公立保育園と私立保育園の違いは?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説

ひとくちに保育園といっても、調べてみるといろいろな呼び名や特徴があります。これから保活を始めようとしているママのなかには、耳慣れない言葉や違いのわかりにくさに戸惑う方もいるのではないでしょうか。ここでは、市区町村からの補助を受けられる認可保育園のうち、公立保育園と私立保育園の違いについて解説します。

101245

目次

  1. 公立保育園と私立保育園の違い
  2. 公立でも私立でも保育料金は同じ
  3. 公立保育園の特徴
  4. 私立保育園の特徴
  5. 公立・私立保育園のどちらが優れているということはない
  6. あわせて読みたい

公立保育園と私立保育園の違い

公立保育園は、市区町村といった自治体が運営しています。保育士もパート・非常勤や短期雇用の先生以外は、それぞれの市区町村の地方公務員として雇用されています。それに対して、私立保育園は学校法人や保育事業を展開する企業、NPO法人などがそれぞれ運営しています。

現在、全国の地方自治体では、公立保育園の民営化の動きがあります。これは、地方自治体の運営費・公務員の人件費を減らすことや、保育サービスの向上を狙っての国の指針によるものです。しかし、現在公立保育園に通っている子どもや保護者に戸惑いが出ないよう、十分な説明を行ってから民営化に着手するよう呼びかけられています。

Article link icon
保育園とは?種類や保育時間、保育料について!保育所との違いは?

公立でも私立でも保育料金は同じ

Image

私立保育園は公立保育園より保育料が高いのかな、と思ってしまいがちです。しかし、どちらも自治体から認可を受けた認可保育園であり、保育料金はまったく同じです。各家庭の前年度の世帯年収や家族構成によって、自治体の基準で決定されます。

自治体によって多少のばらつきはあるものの、保護者の所得に応じて0円から104,000円のあいだの金額で保育料を徴収するよう国が定めています。第2子は半額、第3子は無料といった保護者の負担を減らす制度もありますが、すべての自治体が行っているわけではなかったり、第1子が小学生以上だった場合には第3子からも料金を徴収したりするというケースもあります。まずは自治体に問い合わせをしてください。
ただし、私立保育園のなかには、制服が指定されている、洗濯を園で済ませてくれる、普段の保育内容とは別に希望者に対してゴルフ・ピアノといった特別カリキュラムを組んでくれるなど特別な費用がかかる場合があります。

Article link icon
保育園の料金は?年収によって費用が違うの?保育料の平均や計算方法!
Article link icon
幼稚園の費用はどれくらい?保育料金や入園料の相場は?

公立保育園の特徴

Image

教育内容のレベルが一定

公立保育園は運営母体が自治体で、保育士の先生方も地方公務員として勤務しています。そのため同じ自治体の施設間で共有されている情報や保育の目標などにズレが小さく、自治体内ではほぼ同じレベルの保育が全公立保育園で行えるように日々努力されています。

ベテランの保育士さんが多い

比較的、雇用環境が安定しているので、保育士を長く続けている先生が多く、私立に比べてベテランの保育士が多く勤務しています。若手の育成に力を入れる園も多く、先生のレベルが安定しているなどの利点もあります。

先生の転勤がある

自治体内の保育施設間で人事異動があり保育士にも転勤があります。そのため、年度がかわる際、担任の持ち上がりを期待できない場合もあるでしょう。ほかにも自治体全体での決め事や指針が決まっているため、臨機応変な対応ができない、預かり時間が私立に比べて短いといったデメリットもあります

園庭が広い場合が多い

ほとんどの公立保育園は、園庭が広く、遊具・おもちゃが豊富です。平日の午前中に園庭を解放して、近隣の未就学児の外遊び参加を呼び掛けている園も多いので、ぜひ調べてみてください。

私立保育園の特徴

私立とはいっても自治体からの補助の給付を受けているので、認可保育園として保育の質や保育士の数、設備などは行政の監査をクリアし、一定の条件を満たしています。

Image

独自の教育方針

私立保育園は各園の運営母体がそれぞれ別の団体なので、保育方針や運営方針が園によって違います。私立保育園の特色は、それぞれの保育方針にそったカリキュラムを組んでいる園が多いことでしょう。

英会話や体操など特色のある教育を行う場合も

私立保育園では、普段の保育の中に英会話の時間やリトミック・楽器演奏の時間をもうけている園も珍しくありません。また、一部の保育園では、希望者に対してピアノやゴルフなどの特別カリキュラムを行っている場合もあります。

