生後5ヶ月の授乳回数・授乳間隔は?夜間授乳は?先輩ママの体験談を紹介!【小児科医監修】

生後5ヶ月の赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲むのが上手になるとともに、赤ちゃんの好みやクセもはっきりしてくる時期のようです。授乳回数や授乳間隔が安定してくるというママの声もありました。今回は、生後5ヶ月の授乳に関する体験談を大調査し、小児科医監修のもと解説します。夜間授乳や離乳食についても参考にしてみてくださいね。

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この記事の監修

染谷 朋之介
小児科医
染谷 朋之介

目次

  1. 生後5ヶ月の赤ちゃんの様子
  2. 生後5ヶ月の授乳回数・授乳頻度は?
  3. 生後5ヶ月の赤ちゃんの夜間授乳
  4. 生後5ヶ月ごろにミルクの飲み方が変わる赤ちゃんも
  5. 生後5ヶ月の離乳食について
  6. 生後5ヶ月の授乳体験談
  7. 新たな成長段階へと進むママと赤ちゃん
  8. あわせて読みたい

生後5ヶ月の赤ちゃんの様子

生後5ヶ月の赤ちゃんは手足を活発に動かすようになり、体重ののびはいったん落ち着くことが多いようです。物を見分ける、音を聞き分けるということが徐々にできるようになり、ママの声のする方を振り向く様子もみられるようになるでしょう。感情も豊かになり、ママやパパがあやすと声をあげてはしゃぐこともあるようです。

足をあげて手でつかんでゴロゴロしたり、うつぶせにすると胸をそらせ手を広げる飛行機ポーズを決めたり、寝返りにむけて準備を始めます。早い赤ちゃんだと5ヶ月で寝返りをするようですが、そこは赤ちゃんにも好みがあるようです。なかなか寝返りしないからといって気にしないでくださいね。

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生後5ヶ月の授乳回数・授乳頻度は?

授乳回数・授乳間隔のめやす

この時期赤ちゃんの授乳回数は、5~6回に落ち着いてくるようです。まだまだ授乳間隔があかず頻回授乳をしているというママの声もありましたが、ママと赤ちゃんにとってちょうど良いペースであれば気にする必要はありません。夜間授乳がつらい場合は、昼間の授乳間隔を少し短めにして、夜の回数が減るか試してみてはいかがでしょうか。

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授乳中に噛まれるときには?

歯の生え始めた赤ちゃんに乳首をかじられるのでは、とドキドキしながら授乳しているママもいるようです。乳首に傷がつくと次の授乳にひびきますので、赤ちゃんが乳首をかじり始めたら、おっぱいから離すようにしてくださいね。ママの顔をみあげてニコッと笑うと、かじるサインということもあるようですよ。注意深く表情をのぞいてみてくださいね。

母乳・ミルクに含まれる乳糖は、虫歯になりづらいといわれていますが、赤ちゃんの口の中に歯がみえてきたらガーゼでふいてあげるなど歯磨きの練習を始めてみると良いでしょう。

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生後5ヶ月の赤ちゃんの夜間授乳

生後5ヶ月をむかえるころには、睡眠のリズムも安定してきて夜も続けて眠れる赤ちゃんも増えてくるようです。アンケートからも、夜間授乳がなくなったという声が聞かれました。

しかし、昼夜の区別がつくようになっても、赤ちゃんは眠りの浅い時間が大人より長いため、夜間頻繁に起きてしまうことも珍しくありません。この時期、夜間の授乳がやめられないからといって気にする必要はまったくありませんが、ママがつらいのであれば、抱きしめる・トントンするなど、他の方法で寝かせる練習を始めましょう。

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生後5ヶ月ごろにミルクの飲み方が変わる赤ちゃんも

飲む量が減ってきた

特にミルクを飲む赤ちゃんで、この時期飲む量が変わったり、授乳間隔が長くなったり、飲みたがらなかったりという様子がみられるようです。ひとつには満腹中枢が発達してきて、お腹が満たされているときは飲まない、自分が飲みたい量がわかるといったことに原因があるようです。また混合で進めている場合、母乳を飲む量が増えてきてミルクが減るということもあるようですよ。

