公立保育園と私立保育園の違いは?特徴&メリット・デメリット!どっちが合っているかを解説

ひとくちに保育園といっても、調べてみるといろいろな呼び名や特徴があります。これから保活を始めようとしているママのなかには、耳慣れない言葉や違いのわかりにくさに戸惑う方もいるのではないでしょうか。ここでは、市区町村からの補助を受けられる認可保育園のうち、公立保育園と私立保育園の違いについて解説します。

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目次

  1. 公立保育園と私立保育園の違い
  2. 公立でも私立でも保育料金は同じ
  3. 公立保育園の特徴
  4. 私立保育園の特徴
  5. 公立・私立保育園のどちらが優れているということはない
  6. あわせて読みたい

公立保育園と私立保育園の違い

公立保育園は、市区町村といった自治体が運営しています。保育士もパート・非常勤や短期雇用の先生以外は、それぞれの市区町村の地方公務員として雇用されています。それに対して、私立保育園は学校法人や保育事業を展開する企業、NPO法人などがそれぞれ運営しています。

現在、全国の地方自治体では、公立保育園の民営化の動きがあります。これは、地方自治体の運営費・公務員の人件費を減らすことや、保育サービスの向上を狙っての国の指針によるものです。しかし、現在公立保育園に通っている子どもや保護者に戸惑いが出ないよう、十分な説明を行ってから民営化に着手するよう呼びかけられています。

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公立でも私立でも保育料金は同じ

私立保育園は公立保育園より保育料が高いのかな、と思ってしまいがちです。しかし、どちらも自治体から認可を受けた認可保育園であり、保育料金はまったく同じです。各家庭の前年度の世帯年収や家族構成によって、自治体の基準で決定されます。

2019年10月より幼保無償化がスタート

2019年10月より、幼児教育・保育の無償化が始まりました。子どもの年齢や通っている園によって受けられる支援の内容が異なりますが、一般的に3~5歳と一部の0~2歳の子どもが無償化の対象となります。無償化の対象となる3歳以上の子どもについては、上限37,000円の支援を受けることができます。

認可、認可外保育園に通う子どもが支援を受けられますが、認可外保育施設においては各施設が定める利用料を支払う必要があります。ほかにも、保育料のみ無料で給食代は支払うという園もあるでしょう。

いくら程度を支払うことになるかは園によって異なるため、疑問に思うことは対象の施設に問い合わせると安心ですね。

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公立保育園の特徴

教育内容のレベルが一定

公立保育園は運営母体が自治体で、保育士の先生方も地方公務員として勤務しています。そのため同じ自治体の施設間で共有されている情報や保育の目標などにズレが小さく、自治体内ではほぼ同じレベルの保育が全公立保育園で行えるように日々努力されています。

ベテランの保育士さんが多い

比較的、雇用環境が安定しているので、保育士を長く続けている先生が多く、私立に比べてベテランの保育士が多く勤務しています。若手の育成に力を入れる園も多く、先生のレベルが安定しているなどの利点もあります。

先生の転勤がある

自治体内の保育施設間で人事異動があり保育士にも転勤があります。そのため、年度がかわる際、担任の持ち上がりを期待できない場合もあるでしょう。ほかにも自治体全体での決め事や指針が決まっているため、臨機応変な対応ができない、預かり時間が私立に比べて短いといったデメリットもあります

園庭が広い場合が多い

ほとんどの公立保育園は、園庭が広く、遊具・おもちゃが豊富です。平日の午前中に園庭を解放して、近隣の未就学児の外遊び参加を呼び掛けている園も多いので、ぜひ調べてみてください。

私立保育園の特徴

私立とはいっても自治体からの補助の給付を受けているので、認可保育園として保育の質や保育士の数、設備などは行政の監査をクリアし、一定の条件を満たしています。

独自の教育方針

私立保育園は各園の運営母体がそれぞれ別の団体なので、保育方針や運営方針が園によって違います。私立保育園の特色は、それぞれの保育方針にそったカリキュラムを組んでいる園が多いことでしょう。

英会話や体操など特色のある教育を行う場合も

私立保育園では、普段の保育の中に英会話の時間やリトミック・楽器演奏の時間をもうけている園も珍しくありません。また、一部の保育園では、希望者に対してピアノやゴルフなどの特別カリキュラムを行っている場合もあります。

自治体や運営母体の考えにもよりますが、一般的に私立保育園のほうが公立保育園に比べて、小学校入学の準備となるような教育に力を入れている場合が多いでしょう。

保護者へのサービスが充実している園も多い

一概には言えませんが、保育時間が公立保育園に比べて長かったり、延長保育に融通が効いたりする場合が多いでしょう。保育風景をウェブアプリで配信して、保育中はいつでも子どもの様子を確認できるというようなサービスを行っている園もあるようです。長時間働くママにとっては安心材料ですよね。

また、洗濯や送迎、お迎えが夜8時を過ぎる子どもには軽食を出す、というような働くママに寄り添った内容の有料サービスを設けている私立保育園も少なくありません。こういったサービスはそれぞれの運営母体の独自のものですので、見学の際によく確認するようにしてください。

ただ、私立保育園では、良い意味でも悪い意味でも園長や運営母体のトップの考えが保育に反映してしまうので、宗教的な行事や給食の内容など、保育の方針が保護者の考えとは少し異なる場合もあります。

また保育園の運営に税金を投入されていますが、人件費にゆとりがなく、若い保育士しか雇用できない園もあり、各園によって保育の質にばらつきがあるとも言えます。園の設立場所がビルやマンションの中にある場合も多く、園庭がなかったり小さかったりするということもあるようです。

公立・私立保育園のどちらが優れているということはない

公立保育園と私立保育園の、どちらにも長所も短所もあり、どちらが優れているということはありません。また、公立保育園の民営化の動きが活発となっており、ゆくゆくは公立保育園のほとんどが私立保育園に移行するといわれています。

都市部の自治体では待機児童問題が深刻であり、現在保護者が子どもを通わせるのに公立保育園か私立保育園を選べる状況ではありません。保育園の利用申し込みをする際に希望を書いても、希望した園には入れなかったという話もよく耳にします。

しかしながら、子どもにとっては一日の大半を過ごす大切な場所であり、ママたちにとっては心強い味方となる保育園。申し込みの前に希望の地域の保育園を見学して、しっかり園長の話を聞き、在園児や保育士の様子を観察しましょう。

もし、希望していなかった園に入園が決まったとしても、見学しておけば、子どもの園生活のイメージが持ちやすいでしょう。どの園にも必ず素晴らしい点があるものです。

ママたちが預け先となる保育園に納得して子どもを預け、職場で輝ける、そんな保育園ライフを送れると良いですね。

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