時間割表で解説|幼稚園の預かり時間は短い?共働きもOK?帰宅時間は?体験談を紹介

保育園や認定こども園に比べて、幼稚園は働くママが子どもを通わせづらいイメージがあります。しかし近年、幼稚園によっては預かり保育が充実し、共働きの家庭の利用も徐々に増えてきました。ここでは、幼稚園の標準保育時間や時間割・預かり保育の料金などについて事前に確認しておきたいことを体験談を交えて詳しく解説します。

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目次

  1. 幼稚園の時間は何時から何時?
  2. 幼稚園の時間割りは?
  3. 預かり保育(延長保育)の時間は?
  4. 預かり保育(延長保育)の料金や定員は?
  5. 共働きでも幼稚園に預けられる?
  6. 先輩ママの体験談
  7. 幼稚園の預かり保育を上手く活用しよう
  8. ままのて限定!無料相談でプレゼントがもらえる
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幼稚園の時間は何時から何時?

文部科学省の幼稚園教育要領に基づき、各幼稚園は保育時間を設定しています。幼稚園教育要領によると、幼稚園の教育時間は1日4時間以上・年間39週以上の標準保育時間を確保するよう義務付けられています。(※1)

一方で認定こども園は、教育については文部科学省の幼稚園教育要領を基準とし、保育については厚生労働省(2023年よりこども家庭庁に移管)の保育所保育指針に基づいた保育時間が設定されています。幼稚園と認定こども園の一般的な平均保育時間は、下記の通りです。

登園時間
保育開始時間
保育終了時間
平均保育時間
幼稚園8:30~9:309:30~10:0014:004時間
認定こども園7:30~9:309:30~10:0018:304~11時間

幼稚園の登園時間は園によって異なりますが、一般的に8:30~9:30に登園し、9:30~10:00ごろからクラス活動を開始する園が多いでしょう。降園時間は13:30~14:00と設定している園が多く、年少児から順番に降園させる園もあります。

認定こども園は保育園と幼稚園の一体型施設です。認定こども園にはさまざまな種類がありますが、一般的に「幼稚園型」に通う子どもの保育時間は、幼稚園と同様に4時間程度です。「保育所型」の場合は標準保育時間の設定方法が保育園と同じなので、7:30~18:30のあいだで保育時間が決まるシステムです。

幼稚園の時間割りは?

子どもたちは、どのような時間割で幼稚園での一日を過ごすのでしょうか。園により保育時間や活動内容は異なりますが、ここでは幼稚園と認定こども園の一般的な一日の流れを紹介します。

※園の方針や通園バスの時間によって誤差がある場合があるため、あらかじめご了承ください。

幼稚園
認定こども園
7:30朝の預かり保育順次登園
8:30順次登園・自由遊び自由遊び
9:30~10:00クラス保育クラス保育
11:30昼食昼食
13:00自由遊びお昼寝
14:00降園準備・降園
15:00預かり保育(延長保育)目覚め・おやつ
18:30降園準備・順次降園
19:00延長保育

幼稚園・認定こども園では通園バスが運行しているケースが多く、校区外や市外から通っている子どももいます。一般的な登園時間が8:30ごろであるのに対して保育開始時間が9:30~10:00と、朝の時間は比較的ゆとりを持って自由遊びができる園が多いでしょう。

幼稚園は、保育園や認定こども園と違いお昼寝(午睡)がありません。お迎えの時間は幼稚園によって異なるため、入園前に確認しておくと安心です。

預かり保育(延長保育)の時間は?

