【写真でわかる】ゼッケンの縫い方!名前のキレイな書き方は?コツや便利グッズも紹介
春や秋の運動会シーズンになると、各家庭で子どもの体操服にゼッケンを縫い付けるよう指示する保育園や幼稚園があります。ゼッケンの大きさや、クラス・名前の書き方に指定があるケースがほとんどですが、どのように作ればよいか迷う方も少なくありません。ここでは、ゼッケンの基本的な縫い方や名前を簡単にきれいに書くコツを紹介します。
本ページはプロモーションが含まれています
目次
裁縫に慣れていない方でも簡単にできるゼッケンの縫い方や、きれいな文字の書き方などをチェックしておきましょう。
ゼッケンの縫い方!手作りのポイントは?【写真付き】
体操服は基本的に伸縮性のある素材なので、ゼッケンや名札を縫い付けにくいと感じる方も少なくありません。できるだけきれいに仕上がるよう、簡単なゼッケンの縫い方やゼッケンを手作りするときのポイントを紹介します。ミシンを使用しなくても、手縫いできれいに仕上がりますよ。
1.ゼッケンを縫う位置を決める
ゼッケンを体操服の背中がわに縫う場合、子どもの服のサイズにもよりますが襟首のところから4~5cmあけたところに合わせるとちょうど良い位置になります。子どもが体操服を着た際に、襟首からだいたい何cm下に縫えば良いか測っておいても良いですね。
ゼッケンを縫う位置に迷ったら、できるだけ上の方に縫い付けておくと安心です。下のほうに縫い付けてしまうと、体操服の上着をズボンの中に入れたときに名前が隠れてしまうため注意しましょう。
2.アイロンでしわを伸ばす
ゼッケンを縫う位置が決まったら、いったんアイロンでしわを伸ばしておくと仕上がりがきれいです。
しわを伸ばしたら、服のあいだにコピー用紙のようなピンと張った紙(あればボール紙)を入れておいても良いでしょう。あとでまち針を刺したり縫ったりする際に、下の布を一緒に縫う心配が少なくなりますよ。
3.仮止めする
ゼッケンを縫う位置が決まったら、仮止め(かりどめ)をして固定します。まち針で仮止めをする方法が一般的ですが、スティックのりやセロハンテープで固定する方法もおすすめです。
スティックのりを使って仮止めする場合、端から1cm程度あけたところにのりを塗ります。針を使わず仮止めできるので、安全に作業を進めることができるでしょう。
4.「たてまつり縫い」で縫う
ゼッケンは「たてまつり縫い」で縫い進めていくと、表から糸の見える部分が少なく、仕上がりがきれいです。コツさえつかめば比較的簡単な縫い方なので、裁縫が苦手な方もチャレンジしてみてくださいね。
※下の写真では縫い目がわかりやすいよう、あえて黒色の糸を使用しています。
1.玉止めが表から見えないよう、ゼッケンの裏がわから針を刺す
2.針が出たちょうど真上、ゼッケンと布の際(きわ)あたりに針を刺し、1~1.5cm程度間隔を空けて裏から針を出す
3.できるだけ縫い目の間隔がそろうように進め、ゼッケンの四方を縫う
※子どもに着せる前に、針の縫い込みやまち針の取り忘れがないよう点検しましょう。
5.アイロンで縫い目を整える
たてまつり縫いで四方を縫ったらゼッケンや体操服の裏がわで玉止めして、アイロンで縫い目をきれいに整えて完成です。
アイロンをかけてもなかなかしわが伸びない場合は、アイロンの注水機能や霧吹きで水をふりかけてから熱したアイロンをあてていきましょう。
※ゼッケンのサイズ:縦15×横21cm/体操服110cmサイズ、襟の部分から約5cm下に縫った場合
ゼッケンに名前をきれいに書く方法!【写真付き】
ゼッケンにきれいに文字を書きたい場合、事前にお手本となるフォーマットを作成しておくと簡単に作成できます。ここではパソコンを使ってフォーマットを作り、それをもとにゼッケンに文字やイラストを書く方法を紹介します。
1.パソコンのWordでレイアウトを決める
パソコンのWord(ワード)やExcel(エクセル)のソフトを使用してフォーマットを作ってみましょう。一般的なゼッケンのサイズは15×21cmです。サイズを「A5」に設定して作成すると文字の大きさが設定しやすいですよ。
■ワードソフトで作成する場合
1.「レイアウト」タブから「サイズ」を選び、「A5」に設定する
2.「ホーム」タブから「フォント」「フォントサイズ」を設定する
※このときダウンロードした画像を用紙に貼り付けてもきれいに仕上がります
