突発性発疹の症状と対処法!突然38~40℃の高熱!うつる病気なの?

生まれてから熱を出したことのない赤ちゃんが、生後6ヶ月を過ぎたころに突然、38℃~40℃の高熱をだし、解熱後に発疹を伴う病気があります。この病気は「突発性発疹」と呼ばれ、多くの赤ちゃんが最初にかかる病気です。赤ちゃんが突然高熱を出すとママも心配や戸惑いがあるでしょう。突発性発疹について、症状や対処法について解説します。

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目次

  1. 突発性発疹とは?うつる病気なの?
  2. 突発性発疹の症状
  3. 突発性発疹の原因
  4. 突発性発疹の治療法
  5. 家庭での対処法
  6. 突発性発疹を知って冷静に対処しよう
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突発性発疹とは?うつる病気なの?

赤ちゃんが一度は経験する病気

突発性発疹はほとんどの赤ちゃんが一度は経験する病気といわれています。ただ、必ず全員が感染するわけではなく、突発性発疹にならない子もいますし、なかには突発性発疹のウイルスに感染したものの発症しなかったという子もいるようです。

初めての発熱が突発性発疹という赤ちゃんもいる

赤ちゃんは生後3ヶ月ころまではママからもらった免疫のおかげで、ウイルスなどから守られています。しかし、6ヶ月を過ぎるとこの免疫の力が弱まりウイルスに感染しやすくなります。そのころ、最初に発症する病気が突発性発疹という赤ちゃんが少なくありません。

生後6ヶ月から1歳になるまでのあいだに発症する

突発性発疹は生後6ヶ月ころから1歳になるまでのあいだに発症することがほとんどです。突発性発疹を発症した赤ちゃんのうち、1歳未満の子が99%を占めるといわれています。

2歳~3歳になって発症することもある

まれですが1歳を過ぎて発症することもあり、2歳~3歳で発症する子もいるようです。

感染力は弱いがうつる病気

突発性発疹はウイルスが原因で発症する病気です。感染力は弱いものの、同じくらいの月齢の赤ちゃんにはうつってしまう恐れがあります。

突発性発疹の症状

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40℃近い高熱が3~4日続く

突発性発疹の場合、突然38~40℃程度の高熱がでて3~4日ほど続くのが特徴です。熱は3~4日ほど続き、場合によっては39℃を超す高熱が1週間も続いたケースもあるそうです。

全身の発疹

突発性発疹は熱が下がった後、全身に赤い発疹がでることが知られています。発疹がでて初めて突発性発疹であるという診断がおります。突発性発疹と似た病気に「はしか」があります。はしかは、高熱がでると同時に発疹がでるとということも知っておくと良いでしょう。

また、熱がおさまり発疹が出始める前から下痢をする赤ちゃんも多いようです。これは突発性発疹のウイルスが胃腸炎を引き起こしてしまうためのようです。下痢の症状の重さには個人差があり、軽いものから脱水症状を引き起こすものまで赤ちゃんによってばらつきがあります。

咳や鼻水はない

突発性発疹が原因の咳や鼻水の場合、それほどひどくないことがほとんどのです。もし、鼻水や咳がひどくなってしまった場合は、風邪を同時にひいてしまっている可能性もあるでしょう。突発性発疹のウイルスに感染しながら他のウイルスに感染する可能性もあるため、鼻水や咳がひどくなってきた場合は風邪なども疑ってみましょう。

高熱のわりに元気

高熱が出ているわりに比較的機嫌が良く元気があるのも突発性発疹の特徴です。逆に熱が下がり、発疹が出始めたころから急に機嫌が悪くなる赤ちゃんが多いようです。突発性発疹のぐずぐずや甘えん坊っぷりはママたちのあいだで「不機嫌病」といわれるほどの手強さです。この解熱後の機嫌の悪さも突発性発疹の特徴といわれています。

高熱のせいで熱性けいれんを起こすときがある

突発性発疹の場合、突然38~40℃近い高熱がでるため「熱性けいれん」を起こす赤ちゃんもいます。熱性けいれんとは、熱が急激に高くなったときに起こってしまうけいれんのことで、突発性発疹のおよそ10%に見られるといわれるほど頻度の高い合併症です。けいれんが数分でおさまれば、その後は特に心配はいらないとされています。また、そのほかにも脳炎や脳症などの合併症を起こす可能性もあります。

