生後4ヶ月の授乳間隔とミルクの量はどれくらい?先輩ママの体験談あり|小児科医監修
生後4ヶ月の赤ちゃんは、1回に飲める母乳やミルクの量が増え、授乳間隔があくようになります。授乳時間が短くなることで、ちゃんと飲めているか心配になるママも少なくないようです。一方で、授乳間隔がなかなかあかずに悩むママもいます。ここでは、生後4ヶ月の授乳間隔や回数、母乳量とミルク量などについて体験談を交えながら解説します。
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目次
生後4ヶ月の赤ちゃんと授乳間隔
赤ちゃんは、生後4ヶ月を迎える頃には生まれたときのほぼ2倍の重さです。身体の成長とともにおっぱいやミルクを飲むことが上手になり、授乳間隔が長くなり、1回の授乳時間が短くなる赤ちゃんが多いでしょう。
夜の授乳が減ってくる
生後4ヶ月の赤ちゃんは、昼夜の区別がつくようになり、睡眠のリズムがついていきます。少しずつ夜に長く眠ることができるようになり、夜中の授乳の回数が減る赤ちゃんが増えますよ。
まだまだ夜間に何度も授乳しなければいけない赤ちゃんもいますが、少しずつ昼夜のリズムを作るように意識してみると良いかもしれませんね。
生後3ヶ月までは夜中に4回以上起きて授乳していましたが、生後4ヶ月になるとと一晩に2〜3回起きる程度で済むようになりました。
夜間授乳がなくなる赤ちゃんも
生後4ヶ月になると、夜中の授乳がまったく必要なくなる赤ちゃんもいます。赤ちゃんの活動量が増えていく時期のため、ママやパパは夜にゆっくり身体を休めるようにしてください。
夜間は5時間~6時間くらい授乳間隔があきます。今までは夜中の授乳もあり正直つらかったのですが、夜は赤ちゃんが0時におっぱいを飲んだら7時まで寝てくれるというサイクルになり、夜眠れるようになったので、とても身体が休まるようになりました。
夜に赤ちゃんにおっぱいを飲ませて寝かせると、朝までぐっすり眠ってくれることが多くなりました。ママの私は寝不足になることは少なくなりましたが、朝まで全然おっぱいをあげていないと、朝起きると胸がパンパンになっていました。
【完母】生後4ヶ月の授乳間隔と母乳の量
目安は4~5時間おきに5~6回
生後4ヶ月頃の赤ちゃんの授乳回数の目安は1日5回~6回です。昼間だと授乳間隔が4~5時間あくことも珍しくありません。なかには夜間の授乳がいらなくなる赤ちゃんもいるようです。
生後4ヶ月になると、1日6回前後授乳するようになりました。授乳時間も今まで20分くらいかかっていたのに、10分程度で済むようになりました。「本当に出ているのかな」「足りているかな」と不安に思いましたが、赤ちゃんが自分で乳首を離すようになりました。
授乳間隔があかない赤ちゃんもいる
目安通りに授乳間隔があかない場合も、赤ちゃんが元気そうであれば問題ありません。3時間ごとの授乳を続けているケースは珍しくありません。なかには、生後4ヶ月でも1日に10回以上のおっぱいを欲しがる赤ちゃんもいますよ。
赤ちゃんは授乳で栄養を摂るだけでなく、ママに抱っこされる安心感を得ている場合があります。もし授乳間隔が短くママがつらい場合には、赤ちゃんが泣いたときにまずは授乳以外のことであやすようにしてみても良いかもしれませんね。
最初は赤ちゃんが泣くたびにおっぱいを与えていましたが、生後4ヶ月頃から時間を決めて与えるようにし始めました。赤ちゃんがおっぱいを吸うのがだんだんうまくなり、乳首の痛みを感じることはなくなりました。 だいたい3時間あくとお腹が減って泣き出してしまうため、外出する前に一度家にいるときに授乳、外出から帰ってすぐ授乳という形でした。
うちの子の場合は、生後4ヶ月頃はまだ夜間の授乳が頻繁にありました。日中の子育てと家事で疲れてしまい、起き上がるのもつらかったので、夜間は添い乳をすることが多かったです。赤ちゃんも私も授乳中に寝てしまい、お布団が母乳でビチャビチャになったこともあります。しかし、添い乳をするようになり、多少身体を休められるようになりました。
【混合】生後4ヶ月の授乳間隔とミルクの足し方
目安は4~5時間おきに5~6回
混合の授乳の目安は、完母と同じように、4~5時間おきに5~6回です。
