保育園の選び方!優先順位&家庭に合った良い園の探し方は?失敗しない園選びを紹介
共働きのパパやママにとって、保育園選びは悩みのひとつです。安心して子どもを預けられる保育園に入園させたいけれど、失敗しない保育園選びをするためにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは入園してから後悔しないため、保育園選びの優先順位や良い保育園の選び方など失敗しないコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
良い保育園とは?選び方は?
ひとくちに「保育園」といってもその種類はさまざまです。良い保育園選びとはいったいどんな保育園を選べば良いのか、簡単には想像がつきませんよね。各家庭が保育園に何を求めるかによって、保育園の良し悪しはかわってくるでしょう。保育園を選ぶ際はしっかりと希望条件を取捨選択し、各家庭にとって相性の良い保育園を選ぶことが大切です。
近年では待機児童を多く抱え、保育園に入ること自体が困難な地域もあるでしょう。しかし、保育園は子どもが親の手を離れ、多くの時間を過ごす場所です。心から納得のいく保育園選びをしましょう。保育園選びの際の条件として押さえるべきポイントを参考にしてみてくださいね。
保育園の選び方ポイント1【受け入れ年齢】
3歳から子どもが通える幼稚園とは異なり、保育園は0歳から就学前まで通うことができます。しかし敷地面積や保育士の数など保育園によって異なるため、実際の受け入れ対象年齢は保育園によってさまざまです。
保育開始の年齢は、早くて生後57日(産休明け)からのところが多いでしょう。そのほか生後6ヶ月(離乳食が始まるころ)からとしている場合や、0歳児クラス自体が設置されていない場合もあります。0歳児は人手が必要なことが多く、身体も未発達な部分が多いので、受け入れについても枠自体が少ないことがほとんどです。産休明けに育児休暇をとらずすぐに復職する予定のママは、保育園選びの際にまずは受け入れ対象月齢を確認する必要があるでしょう。
また、乳児(0歳児~2歳児)クラスだけの保育園もあります。その場合は3歳児クラスに上がるタイミングでもう一度保育園、または幼稚園を探す必要があります。一方で乳児クラスがなく、3歳~就学前までの子どもを受け入れている保育園もあります。数年先のことも想定しながら選ぶようにすると良いですね。
保育園の選び方ポイント2【保育時間】
認可保育園の一般的な保育時間は、7時半~18時半前後です。これは主にフルタイム就労者の時間(保育標準時間)にあわせて設定されています。大半の保育園が延長保育も行っていますが、その時間帯はまちまちです。残業がある場合は、延長保育で最長何時まで預かってもらえるかを確認しておく必要があるでしょう。
また、パパとママどちらもが送り迎えができるような時間帯に開園している保育園を選びたいものです。送迎時間を想定して事前にシミュレーションし、夫婦で協力できる体制を整えましょう。
このほか、土曜日や日曜、祝日に預けることができる保育園もあります。土日や祝日に子どもを預ける可能性がある家庭は、事前に確認しておきましょう。
保育園の選び方ポイント3【通いやすさや送迎方法】
保育園の場所によっては、一日の時間の使い方を左右することになるでしょう。自宅の近くが良い場合もある一方で、電車で通勤している方は駅の近くだとスムーズですし、車で通勤している方は駐車場があると途中で寄ることができて便利ですよね。徒歩で送り迎えする場合はベビーカーや抱っこ紐を置いてそのまま出勤できるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
近くにスーパーがあってお迎えの後そのまま買い物ができて便利など、送迎時間以外の観点でみてみるのも良いかもしれません。
保育園の選び方ポイント4 保育環境
小さい子どもが走り回ったり、目に付いたものを手に取ったり口に入れたりすることはよくあることです。そうした子どもの行動を想定して、衛生面や安全面で工夫されているかをぜひ確認しておきたいものです。保育園見学の機会があれば、園内に子どもが転落するような段差がないか、危ないものは置いていないか、置いているおもちゃは清潔感があるかなど、チェックしておきましょう。
また、園庭や遊具があるか、近隣に公園など遊び場があるかによっても保育園での子どもの過ごし方がかわってきます。子どもが元気に楽しく過ごせる保育環境かどうかを親の目で見極めましょう。
