【写真あり】枝豆の離乳食はいつから?下処理と中期〜完了期のレシピ8選
おつまみとして大人気の枝豆は食卓に上がる回数も多いので、離乳食に使えたらうれしいですよね。枝豆は、いつから離乳食のレパートリーに入れても良いのでしょうか。ここでは、離乳食に枝豆を使える時期や下処理の方法・ゆで方について解説します。簡単に作れるおすすめレシピもぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
枝豆はいつから食べられる?
枝豆は大豆を完熟する前に収穫したもので、たんぱく質と食物繊維が豊富な食材です。離乳食にも使えますが、いつから食べさせて良いのかは気になる点ですね。
枝豆はゆでてもやわらかくなりにくく、大豆アレルギーの心配もあるため、離乳食中期以降に使うのがおすすめです。離乳食初期からしっかりとペーストにすれば与えて良いという意見がありますが、できれば離乳食後期に入る9ヶ月以降に食べさせましょう。形やかたさの目安は以下のとおりです。
離乳食の時期 | かたさ・形 |
---|---|
初期 (生後5~6ヶ月頃) △ | ペースト |
中期 (生後7~8ヶ月頃) △ | ペースト、マッシュ |
後期 (生後9~11ヶ月頃) ◯ | バナナくらいのかたさにゆで、みじん切りに |
完了期 (1歳~1歳半頃) ◯ | 肉だんごくらいのかたさにゆで、半分に切る |
離乳食の進み具合は赤ちゃんによって異なるので、かたさや形はあくまで目安です。赤ちゃんの様子を見ながら調節してあげましょう。
写真で解説!離乳食の枝豆のゆで方と裏ごしの方法
ここでは枝豆のゆで方を具体的に紹介します。ゆで時間や裏ごしの方法などぜひ参考にしてみてくださいね。
塩は入れない!枝豆のゆで方の基本
離乳食用の枝豆は塩を加えずにゆでます。ゆで時間は量にもよりますが、大人が食べるときの倍を目安にし、10分程度ゆでましょう。
やわらかさが足りないときは、さやから取り出して豆だけを再度ゆでても良いでしょう。最初から豆だけをゆでればもっと早くやわらかくできます。
電子レンジでゆでる方法
電子レンジを使えば手早く下ごしらえができます。手順は以下のとおりです。
1.耐熱皿に枝豆を広げ、少量の水を加えてラップをふんわりとかける
2.500Wで5分加熱する
3.かたいようならさやから豆を取り出して少量の水を加え、ラップをして様子を見ながら加熱する
電子レンジでは加熱しすぎると乾燥してかたくなってしまうので、目を離さずに調理しましょう。
下ごしらえ・裏ごしのコツ
枝豆を離乳食に使うときの大事なポイントは、薄皮をむくことです。薄皮はのどに引っかかったり、消化が悪かったりするので丁寧に取り除きましょう。豆を指で軽くつまむと、つるんと簡単にむけますよ。
裏ごしは初めにスプーンやフォークの背で軽くつぶし、茶こしに入れてこすと簡単にできます。
下ごしらえが面倒な場合は、コープの「裏ごし枝豆」やベビーフードがおすすめです。冷凍枝豆は塩分が多く含まれているので、ゆでて塩抜きをしてから使いましょう。
離乳食中期(生後7・8ヶ月)の枝豆レシピ
舌と上あごですりつぶして食べられるようになる離乳食中期には、枝豆をペーストやマッシュにして使います。中期におすすめのレシピを紹介します。
枝豆のポタージュ
材料
・枝豆 15粒
・粉ミルク 50cc
・水溶き片栗粉 小さじ1
作り方
1.枝豆をやわらかくゆで、薄皮をむいてからすりつぶす
2.小鍋に入れ、粉ミルクを加える
3.弱火にかけてあたため、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成
少量なので、鍋を火にかけるときは火加減に注意しましょう。粉ミルクを野菜スープに変えてもOKです。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)の枝豆レシピ
歯ぐきを使ってかめるようになる離乳食後期には、枝豆をバナナくらいにやわらかくゆで、みじん切りにして使いましょう。ペーストにして他の食材に混ぜても良いですね。後期におすすめのレシピを紹介します。
枝豆のすり流し
材料
・枝豆 20粒
・和風だし 50cc
・水溶き片栗粉 小さじ1
作り方
1.枝豆はやわらかくゆで、薄皮をむいてすりつぶす
2.鍋にだしと枝豆を入れ、ひと煮立ちさせる
3.水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成
枝豆のすり流しは、いわば枝豆ポタージュの和食版です。だしはベビーフードを使えば簡単ですよ。
枝豆のおやき
材料
・枝豆 20粒
・じゃがいも 80g
・片栗粉 小さじ2
作り方
1.枝豆はやわらかくゆで、薄皮をむいてすりつぶす
2.じゃがいもをゆでてマッシュする
3.枝豆とじゃがいも、片栗粉を混ぜて成形する
4.薄く油をひいたフライパンで両面を焼けば完成