母乳多めの混合で育てていました。生後3ヶ月までは3時間ごとの授乳でしたが、生後4ヶ月になると一度に飲めるミルクを飲める量が増えていき、授乳間隔がどんとんあいていきました。昼間は4時間~4時間半、夜間は5時間~6時間が、我が子の生後4ヶ月頃の授乳間隔です。
ミルクの量と足すタイミング
生後4ヶ月になると赤ちゃんの母乳を飲む力がついてきて、ママの母乳の分泌も安定してくるため、ミルクを飲む量が減る赤ちゃんが多いようです。ママやパパはミルクの量とタイミングに悩んでしまうこともあるでしょう。
母乳のあとにミルクを足す場合には、40~60mLを目安にしましょう。赤ちゃんがミルクを飲まないようであれば、無理に飲ませる必要はありません。機嫌が良く、体重が1日15g~20g増えているようであれば、十分足りているサインです。
母乳の出が左右偏っている上に、十分な量が出ていなかったので、粉ミルクと混合であげていました。毎回授乳のたびにミルクを足していたのですが、母乳がどのくらい出ているのか自分の感覚を頼りにミルクの量を調整して足していたので、常に自信がなかったです。
うちの子は母乳とミルクの混合で育てていました。生後3ヶ月まではミルクを80~100mL飲んでいましたが、生後4ヶ月になると60mLほどしか飲まなくなりました。実際に母乳がどれくらい出ているのかわからず、子どもの体重が増えず不安だった記憶があります。
小児科の先生に相談したところ、「この時期は子どもが欲しがるだけあげて、1回の飲む量が少なければ、寝る前に1回授乳の回数を増やしてみてください」とアドバイスを受けました。
夜だけミルクにするという方法も
一日の終わりになると、ママの母乳の分泌は減る傾向にあります。ミルクは母乳に比べて腹持ちが良いといわれており、夜はミルクを飲ませるという家庭も多いようです。母乳を作ることを促すプロラクチンというホルモンは、睡眠開始直後から覚醒する直前に分泌されるといわれています。夜間にママがゆっくり休むことで、ママの母乳の分泌が促されますよ。
パパがいるときはミルクをお任せして、ママがお休みをとるのも良いかもしれません。特に夜間の授乳間隔があかないママは、「休息をとる必要があること」をパパに理解してもらいましょう。普段からパパが授乳をしていると、赤ちゃんが人見知りをする時期にパパ見知りする可能性を減らせるかもしれませんよ。
母乳だけでも大丈夫だと思いますが、 夜だけ腹持ちが良いようにとミルクにしています。 腹持ちが良いといっても、毎回夜中1回は起きています。
【完ミ】生後4ヶ月の授乳回数とミルクの量
目安は200mLを1日5回
完全ミルク育児の場合の授乳回数の目安は1日5回程度、1回の授乳量の目安は200mL程度です。夜にまとまって眠る赤ちゃんの場合は、日中はだいたい4~5時間おきに授乳します。ただし、ミルク育児であっても、授乳のペースは子どもによって異なります。
飲むミルクの量が少ないことも個性
生後3~4ヶ月頃から赤ちゃんのミルクを飲む量が急に減ることがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは乳首が口に入ると反射的にミルクを飲みますが、生後3~4ヶ月の赤ちゃんは満腹になると自分でミルクを飲むことをやめるようになるのです。なかには粉ミルクメーカーが推奨する量よりも、かなり少ない量のミルクしか飲まない赤ちゃんもいるようです。
赤ちゃんが小食なのもひとつの個性です。赤ちゃんが機嫌良く過ごせていて、その子なりに成長曲線に沿って体重が増えていれば、特に心配はいりません。もし不安なのであれば、かかりつけ医に相談してみてくださいね。
完ミの場合、ミルク缶に記載の標準量を飲ませなければと神経質になってしまうママは多いようです。私もそのひとりで、きっちり計り、月齢に合わせて増やしていきました。
でも、足りなさそうに泣くことが何度もあり、母からの助言もあって少し増やしてみたところ、満足できた様子でした。授乳に関してはもう少しおおらかでも良かったかなと思い返しています。
生後4ヶ月の授乳に関するQ&A
生後4ヶ月頃の授乳に関してよくある悩みや疑問について解説します。
Q.赤ちゃんの遊び飲みは良くないの?