保育園の選び方ポイント5【保育内容】
保育園によって一日の過ごし方はさまざまです。食事の時間やお昼寝の時間など生活リズムに合ったスケジュールを組んでいるかどうか確認しましょう。自分の子どもが実際に入園したらどのように過ごすのか、笑顔で過ごせるかを想像してみましょう。
保育方針も保育園によって異なります。教育に力を入れている保育園では、英語や読み書き、体操などが保育時間に組み込まれていることもあります。地域交流や縦割り保育(異年齢保育)で人との関わり方に重きを置いている保育園もあります。保育方針が各家庭の方針と合っているか、自分の子どもに何を吸収してほしいかを明確にしておくと良いでしょう。
このほか、低月齢ママは冷凍母乳の持ち込みがOKかどうかといった細かい点もチェックしておく必要があるでしょう。保育園によっては、保育時はミルクで対応をするようお願いされる場合があります。極力母乳で育てたいというママは、保育園選びの際に問い合わせるなどして確認漏れがないようにしましょう。
保育園の選び方ポイント6【持ち物】
保育園によって持っていくもの、貸してくれるものが異なります。たとえば低年齢児が毎日使うおむつ。おむつは都度持参する保育園が多いですが、なかにはおむつを補充してくれる園もあります。その場合は、別途おむつ代がかかる場合があるでしょう。使用済みのおむつについても、処分してくれる保育園もあれば持ち帰らなければならない保育園もあります。紙おむつか布おむつかによっても事情は異なるでしょう。
お昼寝の布団についても、貸し出しのところもあれば掛布団だけ持参というところもあります。保育園への送り迎えの手段がバスや電車、徒歩の場合、布団を持参する園では持ち帰りの荷物が多くなってしまい大変かもしれません。
保育園の送り迎えのときの荷物を極力減らしたいという方もいれば、なるべく私物を使わせたいという方もいるでしょう。必要な持ち物を確認して、入園前には漏れのないようにしましょう。
保育園の選び方ポイント7【保護者のかかわり方】
保育園によってイベントの回数や保護者会の有無もさまざまです。たくさん行事がある保育園でかかわりを多く持ちたいという方もいれば、仕事が忙しくて行事が多いと参加するのが大変という方もいるでしょう。年間スケジュールを事前に確認して、無理のない範囲で参加できると良いですね。
保育園の選び方ポイント8【保育料金】
2019年10月、消費増税と同時に実施される幼児教育・保育が無償化となりました。
無償化の対象となるのは、幼稚園・保育園・認定こども園に通う3~5歳のすべての子どもの保育料です。しかし幼稚園に限っては上限額が月額2.57万円とされ、これを超える分は自己負担となります。また、認可外(無認可)保育所の場合は、認可保育所に入れない子どもの保育料が無償化の対象となります。無償となる保育料の上限は、認可保育所のひと月あたりの平均保育料である3.7万円です。
しかし、給食費や入園料、一時保育、園バスなどを利用する場合は費用が発生するケースがあるため、事前に自治体や園に確認しておくと安心でしょう。
よい保育施設の選び方 十か条とは?
厚生労働省では「よい保育施設の選び方 十か条」を紹介しています。この十か条には、保育園選びをする際により具体的にどういった点をみたら良いかをわかりやすく簡潔にまとめてあります。「よい保育施設の選び方 十か条」で検索すると出てきますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
保育園選びは優先順位を考えよう
すべて希望通りの条件を満たす保育園をみつけることはとても困難です。どうしてもここが良いという保育園に出会っても、第一希望の保育園に入園できるとも限りません。各家庭で何を優先して保育園を選ぶかの優先順位を明確にし、ここなら通わせたいと思える希望の保育園をいくつかピックアップしましょう。
納得できる保育園選びを
保育園はパパやママの見えないところで子どもが一日の大半の時間を過ごす場所です。どの保育園を選ぶかによって、各家庭の毎日の生活が大きくかわってきます。保育園見学や資料請求などできるだけ多くの情報を集めてよく見極め、相性の良い保育園をみつけだしましょう。
今回紹介したポイントを参考にしながら家族でよく話し合い、「ここに通わせて良かった」と心から思える保育園選びができると良いですね。
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