保育参観の内容を【年齢別】に解説!服装や先輩ママの感想、欠席可否など
保育参観は子どもの成長や保育園での日々の生活を見る良い機会です。しかし、初めて保育参観に参加する際は、どのようなものなのかよくわからず戸惑うことや不安に感じることもたくさんあるでしょう。ここでは、保育参観の内容や服装、欠席可能かどうか、先輩ママの保育参観の体験談や感想をご紹介します。
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目次
保育参観とは?意味やねらいは?
保育園の行事として行われる保育参観ですが、初めて参加するママの中にはどういった行事かわからないという方も多いでしょう。そもそも保育参観には、いったいどのような意味があるのでしょうか。まずは、その意味やねらいについてご紹介します。
保育園でのありのままの様子を見てもらう
保育参観では特別なことをせず、いつも通りの様子を見てもらうという園が多いようです。子どもたちが日々、園でどのようにして過ごしているのかを保護者に知ってもらうことがねらいとされています。
ありのままの様子を見てもらうため、乳児クラスなどの場合、子どもが保護者を意識してしまわないようこっそりと隠れて見学することもあります。いつも通りの園生活を見てもらうことで、家での子どもの様子との違いを知る良い機会になりますね。
保育士や友達との関わり合いを見てもらう
集団生活でもある保育園では、子ども同士の関わり合いも大切です。日ごろどのように友達と関わっているのかなど、周囲の人とのコミュニケーションの様子を見ることもできます。
また、保育士がどのように子どもと関わっているのかも見てもらい、保護者に安心して保育を任せてもらうというねらいもあります。こうした保育士さんと子どもとのやり取りは、ママが自宅で子どもと関わる際の参考にもなるでしょう。
保育園の施設や保育環境を見てもらう
朝晩の送り迎えではバタバタしてしまうことが多いため、保護者がゆっくりと園の中を見る機会はめったにないですよね。保育参観に来てもらうことで、教室の中の飾り付けの工夫や安全に対してどのように配慮しているのかなどを見てもらうようにしているという園もあります。保育参観を通して、普段子どもがどのような環境で過ごしているのかをじっくり観察すると良いでしょう。
保育参観の後に懇談会が設けられることも
保育参観は平日の日中に行われることがほとんどです。日ごろ仕事をしているパパやママは、仕事を休んで参加するというケースが多いでしょう。そのため、年に何度も休みを取らなくてもよいようにと、保育参観の後に懇談会を行う園も多いようです。
懇談会を設けることで、保育参観を通して子どもの様子で気になったことや、園に対する要望などを聞き取るねらいもあるようです。こうした懇談会では、今後の保育の方針なども伝えられることもあるので、極力参加できると良いですね。
保育参観と保育参加との違い
「保育参加」という言葉を耳にしたことがあるママもいるでしょう。保護者が日ごろの様子を見学するのがメインとなる保育参観とは違い、保育参加は保護者自身が保育士と一緒になって子どもたちと関わることをねらいとしています。
保育参加といっても、保育士のように子どもたちのお世話を一通りするというものではなく、あくまでも補助的な役割を行うケースが多いようです。保育士の目線に立って子どもたちと関わることで、子どもとのふれあい方や接し方を学ぶことができる良い機会になります。
保育参観の服装は?
初めての保育参観となると、服装に迷ってしまうこともあるでしょう。学校参観のようにきちんとした服装で行かなくてはならないのではないかと不安に思う方もいるかもしれませんが、基本的には普段通りのカジュアルな服装で問題ないでしょう。
あらかじめ保育参観の内容を伝えてくれる場合が多いので、参観内容に合わせて服装を決められると良いですね。子どもたちと一緒にふれあい遊びや運動をする予定がある場合には動きやすいコーディネートにし、親子製作などをする場合は袖口が邪魔にならない服装を着ていくと良いでしょう。
【年齢別】保育参観の内容は?