生後4ヶ月頃になると母乳を飲む時間が急に短くなる一方で、赤ちゃんが遊び飲みを始め、かえって授乳に時間がかかることがあります。おっぱいやミルクを飲むのを休んでママの目をじっと見たり、ママの服をいじって遊び始めたりするといった行動が増えるようです。
遊び飲みは、赤ちゃんの好奇心が育ってきた証ともいえます。休みながら飲むという行為自体は、実は生後まもなくから始まっていて、ママの反応を促して「会話」をしているという研究結果もあります(※)。
赤ちゃんが遊び飲みを始めてもあまり思いつめずに、呼びかけたり頬っぺたをつっついたりしてみて、コミュニケーションを楽しみましょう。忙しいときは、いったん授乳を切り上げると良いようですよ。
Q.乳首をかまれるときの対処法は?
赤ちゃんに乳首をかまれると痛いものです。赤ちゃんによっては生後4ヶ月頃になると歯が生え始め、むずむずとかゆいことから乳首をかむことがあります。遊び飲みが始まる子が多い時期でもありますよね。
赤ちゃんに乳首をかまれたら、赤ちゃんを胸に引き寄せたり、赤ちゃんの口に指を入れたりして、乳首から口を離すようにしましょう。大声で叫ぶと、赤ちゃんがママに遊んでもらっていると勘違いして何度も繰り返すため、気をつけてくださいね。
Q.おっぱいを嫌がって飲まないときには?
生後4ヶ月の赤ちゃんがおっぱいを嫌がって暴れることはよくあることです。おっぱいが出てこなかったり、おっぱいが張って飲みにくかったり、授乳の姿勢が嫌だったりと理由はさまざまなようです。
授乳する姿勢を変えてみたり、赤ちゃんが深く乳首を加えているか確認したりしてみてくださいね。赤ちゃんがおっぱいを嫌がるのは一時的であることがほとんどのため、あまり心配しないようにしましょう。
Q.夜泣きと授乳は関係があるの?
生後4ヶ月頃になると、早い赤ちゃんでは夜泣きが始まります。夜泣きの原因ははっきりと解明されていませんが、夜中に頻繁に授乳している赤ちゃんは夜泣きをするケースが多いようです。
原因のひとつとして、赤ちゃんの寝つくための条件(入眠儀式)が授乳になっていることが考えられます。夜泣きがつらいようであれば、夜に赤ちゃんが泣いたときに授乳以外の方法であやしてみても良いかもしれませんね。
Q.哺乳瓶の消毒はいつまで続けるべき?
哺乳瓶の消毒をいつまで続けなければいけないという決まりはありません。まだ赤ちゃんの抵抗力が強くはないため、生後4ヶ月まではしっかり消毒をしておくと安心です。
赤ちゃんのペースで授乳を楽しんで
生後4ヶ月になると、夜間の授乳がなくなり、身体が少し楽になるママが増えます。一方で、まだまだ授乳間隔があかないと悩んでいるママもいるでしょう。授乳間隔や量には赤ちゃんによって個性があるため、赤ちゃんのペースで授乳を楽しんでくださいね。
※この記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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