離乳食のじゃがいも!冷凍方法の極意は?おやき・ペーストレシピ3選
加熱すると簡単につぶすことができるじゃがいもは、離乳食に使いやすい食材のひとつです。離乳食初期から赤ちゃんに食べさせることができる、じゃがいもを使ったレシピを工程ごとの写真付きで紹介します。料理が苦手なママでも簡単に作れるレシピばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
じゃがいもはでんぷん質が多く、離乳食では主食になる食材です。さまざまな食材と合うので、いろいろなレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。
離乳食のじゃがいもはいつから?
じゃがいもは、離乳食初期(ゴックン期)から赤ちゃんに食べさせることができる食材です。カリウムやビタミン、食物繊維などが豊富なじゃがいもは、赤ちゃんの初めての野菜として選ばれることが多いでしょう。加熱後はほっくりとやわらかくなるため、つぶしたり裏ごししたりしやすい点も魅力的です。
じゃがいもを離乳食に使うときは、以下のかたさ・大きさを参考にしてみてくださいね。
時期 | かたさ・大きさ |
---|---|
初期(5ヶ月・6ヶ月頃) ◯ | やわらかく加熱し、裏ごししてから水分で硬さを調節する。 |
中期(7ヶ月・8ヶ月頃) ◯ | 豆腐程度の舌でつぶせるやわらかさまで加熱し、粗くつぶす。みじん切りにしても良い。 |
後期(9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月頃) ◯ | バナナ程度の歯ぐきでつぶせるやわらかさまで加熱し、食べやすい大きさに切る。 |
完了期(1歳〜1歳半頃) ◯ | フォークですぐ切れるくらいのかたさまで加熱し、1cm未満の角切りにする。 |
ただし、上の表はあくまで目安です。赤ちゃんが離乳食を上手に飲み込めなかったり、口から出してしまったりするようなら、かたさ・大きさが合っていない可能性があります。赤ちゃんの様子を見てかたさ・大きさを調節しましょう。
じゃがいもの冷凍保存の極意!
じゃがいもを冷凍保存するには、どのようなポイントに注意すれば良いでしょうか。
冷凍にぴったりの形状は?
じゃがいもは水分が多い食材なので、固形のまま冷凍すると、解凍時に水分が溶けだして食感が損なわれてしまいます。ホクホクとした食感を残すため、じゃがいもはマッシュ状にしてから冷凍するようにしましょう。
じゃがいものでんぷん質は、ペクチン層というものに包まれています。ペクチン層は熱い状態だと弾力がありますが、冷めると弾力がなくなるのが特徴です。そのため、冷めてからじゃがいもをつぶすと、ペクチン層が壊れてでんぷんが流れ出し、じゃがいもが餅のように粘りをもってしまいます。
ホクホク食感に仕上げるため、じゃがいもは熱いうちにつぶしたり裏ごしたりするようにしましょう。熱いうちのほうが、冷めてから作業するより簡単につぶしたり裏ごししたりすることができます。
おすすめの保存方法は?
マッシュ状にしたじゃがいもは、以下のような方法で冷凍するのがおすすめです。
・フリーザーバッグに入れ、板状にして切れ目を入れる
・1回分ずつ丸めて、フリーザーバッグに入れる
・製氷皿に入れる
・1回分ずつラップに包む
小分けにしておくと、使いたい分だけ解凍できて便利でしょう。
【離乳食初期のレシピ】じゃがいもと人参のペースト
じゃがいもと人参のペーストは離乳食初期(5ヶ月・6ヶ月、ゴックン期)の赤ちゃんにおすすめです。じっくりと加熱してやわらかくしたじゃがいもと人参は、つぶしやすいので簡単にペースト状にすることができます。離乳食を始めてまもない赤ちゃんに与える場合は、裏ごしすると飲み込みやすいでしょう。
材料
・じゃがいも 30g
・人参 20g
・白湯(またはだし汁) 適量
作り方
1.じゃがいもの芽や緑に変色した部分を取り除く
2.じゃがいもと人参の皮をむく
3.じゃがいもと人参を小鍋に入れ、分量外の水をかぶる程度入れる
4.じゃがいもと人参がやわらかくなるまで茹でる
5.じゃがいもと人参を熱いうちにすりつぶす
6.白湯を加えて食べやすいかたさに伸ばす
【離乳食中期のレシピ】じゃがいもと豆腐のおやき
じゃがいもと豆腐を使ったふんわり食感のおやきは、離乳食中期(7ヶ月・8ヶ月、モグモグ期)の赤ちゃんでも食べやすいやわらかさです。青のりを加えることで、風味よく仕上がります。青のりの代わりに、人参やブロッコリーなどの野菜をやわらかく茹でたものを混ぜても良いですね。
材料
・じゃがいも 30g
・絹ごし豆腐 20g
・青のり 小さじ1/2
・片栗粉 小さじ2
・油 少々
作り方
1.じゃがいもの芽や緑に変色した部分を取り除く
2.じゃがいもを切る
3.じゃがいもと分量外の水を小鍋に入れ、やわらかくなるまで茹でる
4.茹で上がったじゃがいもを熱いうちにつぶす
5.油以外のすべての材料を混ぜる
6.食べやすい大きさに成形して、油を引いたフライパンで両面こんがりと焼く
【離乳食後期〜完了期のレシピ】じゃがいもとツナのおやき
食べごたえのあるツナを使ったおやきは、離乳食後期(9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月、カミカミ期)以降の赤ちゃんのおやつにもおすすめです。塩こしょうをまぶせば、パパのおつまみにもなりますよ。
離乳食に使うツナ缶はオイル漬けではなく、水煮缶を選ぶようにしましょう。食塩不使用のものが好ましいですが、もし食塩が使われているようなら熱湯を回しかけて塩抜きすると良いですね。
材料
・じゃがいも 1個
・ツナ 20g
・片栗粉 大さじ1
・油 少々
作り方
1.じゃがいもの芽や緑に変色した部分を取り除く
2.じゃがいもの皮をむく
3.じゃがいもと分量外の水を小鍋に入れ、やわらかくなるまで加熱する
4.茹で上がったじゃがいもを熱いうちにつぶす
5.しらすと片栗粉を加えて混ぜる
6.食べやすい大きさに成形する
7.油を熱したフライパンで両面こんがりと焼く
じゃがいもでおいしい離乳食を作ろう
離乳食初期から赤ちゃんに食べさせることができるじゃがいもは、つぶしてペースト状にしたり、おやきにして手づかみ食べの練習をしたりとバリエーション豊かに活用することができるでしょう。紹介したレシピは、どれも手軽に作れるものばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
じゃがいもを使ったおやきは、さまざまな食材との相性が良いので、冷蔵庫の中身と相談してアレンジするのもおすすめです。まとめて作って冷凍しておけば、離乳食作りをする時間が作れないときに重宝しますよ。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。