保育参観の基本的な目的は日ごろの保育の様子をありのまま見てもらうことですが、年齢やクラスによって内容はさまざまです。園によって趣旨や目的が異なる場合があるため、必ずしも同じというわけではありませんが、比較的多く行われている保育参観の内容を年齢別にご紹介します。
0歳児クラスの保育参観内容
1日のほとんどを寝て過ごしていることが多い0歳児の保育参観は、比較的短時間で終わることが多いようです。最初はこっそりと子どもから見えない場所で遊びや食事の様子をのぞき見し、そのあと親子で一緒にふれあい遊びをして過ごすという内容であることが多いようです。
園生活での様子はもちろん、どんなことをして過ごしているのか、保育士がどのような工夫をして関わってくれているのかなどを知る良い機会になります。園によっては給食の味付けの確認として、味見をさせてくれるところもあるようですよ。
1歳児クラスの保育参観内容
1歳児クラスの保育参観は、0歳児の保育参観とあまり大きな差はないようです。ただし、予定に沿って行動することができるようになってくるため、普段の保育スケジュールに合わせた生活を見てもらうというケースが多いようですよ。
給食の準備や食事、お片付けをする様子など、普段自宅ではなかなか見ることができない行動や、成長を感じさせてくれる姿を見る機会にもなります。思わず感動してしまうこともあるかもしれませんね。
2歳児クラスの保育参観内容
2歳児クラスの保育参観では、遊びを通して何かに取り組む様子を見ることが多いようです。たとえば、園庭やホールなどでの自由遊びや、粘土遊びなどの簡単な製作、リズム遊びなどです。
ただ遊んでいるだけに見えるかもしれませんが、こうしたことから友達との関わり方や普段の子どもの様子を知ることができます。自宅での保育とは異なる集団生活を通して、子どもの成長や普段との様子の違いをうかがい知ることができるでしょう。
3歳児(年少)クラスの保育参観内容
3歳児以上の幼児クラスでの保育参観では、協調性や集団性などに重点を置いて、みんなで何かをする様子を見せてくれることが多いでしょう。日ごろリトミックやリズム体操などを行っている園では、その様子を披露したりゲーム遊びをしたりするほか、みんなで道具を貸し合いながら絵を描いたり製作をしたりする様子を見ることができます。
ママたちも驚くような少し難しい製作をすることもあり、頑張る子どもたちの様子を見て思わず感動してしまうこともあるでしょう。
4歳児(年中)クラスの内容
4歳児になると手先が器用になってきて、できることがぐんと増えてくるため、ハサミやセロハンテープなどを使った少し難しい工作などを行うことがあります。ひとりずつ違ったものを作ることもありますが、協調性を育むために友達と協力し合い、ひとつのものを製作するというケースもあるようです。
また、細かいルールがあるゲーム遊びを行いながら、友達とのコミュニケーションを図るといった内容で進めることも多いようです。年中クラスの保育参観では、子どもが協調性をもって行動する様子や達成感を味わっている様子を見てもらうことをねらいとする園も少なくないようですね。
5歳児(年長)クラスの保育参観内容
年長クラスの保育参観では、基本的には4歳児クラスとあまり変わりありませんが、園児たちに何かひとつの目的に向かって行動させるという園が多いようです。メロディオンを使って合奏を披露したり歌を歌ったりするなど、みんなで揃って何かを発表するという内容もよく見られます。
最近では、小学校の英語の授業に備え、英語教育を取り入れている保育園もあります。ゲーム遊びなどの要素を取り入れつつ、楽しく英語に触れる姿を保育参観で見せる園もあるようですよ。年長さんではたくましく成長したわが子の姿を見て、思わずジーンと感動してしまうかもしれませんね。
保育参観にパパも出席する?
保育園に通っているとなると、ママもパパも基本的に仕事をしているという家庭が多いでしょう。保育参観はもちろんパパも参加してかまいません。両親揃って参加する義務はありませんが、園での生活を知る良い機会なので、予定が合えばパパも積極的に参加したほうが良いでしょう。
なかには年長さんになると、保育参観に両親揃って参加することを恥ずかしがる子もいるようですが、それもまた成長の証とほほえましく思えるのではないでしょうか。
保育参観に下の子は連れていける?
下の子がいる場合、保育参観に連れていってよいのか迷ってしまうこともありますよね。まだ幼い赤ちゃんの場合、長時間じっとしてることは難しいことから、保育参観に連れていって周囲に迷惑をかけないかどうか心配になるママもいるでしょう。
このような場合は、まず園に相談するのが一番です。幼稚園の場合、下の子を連れての参観を断られることも多いようですが、保育園の場合は比較的柔軟に対応してくれるため、快く許可してくれることもあります。注意点なども相談した際に伝えてくれるので安心ですよ。保育参観の途中で下の子がぐずってしまいそうなときは、一度教室から出るなど周囲に配慮をすることも大切ですね。
保育参観に行きたくない場合は?欠席できる?
