突発性発疹の保育園登園基準とは?家での過ごし方と注意点

主に生後6ヶ月~2歳頃ほとんどの子どもがなるといわれている突発性発疹。突然の高熱のあとに熱が下がると発疹がでます。治療法は特別ないので自宅療養となることが多い疾患です。共働きの家庭では、保育園をそんなに長く休ませられないとも考えてしますよね。突発性発疹になったときの登園基準と、家での過ごし方について解説します。

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目次

  1. 突発性発疹の保育園登園基準
  2. 突発性発疹の症状の進行
  3. 突発性発疹の原因
  4. 突発性発疹の治療法
  5. 突発性発疹中の家での過ごし方
  6. 突発性発疹中の注意点
  7. 登園基準は医師と相談して子どもに無理のないように
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突発性発疹の保育園登園基準

厚生労働省のガイドライン

厚生労働省が公表している保育所における感染症対策ガイドラインでは、0歳児が入園後はじめて発熱した場合には、突発性発しんの可能性もあるとされています。熱性けいれんをおこす可能性もあるため注意が必要でしょう。

突発性発疹になり医師の診断後に登園届けを書いてもらうには、登園可能となる目安として「解熱し機嫌が良く全身状態が良いこと」とされています。

一般的には熱が下がったら登園できる

突発性発疹の症状は高熱とその後の発疹です。熱が下がっていれば発疹が出ていても他への感染の可能性が低いため、登園が可能とされています。

突発性湿疹になっても特別登園停止期間などは定められていません。感染による登園の見通しは専門医師と相談し、指示を仰いで決めることが多いようです。

うつる病気であることを自覚しておく

突発性発疹は、麻疹や水疱瘡ほど感染力は強くありませんが、うつる病気です。しかし、唾液を介して感染する経口感染が多いことから、保育園などの施設内よりも家庭内で感染する可能性が高いといえます。確かに人からうつる病気ではありますが、集団感染予防の観点からは、麻疹や水疱瘡とは少し異なる点ともいえるかもしれません。

突発性発疹の症状と対処法!突然38~40℃の高熱!うつる病気なの?

突発性発疹の症状の進行

潜伏期間

ウイルスに感染してからの発病するまでの潜伏期間は、9~10日程度とされています。

突然の高熱

病名にあるように、突発性発疹の症状の特徴は突然の発熱で、38~39℃の高熱が3~4日続きます。なかには40℃以上にまで上がる場合もありますが、その後、自然と熱が下がります。また、発熱のあいだ、風邪のような重い症状には至らないことがほとんどで、熱が高くても意外と元気なことが多いというのが特徴です。

高熱が下がると同時に全身に赤い発疹が出る

高熱が次第に下がると同時に、背中やお腹を中心に顔や手足を含め、全身に赤い発疹が出ます。広範囲に広がることから一見かゆそうに見える発疹ですがかゆみはなく、しかし不快に感じてぐずる子もいます。そのため、熱が下がった後のほうがむしろ機嫌が悪くなり、保護者を困らせることも多いでしょう。

発疹は2~4日ほどで消える

発疹は2~4日ほどで消えます。突発性発疹の場合、鮮やかな赤色の少し盛り上がっている発疹がお腹や背中を中心に顔や手足に広がることもありますが、発疹は跡も残らずにきれいに消えます。

高熱により熱性けいれんを伴うことがある

突発性発疹では高熱が出るので、高熱に関連して熱性けいれんを発症する子どももまれではありません。熱性けいれんの他に合併症として脳炎にかかる可能性もあるため、子どもの症状に異変が見られたらすぐに医師の指示をあおぎましょう。

突発性発疹の原因

ヒトヘルペスウイルス6型の感染

突発性発疹の原因はウイルスへの感染で、ヒトヘルペスウイルス6型(まれに7型)というウイルスに感染することで発症します。

突発性発疹は季節によって流行があるわけではなく、一年中いつでも感染の可能性がある病気です。水疱瘡などのウイルスと親戚関係にあり、大人の唾液に含まれているヒトヘルペスウイルス6型と7型が原因で起こります。

親から赤ちゃんへウイルスが感染する

感染経路としては、ヒトヘルペスウイルス6型またはヒトヘルペスウイルス7型の抗体を両親や家族が多く、抗体を持っていない赤ちゃんと接触(飛沫感染)することで感染します。主に唾液が赤ちゃんの口に入ることが原因となります。

飛沫感染や経口感染で感染する

ママやパパとのキスやスプーン、コップなどの共有による経口感染の可能性が高いといわれています。また、感染力は強くないとされますが、保育園などで感染した園児の唾液のついた玩具などを触り、その手が口に入ることで間接的に感染する可能性もあります。

