のためボツリヌス菌が定着・増殖しやすく、乳児ボツリヌス症の発症にいたると考えられています。
特に、はちみつにはボツリヌス菌が混入していることがあるため、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつやはちみつを使った食品を与えないように注意喚起されているのです。
過去には自家製の野菜スープが原因と推定される乳児ボツリヌス症の症例が報告されています。このケースでは、野菜に付着していたボツリヌス菌がスープに混入したことが原因と考えられています。
こうした症例の報告数は多くないものの、芽胞は熱に強いという性質があるため、調理前に野菜や果物などの原材料を十分に洗浄すること、冷蔵庫や冷凍庫で適切に保存することが乳児ボツリヌス症を予防するためには大切です。
おいしい野菜スープを赤ちゃんに食べさせてあげよう
離乳食作りで大切なポイントは、赤ちゃんの味覚を育てるような味付けにすることです。素材本来の味や香りを楽しめるように、薄味を意識しましょう。野菜の栄養がたっぷり入った野菜スープを使えば、薄味でもおいしい離乳食に仕上がりますよ。
薄味の料理は、離乳食はもちろん、健康を気遣うママやパパにもおすすめです。おいしい野菜スープを料理に取り入れて、家族みんなでヘルシーな食事を楽しみましょう。
※この記事は2026年2月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。









