保活とは?いつから始める&やることは?失敗しないためのコツややり方を解説!

待機児童問題に関連して「保活」という言葉を耳にする機会が増えました。子どもを産んでからも仕事を続けたいというママにとってはとくに保活が重要ですよね。ここでは、具体的に保活とはいったいどのようなものか、いつから何をしたら良いか、その方法とコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 保活とは?
  2. 保活はいつから始める?
  3. 保活の流れややり方は?
  4. 保活で失敗しないコツはある?
  5. 保活に失敗したら次の手を考えよう
  6. 保育園に年度途中入園はできる?転園手続きは?
  7. 保活コンシェルジュとは?
  8. 保活に関する体験談
  9. 計画的に保活しよう
  10. あわせて読みたい

保活とは?

保活とは、子どもを保育園に入れるために保護者が施設を探す活動のことです。近年では共働きの家庭が増え核家族化も進み、保育士の数も不足していることから、少子化にもかかわらず保育園の定員を希望者が上回っている地域が多く存在します。

保育園に入れない子どもはいわゆる「待機児童」となり、自治体が必死に保育園を増設しても追いついていない状況です。とくに仕事復帰を考えているママは、育児休業中に保育園をみつけ、子どもを入園させることが理想です。

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保活はいつから始める?

子どもが生まれる時期がわかったら、妊娠中から積極的に保活を進めることをおすすめします。1歳からの職場復帰を考えていても、早すぎるということはありません。妊娠中でまだ育児に時間を取られないうちに保活を始めると良いでしょう。

ひとくちに保活といっても、やることはさまざまです。いきなり入園を申し込むのではなく、まずは知識を養い、少しずつ段階を踏んで入園を目指していきましょう。

保活の流れややり方は?

まずは保育園を知ろう

保育園とは、0歳から小学校入学前までの子どもを預かる施設です。主に、就労など親が家庭で保育できない理由がある場合に保育園を利用できます。

保育園にはいろいろな種類があるのをご存知でしょうか。大きく分けると「認可保育園」「認可外保育園」の2つがあります。「認可保育園」とは国が定めた基準(面積、保育士の数、施設の設備など)を満たした保育施設のことで、国の基準を満たしていない保育施設を「認可外保育園」と呼びます。認可保育園の申し込みは自治体の窓口で、認可外については保育園へ直接行います。また、このほか東京都独自の「認証保育園」というものもあります。詳しくは以下のリンクを参考にしてみてくださいね。

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地域の保育園の情報収集を

認可保育園への入園手続きをスムーズに行うためには、まずは自治体の窓口で相談にのってもらうことをおすすめします。特に第一子の保活では、住んでいる自治体の待機児童の状況や手続きの仕方などまったく知識がないという方がほとんどでしょう。自治体の窓口で相談することが、地域の保育園事情を把握する近道です。

自治体の窓口では、自治体のホームページなどには掲載されていない情報を収集することができる場合もあります。自治体によっては開示できる情報が限られている場合もありますが、自分の家庭の指数から狙うべき保育園はどこか相談にのってもらえることもありますよ。

ただし、申し込み手続きが集中する時期は窓口に相談に行く保護者が多く、ゆっくりと相談することができないかもしれません。特に4月入園を希望する場合は一斉申し込みのため、申し込み1~2ヶ月前の秋ごろは窓口が混みあいます。夏ごろまでには一度相談できると良いでしょう。

保育園の見学をしよう

ある程度地域の保育園情報を収集できたら、まずは保育園見学に足を運んでみましょう。実際に目でみることで、どのような保育園か各々の特色がつかめるでしょう。実際通うことになったときの交通ルートの確認もできます。ぜひ行ってみてくださいね。

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希望する保育園を選ぼう

見学を終えたら、どの保育園に子どもを通わせたいかを選びましょう。認可保育施設の入園希望は複数出すことができます。待機児童が多い地域では希望する園に入園できるとは限らないため、子どもや家庭の状況に応じて優先順位を決められると良いですね。子どもが毎日通う場所となるので、しっかりと見極めて納得のいく保育園選びをしましょう。

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入園の申し込みをしよう

希望する保育園を絞り込んだら、申込書に記入し必要書類をそろえて、自治体や保育園に提出しましょう。一般的に認可保育園については入園時期によって書類の提出期限が定められています。事前に確認し、書類の不備や提出漏れのないように準備しておきましょう。認可外保育園については随時申し込みを受け付けていることが多いようです。こちらもあわせて確認しておくと良いでしょう。

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保活で失敗しないコツはある?

自分の指数を確認しよう

認可保育園に入園させるには、自治体が定めた基準を満たしている必要があります。一般的に、労働時間や家庭環境によって各家庭に点数(指数)やランクがつけられ、点数やランクが高い順に入園できる仕組みです。自分の指数やランクを知っておくと入園の参考になりますので、自治体の問い合わせてみると良いでしょう。入園のおおよその当落ラインを教えてくれることもありますのでそちらもあわせて確認しておくと良いかもしれません。

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認可外保育園の予約をしておく

万が一、認可保育園に入れなかった場合はどうしたら良いでしょう。仕事が始まるのに預け先がない…ということにならないために、一時的に認可外保育施設に入園させて、待機するという方法があります。認可外施設に在籍していることが、認可保育園の申し込みの加点につながる自治体がほとんどです。待機児童が多く認可保育施設に入れる確証がない場合は、いくつか認可外施設も申し込みを済ませておくと安心です。

