パパ見知りはいつから?赤ちゃんがパパを見て泣かないための対策や克服方法は?
「パパを見ると泣いてしまう」といったパパ見知りは、生後5ヶ月ごろから始まるもので、多くのパパが経験していることでしょう。パパが嫌いというわけではないのですが、できるならパパ見知りしないように対策をしたいですよね。ここでは、パパ見知りはいつから始まるのか、お風呂や夜の寝かしつけなど場面に応じた克服方法をご紹介します。
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目次
パパ見知りとは?
パパ見知りとは、赤ちゃんがパパに対して人見知りをすることです。パパ見知りが始まると、パパの抱っこを嫌がったり、パパとふたりきりになると突然大泣きしたりします。
「自分の赤ちゃんに嫌われてしまった」とショックを受けるパパもいますが、赤ちゃんはパパが嫌というわけではありません。ママのことを特別な存在として認識し、ママにお世話されることに慣れているため、ママ以外の人と接すると不安に感じてしまうのです。
パパ見知りはすべての赤ちゃんにみられるものではなく、パパが積極的に育児をしている場合はパパ見知りをしないことが多いです。
また、早くから保育園に通っている赤ちゃんや、ママ以外の人との関わりが多く、そもそも人見知りをしない赤ちゃんの場合は、パパ見知りをしないことがあります。
パパ見知りはいつから?
では、パパ見知りはいつから始まるのでしょうか。パパの育児への関わり方によっても個人差がありますが、生後5ヶ月前後から始まります。
生後間もない赤ちゃんには、まだパパとママの顔の区別がつきません。生後2ヶ月ごろになると、ママの声に反応したり、ママの動きを目で追いかけたりする追視(ついし)が始まりますが、このころにはまだパパ見知りをすることは少ないようです。
生後5ヶ月ごろになると、パパ見知りや人見知りが始まります。生後5ヶ月前後の赤ちゃんはママとパパの顔が区別できるようになります。また常にそばにいてくれるママのことを特別な存在と認識する一方で、ママ以外の人に対しては不安を感じることが多くなります。
ちなみに、パパ見知りは、1歳まで続くということもあれば、3歳ごろまで続くこともあります。
パパ見知りの対策は?
普段お仕事を頑張っているパパにとって、自分の赤ちゃんに人見知りをされてしまうととてもショックに感じてしまいますよね。また、パパ見知りが始まると、育児の負担がママにばかり集中してしまい、パパの育児参加の機会を奪ってしまいかねません。
そのため、パパ見知りにならないようにできる限り対策していくことが大事です。いつから対策を始めても良いですが、なるべく早いほうが望ましいです。対策方法のポイントは次の通りです。
パパと赤ちゃんが接する機会を増やす
生後5ヶ月ごろからパパ見知りが始まることが多いです。パパ見知りをしないようにするには、生後2ヶ月ごろから積極的にパパが赤ちゃんのお世話をすることが肝心です。赤ちゃんのお世話はママにばかり集中しがちですが、母乳を与える以外はパパにも可能です。
ミルクを与える、お風呂に入れる、おむつを替える、などパパの役割をつくってみてはいかがでしょうか。また、特にすることがない場合も、なるべく赤ちゃんにパパの顔を見せ、声を聞かせてあげましょう。
一緒にいる時間をできる限り増やすことでパパ見知りをしない可能性が高まります。ぜひ意識してみましょう。
パパとママが仲が良い様子を赤ちゃんに見せる
赤ちゃんにとっていつも自分のお世話をしてくれるママは特別な存在です。ママとパパが仲の良い様子を見せてあげると、赤ちゃんはパパのことも特別な存在として認識できるようになります。
逆に、ケンカが多く仲が悪いところばかりを見せてしまうと、パパのイメージが悪くなったり、不安に感じたりするため、気を付けましょう。
赤ちゃんが嫌がるときには少しずつ距離を縮める
パパ見知りが始まり、赤ちゃんがパパを嫌がる場合は、少しずつ距離を縮めていきましょう。最初は機嫌が良いときを見計らい、ママのお世話を手伝うことから始めます。
ママが抱っこしてパパがあやす、おむつを一緒に換える、という風に常にママの顔が視界にあることで、赤ちゃんは安心できます。時間がとともにパパの顔に慣れ、パパの顔を触るなどして、パパへの興味がでてくるようになります。ここまでくれば、パパ見知りの克服もあと少しです。
泣かれてもめげずにお世話をする
パパ見知りが始まってしまっても、めげずにお世話をしてあげましょう。「一生懸命頑張っているのに泣かれてしまう」、「ママが抱っこするだけでピタッと泣き止む」といった場面もあり、心が折れそうになるパパも多くいます。
しかし、赤ちゃんはパパが嫌いというわけではありません。ママが特別な存在というだけで、それ以外の人に人見知りをしてしまうだけです。くじけずお世話を続けることで次第に赤ちゃんとの信頼関係が築けるようになります。
