認可外保育園(無認可保育園)とは?保育料金の決め方は?認可との違いを解説

ママが復職を望む場合、子どもの預け先には認可保育園を検討する方が多いでしょう。しかし、認可保育園は倍率が高く審査に基準があるため、だれでも利用できる認可外保育園のニーズが年々高まっています。認可外保育園には、認可園とはどんな違いがあるのか、メリット・デメリット、申し込み方法、料金などを体験談も踏まえ解説します。

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目次

  1. 認可外保育園(無認可保育園)とは?
  2. 認可外保育園(無認可保育園)のメリット
  3. 認可外保育園(無認可保育園)のデメリット
  4. 認可外保育園(無認可保育園)の保育料金は?
  5. 認可外保育園(無認可保育園)の申し込み方法
  6. 自治体から助成を受ける認可外保育園(無認可保育園)
  7. 良い認可外保育園(無認可保育園)の選び方
  8. 認可外保育園(無認可保育園)を利用した体験談
  9. 認可外保育園(無認可保育園)には長所がたくさん
  10. あわせて読みたい

認可外保育園(無認可保育園)とは?

認可外保育園は無認可保育園ともよばれ、国が定める一定の基準を満たしていないため認可を受けていない保育園のことをさします。法で定める広さや設備といった認可基準をクリアしていない保育園ということになります。平成28年4月より乳幼児を保育するすべての認可外保育施設は都道府県の指導監督を受けることが義務付けられています。

認可外保育園の運営母体はすべて民間で、企業やNPO団体、また子育て世代を助けたいという理念を持った個人などが設立しています。認可を受けていないからといって、すべての認可外保育園の質が認可保育園に劣っているわけではありません。

無認可保育園の個人経営者のなかには、国からの認可や助成を受けると制約ができるため、本当に困っている家庭をスピーディーに助けることができなくなるという理由で、助成を受けずに経営を続けているケースもあります。個性のある保育内容を行いたいという理由で認可を受けない企業もあります。

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認可外保育園(無認可保育園)のメリット

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預かり時間に柔軟に対応してくれる

認可外保育園は認可保育園にくらべて時間の融通がきく園が多く存在します。週3日程度の利用から休日まで子どもを預かってくれる園が多く、早朝や深夜も対応してくれる園もあります。また送迎サービスを行っている園も多く、職場と園の距離や沿線が離れていたり、認可保育園や幼稚園の預かり時間が過ぎても帰宅が難しかったりする場合には助かりますね。

認可保育園は11時間以内の保育が基本で、加えて1時間程度の延長保育の申し込みができるという形をとっています。一方で、認可外保育園は保護者の事情や就業体系にあわせて預かり時間の契約ができる体制になっている園が多いようです。保護者の急病や残業にも柔軟に対応してくれる園が多く、一時保育や夜間だけの保育もお願いできる場合があります。

不規則な就業形態の保護者や保護者以外に子どもの面倒を見る大人がいないという家庭では、認可保育園に入所できても無認可保育園との契約を続けることもあるようです。

独自のサービスを行っている園も多い

英語やリトミック、体操教室などを普段の保育に取り入れたり、習い事として選べたりする認可外保育園も存在します。運営母体がインターナショナルスクールを経営していて保育園でも本格的な英会話にふれられる園や、モンテッソーリ教育にもとづいた知育を強みにしている園もあります。見学の際や園のホームページなどでチェックしてみてはいかがでしょうか。

また特に0~3歳児を対象とした小規模な認可外保育園は、もうひとつの家庭のような保育環境が魅力のひとつといえます。お友達、保育士との触れ合いを大切にするといった温かみのある雰囲気の園が少なくありません。年齢の垣根のない園も多く、違う学年の子どもと遊ぶことで良い刺激になったり、情緒の発達を期待できたりする面もあるでしょう。

認可外保育園では、各園の保育方針や理念を気に入って入園を決める保護者も多いといえるでしょう。同じような教育方針、理想をもった保護者と知りあう機会にもなるかもしれません。

立地の良い園が多い

認可外保育園では、ビルやマンションの一室、民家で開設されていて、園庭や駐車駐輪スペースなどのない施設が珍しくありません。代わりに多くの園が、利便性の高い場所にあります。最寄り駅から徒歩数分といった駅近の場所にあったり、歩き始めたばかりの乳児の足でも無理なく行ける距離に公園があったりするなど、保護者や園児のことをよく考えられている場合が多いでしょう。見学の際にはぜひ子どもと一緒に周辺を散歩してみてください。

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家庭に寄り添ったサービス

認可外保育園では、園の方針にもよりますが、生後3ヶ月前後の低月齢の赤ちゃんから預かってくれる園も少なくありません。母乳育児の希望に柔軟に対応してくれたり、ママの悩みを聞いてくれたり、登園の際の荷物をへらすためにおむつを用意していたりするなど、保護者の負担を少なくするためのサービスが充実している園が多いといえます。