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希望園を絞りすぎない

新設園は在園児がいないため、通常は募集人数が少ないとされる年齢でも入園できる可能性が比較的高いでしょう。新設園の情報は随時、自治体のホームページなどで確認することをおすすめします。気づいたらもう募集が締め切られていた、ということにならないように説明会や申し込み時期など自発的に情報収集をすすめましょう。

また、在園児の兄弟姉妹が入園を希望する場合、きょうだい加点がつく自治体がほとんどです。そのためきょうだい児が多く入園を希望している園では、第一子が入園しにくい傾向にあります。第一子を保育園に入園させたい場合には、きょうだい児の入園希望が少ない園を狙うことが必要かもしれません。きょうだい児の入園希望があるかどうかの情報は、ホームページや役所から配布される資料には掲載されていません。窓口で確認してみると良いでしょう。

そのほか、認可保育園のなかには小規模保育園と呼ばれる施設も存在します。0~2歳までの保育園で、待機児童の多い地域では3歳未満児の保育の受け皿となっています。その名の通り小規模ながらもきめ細かい保育が期待できますし、就学前まで同じ保育園に通わせたいという家庭は小規模園を希望しないため、比較的入園しやすいということもあります。将来的に幼稚園への入園を考えている、3歳でのふたたび保活する覚悟ができているという家庭であれば、こちらも希望園に含めることをおすすめします。

希望順をよく考えて申し込む

保育園の申込書を提出する際に、希望順位に沿って書く形式が多くなっています。しかし第一志望の保育園に入れるとは限りません。とくに保活激戦区と呼ばれる待機児童の多い市区町村ではなおさらです。子どもを入園させても良いと思える保育園が複数あれば、できるだけ多く書きましょう。自治体によっては申し込みの希望順が入園のしやすさを左右することもあるようです。選考の細かいルールは自治体によって異なりますので、窓口で希望順位を相談してみても良いかもしれませんね。

保活に失敗したら次の手を考えよう

保活をどんなに頑張っても、保育園に落ちてしまうことは十分にあり得ます。万が一落ちてしまっても、気を落としすぎずに保活を続けることをおすすめします。まだなにか手段があるかもしれませんよ。

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保育園に年度途中入園はできる?転園手続きは?

保育園に4月に入園しやすいというのはなんとなくイメージできるかもしれませんが、年度途中で入園することはできるのでしょうか。急な転勤による引っ越しで定員の枠が空いたり、保育士の増員などで枠が増設されたりする場合には、待機している家庭のなかから点数の高い順に入園の案内を受けるでしょう。すでに認可外保育園に在園している場合には転園の手続きが必要となりますので、事前に流れを確認しておき、対応するようにしましょう。

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保活コンシェルジュとは?

深刻な待機児童問題に伴い、「保活コンシェルジュ」と呼ばれるサービスが拡大しているのをご存知でしょうか。保活コンシェルジュとは、保活のやり方がわからないワーママのために情報提供をしたり、個々の状況に応じた保育園選びのアドバイスをしたりと、入園に関するさまざまなサポートしてくれるサービスのことを言います。

基本的に、勤め先の会社が保活コンシェルジュサービスを行う企業に委託をし、社員が復職できる手助けをしてくれるというシステムになっているようです。導入する企業が増えているので、勤め先に保活コンシェルジュサービスがあると、ママもうれしいですね。

保活に関する体験談

ままのて編集部に寄せられた保活に関する体験談をご紹介します。

保活は想像以上に大変でした!

保活をはじめたのは、子どもが産まれてから数カ月経ったころのことでした。子どもが早生まれのため、0歳で預けることは当初から考えておらず、育休が終わる1歳での復職を目指し、育児に慣れてきたころから動き出しました。

住んでいる地域が保活激戦区であることは知っていたものの、妊娠中にはあまり実感がわかず、ほぼ保活らしい保活はしていませんでした。しかし出産してから自治体の窓口や園の見学に行くと、自分が思っていた以上に現実は厳しいということを目の当たりにしました。

結局1歳での復職には失敗…。その後も認可・認可外問わずに保活を続け、育休の延長をして1歳半で運良く認可外に入園させることができました。保活に疲れてつらいと感じることも多々ありましたが、疲れたときは同じような状況のママ友たちと励まし合い、なんとか乗り越えられました。もしも次の子を妊娠したら、そのときはもっと早くから保活をはじめようと心に決めています。

計画的に保活しよう

子どもを産んでも働き続けたいママにとって、保育園探しはとても重要です。とくに待機児童の多い市区町村では保活なしでの保育園入園は難しくなっています。大事な子どもを安心して預けられる保育園に入園させるためには、地道な保活が重要になってきます。保活に早すぎるということはないので、ここで紹介した内容を参考にしながら、できることからはじめてみてくださいね。

都市部では待機児童問題が深刻で、長期間の保活を強いられる家庭も少なくありません。せっかく複数の園の見学や説明会に行っても、第一希望の園に入れるのはとてもラッキーなケースかもしれません。入園できる保育園にとりあえず入るという家庭がほとんどなのが現状です。

もしも保活に疲れてしまったら、同じようなママたちがたくさんいるということを考えると少し心が落ち着くかもしれませんね。

児童福祉法では、国や地方自治体は児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負っていて、保育を必要とする家庭の児童を支援しなければならないと明記されています。国や自治体も動き出していますが、利用者全員が自分の望んだ施設に安心して子どもを預けられるような世の中になると良いですね。

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