幼稚園給食のメリットとデメリットは?家庭でも真似したい給食レシピ
我が子の幼稚園入園を控えているママにとって、気になることの一つが給食だと思います。幼稚園給食のメリット、デメリットについて詳しくみていきましょう。また、幼稚園でのメニューにはどんなものがあるのか、家庭でも真似したいメニューについてもご紹介していきます。
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目次
幼稚園は給食?お弁当?
幼稚園の昼食は、給食の園や、手作りのお弁当を持参する園、給食とお弁当が半々の園など、園の方針や考え方によって様々です。幼稚園を選択する際、給食やお弁当の有無は、ママにとって気になるポイントだと思います。幼稚園給食があるとどんなメリットがあるのか、反対に、幼稚園給食にはどんなデメリットがあるのか、手作りお弁当の場合と比較しながら考えていきましょう。
幼稚園の給食のメリット
親が楽
幼稚園給食があることのメリットは、やはり親が楽だということだと思います。お弁当だと、毎日準備をしなくてはならないため、ただでさえ忙しい朝が、さらにバタバタしてしまいそうですね。給食があれば、ランチョンマットやコップなど、必要なものさえ持たせれば良いので、ママもパパも安心ですね。
栄養が偏らない
幼稚園給食は、栄養士がその年齢の子どもたちに必要な栄養を計算して、毎日のメニューを考えています。そのため、偏ることもなく、必要な栄養をとることができます。家庭ではなかなか取り入れられない栄養分も、工夫して取り入れやすくしていたりと、子どもたちにとっても食べやすいようです。
食事のマナーを覚えられる
幼稚園で給食があると、共通した食事のマナーを覚えることができます。家庭ごとの習慣とはまた違った、一般的なマナーの中で同じメニューを食べることで、食事のマナーを自然と身に着けることができます。
温かいものを温かい状態で食べられる
温かいものを温かい状態で食べることができるのは、給食ならではの魅力です。お弁当は、温かい状態だと傷みやすいので、寒い時期であっても完全に冷ましたり、保冷材を使ったりと、冷やした状態で持って行かなくてはなりません。その点、給食は、温かい状態で食事ができるので、おいしく食べることができます。
好き嫌いが少なくなる
家庭だとなかなか食べられない苦手なものも、幼稚園などの集団の中で食事をすると、気持ちが変わってすんなり食べることができることがあります。また、みんなが食べていると、頑張って食べてみようという気持ちが出てくる子もいます。給食という共通したメニューをみんなで食べることで、好き嫌いが少なくなることがあるようです。
幼稚園給食のデメリット
苦手なメニューばかりという可能性がある
幼稚園給食は、決められたメニューを提供するため、好きなものも苦手なものも関係なく出てきます。苦手なメニューばかり…なんて可能性もあります。苦手なものばかり続くと、子どもの場合、給食自体が嫌な時間になってしまうこともあります。苦手なものがあって心配な場合は、事前に幼稚園に確認や相談をしておくと安心です。
揚げ物が多い
食中毒予防や、調理の手軽さ、子どもの好きなメニューであることなど、様々な理由から、給食では揚げ物が比較的多く出されているようです。栄養計算されているとは言っても、あまりにも揚げ物が多いと心配になる方もいるかもしれません。気になる方は、幼稚園のメニューを見せてもらうなど確認しておきましょう。
おいしくないところもある
幼稚園給食では、仕出し弁当を利用している園が多くあります。弁当に詰めた状態で運ばれてくるため、作りたてではないことが多く、おいしい状態で食べることが難しくなります。また、好みの味付けでないなど、おいしくないと感じてしまうこともあります。卒園生や在園生のママなど、その園の給食について事前にリサーチしておくと安心です。
