更新日:2018年11月08日

幼稚園・保育園・認定こども園の違いは?特徴とメリット・デメリット

政府は2015年4月に「子ども・子育て支援新制度」をスタートさせ、幼稚園や保育園だけでなく、認定こども園の普及を図り、教育と保育の場を増やすことを決定しました。未就学児の受け皿が増えてきたなか、その違いについてしっかり理解しているという人は少ないでしょう。ここでは、各施設の違いや特徴についてわかりやすく紹介します。

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幼稚園・保育園・認定こども園の特徴とは?

小学校入学前の子どもを預ける施設には、主に幼稚園・保育園・地域型保育・認定こども園があります。従来の保育園・幼稚園のほかに、国は2015年に改正された子ども・子育て支援制度で認定こども園の増設、2017年には地域型保育の推進を進めていく方針を固めました。

幼稚園の特徴

幼稚園は基本的には、満3歳以上の未就学児に教育を施す施設です。現在その多くが私立幼稚園ですが、公立や国立の幼稚園もあります。各幼稚園が特色ある教育を園児に施す、というのが魅力のひとつといえます。

幼稚園の日中の過ごし方として、決まったカリキュラムをこなす一斉保育と、それぞれの園児が自由に過ごすことのできる自由保育があります。ほとんどの幼稚園で一斉型保育の時間と自由形保育の時間が設けられているでしょう。

最近では、4年保育やプレ保育のクラスがある幼稚園も増えてきています。

【管轄省庁】      文部科学省
【教育・保育内容の基準】幼稚園教育要領
【標準的な預かり時間】 一日4時間程度。多くの園で預かり保育を実施
【預けられる年齢】   満3歳~就学前の子ども
【先生の資格】     幼稚園教諭
【給食】        給食の有無は幼稚園によって異なる
【入園申し込み方法】  各園に直接

保育園の特徴

保育園は家庭外の保育が必要な子どもを保育する児童福祉施設で、保育所ともよばれます。国の認可を受けた認可保育園や、各自治体の助成を受けて運営される認可外保育園、運営母体独自の経営で運営される認可外保育園があります。

認可や助成を受けている保育園は定められた基準をクリアした保育園ですが、1人でも乳幼児を保育する施設では行政の監査を受けることになっているので認可外保育園だからといって質が落ちるとはいえません。

認可保育園に子どもを預ける際には、仕事や通院、介護などの事情により家庭外の保育の必要としている証明をしなければなりません。現在、多くの自治体では待機児童が問題となっており、認可保育園に入園できればラッキーという状況です。認可保育園を利用するどの家庭も必ずしも希望の園に通っているとは言えません。

【管轄省庁】      厚生労働省
【教育・保育内容の基準】保育所保育指針
【標準的な預かり時間】 8時間または11時間。状況に応じて延長保育を実施。
【預けられる年齢】   0歳~就学前の子ども
【預けられる条件】   家庭外の保育を必要としていること(認可保育施設)
【先生の資格】     保育士
【給食】        認可保育園は給食あり。認可外保育園は運営母体の方針
            による。
【入園申し込み方法】  認可保育施設:自治体が入園申し込みを受け付け、選考
            認可外保育園:各園に直接 

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地域型保育の特徴

現在都市部では深刻な待機児童問題を解消するため、さらなる保育施設の充実を図り地域型保育事業である家庭的保育(保育ママ)や小規模保育を推進しています。地域型保育は保育園と同じように、家庭外の保育が必要な子どもを保育する児童福祉施設で、待機児童の多い0~2歳児を対象としています。

地域型保育には家庭的保育、小規模保育園、事業所内保育、居宅型保育の4種類があります。

【管轄省庁】      厚生労働省
【教育・保育内容の基準】保育所保育指針
【標準的な預かり時間】 種類によって保育標準時間が違う。
【預けられる年齢】   0歳~満2歳の子ども      
【先生の資格】     小規模保育園、事業所内保育園、居宅型保育:保育士   
            家庭的保育(保育ママ):自治体が定める研修を修了し、
            保育士と同等以上の知識や経験を持つと市町村長が認めた人
【給食】        自園調理が基本。お弁当持参の施設もある。
【入園申し込み方法】  自治体が入園申し込みを受け付け、選考 

