幼稚園の懇談会とは?クラスごとにする?自己紹介のポイントや参加するメリット

幼稚園は保育園に比べると保護者が参加する行事や会合が多いです。なかでも懇談会は、どんなことをするのか、何のために集まるのか、話すことや内容が少しわかりづらいですよね。ここでは、幼稚園の懇談会の目的や内容、参加するメリットについて、わかりやすく解説します。自己紹介の例もご紹介しているので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 幼稚園の懇談会とは?
  2. 懇談会といっても名目はさまざま
  3. 懇談会では自己紹介をするの?
  4. 懇談会での自己紹介のポイント
  5. 幼稚園の懇談会での自己紹介の例
  6. 懇談会に参加するメリットは?
  7. 懇談会は必ず参加すべき?
  8. 幼稚園の懇談会に関する体験談
  9. 懇談会はママや先生との交流の場と考えよう
  10. あわせて読みたい

幼稚園の懇談会とは?

幼稚園の懇談会とは、幼稚園児の保護者を対象としたクラス別の会合です。保護者会や懇親会という名前を使っているところもあります。

懇談会の目的とは?

懇談会は、主に先生や保護者同士が交流の機会をもつために行われます。互いが交流をもっておくことで、園の行事への協力体制が整うなど、園児が通いやすい幼稚園づくりにつながります。万が一トラブルが起きた場合も、円滑に対処しやすくなります。

懇談会が開催される時期は?

幼稚園によりますが、年に3回~5回程度の頻度で開催されます。第1回の懇談会は4月か5月ごろで、入園式の直後や保育参観日の後に行われることも多いです。そのほか、12月の冬休み前や3月の卒園(進級)前などに行われることもよくあります。

懇談会といっても名目はさまざま

懇談会の内容は特に決められたものはありません。幼稚園や開催時期によって話すことはさまざまで、懇談会の内容は異なります。以下は内容として代表的なものです。

役員決め・保育参観

入園後に行われる役員決めや、保育参観と同じタイミングで行われる懇談会です。基本的には先生が主導で進行します。幼稚園についてのオリエンテーションや、自己紹介が中心に行われます。ママ同士が交流するきっかけづくりという側面があります。

給食の試食会

給食がある幼稚園では、保護者を招いた試食会をすることがあります。園児がどのような食事をしているのかを知るとともに、ママ同士で歓談します。食事をしながら会話することで、よりリラックスでき、話しやすい雰囲気になります。

クラスごとに開催されるママたちのランチ会

クラス役員が中心になり、ランチ会を行うところがあります。ママ同士で歓談をし、交流を深めていきます。最近ではラインなどのSNSを活用した連絡があることも多いです。

懇談会では自己紹介をするの?

入園や進級後初めての懇談会では、簡単に自己紹介をすることが多いです。どんな内容を話せば良いか指示がある場合もよくみられますが、何もない場合は困りますよね。出席する前に、簡単に自己紹介の内容を考えておきましょう。

懇談会での自己紹介のポイント

懇談会では最初に自己紹介をするのが一般的です。どのような内容を盛り込めば良いか、ポイントをご紹介します。

子どもと親の名前

子どもの名前と自分の名前をフルネームではっきりと伝えましょう。

好きなキャラクターなど子どもについて

好きなキャラクターや遊び、きょうだいはいるか、何月生まれ、どんな性格かなど簡単に紹介します。ほかのママが興味を持ってくれるような話題を盛り込むと良いでしょう。

自分のことについて

子どもと共通の趣味や最近はまっていることなど、深く考えすぎずに自分のことを話しましょう。「転勤してきたばかりなので、地元のママとたくさん交流したいと思います」「話し好きなので気軽にお声掛けください」などのアピールもおすすめです。

懇談会でみんなに伝わりづらい自己紹介

話が長すぎる、声が小さすぎる、下を向いて話す、といった話し方は、ほかのママに伝わりづらいので避けましょう。なるべくほかのママの顔を見ながら、はきはきと話すのがポイントです。

幼稚園の懇談会での自己紹介の例

懇談会の自己紹介で話す内容について、3つの例をご紹介します。

自己紹介例1

「こんにちは。(子どものフルネーム)の母親の(自分のフルネーム)と申します。息子は、生まれたときは未熟児で保育器に入っていました。無事退院できましたが、赤ちゃんのころは風邪をひいてばかりで、心配させられました。

ですが、3歳のころからサッカーを始めたおかげで、冬でも半袖で元気いっぱいに走り回っています。私も息子のサッカーを応援するうちにサッカー観戦にはまり、最近ではJリーグの試合観戦にも行ってきました。

皆さんの中にもサッカーが好きな方がいらっしゃいましたら、一緒にお話したり観戦したりしたいです。今後ともよろしくお願いします」

自己紹介例2

「はじめまして。(子どものフルネーム)の母親の(自分のフルネーム)です。

私は以前(地名)に住んでいましたが、つい最近こちらに引っ越してきました。子どもは少し引っ込み思案なところがあり、慣れない環境でお友だちができるかどうか、不安なところもあります。