認可外保育園(無認可保育園)のデメリット

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園児の人数が少ない

施設が小さい認可外保育園では、園児の数が認可に比べて少なく、子どもの社会性が育たないと心配される保護者もいるようです。認可保育園に入園できるまでの預かり先としての利用が多く、一時保育の受け入れもしている園では子どもの出入りが激しい傾向にあります。我が子が寂しい思いをするのではないかと気にする保護者もいることでしょう。

カレンダー通りでない平日の休みがある園も

認可外保育園では、休園日の規定がありません。連休の合間の平日や週末の行事の後など、保育士の休日の調整や園の考え方によっては、平日に休園日があるケースがあるかもしれません。また協力日と呼ばれる園が利用者に登園を控えるよう促す日がある園もあるようです。仕事が休めない時期だと、預け先を見つけるのに苦労したり、協力日に登園すると肩身の狭い気持ちになったりすることもあるでしょう。

保育の質にばらつきがある

認可外保育園のなかには、保育士の人数が基準に満たしていないケースも珍しくありません。金銭的な理由から十分な保育士の人数を確保できない、ベテランの保育士を雇用することができないという園もあるでしょう。

ほかにも、運営母体の考え方が良くも悪くも保育内容に反映され、保護者の考え方とは違うという話もあるようです。

認可外保育園(無認可保育園)の保育料金は?

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認可外保育園では保育料がどれくらいかかるか、気になる方も多いでしょう。全国平均でみると認可外園の保育料は1ヶ月あたり6万円前後となっているようです。しかし、都市部の認可外保育園のなかには、3歳児以下の子どもを預けると、一時保育で1時間1000円以上、月極め保育で15万円程度かかるという園も珍しくありません。

一部の自治体の助成を受けられる園では、保護者の負担が最高でも8万円前後で収まるよう設定されていることが多いようです。また、所得に応じて5万円程度の補助金が出る自治体もあります。一方で、認可保育園でも所得の高い家庭では、月の保育料が10万円を超える場合があります。

認可外保育園では、園側が利用料を決定していて、どの家庭に対しても料金は一律です。認可保育園にくらべて保育料の負担が大きくなる家庭がある一方、助成の受けられる園や良心的な料金の園もあり、認可保育園に通園するほうが高額な保育料になる家庭もあるでしょう。

認可外保育園の入園料や給食費、おやつ代などは、保育料とは別にかかる園がほとんどのようです。問い合わせの際には必ず確認してください。

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認可外保育園(無認可保育園)の申し込み方法

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認可外保育園では保護者と園が直接やり取りを行います。入園申し込みの条件は基本的にはなく、家庭外の育児の必要性を証明しなくても定員に空きがあれば申し込むことができます。

認可外保育園の申し込み時期は、特に決まっていない場合が多いようです。入園希望日のかなり前から予約を受け付けている保育園も多いでしょう。都市部では認可外保育園も空きが少なく、入園できる園を見つけるのは難しいのが現状です。認可保育園に入園できない場合に備えて、妊娠がわかった時点で認可外保育園に予約申し込みをするのもひとつの手です。

認可外保育園では、定員に達するまで先着順という園や、面接をして園の方針にあう家庭と契約をするという園など、入園の決定方法もさまざまです。園長の裁量によって、保護者の状況や保育の必要度によって入園を認めてくれる場合もあります。見学の際には、園長や保育士とよく話をしてください。

また、見学や説明会を行う園もありますし、参加できない場合は申し込みができないという場合もありますので、問い合わせだけでも早めにすることをおすすめします。

自治体から助成を受ける認可外保育園(無認可保育園)

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東京都では認証保育園、横浜市では横浜保育室など呼び名は各自治体によって違いますが、国の認可を受けていなくても自治体の独自基準を満たし助成を受けている認可外保育園があります。

保育を希望する理由を問わず入園を受け入れる自治体もあれば、保護者が仕事や病気、事情などがあって家庭内での保育が難しいと判断された場合にのみ入園が認められるという自治体もあります。また、保護者の共働きや保育できない理由がある家庭の利用が優先で、専業主婦や求職中の家庭には入園の余地がない場合もあるでしょう。

利用料は都道府県で定められた上限内で、所得に関係なく一律の保育料が設定されています。ただし、保育園利用の理由によっては、市区町村から各家庭の所得に応じた補助が出る場合があります。保育園に通う兄弟児がいる場合には、割引が適用される地域もあります。細かい内容については住んでいる自治体に問い合わせをしてください。

注意点として、定員が少ない園が多く、0歳から2歳までの乳幼児の受け入れのみに限定している園が珍しくありません。そのため、3歳以降から通う園を探すのに苦労した話をよく耳にします。また保護者が育児時短勤務期間に利用することを前提としている園もあり、自治体からの助成にも限度があるために、預かり時間が短いことが考えられます。申し込みの際にはよく確認するようにしてください。