自治体や運営母体の考えにもよりますが、一般的に私立保育園のほうが公立保育園に比べて、小学校入学の準備となるような教育に力を入れている場合が多いでしょう。

保護者へのサービスが充実している園も多い

一概には言えませんが、保育時間が公立保育園に比べて長かったり、延長保育に融通が効いたりする場合が多いでしょう。保育風景をウェブアプリで配信して、保育中はいつでも子どもの様子を確認できるというようなサービスを行っている園もあるようです。長時間働くママにとっては安心材料ですよね。

また、洗濯や送迎、お迎えが夜8時を過ぎる子どもには軽食を出す、というような働くママに寄り添った内容の有料サービスを設けている私立保育園も少なくありません。こういったサービスはそれぞれの運営母体の独自のものですので、見学の際によく確認するようにしてください。

ただ、私立保育園では、良い意味でも悪い意味でも園長や運営母体のトップの考えが保育に反映してしまうので、宗教的な行事や給食の内容など、保育の方針が保護者の考えとは少し異なる場合もあります。

また保育園の運営に税金を投入されていますが、人件費にゆとりがなく、若い保育士しか雇用できない園もあり、各園によって保育の質にばらつきがあるとも言えます。園の設立場所がビルやマンションの中にある場合も多く、園庭がなかったり小さかったりするということもあるようです。

公立・私立保育園のどちらが優れているということはない

Image

公立保育園と私立保育園の、どちらにも長所も短所もあり、どちらが優れているということはありません。また、公立保育園の民営化の動きが活発となっており、ゆくゆくは公立保育園のほとんどが私立保育園に移行するといわれています。

都市部の自治体では待機児童問題が深刻であり、現在保護者が子どもを通わせるのに公立保育園か私立保育園を選べる状況ではありません。保育園の利用申し込みをする際に希望を書いても、希望した園には入れなかったという話もよく耳にします。

しかしながら、子どもにとっては一日の大半を過ごす大切な場所であり、ママたちにとっては心強い味方となる保育園。申し込みの前に希望の地域の保育園を見学して、しっかり園長の話を聞き、在園児や保育士の様子を観察しましょう。

もし、希望していなかった園に入園が決まったとしても、見学しておけば、子どもの園生活のイメージが持ちやすいでしょう。どの園にも必ず素晴らしい点があるものです。

ママたちが預け先となる保育園に納得して子どもを預け、職場で輝ける、そんな保育園ライフを送れると良いですね。


【2018年版】学資保険のおすすめと選び方は?口コミや人気もご紹介
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/29931
Image
【限定ストローボトルがもらえる!】保険見直し本舗とは?口コミや全サービス無料のひみつ、ママにうれしいポイントを…
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/30078
Image

あわせて読みたい

子どもを保育園と幼稚園に通わせたママが違いを徹底解説!
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28797
Image
保育園には何歳から入れる?いつからが理想?早く預けるとかわいそう?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28825
Image
保育園の選び方&上手な探し方は?優先順位はどうする?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28950
Image
認可保育園とは?保育料金や入園基準を解説!認証・認可外との違いは?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28910
Image
幼稚園とは?どんな活動をするの?種類や時間、費用など幼稚園の基礎知識
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/29111
Image
認可外保育園(無認可保育園)とは?保育料金の決め方は?認可との違いを解説
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28863
Image
幼稚園の選び方は?我が子にぴったり園をみつける9つのポイント
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/29040
Image
保育園に夏休みや年末年始の休みはある?土曜日や祝日は?仕事のときは?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28843
Image
保活とは?いつから始める?失敗しないためのコツややり方を解説!
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28975
Image
保育園に年度途中に入園するには?申し込みの流れや入りやすい時期について
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28942
Image
認定こども園の特徴とメリット・デメリットは?幼稚園・保育園との違いは?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/26145
Image
【体験談】保育園の入園式はいつ?ママ・パパ・子どもの服装は?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28991
Image
縦割り保育とは?異年齢保育のねらいと、メリット・デメリット
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28831
Image
【体験談】保育園の服装は?年齢別の選び方のポイント・おすすめ商品を紹介
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/9889
Image
私立幼稚園と公立幼稚園の違いは?種類とメリット・デメリットについて!
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/26143
Image
保育園を転園するときの手続きは?子どもへのフォローはどうする?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28929
Image
慣らし保育とは?期間や泣くときの対処法は?仕事の都合でなしにできる?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28965
Image
保育園の見学をしよう!質問する内容や服装は?いつ見学に行けば良い?
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28930
Image
保育ママとは?家庭的保育の時間や料金、メリット・デメリット
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28875
Image
小規模保育や事業所内保育とは?地域型保育事業の種類やメリット・デメリットを解説
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28869
Image
認証保育園とは?認可保育園・無認可保育園との違いは?保育料金や申し込み方法を解説
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28915
Image
一時保育とは?どんな理由で利用できる?料金や持ち物などを解説!
Article link iconhttps://mamanoko.jp/articles/28893
Image