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認定こども園の特徴

認定こども園は待機児童問題の解消と充実した地域子育て支援を狙って、内閣府が管轄する施設です。幼稚園としての教育、保育園としての保育を兼ね備えた施設で、保護者が働いている・いないにかかわらず利用可能です。既存の幼稚園や廃園となった幼稚園のスペースを活用して開所している園が多くみられます。

【管轄省庁】      内閣府
【教育・保育内容の基準】保育所保育指針・幼稚園教育要領
【預かり時間】     幼稚園としての利用(1号認定の子ども):
            9時前後から14時前後。預かり保育の利用が可能
            保育園としての利用(2号認定・3号認定の子ども):
            7時ごろから18時前後。早朝保育、延長保育が利用可能
         
【預けられる年齢】   0歳~就学前または満3歳~就学前の子ども
【先生の資格】     幼稚園教諭の免状と保育士資格の両方を持つことが望ましい
【給食】        保育園としての利用(2号認定・3号認定)の子どもには給食の提供が
            義務付けられている。
【申し込み方法】    幼稚園としての利用(1号認定の子ども):園に直接
            保育園としての利用(2号認定・3号認定の子ども):                自治体が入園申し込みを受付け、選考

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認定こども園とは?管轄は?種類や時間・利用方法

幼稚園・保育園・認定こども園の費用の違い

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幼稚園の費用

幼稚園の費用は、園によって異なります。公立幼稚園はそれぞれの自治体が、国立幼稚園の費用は国が決定します。私立幼稚園は運営母体によって費用にばらつきがあります。私立でも、いわゆる名門幼稚園と地域の一般的な幼稚園では金額に違いがあるでしょう。施設型給付の幼稚園に通う場合には、家庭の所得やきょうだい児の状況に応じて自治体が設定します。

幼稚園の地域性や運営母体の方針によっても金額に差が出る幼稚園の費用ですが、月々の保育料を平均すると、公立幼稚園で10,000円ほど、私立幼稚園で30,000~40,000円ほどというところが多いようです。施設型給付の助成を受けていない私立幼稚園に通う場合、所得に応じて「私立幼稚園就園奨励費」という補助金が出る場合があります。

ほかにも園によって出願料、入園金、給食代、バス代、制服などの入園グッズ代や施設費、冷暖房費などがかかるでしょう。

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保育園・地域型保育の費用

認可保育園は自治体の基準にそって、世帯収入に応じた保育料を算定されます。一般的に3歳未満の子どもの保育料は3歳以上の子どもに比べて高い金額が設定されています。自治体による金額の差が大きく、また世帯収入が多ければ保育料も高くなります。
認可外保育園の費用は各家庭一律です。金額は運営母体の考え方によって大きく異なります。一部の自治体の助成を受ける認可外保育園では、自治体によって保育料の上限が定められており、利用家庭は世帯収入に応じた補助金を受けられます。
地域型保育の保育料も基本的には認可保育園の保育料算出方法と変わりがありません。ただし家庭的保育(保育ママ)は各自治体によって定額の料金が設定されている場合が多いでしょう。
自治体によっては、きょうだいがいる場合、子どもの年齢にもよりますが、2人目以降の子どもの保育料が減額になったり、3人目は無料になったりする場合があります。

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認定こども園の費用

認定こども園の保育料は、支給認定区分によってなります。さらに国の上限に基づいて、自治体によって世帯収入や家庭の状況に応じて細かく設定されています。自治体の方針によって子育て分野にかけられる予算が異なるため、隣接する市区町村であっても保育料が大きく異なるケースもあるようです。

小学校低学年以下のきょうだいがいる場合には、認定こども園の保育料が半額になる、第3子の場合には、保育料が無料になるなど家庭の負担が大きく軽減される自治体もあるようです。

また認定こども園では、私立幼稚園と同じように入園料や給食費、入園グッズなどの費用がかかる場合もあります。給食費や入園料は1号認定の子どもの家庭からのみ徴収する自治体、園もあるでしょう。施設型給付の補助金を受ける施設のため、私立幼稚園の利用家庭に支給される補助金は原則的には出ません。

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支給認定区分と利用できる認可施設

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2015年4月からはじまった子ども・子育て支援新制度では、子どもの年齢や保育の必要性に応じて、3つの支給認定区分を定めています。この区分により利用できる保育所等の施設や時間が違います。