良い認可外保育園(無認可保育園)の選び方

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子どもを安心して保育園に通わせるために、複数の園に見学に行くことをおすすめします。見学会や説明会だけでなく、普段の保育の様子をみるようにしてください。在園児や保育士に笑顔はあるか、衛生状態はどうかなど、実際に目にしたり、くらべたりしないとわからないこともあります。一度体験入園ができるような制度がある園だとより安心です。

仕事復帰まで日がなかったり、複数の園に入園を断られたりしたあとは、焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、その場で入園料や登録料を強く要求するような園には注意が必要でしょう。

ママ友や知人が利用している場合、紹介してもらうというのもひとつの手です。利用者からの紹介ということで入園しやすくなる場合もありますし、割引がある場合もあります。また信頼できる友達や知人からの情報や感想はわかりやすく信用性が高いものです。

園長の考え方や見学時のフィーリングはとても重要です。ホームページのでき栄えや、料金に魅力を感じても、実際に保育のサービスを受けるのは子どもです。保護者が自分の子どもの保育に求めるものと提供されるものに大きな差があると、入園したあとでこんなはずじゃなかったということになりかねません。特に保育面での気になることは納得いくまで質問し、ごまかすような返答が多いと感じたら契約前にもう一度よく考えたほうが良いかもしれません。

認可外保育園(無認可保育園)を利用した体験談

筆者は都内の保活激戦区在住で、認可外保育園に1年半子どもを預けて、求職・復職をし、そのあと認可保育園に転園したという経験があります。


入園のきっかけ

当初は専業主婦であったため、認可保育園には入所できず、友人が利用している無認可保育園を紹介してもらいました。定員に空きがある曜日に週一回利用できることになり、子どもが保育士の先生や友達に馴染んでいくにつれて、週2日、3日と預ける日を増やしながら求職活動をすすめました。

仕事が決まった後も、認可保育園、認証保育園にはすぐに入ることができませんでした。週数回の通園日以外はベビーシッターを探すしかないと考えていましたが、定員いっぱいにもかかわらず、月極めで子どもを預かってもらえることになりました。


保育園の印象


設立したての園のため、保育士全体の数が少なくベテランの保育士は限られており、気になる点もありました。しかし筆者と同じ年の女性園長をはじめ、常勤保育士全員の士気が高く、園内に活気がありました。

園庭がないかわりに、晴れた日は毎日朝早くから散歩に連れ出したり、園舎である民家の屋上を園庭代わりにしてお庭遊びも行ってくれたりして、積極的に外遊びをさせてくれました。また、敬老の日には近くの老人ホームに遊びにいったり、ハロウィンには仮装行列をしたりと家庭ではなかなかできない体験もさせてくれました。

毎日の保育中の様子を細かく連絡ノートに記し、毎月たくさんの写真をサイトにアップしてくれるなど、子どもの様子を保護者に伝える努力もされていました。子どもにアレルギーと偏食があったので自宅からお弁当を持参していましたが、限られた人員で丁寧な対応してくれたと感じています。

何より毎日のお迎えの際に、子どもが筆者に気づくまでのあいだ笑顔でお友達や保育士と遊んでいるのには、ほっとしました。

保育料について


費用の面では、区から助成のある認可や認証保育園の一時保育のほうが安上がりではありました。保育料が手取りの給料とほぼ同額だったので、苦しいときもありました。

しかし、お金にはかえがたい愛情を子どもだけでなくママである筆者にもかけてくれました。育児や家庭の事情、保活のことなどで悩んでいるとき、園長が一緒に考えてくれて、泣いてくれたこともあります。急な残業や土曜に早朝から出勤するときも、我が家のためだけに保育園をあけてくれることもありました。

認可保育園への転園


認可保育園の入園通知がとどいたときは、とても複雑な気持ちになりました。園庭のある大きな施設、たくさんの友達と有資格者の保育士、負担の少ない保育料。すべてが好転すると思っていた転園でしたが、子どもには前の園にいきたいと長いあいだ毎朝泣かれました。筆者自身も認可園の対応がドライに感じ、決まりごとや毎日の持ち物と準備の多さに、前の園に戻りたいと何度も思いました。

不安や迷いもありましたが、○○くんなら大丈夫、と送り出してくれた前の保育園の気持ちにこたえたいという思いもあり親子で乗り越えることができました。今でも感謝でいっぱいです。


認可外保育園(無認可保育園)には長所がたくさん

待機児童が多い地域では、認可保育園にすぐに入れないケースも多いものです。また、家庭外での保育実績を積み、入園審査の加点がなければ、認可保育園に入園することができない自治体は少なくありません。保育園に入る可能性を広げるために、本意ではないけれど認可外保育園を検討しなければならないということも考えられます。

都市部では認可外園ですら順番待ちの園が多いのが現状です。入園を断られると園児を好みだけで選んでいるような印象をもつこともあるでしょう。ニュースで認可外保育園での事故を耳にすることもあり、認可外保育園に対して、高額なくせに危ないというイメージが先行していることもあるかもしれません。

実際には熱意や個性のある園が多数存在し、子どもや保護者のことを想う保育士との出会いを期待できます。前向きな気持ちで保活をスタートできると良いですね。

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