ミルクを嫌がる場合の対策

赤ちゃんに味覚や好みが芽生えてきて、混合で進めていたのにおっぱいしか飲まなくなるということもあるようです。また、完全ミルクなのに、ミルクを飲みたがらなくなることもあるようです。

生後5ヶ月にもなると赤ちゃんの意志や感情がはっきりしてくるので、無理強いすることはさけた方がよさそうです。授乳間隔をいつもよりあけてみる、粉ミルクや哺乳瓶の種類を変えてみる、など試してみてはいかがでしょうか。ミルクは母乳に比べて味が濃いといわれており、一時的に薄めて様子をみてみるのもよいそうです。離乳食を始める時期でもあるので、薄めのスープなどで水分を補っても良いかもしれません。

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生後5ヶ月の離乳食について

離乳食開始のめやす

一般に離乳食開始の目安は生後5~6ヶ月頃といわれており、ベビーチェアなどの支えがあると座っていられる様であれば、始めてもよいでしょう。また、ママの食事をみて真似して口を動かす、よだれを垂らすという仕草が出てくると、赤ちゃん自身が食への関心が出て来たサインといわれています。

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離乳食の始め方

離乳食をはじめた最初の1ヶ月ほどは、食べることに慣れさせることが目的ですので、食べても食べなくてもあまり気にしないでくださいね。1日1回1口ずつ、消化の良い午前中から始めることにしましょう。午前中であれば、万が一アレルギー反応を起こしても、小児科に連れていけるというメリットもあります。

最初は、薄く作ったつぶし粥から初めて、同じく煮てつぶした豆腐、さつま芋、白身魚など、赤ちゃんの様子をみながら1食材ずつ増やしていきましょう。この時期には、離乳食を始めたからといって、無理して授乳間隔をあけたり・量を減らす必要はありません。

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生後5ヶ月の授乳体験談

ままのて編集部に寄せられた、先輩ママの体験談をご紹介します。

噛まれて激痛が!(30代)

夜間に起きることが減り、夜の20時ごろに授乳をして寝かしつけた後は、早朝の5時6時まで熟睡することが多くなりました。日中はだいたい3~4時間間隔で授乳をし、1日の回数としてはだいたい5回です。

5ヶ月の途中のころに歯が生えてきたので、授乳中におっぱいを噛まれて激痛が走ることもありました。授乳の最後のほうの、少しお腹がいっぱいになりかけたタイミングで遊び飲みのように噛むことが多かったです。ですので、おっぱいを噛まれた場合は、授乳もその時点で早く切り上げるようにしました。

欲しい時に好きなだけ飲んでいいよ!(20代)

離乳食を開始しましたが、授乳の回数は減ることはなく、むしろ増えるようになりました。1回の授乳時間は5分程度と、ほかの人に比べると短いように感じました。しかし、その分回数を多くあげていました。

ママ友のなかには授乳する時間を決めて与えている人もいましたが、私は娘がほしがるときに、飲みたい分だけ与えていました。中には甘えたくて飲みに来ることもありました。夜は添い乳で寝かしつけました。夜間は3回ほど授乳をしましたが、それも泣いたときにおっぱいを出して飲ませていたため、毎日回数や時間は決まっていませんでした。

親子の授乳リズムが安定(20代)

授乳に関しては、5ヶ月だと親子で授乳リズムが最も安定していた時期だったと思います。一日に6回~7回で、よく飲んでくれるし、飲み終わると、自分から口を離して止めてくれるので気持ちがわかってよかったです。

母親も慣れてきて、飲まれれば母乳が出て、飲まなれば母乳がつくられないというように身体が安定していたので体調もよかったです。あともう少し、生後6ヶ月になったら離乳食を始めようと考えていたので、離乳食が始まったら授乳のリズムも変わるんだろうな、大丈夫かなと心配はしていました。

安定の飲みっぷり(20代)

生後5ヶ月のころは4~5時間おき、1日約6回授乳していました。生まれたばかりのころは、オッパイにへばりついて永遠に吸い付いている感じでしたが、このころになると、「飲むぞ!」とばかりに意欲満々にぐびぐびと音を立てんばかりに飲み、左右合計15分くらいで、「お腹いっぱい」という感じでゲプッとして、潔く飲むのを切り上げてくれるようになって助かりました。夜間の授乳とも久しくご縁がなくなり、母娘ともに夜はぐっすりと眠れるありがたい時期でした。