急に赤ちゃんが熱性けいれんを起こしたらママもびっくりしてしてしまいますが、けいれんの発作は1~3分程度で左右対称におきます。慌てず、けいれんした時間や左右対称か様子を見て、受診の際に医師に報告しましょう。

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突発性発疹の原因

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ヒトヘルペスウイルス6型の感染

突発性発疹は季節によって流行があるわけではなく、一年中いつでも感染の可能性がある病気で、水疱瘡などのウイルスと親戚関係にあり大人の唾液に含まれているヒトヘルペスウイルス6型と7型が原因で起こります。

親から赤ちゃんへウイルスが感染する

パパやママの唾液に含まれているウイルスが何らかの形で赤ちゃんに感染するというのが突発性発疹の原因と見られています。

飛沫感染や経口感染で感染する

感染経路は、唾液などを介してうつる飛沫感染や経口感染といわれています。

ヒトヘルペスウイルス6型と7型で2回かかることもある

突発性発疹の原因であるウイルスは、ヒトヘルペスウイルス6型と7型の2種類あるため、2回発症するというケースもごくまれにあります。

突発性発疹の治療法

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特別な治療法はない

突発性発疹は乳幼児のほとんどがかかる病気であるものの、今のところワクチンはありません。また治療についてもこのウイルスに効く抗生剤がないため、特別な治療法はなく対処療法のみとなります。

安静にして様子を見る

高熱が出ているわりに比較的機嫌が良く元気もある赤ちゃんが多いですが、安静にして様子を見るようにしましょう。何か様子がおかしいことがあれば医師に相談するようにしましょう。

高熱や下痢で薬を処方されることもある

突発性発疹に効く抗生剤がないため、解熱剤などで様子を見る場合がほとんどです。下痢などお腹の症状も出ている場合にはその症状にあわせて下痢止め薬が処方されることもあります。

家庭での対処法

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水分補給に注意する

脱水を防ぐため水分補給はしっかりしましょう。また、下痢などの症状があるので電解質を含む飲み物がおすすめです。

免疫力の弱い子どもにうつりやすいので注意する

突発性発疹は感染力は弱いですがうつる病気です。発熱中は周囲の子ども、特に免疫力の弱い子どもにうつりやすいので注意しましょう。

登園の目安は厚生労働省のガイドラインを参考にする

突発性発疹にかかったときに、いつから保育園に普段通り通わせて良いのか悩みますよね。登園の目安としては厚生労働省のガイドラインを参考にすると良いでしょう。

厚生労働省が発表している保育所における感染症対策ガイドラインでは、「解熱後1日以上経過し、全身状態が良いこと」と突発性発疹における登園許可の基準が明記されています。

突発性発疹の症状は、高熱とその後の発疹ですので、熱が下がっていれば発疹が出ていても感染の可能性が低いことから登園が可能とされているようです。登園許可については保育園や医師と相談して決めると良いでしょう。

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お風呂は汗をさっと流す程度にする

高熱が出ていても機嫌が良く元気なことが多い突発性発疹ですが、お風呂に入れるのは熱が下がってからにしましょう。元気があるように見えても熱が高いときはかなり体力を消耗しています。体力がなくなっている状態でのお風呂はさらに体力を消耗させてしまうので、避けるのがベストです。熱が下がって発疹の段階になればお風呂に入れても大丈夫ですが、このときも赤ちゃんの様子を見て、最初は汗をさっと流す程度にすると良いでしょう。

40℃近い高熱が出たときは受診する

突発性発疹は40℃近い高熱が出ますが、解熱後に発疹が出るまでは突発性発疹の疑いがあるという状態で何の病気かはっきりとわかりません。そのため、高熱が出たときは赤ちゃんの様子を見ながら受診するようにしましょう。また、熱がさほど高くない場合でも元気がない、食欲がないなど変わったことがある場合にはすぐに受診しましょう。

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突発性発疹を知って冷静に対処しよう

赤ちゃんが突然高熱を出したらびっくりしますよね。しかし赤ちゃんが最初にかかりやすい病気として突発性発疹のことを知っておけば、いざというときに慌てずに対処できるのではないでしょうか。同じように、突発性発疹から熱性けいれんを起こした場合もびっくりしてしまいますが、熱性けいれんのことを知ってあわてずに対処しましょう。

また、赤ちゃんが具合悪くなったときのためにも、日ごろから安心して相談できるかかりつけの小児科を見つけておくと良いでしょう。

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