幼稚園の給食例
弁当型の給食
弁当型の給食では、弁当業者に注文して、給食を提供しています。ごはんやおかず、デザートなど、子どもの食べやすいように詰めてあるので、楽しく食べることができますね。中には、工場の見学や、おかずを弁当に詰める体験をさせてくれるところもあるようです。
自園給食
自分の幼稚園でメニューを考え、給食を作る、自園給食を行っている園もあります。自園給食では、園の方針や子どもたちに合わせたメニューを決めることができるため、アレルギー対応をしてもらいやすいメリットがあります。温かい状態で食べることができるので、おいしく食べることができ、人気です。
家庭でも真似したくなる幼稚園のレシピ
サーモンの胡麻酢照り焼き
引用元:www.fir.gr.jp大人も子供も大好きなお魚「鮭」。とても栄養バランスの優れた魚でビタミンや良質なたんぱく質をたっぷり含んでいます。今回ご紹介するメニューは、お酢がさわやかな旨味となりつつ甘辛味でごはんのすすむ「サーモンの胡麻酢照り焼き」をご紹介します。
引用元:www.fir.gr.jp■材料(大人2人、子ども2人分)
・サーモン 3切れ
・下味(しょうが汁・酒 大さじ3・塩少々
・小麦粉 適宜
( A )
・しょうゆ 大さじ2弱
・砂糖 小さじ2
・みりん 大さじ1と1/2
・酢 大さじ2
・ごま油 小さじ2
・炒りごま 少々
■作り方
1. サーモンに下味をつけて10分ほどおきます。
2. 1.の水分をキッチンペーパーでとり、小麦粉を薄くまぶします。
3. フライパンにサラダ油をひいて火にかけ、2.を入れて中火で両面こんがりと焼きます。
4. (A)を混ぜ合わせ、3.に一気に入れ、煮からめたら火を止め、ごま油をたらします。
5. 器に盛り、炒りごまをふりかけて、できあがりです。
変わりナポリタン
引用元:www.fir.gr.jp■材料
・スパゲティ 60g
・玉ねぎ(スライス) 10g
・にんじん(いちょう) 5g
・ピーマン(千切り) 5g
・ベーコン(細切り) 7g
・えりんぎ(細切り) 7g
・塩・こしょう 少々
<調味料A>
・砂糖 1g
・しょうゆ 3cc
・トマトピューレ 10cc
・トマト 10g
・カレー粉 少々
・バター 5g
・オリーブオイル 5cc
・コンソメ(10ccの熱湯に溶かす) 1g
■作り方
1. 鍋にお湯をわかします。
2. 野菜をそれぞれ切ります。
3. Aの調味料を作っておきます。
4. フライパンを熱してバターを入れます。
5. 4にベーコンをいれよく炒めます。
6. 1の鍋にスパゲティを入れてよく混ぜながら茹でます。茹で上がったらオリーブオイルをまぶします。
7. 5のフライパンに玉ねぎ、にんじん、エリンギ、ぴーまんの順に炒めていきます。
8. 茹で上がったパスタを7のフライパンに入れ、Aの調味料を入れてよく混ぜます。
9. よくからまったら最後に塩加減を調節して皿に盛り付けできあがりです。
夕やけごはん
引用元:nursery-lunch.tumblr.com風の子保育園の人気給食メニューから「夕やけごはん」を紹介します。
おろした人参を入れているので「夕やけのお空」みたいな、きれいな色をしたごはん。
シンプルだけど、昆布の旨味と、しょうゆとお酒でしっかり味がついて、大人も楽しめる炊き込みごはんです。乳児から幼児にまで大人気。人参が苦手な子も、きれいな色にさそわれて一口、二口と食べるうちに、いつのまにか人参大好きな子にさせてくれるごはんです。
引用元:nursery-lunch.tumblr.com[材料]
・米 2合
・人参 1/3−1/4本
・だし昆布 5cm角くらい
・うす口しょうゆ 20cc (大さじ1と1/3)
・酒 小さじ2
・塩 少々
[作り方]