授乳の時間が決まってきました。(20代)

今までは、欲しがるときに欲しがる分だけ授乳していましたが、生後4ヶ月頃から授乳間隔が4時間ほど空くようになったので、生後5ヶ月からは、決まった時間に授乳するように心がけていました。

夜は寝る前に授乳をしたら、ありがたいことに朝までぐっすり眠ってくれていたので、夜中にあやしたりすることなく、夜間の授乳はなくなりました。なので朝起きたら、胸がとても張っていましたが、赤ちゃんもお腹がすいているようで、たくさん飲んでくれたので、授乳をするとすっきりしました。

夜中の授乳で身体がカチカチ(30代)

授乳することにも慣れてきたので、昼間はお腹すいてるのかな?っと、わかるようになってきました。ただ、夜は長い時間寝てはくれるのですが、朝の3時4時に起きてお腹すいたよ~って、頭突きをしにきます。

そのときは、いつも添い乳をして寝かせつけるのですが、ずっと吸い付いていて、はなしたら、ウー!っと泣き出すこともしばしば。ずっと吸い付かれていると体制も疲れてくるので、とてもしんどかったです。特に肩をよく痛めていたました。

おっぱい星人(20代)

私は息子を完母で育てました。元々、帝王切開で産み、低出生体重児だった息子は哺乳力が弱く初めはミルク中心でした。ですが体重が3000グラムを超えた生後1ヶ月あたりからは、哺乳瓶を嫌がるようになり母乳しか受け付けなくなっていました。

また、お腹がすいたから授乳というわけではなく、安心したいときにもおっぱいを欲しがっていました。5ヶ月で授乳感覚はだいたい2時間おきくらいでした。また、夜寝つくときにもおっぱいが必須アイテムで、まさにおっぱい星人でした。

授乳回数が減ってきた。(20代)

新生児のように1日に10回以上授乳するのが、4ヶ月くらいまで続いていましたが、5ヶ月に入ったときから一気に授乳回数が減りました。授乳をしようと思っても遊びのみを始めるので、そのときはいらないのかなと思いすぐに遊びに誘って授乳をやめたことが減った理由だと思いました。

それでも育児書の回数よりは多い1日に7回~8回の回数ですが、前よりもずっと楽に感じます。時間も安定しているので生活の見通しがつきます。それでも離乳食が始める前にはもう少し減らしたいと思っています。

噛まれそうで毎回ロシアンルーレットのよう(30代)

だんだんご飯以外のことに興味を持ち始めて、テレビや外の音が気になるのか、授乳中でもあちこちキョロキョロして飲むのを中断することがしばしば。日中はあげていてもなんてことはないのですが、夜泣きのときに授乳で寝かしつけをすると寝ぼけているのか時々乳首を噛むようになりました。

歯が生えていないときにも噛まれたことがありましたが、特にちょっと痛いなくらいだったのが、歯が生えてからは噛まれるとものすごい激痛でした。夜の授乳は毎回恐る恐る上げていました。

授乳間隔が安定してくる!(30代)

今までは頻繁に欲しがっていたおっぱいも、生活のリズムが安定すると同時に授乳間隔も安定してきます。
おっぱいを飲む量もだいたい同じような量で、お腹がいっぱいになる量を覚えてきます。
眠いときは空腹満腹に関わらずおっぱいを欲しがりますが、授乳とは違った意味合いでおっぱいをくわえさせてあげていました。
欲しがったときは時間に関係なくおっぱいをあげ、もういっぱいと自分から口を離すまでしっかりとあげる、というスタンスでした。

新たな成長段階へと進むママと赤ちゃん

生後5ヶ月ごろは、意志のはっきりしてきた赤ちゃんにときには手をやくことがあっても、コミュニケーションが取れることでママも自信がついてくる時期。離乳食が始まり、新たな段階に踏み出す時期でもあります。あまり気負わず、楽しみながらすすめてくださいね。

※この記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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