【小児科医監修】赤ちゃんにアイスクリームはいつからあげても良い?1歳から食べられる簡単レシピもご紹介!
小児科医監修|赤ちゃんもアイスクリームなど甘いもが大好きですね。赤ちゃんが夏バテ気味や風邪で食欲が落ちているときに、喉越しが良いアイスクリームをあげたいと考える方もいるでしょう。ここでは赤ちゃんにアイスクリームを与えるときの注意点と、1歳から食べられるアイスクリームの簡単レシピを紹介します。
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目次
赤ちゃんはいつからアイスを食べられる?
目安は1歳過ぎの離乳食完了期から
赤ちゃんにアイスをあげてもよい時期は、早くても1歳過ぎの離乳食完了期以降が目安です。
あくまでアレルギー表示を確認してからということになりますが、ナッツやチョコなどが入っていないプレーンなアイスクリームでしたら、1歳くらいの赤ちゃんでもつるりと食べることができますよ。
どうして1歳までアイスを与えてはダメなの?
アイスクリームは、形状だけでいえば離乳食初期のペースト状の食品とあまり変わりがなく、いつからでも食べられるように感じるかもしれません。そのため、もっと早くに与えても問題ないのではないかと思うママもいるでしょう。
しかし、赤ちゃんの味覚は敏感で、甘みを強く感じます。味覚が発達する時期にアイスクリームのような味の強いものを与えてしまうと、舌が甘さを覚えてしまい、それからアイスクリームばかりを欲しがるようになってしまうかもしれません。
段階を踏んで味覚を完成させていくためには、アイスクリームは離乳食完了期以降が望ましいでしょう。それでも一般的に味覚が完成するといわれる3歳までは、一度に与える量は少量に留めておくと安心ですね。
赤ちゃんにアイスをあげるときはアレルギーに注意!
赤ちゃんにアイスクリームをあげるときに、最も気を付けなければいけないのはアレルギーです。アイスクリームは味に関わらず、ほとんどのものに牛乳と卵が使用されています。赤ちゃんに牛乳アレルギーや卵アレルギーがないことがわかってから、アイスクリームをあげるようにしましょう。
特に、卵アレルギーについては慎重な判断が必要です。基本的に、アイスクリームには過熱していない生卵が使用されています。普段から卵料理を問題なく食べていたとしても、生卵ということで反応が出てしまいやすいことも考えられます。
最近では、牛乳や卵を使わずに豆乳などで作られた、アレルギー対応のアイスクリームも販売されています。赤ちゃんの体質に合うものを探してみましょう。
1歳以降のアイスは量にも注意して!
アイスクリームはあくまで嗜好品のため、いつから食べたほうが良いと決まった時期はありません。そのため、早くにアイスクリームを食べさせる必要はないでしょう。
もしアイスクリームをあげるとしたら1歳以降が望ましく、それでも3歳まではごく少量にしておきましょう。それには以下の理由があります。
冷たいので胃腸に負担がかかる
栄養士が行う自治体の離乳食講座で、赤ちゃんには常温の飲み物をあげるようにいわれた経験があるママもいるのではないでしょうか。
冷たいものは胃腸に刺激が強く、未発達な赤ちゃんの身体には負担が大きいとされています。下痢をしてしまう恐れもありますから注意しましょう。
糖分が多く、虫歯の危険性がある
アイスクリームには大量の糖分が使われているので、虫歯のリスクを高めることになります。甘みの少ないさっぱりした風味のアイスクリームでもそれは同じです。
人間の味覚は、冷たいものからは味を感じにくいという特徴があります。あまり甘くないと感じるアイスクリームでも、想像以上に糖分が使われているのです。
赤ちゃんが食べることができるアイスの作り方
手作りアイスのキット
■内容量:3食分(10g)×2袋
1歳以上の赤ちゃんが食べることのできるアイスが簡単に作れるキットです。アイスの素と牛乳(育児用ミルク)を混ぜ、付属のトレーに入れて冷蔵庫で3時間置くだけで完成という手軽さです。ハンドミキサー不要でスプーン一本で作れるので、子どもと一緒に作ってみても良いですね。
甘さ控えめで、卵は不使用です。
手作りアイスのレシピ1.卵を使用しないシンプルな牛乳アイス
卵不使用のシンプルな牛乳アイスのレシピです。低脂肪牛乳を使用しているのでヘルシーな味わいです。コンデンスミルクとはちみつでコクを出しています。はちみつを使用しているので、1歳以上の子ども向けです。
手作りアイスのレシピ2.砂糖を使わないバナナヨーグルトアイス
ヨーグルト、バナナのふたつの素材だけで簡単に作れてしまうアイスクリームのレシピもあります。砂糖不使用なので果物の自然な甘さが引き立ちます。果物を冷凍しておけばアイスクリームを固める時間も不要で、思い立ったらすぐに作れることも魅力ですね。
手作りアイスのレシピ3.ブルーベリージャムを使ったアイス
ブルーベリージャムの鮮やかな色味がきれいなアイスクリームのレシピです。牛乳、生クリーム、ブルーベリージャムのみで作っているとは思えないおしゃれな仕上がりなので、夏のおもてなしにもよいですね。ジャムの味を変えればアレンジもでき、飽きずに食べれそうです。
アイスクリームメーカーで楽しく手作り
■重量:1100g
冷やしておいた材料を入れて、スイッチをオンするだけでクリーミーなアイスクリームが作れるアイスクリームメーカーです。3~4人前のアイスクリームが一度に作れるので、ホームパーティーにも活躍しそうですね。
市販のアイスはカチカチに凍っていることが多く、上手にスプーンを使えない子どもにはうまく食べられないことがあります。アイスクリームメーカーの作りたてのアイスクリームは、非常になめらかで柔らかい仕上がりです。赤ちゃんでも食べやすいですよ。
材料をアレンジしながら、自分だけのアイスクリームを作ってみてください。
アイスクリームメーカーを楽天・Amazonでチェック!
楽天・Amazonで他のアイスクリームメーカーを探したい方は、以下のリンクを参考にしてください。
赤ちゃんのアイスに関する体験談
赤ちゃんにアイスをあげる時期について、ままのてに寄せられた体験談を紹介します。
我が家では息子が1歳半くらいでアイスクリームデビューしました。アレルギーもなかったので、私が食べているアイスをちょっとあげてみよう、くらいの気持ちでしたが…。
ひとくち食べるとそのおいしさに感動したのか「もっともっと!」とねだり、最終的には泣いてしまう始末。シェアしながらゆっくり食べるつもりでしたが、残っていると全部食べようとしてしまうので止めるのが大変でした。
やはり大人でもおいしいと感じるものは子どもにとっても魅力的なもの。ましてや甘みが強いものは中毒性も高いです。セーブできないうちは、親も与え方も考えてあげないとダメだと反省しました。
アイスクリームを与える時期を見極めよう
アイスクリームは喉越しの良さから、子どもが高熱で食欲がないときや、ひどい喉の痛みで食事がとれないときでも「アイスだけは食べてくれた」と語るママもいます。子どもにとっては、苦しいときでも食べたくなる魅力的な食べ物ということでしょう。
与え方次第ではエネルギー補給にもなるアイスクリームですが、やはり小さな子どもの身体には負担はゼロではありません。必ず与えなくてはいけないものではありませんから、時期を考えてあげてみましょう。目安としては離乳食が完了していて、歯磨きができることが望ましいですね。
「たまに食べる特別なおやつ」という位置付けで、アイスクリームと上手に付き合っっていきましょう。
※この記事は2022年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。