家では(あだ名)と呼ばれていて、本人もそれを気に入っています。良かったら皆さんもそう呼んであげてください。

近隣のおでかけスポットや、おすすめの小児科、習い事など、ささいなことでも構いませんので、情報を教えてもらいたいです。どうぞよろしくお願いします」

自己紹介例3

「みなさんこんにちは。(子どものフルネーム)の母親の(自分のフルネーム)といいます。

(子どもの名前)は3人きょうだいの末っ子で、上に兄がふたりいます。末っ子なので、甘えん坊なところがあります。幼稚園では、同じ年のお友だちと触れ合いながら、できることをひとつずつ増やしていってほしいです。

私は最近趣味で家庭菜園を始めました。週末の朝は子どもと一緒に畑仕事をしています。収獲したての野菜はとてもおいしく、子どもたちも気に入っています。もしも興味がある方はぜひお家へ遊びにいらしてください」

懇談会に参加するメリットは?

先生やクラスのようすを把握できる

幼稚園は子どもが日中の大半を過ごすところです。クラスはどんな様子なのか、先生の雰囲気を知ることができます。幼稚園のことを家であまり話さないという子どももいるので、保護者が実際に足を運んでみることはとても大切です。

また、園生活に慣れたころに行われる懇談会では、先生から子どもたちの成長の様子が語られることが多いです。保護者にとっても、1年間を振り返り、子どもの成長を考える良い機会となるでしょう。

ママたちと仲良くなれる

懇談会は、ほかの園児のママと仲良くなれるチャンスです。育児の悩みや習い事の相談など、ママ同士の会話は話題に欠きません。

ママ同士で仲良くなることで、子ども同士が放課後や週末に遊ぶなど、充実した幼稚園生活を送りやすくなります。また、子ども同士のささいなトラブルも円滑に対応しやすくなります。

園の決まりや注意事項を知ることができる

入園後初めての懇談会は、園の決まりや注意事項などが説明されることが多いです。知らずのうちにルールやマナーを違反していたということにならないよう、なるべく参加した方が良いでしょう。

懇談会は必ず参加すべき?

懇談会は、先生やクラスの雰囲気を知るために、なるべく参加した方が良いでしょう。また、ほかのママと顔見知りになっておいた方が、今後の園生活を送るうえでも安心といえます。

しかし、妊娠中や出産直後、あるいは仕事が休めない場合などは、休んでも問題ないでしょう。また、事情があり参加したくない場合も、無理に参加する必要はありません。事前に先生やクラスの役員(ランチ会の場合)に欠席の連絡を入れてくださいね。

幼稚園の懇談会に関する体験談

筆者の子どもが通う幼稚園では、学期ごとに1回、1年に3回のペースで懇談会が開催されました。各回ごとの開催時期と内容について簡単にご紹介します。

■第1回目の懇談会
・開催時期:4月末(参観日終了後)
・内容:担任からのあいさつ、保護者の自己紹介、今年度のスケジュール確認、役員決め
・詳細:事務連絡が中心に行われました。ママ同士の交流はほとんどなく、顔あわせが中心でした。

■第2回目の懇談会
・開催時期:12月上旬
・内容:担任より運動会・発表会の総括 
・詳細:発表会の練習では、「最初は子ども一人ひとりがばらばらだったけれど、お友だちを助けたり失敗した子を励ましたりする場面がみられました」など、先生からのコメントがありました。

■第3回目の懇談会
・開催時期:3月上旬
・内容:1年間のクラス目標と、目標に対する成果、制作
・詳細:1年間を振り返り、子どもたちの成長を先生から報告してもらいました。また、進級のお祝いとして、保護者から子どもたちへのギフトづくりを行い、工作を通じてほかのママと交流を深めることができました。

特に学年最後の懇談会では、担任の先生が退任されることもあり、保護者からささやかなプレゼントをお渡ししました。先生も涙ぐんでいて、保護者ももらい泣きするシーンもありました。

懇談会には、最初は面倒な印象がありましたが、子どもの園生活の様子を知ることができ、個人的には非常に有意義な会合となりました。

懇談会はママや先生との交流の場と考えよう

幼稚園の懇親会はママ同士や先生との交流の場です。あまり堅苦しく考えず、気軽な気持ちで参加してみてはいかがでしょうか。

もし幼稚園がある地域に今後も住む場合、幼稚園のママや子どもと小学校、中学校が一緒になる可能性が高いです。長期的にお付き合いする可能性もあり、どんなママがいるのか知っておいた方が良いでしょう。育児に関する相談相手や、共通の趣味をもつ友人と出会えるきっかけになるかもしれませんよ。

※この記事は2023年8月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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