哺乳瓶の消毒はいつまで必要?目安の時期やその理由は?先輩ママの体験談をご紹介

赤ちゃんが成長してくると、いつまで哺乳瓶の消毒を続けるべきか悩むママもいるのではないでしょうか。哺乳瓶の消毒は雑菌から赤ちゃんを守るために必要だと思いつつも、意外と手間がかかるもの。ここでは哺乳瓶の消毒はいつまで続ける必要があるのかと、人気のミルトンやピジョンのおすすめ消毒グッズを紹介します。

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この記事の監修

河井 恵美
助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 哺乳瓶の消毒はいつまで必要?
  2. 哺乳瓶を消毒する理由は?
  3. 哺乳瓶の消毒をやめるときのコツは?
  4. おしゃぶりや離乳食の食器にも消毒は必要?
  5. 哺乳瓶の消毒グッズはつけ置きタイプがおすすめ
  6. 哺乳瓶の消毒はいつまでした?先輩ママの体験談
  7. 哺乳瓶の消毒は神経質になりすぎないで
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哺乳瓶の消毒はいつまで必要?

哺乳瓶の消毒には、いつまで続けなくてはならないという決まりはありません。消毒をしていたのは生後2ヶ月か3ヶ月までだった、哺乳瓶を使用している期間はずっと消毒を続けていた、というように、消毒をやめる時期はママにより差があるようです。

新生児期から4ヶ月過ぎまでは消毒したほうが良いかも

温かく栄養豊富なミルクは、細菌が繁殖しやすいものです。哺乳瓶は直接赤ちゃんの口に触れるものであるため、少なくとも免疫が特に未熟な新生児期から生後4ヶ月を過ぎるころまでは、きちんと消毒をしたほうが良いでしょう。

消毒をやめる時期は一般的に5~6ヶ月頃が多い

先輩ママが哺乳瓶の消毒をやめた時期は、離乳食が始まる5~6ヶ月頃が多いようです。この時期は、赤ちゃんが自分の指やおもちゃなど哺乳瓶以外のものを頻繁に口に入れるようになる時期なので、哺乳瓶だけを消毒しても意味がないのでは、と考えるママが増えるようです。

特に完全ミルク(完ミ)で育児をしていると、母乳に含まれる免疫を与えられないといわれていることや、これまでずっと哺乳瓶の消毒をしてきたことから、消毒をやめる時期に迷う場合も多いようです。哺乳瓶以外のものを口に入れ始めることが、哺乳瓶の消毒をやめる時期の目安と考えてよいでしょう。

月齢によらず消毒したほうが良い場合も

哺乳瓶の消毒は月齢のみを参考にせず、赤ちゃんの体調や季節により、必要に応じて消毒をしましょう。特に梅雨や夏場は雑菌が繁殖しやすいため、すでに消毒をやめている場合であっても、特定の時期のみ再開しても良いでしょう。おでかけに持っていった哺乳瓶も消毒すると安心ですね。

哺乳瓶を消毒する理由は?

赤ちゃんは、ママの免疫を受け継いで生まれてきます。この免疫は生後6ヶ月頃にはなくなり、赤ちゃん自身の免疫機能に切り替わりますが、大人に比べて未熟な状態です。赤ちゃんの口に直接触れる哺乳瓶に汚れがあると、ウイルスや雑菌が口の中から入り、消化不良などにつながる恐れがあるため、哺乳瓶はしっかりと洗って消毒することが大切です。

哺乳瓶の消毒方法には、大きく分けて、煮沸、電子レンジ、消毒液の3つの方法があります。どの消毒方法も高い殺菌効果がありますが、手順や必要な道具などそれぞれに特徴があるので、自分に合った方法を選びましょう。

抵抗力の弱い赤ちゃんには、「細菌の汚染」という視点も持って注意をすると良いでしょう。哺乳瓶の消毒だけでなく、「しっかりと手を洗う」ということも大切です。離乳食が始まったら、これまでのように、哺乳瓶や食器の消毒は必ずしも必要ではありません。しかし、「しっかりと手を洗う」ことに加えて、「食品はよく洗う」「包丁などの調理器具は熱湯をかけて消毒する」なども細菌の汚染を防ぐことになります。

食品の保存にも注意しましょう。離乳食は、つぶしたりきざんだりして細菌が入りやすいのです。作ったら早く食べる、冷凍保存するなどして気を配ると良いですね。

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哺乳瓶の消毒をやめるときのコツは?