1号認定

満3歳~就学前の家庭での保育ができる子ども。
【利用できる施設】幼稚園・認定こども園

2号認定

満3歳~就学前の家庭での保育がむずかしい子ども。
【利用できる施設】保育園・認定こども園・一部の地域型保育

3号認定

満0歳~2歳の家庭での保育がむずかしい子ども。
【利用できる施設】保育園・地域型保育・一部の認定こども園

幼稚園・保育園・認定こども園のメリット・デメリット

幼稚園のメリット・デメリット

幼稚園では各園それぞれ、特色や個性のある教育をおこなっているということが特徴としてあげられます。

【メリット】
・保育時間が短めなので家庭での子育てを楽しめる
・近所の小学校にそのまま上がる子どもも多いので、小学校入学の際には心強い
・就学前に読み書きを体験できたり、園内で習い事をしたり教育面で子どもを伸ばすことができる

【デメリット】
・給食のない園ではお弁当を作ったりするのが大変
・預かり保育の定員が少なく、長時間の利用ができないことがある
・3歳から6歳の3年間しか預けられず、子育ての負担が大きいと感じるママもいる
・親の参加行事が多く、ママ友付き合いがむずかしいと感じるママもいる

保育園・地域型保育のメリット・デメリット

保育園は原則として家庭での保育が欠ける場合に利用可能な施設です。ママが安心して保育をおこなえるよう相談に乗ってくれたり、子どもの個性に応じたアドバイスをしてくれたりするケースもあるでしょう。

【メリット】
・子どもが0歳から預けることができる
・子どもを安心できる環境で長時間預かってもらえる
・給食があったり行事が最低限であったりと、保護者の負担をへらす努力がされている
・生きるために必要な生活の基礎動作(排泄や着替えなど)を子どもに教えてくれる

【デメリット】
・入園の倍率がとても高く、低年齢から子どもを預けないとなかなか認可保育園に入園できない
・赤ちゃんのうちから平日に子どもが親と過ごす時間が短くなり、子どもも保護者も寂しいと感じることがある
・小学校入学前に「学習」の習慣をつけづらい
・保護者が仕事を辞めると退園しなくてはならず、事情があっても仕事を辞められない

また最近注目されている地域型保育は、通常の保育園に比べ子どもの人数が少なく、深い愛情をかけられる保育が期待できるでしょう。ただし、預かり時間が短い施設が多いこと、基本的に0~2歳児の受け入れに限られているため、3歳以降の預け先をまた探さなければならないことがデメリットとしてあげられます。

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認定こども園のメリット・デメリット

認定こども園は 幼稚園と保育園が一体化した施設です。待機児童問題の解消のための施策のひとつとして生まれました。原則的には保護者が働いている、いないに関わらず、すべての子どもが利用できます。しかし、まだ制度として日が浅く数も少ないため、十分な支援の受け皿になっていないという声も聞かれます。

【メリット】
・保育園と幼稚園の良い面をあわせ持っている
・年齢や家庭の状況が異なる子どもたちがひとつの場で交流できるので他人を思いやる優しさ、集団生活のマナーやルールを学んでいくことができる
・保護者の就労にかかわらず入園できるため、入園後に新しく仕事を始める、逆に働いていて仕事をやめるということもできる

【デメリット】
・子どもたちは園で過ごす時間が一律でないため、降園が早い子ども、遅い子どものあいだに溝ができることがある
・働いている保護者と働いていない保護者のあいだで、PTA活動や行事への参加などに負担の差ができ、温度差が浮き出てしまう
・世帯収入に応じて保育料が設定されるため、幼稚園を利用するときよりも保育料が高額になる家庭もある

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認定こども園の特徴とメリット・デメリットは?幼稚園・保育園との違いは?

子どもにあった施設を選ぼう

子どもを幼稚園や保育園に預けようと考えたときに、どの施設が子どもにとって良いのか悩む方は多いでしょう。どの形の施設を選ぶとしても実際にその施設に滞在し、友達と学び、生活をするのは子どもです。子どもの適用能力、成長のスピードは親の想像を超えるものです。親がしっかり子どもに寄り添っていれば、どの施設に行くことになっても、間違い、ということはありません。そしてどの子も必ず、時が来れば小学生になるのです。

まずは子どものタイプや気持ちをよく見極めたうえで、家庭の事情や保護者の想いを加味して、各家庭にあった預け先を選べると良いですね。

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