近年、主に私立幼稚園では預かり保育(延長保育)を実施している園が増えてきました。預かり保育の一般的な時間は、何時から何時までなのでしょうか。

平日の時間

平日の預かり保育の時間は、幼稚園により異なります。保育終了後~17:00で実施している園が多いようですが、なかには19:00ごろまで預かりを行っている幼稚園もあります。就労などの都合で入園後に預かり保育の利用を検討している場合は、預かり時間を確認しておくと良いでしょう。

平日の預かり保育の場合、15:00ごろにおやつが出るケースがほとんどです。保育園や認定こども園はお昼寝(午睡)がある一方で、平日の幼稚園の預かり保育はお昼寝の時間がありません。お迎え時間には子どもが疲れている場合があるため、帰宅してからのケアを大切にしてあげましょう。

土曜日や長期休み

土曜日や夏休みなど長期休みの預かり保育は、実施している園と実施していない園があります。実施していたとしても、幼稚園が休みの土曜は預かり保育を行っていない場合や、夏休みも預かり保育の期間が決まっている場合があります。

土曜日や夏休みなども預かり保育を実施している場合、一般的に保育時間を9:00~17:00ごろまでに設定している園が多いようです。19:00まで預かり保育を利用する場合、一般的な預かり保育料とは別に延長料金が発生することがあります。

普段は通園バスを利用している方でも、土曜日や長期休みはバスが運休になり、送り迎えが必要な園が多いため注意しましょう。

預かり保育(延長保育)の料金や定員は?

幼稚園の預かり保育(延長保育)は標準保育時間外になるため、保育料以外の料金が発生するケースがほとんどです。ここでは、預かり保育の料金や定員を紹介します。

料金は園によりまちまち

預かり保育の料金は、幼稚園によりまちまちです。標準保育時間後、30分や1時間単位で料金を支払う園もあれば、預かり時間に関わらず1回の料金が設定されている園もあります。働くママのために月極めで預かり保育を実施している園もあるでしょう。

一般的に1回500円~1,000円程度で、保育時間後の14:00以降から17:00まで預かり保育を実施している園が多いようです。

定員を設けている園もある

幼稚園の預かり保育では、定員を設けている場合があるため注意しましょう。定員がある場合、預かり保育を利用する日がわかり次第、先生に伝えておくと安心です。

一方で、定員を設けていない園も多く、学期末や卒園式前は100人程度の子どもが預かり保育を利用する園もあります。預かり保育の定員は園により異なるため、就労などで利用する場合は、事前に定員の有無を確認するようにしましょう。

習い事ができる園もある

幼稚園によっては、預かり保育の時間に習い事ができるシステムがあります。大手の幼児教室のクラスが入っていたり、体操やサッカーなどの運動を取り入れていたりする場合もあるでしょう。

預かり保育中の習い事は、別途月謝が必要な場合がほとんどです。しかし、親は習い事教室への送り迎えをしなくて良いため、希望する習い事が行われている場合は検討しても良いですね。

預かり保育が無償化になる場合も

2019年10月より、幼児教育・保育の無償化が始まりました。子どもの年齢や通っている園によって受けられる支援の内容が異なりますが、一般的に3~5歳と一部の0~2歳の子どもが無償化の対象となります。無償化の対象となる3歳以上の子どもについて、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する場合は上限月額2.57万円、認可外保育施設等を利用する場合は上限3.7万円の支援を受けることができます。

幼稚園、認定こども園、特別支援学校に在籍する子どもの預かり保育料が無償になる場合があります。保育の必要性があり、かつ市町村民税非課税世帯の子どもなど制限はありますが、対象となるかどうか一度施設に尋ねてみても良いでしょう。

共働きでも幼稚園に預けられる?

近年、幼稚園の預かり保育を利用して両親フルタイムで働くことを検討する家庭が増えてきました。しかし、保育園とは違い、共働き家庭を前提としている幼稚園は少ないようです。共働きで幼稚園の預かり保育を利用する場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

預かり保育(延長保育)を使う

預かり保育を実施する時間は、園によって異なります。共働きの家庭は、遅い時間まで預かり保育を行っている幼稚園のほうが、時間にゆとりを持って子どもを迎えに行くことができます。