もしパパがパパ見知りにショックを受けていたら、そっと励ましてあげましょう。
シチュエーション別!パパ見知りの克服方法
もしもパパ見知りが始まってしまったら、克服するためにはどうすれば良いでしょうか。シチュエーション別の克服方法をご紹介します。いつからでも構いませんので、ぜひ試してみましょう。
お風呂のときのパパ見知り
パパ見知りが始まるとお風呂の時間も最初は激しく泣いてしまうかもしれませんが、慣れると「お風呂=パパと入るもの」と認識できるようになります。お風呂のあいだだけはパパ見知りしないと赤ちゃんも少なくありません。
まずは1週間程度を目安に、パパが赤ちゃんをお風呂に入れるよう試してみてはいかがでしょうか。その期間は帰宅が夜遅くならないようにしましょう。
バスタイムを楽しくするおもちゃや、お風呂グッズを使うのもおすすめです。なるべく赤ちゃんが快適に過ごせるように工夫しましょう。
夜の寝かしつけのときのパパ見知り
夜の寝かしつけはママに負担が集中しがちですが、できるかぎりパパも関わるようにしたいですよね。最初からパパ任せにするのではなく、ママとパパが一緒に夜の寝かしつけをすることから始めてはいかがでしょうか。
たとえばママが抱っこで夜の寝かしつけをするときに、パパがすぐそばにいるなど、赤ちゃんの視界にパパが入るようにしてみましょう。
慣れてきたらパパの抱っこによる寝かしつけを試してみましょう。最初は落ち着かない様子があるかもしれませんが、赤ちゃんによっては、パパの大きな腕による抱っこの方が安心できるということもあります。抱っこ紐を使うと落ち着くことがあるので一度試してみましょう。
ママが出掛けるために預けるときのパパ見知り
ママが病院や美容院などに行くときは、ママがパパに赤ちゃんを預けるため、赤ちゃんとふたりきりで過ごさねばなりません。パパ見知りが始まった赤ちゃんやパパにとっては少しつらい時間かもしれません。
しかし、ママがパパに赤ちゃんを預けるときは、パパ見知りを克服するチャンスです。積極的に赤ちゃんに関わりましょう。
お気に入りのおもちゃや、手遊びで遊ぶのもおすすめです。1歳を過ぎていれば飛行機や肩車などのダイナミックな遊びも楽しめるようになります。ママには難しい体力を使う遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。
好きなDVDを見せるのも良いですが、見せっぱなしにするのではなく、赤ちゃんに話しかけたりしながら一緒に楽しむことが大事です。
泣き止まないからといって放っておくと、パパへの不信感が増すばかりですので、注意しましょう。
赤ちゃんのパパ見知りの体験談
産後すぐに夫が単身赴任となり、赤ちゃんと夫が顔をあわせるのは月に数回程度という状態でした。案の定、生後5ヶ月ごろからパパ見知りが始まり、1歳をとうに過ぎた現在でも単身赴任が続いているため、完全にパパ見知りが克服できたとは言えない状況です。
「単身赴任だからパパ見知りになるのは仕方ないよね」という気持ちもありますが、できる限りのことはしようと、さまざまな対策を講じました。
意識したのは、家族写真を積極的に見せ「パパ」を認識させることと、ビデオ通話でした。特にビデオ通話をしていると、とても機嫌がよくなりパパも喜んでくれました。単身赴任で離れていてもパパの顔を見せることで、他人ではない特別な人という印象になるようです。そのおかげで、たまにパパが帰ってきても顔を見ただけで泣くことはありませんでした。
そのほかにも、新しいおもちゃやケーキなど子どもが喜ぶものはパパから与える、パパにしかできない遊び(肩車やたかいたかいなど)をする、などパパといると楽しいことがあるというイメージを子どもが持てるようにしています。
ちなみに、1歳0ヶ月のときに思い切ってパパに2時間だけ赤ちゃんを預けることがあったのですが、激しく泣きパパ見知りが悪化しました。それ以来預けることはしていません。パパ見知りの克服は様子を見ながらゆっくり進めたいと思います。
決してパパが嫌いではないことをパパに伝えてあげよう
パパ見知りは特別なことではなく、多くの赤ちゃんにみられるものです。パパ見知りは、ママの顔が区別できるようになった証です。言い換えれば視覚、聴覚などの感覚が順調に発達しているといえるでしょう。
赤ちゃんがママでないと嫌がるのは、ママとの絆がしっかり結ばれているからです。パパが赤ちゃんのパパ見知りに傷ついていても、決してパパが嫌いなわけではないということをママからしっかり伝えてあげましょう。
あきらめず積極的に関わって対策していくことで、赤ちゃんもパパを特別な存在と認識できるようになります。ぜひ参考にしてくださいね。