赤ちゃんの体調をみて徐々に回数を減らす

哺乳瓶の消毒をやめるのは、赤ちゃんの体調が良いときにしましょう。お腹がゆるいときや風邪を引いているときは症状を悪化させてしまう可能性があるので、体調が回復してから消毒をやめるようにしたいですね。このとき、赤ちゃんの体調を見ながら、徐々に消毒する回数を減らしていくと安心です。

消毒をやめても哺乳瓶の洗浄はしっかりと

哺乳瓶や哺乳瓶のちくびにミルクのカスが残ると、雑菌が繁殖する原因になります。赤ちゃんの健康のために、哺乳瓶の消毒をやめてからも、洗浄はきちんと行いましょう。使い終わった哺乳瓶はすぐに洗い、雑菌の繁殖を防ぐことが重要です。しっかりと洗うのが難しい場合でも、水ですすぐか、水につけておくようにしましょう。

特に、哺乳瓶や哺乳瓶のちくびの溝はミルクのカスがたまりやすいので、洗浄の際には注意が必要です。可能であれば哺乳瓶用のブラシを使うと、すっきりと洗い上げることができます。

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おしゃぶりや離乳食の食器にも消毒は必要?

新生児から4ヶ月を過ぎるころまでは、免疫機能が大人に比べて特に未熟であるため、直接赤ちゃんの口に入るおしゃぶりについても消毒を行ったほうが良いでしょう。

触れたものを口に持っていくことが多くなったら、おしゃぶりの消毒をやめる時期の目安です。外出先でおしゃぶりを地面に落としてしまったときや気になったときだけ消毒する、というように徐々に消毒の頻度を減らしていくと良いですね。

離乳食の食器については、普段は洗剤を使って水洗いをするだけで良いでしょう。ただし、肉や魚などの生ものを調理するまな板や包丁を離乳食の調理に使う場合は、熱湯消毒やアルコール消毒を行い、雑菌の繁殖を防ぎましょう。可能であれば、離乳食を作るための調理器具は通常使うものとは別に用意すると安心です。

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哺乳瓶の消毒グッズはつけ置きタイプがおすすめ

哺乳瓶の消毒グッズで人気の商品が、ピジョンの「ミルクポン」やキョーリン製薬の「ミルトン」です。どちらもつけ置きタイプの消毒液で、特に完全ミルク育児の場合など、哺乳瓶の使用回数が多いママにおすすめです。

ピジョン

ピジョンは、哺乳瓶研究や乳幼児発達研究に基づき育児関連商品を開発しているメーカーです。1957年の創業以来、半世紀以上に渡り多数の商品を生み出しています。

【第2類医薬品】ミルクポン 1050mL
¥698〜(2019/07/31 時点)

ミルクポンは、消毒の手間をできるだけ少なくしたいママにおすすめの消毒液です。哺乳瓶やちくびを溶液に1時間つけ置きするだけで除菌でき、また一度溶液を作れば24時間取り替える必要がありません。

授乳後、洗浄した哺乳びん・ちくび・器具などを次に使う直前までつけておくことができるので、消毒しながら衛生的に保管できますよ。液体タイプだけでなく、錠剤タイプも販売されています。

ミルトン

ミルトンは、キョーリン製薬が製造販売している哺乳瓶消毒薬のブランドです。産婦人科など医療現場でも使用されており、代表的な哺乳瓶の消毒薬といえるでしょう。

Milton CP チャイルドプルーフ 36錠
¥973〜(2019/07/31 時点)

Milton CP チャイルドプルーフは、水2Lに対して1錠を溶かして使用するタイプの消毒グッズです。こちらの商品も、消毒液を一度作れば24時間使用することができ、手軽に消毒できます。哺乳瓶やちくびに限らず、搾乳器や乳頭保護器、赤ちゃん・子どものおもちゃや食器を消毒することができるところも嬉しいポイントです。錠剤タイプは軽くて場所をとらないので、保管しやすく、持ち運びにも便利ですよ。

包装には、乳幼児がいたずらしても手では切れにくい安心シートを採用しているので、安心して使用できますね。錠剤タイプだけでなく、液体タイプも販売されています。

哺乳瓶の消毒はいつまでした?先輩ママの体験談

4ヶ月頃から消毒しないことが多くなりました

基本的に母乳メインで授乳を行っていましたが、外出するときや親にあずけるときにミルクを利用していました。哺乳瓶の消毒は、コンビの電子レンジで消毒ができるグッズを利用していました。最初は毎回必ず消毒していましたが、日々のバタバタに追われてつい消毒をサボりがちに…。あまり推奨できることではないかもしれませんが、生後4ヶ月から消毒しないで哺乳瓶を使用することが多かったです。消毒しないで使用する分、哺乳瓶用のブラシで丁寧に洗う、しっかり乾かすという点には注意していました。

哺乳瓶の消毒は神経質になりすぎないで

赤ちゃんの健康を守るために重要な哺乳瓶の消毒ですが、神経質になりすぎないことも大切です。赤ちゃんの免疫力は日に日に強くなっていきますし、毎日の消毒を念入りに続けることは、忙しいママにとって負担になる面もあります。赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に消毒を卒業できると良いですね。

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