おやきは小判形が定番ですが、スティックにしても赤ちゃんが持ちやすいでしょう。油の代わりに無塩バターを使うと風味が増します。
枝豆の豆腐ハンバーグ
材料
・枝豆 15粒
・豆腐 50g
・鶏ひき肉 20g
・人参 10g
・玉ねぎ 10g
・片栗粉 大さじ1
・しょうゆ 1~2滴
作り方
1.枝豆はやわらかくゆで、薄皮をむいてみじん切りにする
2.人参と玉ねぎをみじん切りにしてやわらかくゆでる
3.材料をすべてボウルに入れて混ぜる
4.食べやすい大きさに成形し、フライパンで両面に軽く焼き色をつける
5.ふたをして蒸し焼きにし、火が通ったら完成
ハンバーグの形にまとめるのが難しい場合は、片栗粉でかたさを調節してください。やわらかいままでもスプーンですくえば成形いらずです。蒸し焼きにして、しっかり火を通しましょう。
ずんだうどん
材料
・枝豆 15粒
・ゆでうどん 60~90g
・和風だし 適量
作り方
1.枝豆をやわらかくゆでて薄皮をむき、みじん切りにする
2.うどんをやわらかくゆで、1cm程度に切る
3.小鍋に枝豆とうどんを入れ、だしをひたひたに加えてひと煮立ちさせたら完成
ベビーフードのだしを使うと手軽に作れます。ずんだは一般的にペースト状のものを指すので、枝豆をすりつぶしてみても良いですね。
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)の枝豆レシピ
上手に食べられるようになる離乳食完了期ですが、まだまだ大人と同じかたさや大きさの枝豆は食べられません。肉だんごやゆで卵の白身くらいのかたさにゆで、食べやすい大きさに切って使いましょう。
枝豆としらすのおにぎり
材料
・軟飯 90g(ご飯 80g)
・枝豆 10粒
・しらす 大さじ1
作り方
1.枝豆はやわらかくゆで、薄皮をむいて半分に切る
2.しらすに熱湯をまわしかけて塩抜きし、水気を切る
3.軟飯に枝豆としらすを混ぜる
4.一口サイズのおにぎりにする
しらすは塩気が強いので、熱湯をかけて塩抜きします。ごはんのかたさは離乳食の進み具合によって調節してくださいね。
鮭と枝豆のチャーハン
材料
・軟飯 90g(ご飯 80g)
・枝豆 10粒
・生鮭 10g
・溶き卵 1/3個分
・しょうゆ 1~2滴
作り方
1.枝豆はやわらかくゆで、薄皮をむいて半分に切る
2.生鮭はゆでたり焼いたりして身をほぐす
3.フライパンに薄く油を熱し、卵を流し入れる
4.卵がある程度かたまったら、軟飯と枝豆、鮭を加えて炒める
5.しょうゆで味付けしたら完成
市販の鮭フレークを使うときはお湯にひたすなどして塩抜きをしましょう。鮭の代わりにノンオイルのツナ缶を使ってもおいしく作れます。
枝豆のチーズリゾット
材料
・軟飯 90g(ご飯 80g)
・枝豆 15粒
・牛乳 100cc
・粉チーズ ひとつまみ
・顆粒コンソメ ひとつまみ
作り方
1.枝豆はやわらかくゆで、薄皮をむいて細かく刻む
2.鍋にすべての材料を入れ、弱火にかける
3.5分ほど煮てやわらかくなったら完成
牛乳の代わりに豆乳や野菜スープを使ってもおいしく作れます。チーズは少量のスライスチーズなどあるものを使ってOKです。
枝豆の栄養と選び方
枝豆はたんぱく質や食物繊維が豊富なのに加えて、ビタミンやカルシウム、鉄分など多くの栄養素を含んでいます。完熟した大豆にはないビタミンCを含んでいるのは、枝豆の大きな特徴です。
離乳食として使う枝豆は、より新鮮なものを選びたいですよね。スーパーなどには新鮮な枝付きの枝豆が売られている場合がありますが、処理などの手間を考えると袋入りのものでかまいません。以下のポイントをチェックして新鮮なものを選びましょう。
・鮮やかな緑色をしている
・さやがふっくらとしている
・産毛が濃く、立ちあがっている
枝豆の旬は6月~9月です。赤ちゃんにも旬のものを食べさせてあげましょう。
離乳食の枝豆を冷凍保存するコツ
枝豆は冷凍保存もできるので、まとめて下ごしらえしておくと便利に使えます。生のままではなく、ゆでてペーストやみじん切りにしてから冷凍しましょう。それぞれの冷凍法は以下のとおりです。
形状 | 冷凍法 | ポイント |
---|---|---|
ペースト | フリーザーバッグに薄く広げる | 使いたい分だけ手で折って使う |
みじん切り | 製氷皿に小分けする | 凍ったらフリーザーバッグに入れ替える |
冷凍した枝豆は1ヶ月以内を目安に早めに使い切りましょう。
離乳食レシピを使って旬の枝豆を赤ちゃんと一緒に味わおう
色鮮やかで栄養豊富な枝豆は離乳食に取り入れたい食材です。かためなのでやわらかくゆで、すりつぶしたり細かく切ったりして使うのがポイントです。ママやパパのおつまみ用に枝豆を買った日は、赤ちゃん用に少し取り分けて下ごしらえをしておけると良いですね。旬の枝豆を家族みんなで楽しみましょう。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。