レタスの離乳食はいつから?生は?超時短レシピ&下ごしらえテクを紹介
レタスは全体の90%以上が水分というみずみずしい野菜です。サラダに欠かせない野菜なので、1年中市場に出ていますが、実は旬は夏から秋だといわれています。火が通るのが早く電子レンジで簡単に調理でき、離乳食初期から与えることができるので、ママにとって嬉しい食材ですね。ここではレタスの下ごしらえの手順や簡単レシピを紹介します。
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目次
レタスは料理のいろどりやサラダに欠かせない葉物野菜です。実はスープや炒め物などにしてもおいしく、幅広い料理に使うことができます。非常に便利な野菜なので、冷蔵庫に切らさないようにしている家庭も多いのではないでしょうか。
レタスはいつから食べられる?
レタスは、離乳食初期(ゴックン期)から赤ちゃんに与えることのできる野菜のひとつです。生食だと少し苦みがありますが、加熱することでかさが減り甘みは増します。アレルギーが出ることはあまりありませんが、繊維が多いので少し食べづらさがあるでしょう。とろみをつけるなどして工夫しながら離乳食に取り入れてくださいね。
時期 | かたさ・大きさ |
---|---|
初期 (5・6ヶ月頃) 〇 | やわらかく加熱して裏ごしし、水で伸ばしながらとろとろにする。 |
中期 (7・8ヶ月頃) 〇 | やわらかく加熱して、2~3mmの大きさに刻むか、粗くすり潰す。 |
後期 (9~11ヶ月頃) 〇 | 指で潰せるくらいのかたさまで加熱し、4~5mmの大きさに刻む。 |
完了期 (1歳~1歳半頃) 〇 | 歯ぐきで噛める程度のかたさまで加熱し、6~8mmの大きさに刻む。様子を見ながら生食でも。 |
レタスの下ごしらえのコツとは?
芯や根元を取り除き、葉の部分を使う
離乳食で使用できるのはやわらかい葉の部分です。芯や根元のかたい部分は取り除いてくださいね。繊維が多いので、繊維を断ち切るようにみじん切りにするか、ブレンダーなどでまんべんなくカットするのが良いでしょう。
レンジを使った加熱方法
レタスは茹でで火を通す方法もありますが、電子レンジでの加熱も可能です。電子レンジを使用した便利なレタスペーストの作り方を紹介します。
1.レタスの芯や根元のかたい部分を取り除き、葉の部分のみ残す。
2.よく洗って適当な大きさにちぎり、水分を残したままふんわりとラップをかける。
3.電子レンジに入れて500Wで2分ほど加熱する。
4.漉し器やブレンダーですり潰す。
レタスの生食は離乳食完了期(パクパク期)以降がおすすめです。それでも繊維質が多く上手く噛めない赤ちゃんもいます。細かくちぎったり、マッシュしたじゃがいもやさつまいもに混ぜたりしてあげると良いでしょう。特に急いで生食をする必要はないので、赤ちゃんの様子を見ながら試してみましょう。
レタスは冷凍保存できる?
レタスは水分の多い野菜なので、生のままの冷凍はおすすめしません。シャキシャキ感が損なわれレタス本来のおいしさは失われてしまいます。
離乳食用にフリージングする場合は、加熱してすり潰したペーストやみじん切り状のものにしましょう。製氷皿やフリーザーバッグなどで1食分だけ取り出して使えるよう保存してくださいね。
離乳食初期(生後5・6ヶ月)のレタスレシピ
離乳食初期(ゴックン期)におすすめのレタスのレシピを紹介します。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
レタスとバナナのペースト
[材料]
レタスの葉1枚
バナナ1/3本
1.レタスはよく洗い、水気を残したままラップに包んで電子レンジで加熱する。
2.バナナは細かく切り、耐熱容器に入れて電子レンジで加熱する。
3.1・2をブレンダーでなめらかになるまですり潰したら完成。
裏ごししても繊維質が多く食べにくさを感じやすいレタスですが、とろみのあるバナナと合わせることにより、赤ちゃんも食べやすいペーストになります。そのまま食べるのはもちろん、パン粥にかけてもおいしいですよ。
レタスヨーグルト
[材料]
・レタスの葉1枚
・プレーンヨーグルト15g
1.レタスはよく洗い、水気を残したままラップに包んで電子レンジで加熱する。
2.1を食べやすい形状になるまですり潰す。
3.ヨーグルトにのせて完成。
前レシピのバナナ同様、とろみのあるヨーグルトもレタスと相性が良い食材です。白と緑のコントラストもさわやかで目にも涼しげなデザートです。ヨーグルトは砂糖やはちみつを使っていないプレーンを使ってください。