(1)米を洗って、昆布を入れ、30分ー1時間くらい水につけておく。
(水加減は、あとで加えるしょうゆと酒の分量は減らしておく。)
(2)人参はすりおろす。(フードプロセッサーで細かくしてもよい)
(3)(1)に(2)を加え、調味料を入れて炊く。
(4)炊きあがったら、昆布を引き出し、切るように混ぜ合わせる。
できあがり♫
鮭とチーズの春巻き
引用元:nursery-lunch.tumblr.com【材料】(4人分)
・生鮭 4切れ(一切れ30g程)火のとおった鮭の残りのフレーク状のものでもOK
・プロセスチーズ 20g
・ジャガイモ小 1/4個
・春巻の皮 4枚
【作り方】
(1)鮭、チーズ、ジャガイモを3−4cmの棒状に切る。
じゃがいもは、さっとゆでておくとよい。
(2)春巻の皮を斜め半分に切り、具を真ん中におき、両端をたたみ、まく。
(3)巻き終わりを水溶き小麦粉でとめ、油(170℃)できつね色になるまで揚げる。
肉だんごスープ
引用元:www.city.suzaka.nagano.jp■材料(4人分)
・鶏ひき肉 100 g
・長ねぎ 15 g
・人参 40 g
・片栗粉 大さじ 2
・卵 M1/3個
・塩 少々
・固形スープ 5 g
・白菜 120 g
・人参 40 g
・玉ねぎ 60 g
・春雨 15 g
・しょうゆ 小さじ 2
・塩・こしょう 各少々
・水 600 cc
■作り方
1.長ねぎはみじん切りにする。
2.人参はすりおろす。
3.鶏ひき肉、長ねぎ、人参、片栗粉、卵、塩を合わせてよくこねる。
4.白菜ざく切り、玉ねぎは2cmに切る。人参はいちょう切りにする。
5.春雨は熱湯でもどし、5cmの長さに切る。
6.鍋に水を入れ固形スープ、4の野菜を順に入れ煮る。
7.野菜が煮えたら、3をひと口大のだんごに丸めて6に落としていく。
8.春雨を入れ、しょうゆ、塩・こしょうで味を調える。
幼稚園の給食に関する体験談
筆者の子どもが通っていた幼稚園では、給食が週3回、手作り弁当が週2回でした。給食は弁当型のものでしたが、好きなメニューも出るため、子ども自身も楽しみに食べていたようでした。家庭とは違ったメニューが出るため、好きな物は喜んで食べていたり、苦手な物は先生と一緒に一口食べてみたり、お友達と一緒に食べることで頑張れたりと、給食だからこその良さがあったように思います。何より、朝準備をしなくて良いのが本当に楽で、助かりました。毎日のことなので、給食があるのとないのとでは全然違いました。
手作り弁当の日は、いつもよりちょっとだけ早起きして、子どもが好きなものを中心に、いろどりや栄養を意識して作っていました。苦手な野菜もときどき少しだけ入れてみたりしていましたが、幼稚園で楽しく食べるからか、ぺろっと食べられたり、逆に本当に苦手な物は「次から入れないで~!」とお願いされたりしていました。子どもの反応を楽しみながら、家庭とは違う場所で家庭のものを食べてもらえることは、給食だけでは味わえなかった経験です。
毎日手作り弁当だと大変だけど、給食もあったことで程よく、子どもの弁当作りに取り組むことができました。
家庭の考え方や子どもに合った方法で
給食であっても、手作りの弁当であっても、それぞれメリット、デメリットがあります。家庭の考えや、子どもに合わせて、どんな園が良いのか考えてみましょう。共働きであったり、兄弟の世話などで、朝の支度だけで大変な家庭では、給食があることで安心だと思う人もいるでしょう。子どもにアレルギーがあったり、好き嫌いが多いなど、子どもの食べられるメニューに制限がある場合には、自園給食や手作り弁当である方が、安心して通わせることができると思います。
家庭で食べる食事もとても大切なものですが、集団生活の中で食べる食事も大切なものです。子どもたちが楽しく食事をすることができるよう、どんな園が合っているのか、考えていきたいですね。