預かり保育を実施している日程もあわせて確認しておくと安心です。土曜日や夏休みなどの長期休み・運動会や土曜参観の振替休日も対応しているか尋ねてはいかがでしょうか。

仕事の調整や家族のサポートは重要

幼稚園の預かり保育を利用してフルタイムで働く場合、送り迎えはパパとママ、どちらが行うかをあらかじめ決めておくことをおすすめします。祖父母に頼ることができる場合は、幼稚園指定の保護者証があれば対応してくれる園がほとんどです。誰もお迎えの都合がつかない場合は、ファミリーサポートやキッズシッターなどに頼むことができるよう、準備をしておいても良いでしょう。

保育園に比べ、保育参観などの平日昼間の行事が盛んに行われる幼稚園も少なくありません。平日行事の参加は任意の場合がほとんどですが、フルタイム・パートタイムに関わらず勤務時間が調整しやすい仕事のほうが安心かもしれませんね。

幼稚園の対応範囲は事前に確認

幼稚園によってはフルタイムで働くママのために、月極めで預かり保育を実施しています。17:00に仕事が終わり迎えに来ることを想定し、標準預かり保育時間を18:00までに設定している園もあります。そういった園は働くママの割合が高い傾向にあるため、同じような環境で幼稚園に通わせる親子と知り合える確率も高まるでしょう。

一般的に幼稚園の預かり保育では、保育園と違い、就労や家庭で保育が困難な場合以外でも子どもを預かってもらえます。仕事が休みでも、親の都合で標準預かり保育時間いっぱいまで利用できます。家事や買い物、美容院などのプライベートなことを済ませてから迎えに行けるのも、メリットのひとつといえるでしょう。

先輩ママの体験談

バス通園をしていました

長男と次男は幼稚園に通う際、園バスを利用していました。バスのルートによりますが、降園時間が14:00なのに対して園バスが我が家に到着するのが15:00過ぎだったため、比較的余裕を持って親の時間を確保することができました。同じバス停のママは、バスが到着する時刻を目安にパートをしていましたよ。

18:00まで預かり保育が利用できました

長女が通っていた幼稚園は、働くママが通いやすいように預かり保育が充実していました。月極めのプランがあり、標準預かり保育時間が18:00まで、夏休みなどの長期休みの時期も実施しているなど、近隣の幼稚園に比べて子どもを預けやすかったと思います。

1回の預かり保育料は800円、午前保育の場合は1,000円と近隣の幼稚園より若干割高の設定でした。しかし、預かり保育中は季節に応じたイベントを考えてくれることがあり、子どもは楽しく過ごせていたようです。

預かり保育での習い事を検討中です

娘の通う幼稚園では、預かり保育の時間を使って習い事をさせることができます。今は娘が3歳でまだ少し早いと思い、習い事はさせていません。しかし、まわりの友達には習い事をしている子も多いので、もう少し経ったら挑戦させてみようかと考えています。

習い事の内容は、英会話やサッカー、体操など幅広く用意されています。利用料金は、預かり保育の分に習い事の分を上乗せする必要がありますが、個別で習い事教室に通わせるのに比べれば安く済みそうです。教室への送り迎えの手間が省けるのも、親としては嬉しい点です。幼稚園内の慣れた環境で、友達と一緒に習い事ができるので、子どもとしても気持ちが軽いのではないでしょうか。

幼稚園の預かり保育を上手く活用しよう

幼稚園の標準保育時間は、基本的に4時間程度です。園によって登園や降園の時間が異なる場合があるため、入園する前に確認しておくようにしましょう。

近年は幼稚園の預かり保育のシステムが充実し、働くママも幼稚園に通わせやすくなりました。しかし、共働きを前提としたシステムではない園も多く、就労のために預かり保育を利用する場合は、預かり保育時間や実施している日程を事前に確認するようにしましょう。

幼稚園の預かり保育を利用し、ママのプライベートの時間を充実させている方もいます。幼稚園の預かり保育を活用して、ママ友とのおでかけや美容院・買い物や家事をするなど、プライベートな時間にゆとりを持たせても良いですね。

※この記事は2024年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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