3.レイアウト、デザインが決まったら印刷する(A4サイズでもOK)
自宅にプリンターがない場合は、コンビニのプリントサービスを利用しても良いでしょう。
2.ゼッケンに転写する
・用意するもの…ゼッケン、転写するフォーマット、マジック
1.フォーマットの上にゼッケンを置き、四方を重し(おもし)で固定して細いマジックでラインを転写する
2.ラインをなぞったら、太いマジックで文字などを塗りつぶす
3.必要なところをすべて塗りつぶしたら完成
転写するゼッケンの書き方なら、イラストや数字(学年やクラス)など好みのレイアウトをきれいに書くことができます。
ゼッケンやマジックは100均でそろえることができます。マジックの中には布に文字を書いてもにじまないインクを使ったタイプもあるため、必要に応じて使用しても良いでしょう。好みにより名前ワッペンを活用してもきれいに仕上がりますよ。
ゼッケンの手作りアイデア
ゼッケンを華やかに装飾して、豪華に見せる方法があります。オリジナリティーのある装飾になるよう工夫をこらして、運動会の会場でもひと目で子どもの位置がわかるような飾りを付けても良いですね。
ワッペンで装飾する
ワッペンを使用して、ゼッケンを華やかに見せる方法があります。お花や音符のワッペンをつけるだけでかわいいゼッケンが完成しますよ。子どもが好きなキャラクターや乗り物、ロゴなどを使用しても良いでしょう。
しかし、子どもが運動している最中に転んだりお友だちにぶつかったりしたときにケガがないよう、ボタンのようなかたい素材や割れやすいパーツは避けてくださいね。また、せっかくの装飾が園の判断でNGとなったり、周囲から浮きすぎたりしないよう、事前にルールを確認しておくと安心です。
フェルトで文字や数字を書く
文字をきれいに書きたいけれどパソコンが苦手だという方は、フェルトを使用してゼッケンを作っても良いでしょう。子どもの名前やクラスを書いたものをフェルトに下書きしてから、裁ちばさみを使用して切り取りとると簡単にできます。
ゼッケン作りで大活躍!便利グッズ4選
ゼッケンを手作りする際、便利なグッズを使用すると裁縫が苦手な方でも簡単に作ることができます。なかには100均で購入できるグッズもあるので、上手に活用してみましょう。
カラーバリエーションが豊富でにじまない布ペン
8色
基本色セット
ペン先を押すとインクが出てくるタイプの布ペンです。家庭でも気軽に洗濯できるよう、耐水性が高く色あせしにくいインクを使用しています。カラーが豊富なセットなので、さまざまな色の布に文字やイラストを書く際にもおすすめですよ。
かわいく仕上がる大きめのひらがなワッペン
アイロン装着タイプ
サイズ:約W65×H65mm
カラー:ブルー・ピンク
かわいく仕上げたい場合、大きめのひらがなワッペンを使ってゼッケンに名前を書いても良いでしょう。ワッペンにはさまざまな種類やカラーがあるので、素材やレイアウトを工夫してオリジナリティーのあるゼッケンを作ることができます。手軽さを重視して、アイロンを使用して装着するタイプがおすすめですよ。
針と糸を使わない、丈夫な布用ボンド
サイズ:45g
色調:透明
種類:水性形接着剤
針と糸を使わずに布どうしをくっつけられる、実用性の高いボンドです。洗濯やドライクリーニングをしてもはがれにくい、丈夫なボンドと定評があります。針を使わずに裁縫ができるので小さな子どもがいる家庭にもおすすめですよ。
洗濯できる優れもの!洗えるフェルト
サイズ:18×18×厚み0.1cm
入数:1枚
素材:ポリエステル100%
ゼッケンにフェルトを使用する場合は体操服を気軽に洗濯できるよう、洗えるタイプがおすすめです。フェルトを選ぶ際は色味や生地の厚さのほか、色落ちしにくさや耐久性などを考慮して購入すると長持ちしやすいでしょう。
子どもが動きやすいゼッケンを作ろう!
ゼッケン作りの際にきれいな名前の書き方や縫い方がわからず、ハードルが高いと感じる方も少なくありません。しかし、縫い方のコツをつかんだり文字を書くアイデアを活用したりすることで、簡単に手作りすることができますよ。
子どもが安心して運動できるよう、ゼッケンは装飾品を含めてできるだけやわらかい素材を使うと良いでしょう。子どもが好むデザインを考えて、親子で運動会を存分に楽しめると良いですね。
※この記事は2022年9月時点の情報をもとに作成しています。