しかし、ママから引き継いだ免疫が生後6ヶ月前後になくなってくる自然経過や、集団生活に長時間入っていない月齢であることも加味すると、こうした感染経路は少ないかもしれません。

ママからもらった免疫が切れるころ発症

生後まもなくの赤ちゃんが突発性発疹を発症する理由は、母親から生まれる際に引き継いだ免疫がだいたい生後6ヶ月前後でなくなるために、ウイルスに感染しやすくなるためです。

ヒトヘルペスウイルス6型と7型で2回かかることもある

一度感染すれば免疫を得ることができるため、突発性発疹は2度はかかりません。しかし、原因となるウイルスが2種類あることから、それぞれのウイルスが原因となる場合はまれに2回発症することもあります。

突発性発疹の治療法

突発性発疹は乳幼児のほとんどがかかる病気であるものの、今のところワクチンはありません。また治療についても、このウイルスに効く抗生剤がないため、特別な治療法はなく対処療法のみとなります。

高熱が出ているわりに比較的機嫌が良く元気な赤ちゃんが多いですが、安静にして様子を見るようにしましょう。何か様子がおかしいことがあれば医師に相談するようにしましょう。

突発性発疹中の家での過ごし方

食欲があれば、いつも通りに授乳や離乳食を与える

赤ちゃんの食欲があれば、いつも通りに授乳や離乳食を与えるようにしましょう。脂質やたんぱく質など、消化に悪いものは熱があるときは控えるようにしましょう。また水分を多く含むものを摂るように心がけ、脱水症状を起こさないように注意が必要です。

高熱が下がればお風呂に入っても良い

発疹が出ている場合でも入浴は問題ありませんが、高熱のあいだは体力の消耗が激しいので入浴は控えましょう。「お風呂に入ってうつらない?」と心配になるかもしれませんが、突発性発疹がお風呂のお湯を介して感染するということはないので、熱がなく元気な場合はお風呂に入れてあげてください。

熱が下がれば外出可能

突発性発疹は感染力が低いといわれているため、基本的には外出しても問題ないようです。ただ、赤ちゃんが発熱をしている段階では外出は避けて、熱が下がって落ち着いてくるまで待つほうが良いでしょう。熱が下がり発疹の段階になればほとんど治ったといえる状態なので、外に出ても大丈夫だといわれています。

ゆっくりと過ごす

突発性発疹で熱が下がったものの、赤ちゃんがとても不機嫌になることもあります。泣き止まない、ぐずり続ける、寝ない、あるいは夜泣きするなどの不機嫌な様子は、発疹が出始めるころから最長で1週間ほど続くことがあります。できるだけ家でゆっくり過ごすようにしましょう。

突発性発疹中の注意点

高熱が下がって体力が消耗していることを意識する

熱のせいで体力を消耗している場合が多いので、熱が下がってもあまり無理はさせずに、お風呂等に入れる際も十分に注意が必要です。できるだけ赤ちゃんの機嫌の良いときにしてあげてくださいね。

外出が可能になっても安静を心がける

熱が下がっていれば外出も可能ですが、突発性発疹は治った後に不機嫌になることも多いので、ママはやっと外出できても大変かもしれません。できれば発疹が治まって、赤ちゃんが元気になってからの外出をおすすめします。

高熱中は脱水症状に注意する

熱が高いときには脱水症状が一番危険なので、こまめに水分補給を心がけましょう。また、突発性発疹と同時に下痢を併発することもあるので、いつもより余計に水分補給する必要があります。ただし、ロタウイルス胃腸炎などのような胃腸風邪ほどの下痢になることは少ないようです。

突発性発疹の発熱の場合、高熱のわりには元気なことがあり食欲もある場合がほとんどで急に脱水症状を訴えることはないはずです。しかし、赤ちゃんは発熱でたくさんの水分が失われていますので、いつもよりも意識して水分を補給してあげるよう注意しましょう。

高熱が続くときや40℃近いときは医者を受診する

突発性発疹自体はそれほど心配のない病気ですが、高熱の原因はなかなかわかりづらいので、発熱が続くようなら専門の医療機関を受診しましょう。熱が出やすい赤ちゃんでも、発症月齢的に初めての高熱ということが多いでしょう。脱水の程度や他の病気の可能性を否定するためにも、一度病院での診察をおすすめします。

登園基準は医師と相談して子どもに無理のないように

突発性発疹の保育園登園基準は、厚生労働省のガイドラインで定められています。しかし、そのほとんどは医療機関を受診した医師と相談して登園できるかどうかを決めることになるでしょう。

突発性発疹は、赤ちゃんが初めて発熱する病気ともいわれています。症状が良くなったとしても赤ちゃんの機嫌が悪かったりいつもと様子が違ったりする場合は、無理のないように登園するよう心がけましょう。

※この記事は2020年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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