人見知りはいつから?赤ちゃんの人見知りの時期と対処法について

育児中にママが困ることのひとつに「人見知り」があります。あまりに人見知りがひどいと、ママのストレスになってしまうこともありますよね。赤ちゃんの人見知りは、いつから始まるのでしょうか。人見知りの時期を上手く乗り切る方法や、パパに対する人見知りについても調べてみました。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 人見知りはいつから?
  2. 人見知りの原因
  3. パパに人見知りする事もある
  4. 人見知りの対処法
  5. 人見知りではなく「場所見知り」の可能性もあり
  6. 赤ちゃんの人見知りは成長の証と思ってやり過ごそう
  7. 赤ちゃんの人見知りについて小児科医にインタビュー!
  8. あわせて読みたい

人見知りはいつから?

赤ちゃんの「人見知り」は大変だという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。人見知りは一定期間を過ぎれば自然とおさまるものなのでしょうか。具体的にはいつからいつまで人見知りはあるのではないでしょうか。

生後半年から1歳頃にかけて人見知りが始まることが多い

一般的には、生後半年から1歳頃にかけて、人見知りが始まる赤ちゃんが多いようです。赤ちゃんにも個人差があるため、いつから人見知りが始まるかという時期は人によって違います。中には、人見知りしない赤ちゃんもいます。

2歳頃にはおさまる子が多い

赤ちゃんの人見知りは、大体2歳頃には落ち着くことが多いようです。人見知りが始まる時期同様に、人見知りが終わる時期にも個人差はあります。長引いたとしても、あまり神経質に心配し過ぎず様子を見ましょう。

人見知りの原因

赤ちゃんはなぜ、突然「人見知り」を始めるのでしょうか。赤ちゃんの成長の中で、どのような心境の変化があるのでしょうか。

「近づきたいけれど怖い」

人見知りの始まった赤ちゃんの心理状態としては、「近づきたい」という好奇心と「怖い」という恐怖心が同時に芽生えて葛藤している状態であるという研究例があるようです。人見知り具合には個人差があり、それが個性となって、社交的である・慎重であるといった性格に繋がるのかもしれません。

家族と他人の区別がつくようになる

人見知りするということは、ママと他の人を区別できるようになってきたということでもあります。
「人の区別ができるようになる」ということは大きな成長で、逆に人見知りがないのはママを認識していないのではないか、自閉症や発達障害なのではないか、といったことで不安になる人もいるようです。あくまでも個人差はあるので、「人見知り」の有無だけではなく、感情表現ができているかなど、さまざまな点を観察した上で専門医に相談するようにしましょう。

ママの不安や緊張を感じ取っている

赤ちゃんは、ママが思っている以上にママの精神状態に敏感なもので。いつも以上に激しく人見知りして泣き止まなかったりするときは、ママ自身がイライラしていたり、不安で精神状態が良くない状態であることも多いです。まずはママ自身が落ち着くことも大切かもしれませんね。

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パパに人見知りする事もある

パパ見知りとは

他人に対してだけでなく、パパに対して人見知りする場合があります。赤ちゃんがパパに懐かず人見知りするのは、ママにとってもパパにとってもつらいことです。赤ちゃんのパパ見知りとは、どのようなもので、いつごろから始まるのでしょうか。

パパに人見知りをするようになるのは、「生後半年から1歳頃」からが多いようです。ママに比べて仕事で赤ちゃんと接する機会が少なくなってしまうパパが多いため、赤ちゃんにとっては「たまにしか会わない人」という認識になり、パパに対して人見知りしてしまうようです。

対処法としては、少ない時間でも「たくさんスキンシップする」ように心がけることです。ママも普段からパパの写真を見せて「パパだよ」と赤ちゃんに教えてあげましょうね。赤ちゃんの人見知りはパパにとってもつらいため、嫌いなわけではなく成長段階のひとつの時期であることをパパに伝えてくださいね。育児に積極的に関わってもらうためにも、前向きにやり過ごしましょう。

河井先生からのヒトコト

上記に加えて、パパとママ、赤ちゃんの3人で遊んだり、接する時間を持つのも良いですね。ママが笑顔で話している様子などで、子どもはその人が安心できる人かどうかを判断することがあります。パパとママが仲良く話している様子をわかりやすく見せてあげると、赤ちゃんは安心するでしょう。

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人見知りの対処法

ママもパパも手を焼くことが多い赤ちゃんの人見知りですが、人見知りの時期を上手く乗り切るにはどのようにしたら良いのでしょうか。

赤ちゃんを主役にしない

人見知りの時期の赤ちゃんを人と会わせる際には、ママはいつも通りの振る舞いをしましょう。赤ちゃんに注目したり、いきなり抱っこしてもらったりすると、余計に人見知りしてしまうかもしれません。周りの人にも前もって伝えておくと良いでしょう。

優しく語りかける

出会った人が決して怖くない、良い人だということを、優しく赤ちゃんに教えてあげましょう。赤ちゃんが知らない人に対して、「この人は怖い人だ」という印象を一度でも持ってしまうと、その人に対しての人見知りはより激しいものになる場合があります。

時間をかけて慣れさせる

赤ちゃんの人見知りは、すぐに改善できるものではありません。自然に振る舞い、時間をかけて、出会った人に徐々に慣れさせる必要があります。赤ちゃんが落ち着き、自分から興味を示すようであれば、徐々に距離を縮めていきましょうね。

人見知りされた人へのフォローをする

赤ちゃんに人見知りされた人は、嫌われたのではないかとショックを受ける場合があります。その場の雰囲気が気まずくなり、赤ちゃんも空気を敏感に感じ取ってさらに泣いてしまうこともあるでしょう。「誰に対しても人見知りをする時期だから気にしないで」といったフォローを入れるようにしましょう。何でもないように振る舞っていれば、赤ちゃんも落ち着いてくる場合が多いですよ。

月齢の近い子と遊ぶ機会を増やす

産まれたときから沢山の人と触れ合って育つと、人見知りをすることが少なくなるそうです。大家族、保育園、親の付き合いが多いなど、環境はそれぞれですよね。できれば月齢の近い子どもと遊べる方が、赤ちゃんにとっても他人への警戒心が薄れやすく良いでしょう。児童館などの公共の施設や親子イベントなどで、同世代の子どもと触れ合う機会がないか、ぜひ探してみてくださいね。積極的に出かけて行くことで、赤ちゃんだけでなく、ママのストレス発散にもつながりますよ。

人見知りではなく「場所見知り」の可能性もあり

出かけた先で赤ちゃんが泣き出すと、「人見知り」かなと思ってしまう場合が多いかもしれません。初めて行く場所では、赤ちゃんが人ではなく「場所見知り」をしている可能性もありますよ。いったんその場所から離れ、赤ちゃんの様子を良く観察してみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんの人見知りは成長の証と思ってやり過ごそう

赤ちゃんの人見知りがひどいと、ママやパパは大変なことが多いかもしれません。赤ちゃんの性格もそれぞれです。人見知りする時期にも個人差があります。決して周りや兄弟と比べず、成長の証と思って受け止め、上手くやり過ごせると良いですね。

赤ちゃんの人見知りについて小児科医にインタビュー!

こちらの動画でも詳しく解説していますので、是非参考にしてみてくださいね。

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