保育参観は義務ではない
仕事の都合などで保育参観に参加することが難しく、できれば行きたくないと考えているママもいるでしょう。ほかのママたちと話をしたりコミュニケーションをとったりすることがどうしても苦手で、保育参観を憂鬱に感じてしまう方も少なくありません。
保育参観は必ずしも参加しなくてはならないというものではないため、都合がつかない場合やどうしても気持ちが進まないときなどは欠席しても問題はありません。ただし、保育参観と合わせて懇談会などを行われる場合には、どのような内容が話されたのかを保育士などに確認しておいたほうが良いでしょう。
欠席の場合は子どもへのフォローを
友達のママやパパが保育参観に来てくれている状況で自分の家族が来ないとなると、子どもに少なからず寂しい思いをさせてしまう可能性があります。やむを得ず保育参観を欠席する場合は、子どもへのフォローだけはしっかりとしておいたほうが良いですね。
保育参観に出席した先輩ママの感想
ままのて編集部に寄せられた保育参観や保育参加に関する体験談をご紹介します。
息子の通う保育園では、年に1回保育参観があります。子どもが保育園でどんな生活をしているのか普段はわからないので、保育参観はとても楽しみなイベントです。家では見せない一面が見れたり、実はこんなこともできるんだと新たな発見があったり、子どもの成長を感じることができます。
0歳、1歳クラスでは、親の姿を見ると子どもが動揺するという理由で、子どもに隠れてこっそり覗き穴から観察するスタイルでした。教室の窓一面に模造紙が貼られ、親はベランダの窓にくっついて参観しました。ありのままの子どもの様子を見ることができ、とても面白かったです。幼いながらもちゃんとお友達と集団生活ができていて、感動しました。
保育参観の後は、子どもと一緒に教室で遊びに参加し、おやつを食べて解散という流れでした。覗き穴の時間が長く、ずっと窓にくっついている体勢が正直つらかったです。もう少し保育参観で子どもと遊ぶ時間が長かったら良いなと思いました。
子どもの通う保育園では、毎年2回保育参加があります。毎回保育参加の期間が2週間ほど設けられ、親の都合の良い日の中で午前か午後の回に参加することができます。仕事の都合がつかない人は参加しなくても問題ありません。
保育参観ではなく参加という形のため、親は先生と一緒に子どもの活動に入り、子どもたちと一緒に遊んだり活動をしたりします。普段と変わらない保育内容のため、普段の子どもの様子を知ることができます。晴れた午前中であれば子どもたちと一緒に手をつなぎ公園へ。1歳児・2歳児クラスのころはただ手をつないで先生の誘導にしたがっていた子どもたちが、3歳頃になると「赤信号だよ」「後ろから車」などと声を掛け合うようになり、4歳・5歳頃になると年下の子どもに「ちゃんと2列になって歩くんだよ」と指導をしている姿に、成長を感じます。
給食の時間には、子どもたちが自分たちで配膳するのを手伝い、場合によってはクラスの子どもたちの仕上げ磨きをしてあげることも。また親も給食の味見をすることができるため、普段の給食の量・味付けを知ることができ、またわが子の食事の態度や人間関係を知ることができるので、毎年楽しみしています。
わが子の様子を知れるうえに、一緒に遊んで楽しめるため、毎年夫も楽しみにしているようです。我が家は夫も私も別々に参加しています。
1歳児クラスの保育参観に参加しました。晴れていたらお散歩でよく行く公園で子どもたちと一緒に遊ぶ予定でしたが、当日はあいにくの雨。クラスの室内で保育士の先生主導のもと新聞を破いて遊んだり、先生による絵本の読み聞かせを子どもと一緒に楽しんだりしました。その後、給食を食べている様子も参観し、お昼寝前に解散という流れでした。当初、公園で一緒に遊ぶという予定のため「動きやすい服装で」と園から連絡があったように記憶しています。
ちなみに、我が家は夫婦で参加したのですが、まわりはみんなパパだけ、ママだけでした。園のスペースの関係もあるので、次は夫婦では参加しないようにしようと思いました。
2歳児クラスから入園した娘は、最初なかなかお友達と遊ぶことができず、ひとりでいることも多く気になっていました。当日の参観内容は園庭で遊ぶ様子を見るというものだったのですが、親の姿を見てもいつもと変わらずお友達と仲良く遊んでいる姿にほっと一安心。最初はなかなかお友達と関わることができなかった娘にも仲良く遊べるお友達ができ、あらためて成長したんだなとちょっぴり私のほうが寂しくなったことを覚えています。
保育参観の内容やねらいはさまざま
保育参観は、日ごろ目にすることのできない保育園での子どもの様子を確認する良い機会です。園によって保育方針や参観のねらいなどさまざまですが、どのような環境で過ごしているのかも知ることができるでしょう。
保育参観を通して気になったことなどがあれば、遠慮せず保育士に相談することも大切です。年齢ごとに違った子どもの様子を見ることができるので、時間の都合がつくのであればぜひとも参加したい行事ですね。