離乳食中期(生後7・8ヶ月)のレタスレシピ
離乳食中期(モグモグ期)にぴったりのレタスのレシピを紹介します。使える食材が増える時期なので、ほかの野菜や豆腐などのたんぱく質を組み合わせてみましょう。
レタスのスープ
[材料]
レタスの葉1~2枚
にんじん5g
ブロッコリー5g
野菜だし80mL
片栗粉はお好みで
1.レタスとにんじん、ブロッコリーは電子レンジや鍋で加熱し、2~3mmのみじん切りにする。
2.鍋に野菜だしを加え、1を加えてひと煮立ちさせる。
3.食べにくい場合は片栗粉でとろみをつけて完成。
レタスのあんかけ豆腐
[材料]
レタス1~2枚
絹ごし豆腐10g
鶏ひき肉5g
かつおだし40mL
片栗粉適量
1.レタスはよく洗ってみじん切りにする。豆腐は4~5mmの角切りにする。
2.鍋にかつおだしを入れ、1と鶏ひき肉を加える。
3.食材がクタクタになるまで煮込んだら水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)のレタスレシピ
離乳食後期(カミカミ期)に作ってあげたい、レタスを使ったレシピを紹介します。
レタスとしらすのおにぎり
[材料]
レタス1枚
しらす15g
軟飯1食分
1.レタスは電子レンジや鍋で加熱してみじん切りにする。
2.しらすはお湯を回しかけ塩抜きする。
3.軟飯に1・2を混ぜ込み、食べやすい大きさににぎったら完成。
アレルギーがなければトッピングにごまをかけてもおいしく食べられます。大人は軟飯にごま油をたらし、塩をつけた手で握ると味が引き締まります。
レタス入りポテトサラダ
[材料]
レタス1枚
じゃがいも40g
ツナ(ノンオイル)10g
プレーンヨーグルト15g
1.レタスとじゃがいもを電子レンジや鍋で加熱し火を通す。レタスはみじん切り、じゃがいもは粗くマッシュする。
2.ツナはお湯を回しかけ余分な油を落とす。
3.1・2を混ぜ合わせ、ヨーグルトを加えてさらに混ぜたら完成。
レタスの洋風煮込み
[材料]※作りやすい分量
レタス1枚
なす1/3
パプリカ1/6
トマト半分
ベビーコンソメ適量
1.なすとパプリカは皮をむいて6~7mm角に切る。
2.トマトは種と皮を取り除き、6~7mm角に切る。
3.レタスはみじん切りにする。
4.すべての材料を鍋に加え、具材がかぶるくらいの水を入れる。
5.煮立ったらコンソメを加えて煮込む。やわらかくなったら完成。
イメージとしてはラタトゥイユのような洋風の煮込みです。玉ねぎやにんじんなど、その時期に出回っている野菜でおいしく作れます。夏野菜のみずみずしさを味わってくださいね。
離乳食完了期(1歳〜1歳半頃)のレタスレシピ
離乳食完了期(パクパク期)におすすめのレタスのレシピを紹介します。
レタスのチャーハン
[材料]
レタス1枚
卵1/2個
ひき肉20g
軟飯80g
1.レタスはみじん切りにする。
2.フライパンに油をひき、ひき肉、レタスの順番で炒める。
3.軟飯と卵を加えて具材がパラパラになるまで火が通ったら完成。
おいしいレタスの選び方とは?
レタスは90%以上が水分で構成されているため、乾燥に弱いという特徴があります。冷蔵庫で保管しても葉がしなびてしまいやすく長期保存には適さない野菜です。そのため、購入する際に少しでも鮮度の高いものを選ぶよう心がけましょう。
選び方のポイントはみずみずしさです。具体的には芯が10円玉くらいの大きさで変色しておらず、葉にハリがあって持ったときに軽く感じるものが良いとされています。まるまる1玉購入するときは、形がいびつでなくふんわりと丸いものを選びましょう。ビタミンC、ビタミンE、カリウム、ミネラルが豊富で食物繊維も豊富です。
アレルギーが起こることはあまりありませんが、繊維が多いので、消化に負担がかかる恐れがあります。赤ちゃんに与えるときはしっかりと加熱し、なめらかにうらごししたものをスプーン1さじから始めましょう。
レタスの調理はスピーディーかつ手間いらず!
レタスはおいしさもさることながら、根菜のようにじっくり加熱する必要がなく、さらに包丁を使わず手でちぎれるなど調理方法が簡単なことも大きな魅力です。季節によって多少の価格変動はあれど、いつでも手に入る食材なので、離乳食にも上手に取り入れていきたいですね。
生食のイメージが強くありますが、赤ちゃんのために加熱して調理していく中で、レタスの新しいおいしさに出会うことができるかもしれません。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。