【超簡単】アスパラの離乳食!中期レシピ〜完了期の手づかみレシピを紹介!下ごしらえの方法は?
緑鮮やかで料理に彩を添えてくれるアスパラガスは、離乳食中期から使うことができます。手づかみ食べをしやすい形なので、レシピを覚えておくと離乳食作りに役立ちますよ。ここでは、アスパラを離乳食に使うときの下ごしらえの方法と、中期・後期・完了期におすすめのレシピを写真付きで詳しく紹介します。
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目次
春が旬のアスパラガスはゆでてそのまま食べたり炒めたりと、さまざまな食べ方が楽しめる食材です。根本がかたく筋がありますが、きちんと下ごしらえをすることで赤ちゃんも食べやすく調理ができますよ。
アスパラはいつから食べられる?
アスパラガスは根元部分に若干苦みがあり歯ごたえのある野菜なので、食べることに慣れてきた離乳食中期(モグモグ期)ごろから使うのがおすすめです。アスパラの根元は比較的かたいので離乳食期の赤ちゃんに与えるのは控え、やわらかい穂先を加熱してすりつぶしたり、細かく刻んだりして使います。離乳食後期(カミカミ期)以降は、離乳食の進み具合によりみじん切りの大きさをだんだん粗くしていきましょう。
アスパラを離乳食に使うときのかたさや大きさの目安は以下のとおりです。
時期 | かたさ・大きさ |
---|---|
中期 (7~8か月) △ | すりおろして加熱するか、加熱して細かく刻む。 |
後期 (9~11か月) 〇 | バナナくらいにやわらかく加熱し、5mm程度に切る。 |
完了期 (1歳~1歳半) 〇 | ・肉だんごくらいにやわらかく加熱し、1cm程度に切る。 ・野菜スティックにするときは、3~4cmに切ってやわらかくゆでる。 |
初めて食べさせるときはアレルギーに注意して、少量から与えると安心です。完了期(パクパク期)になると大人との取りわけレシピが活用できるので、メニューの幅が広がる食材といえるでしょう。
アスパラの下ごしらえのコツは?
アスパラの下ごしらえのコツを紹介します。大人が食べるときよりも少しだけ丁寧に下処理をしましょう。アスパラは根元よりも穂先のほうがやわらかいので、離乳食に使うなら穂先がおすすめですよ。
鍋でゆでる方法
1.かたい根元を切り落とします。ママが両手でアスパラを持って軽く曲げ、ポキンと折れるところが根元です。
2.ピーラーでハカマごと皮をむきます。三角形のハカマはアスパラの葉で、大人が食べる分には取る必要はありません。しかし赤ちゃんが飲み込みやすいよう調理するため、ハカマ部分は取って食べさせてあげましょう。
3.適度な大きさに切ったら、やわらかくなるまで鍋でゆでます。ゆで時間は、大人が食べるときよりも少し長めの2~3分程度に設定すると安心です。
かたさが気になるときは、すりおろしてから600Wの電子レンジで30~40秒ほど加熱しても良いでしょう。
レンジを使った加熱方法
加熱前の基本的なアスパラの下ごしらえ(処理)は、鍋でゆでるときと同じです。
1.両手でアスパラを持って軽く曲げ、ポキンと折れるかたい根元を切り落とします。
2.ピーラーでハカマごと皮をむきます。
3.アスパラを耐熱性のラップに包み、600Wで3分ほど加熱すればやわらかくできあがります。
電子レンジで加熱する際はアスパラがこげないよう、一度に長時間設定しないように気を付けましょう。加熱後に少しかたくてもしばらくラップにくるんだまま蒸らしておくと次第にやわらかくなりますよ。
アスパラは冷凍保存できる?
アスパラは冷凍保存もできます。やわらかくゆでて下ごしらえをしてから、製氷皿やフリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。こうしておけば、野菜スープやポタージュなどを作るときにすぐに使えて便利です。
離乳食後期になると手づかみ食べが始まり、野菜スティックをメニューに取り入れるママも増えてきますね。アスパラは野菜スティックにしやすいのですが、冷凍してしまうと味が落ちるため、その都度湯がいて新鮮なものを与えるようにしましょう。
離乳食中期(生後7・8ヶ月)におすすめ!アスパラのクリーム煮
アスパラを使用したレシピは、大人の食事と取り分けて食べられるものがほとんどです。ママの調理の手間を省くためにも、赤ちゃんのペースに合わせてアスパラを使ったレシピを試してみてくださいね。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
アスパラと相性の良いクリーム煮に、じゃがいも、人参、玉ねぎを加えて栄養バランスを整えます。たんぱく質はしらすで補います。興味が広がるモグモグ期におすすめのレシピですよ。
面倒と思われがちなクリーム煮も牛乳と水溶き片栗粉を使えば簡単に作れるのでチャレンジしてみてください。
材料
・アスパラ 10g
・玉ねぎ 10g
・じゃがいも 10g
・人参 10g
・しらす 5g
・野菜スープ 大さじ3
・牛乳 大さじ2
・水溶き片栗粉 少々
作り方
1.野菜をやわらかくゆで、細かく刻む
2.しらすは熱湯をかけて塩抜きし、みじん切りにする
3.小鍋に野菜スープ、牛乳、野菜、しらすなどを入れて弱火で煮る
4.水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら完成
野菜スープは、赤ちゃんがクリアした野菜(キャベツや人参など)を鍋で15分ほど湯がいたスープを使います。一度にたくさん作って冷凍しておくと便利ですよ。牛乳はアレルギーの恐れがあるので、離乳食の進み具合により粉ミルクを使用しても良いでしょう。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)におすすめ!アスパラとホタテのバターソテー
ホタテは味にくせがないので赤ちゃんが食べやすい食材です。ベーコンは塩分と脂分が多いのでごく少量を使い、さっとゆでて塩抜きと脂抜きをしましょう。
カミカミ期には食べられるものが増えてくるので、メニューの幅を広げてみてくださいね。
材料
・アスパラ 20g
・ベビーホタテ(貝柱) 1個
・ベーコン(赤身) 5mm
・無塩バター 少々
作り方
1.アスパラはやわらかくゆでて、5mm程度に切る
2.ホタテは食べやすい大きさに切る
3.ベーコンはさっと湯がいて塩抜きと脂抜きをし、みじん切りにする
4.フライパンに無塩バターを熱し、アスパラとホタテ、ベーコンを炒めたら完成
離乳食完了期(1歳〜1歳半頃)におすすめ!アスパラの肉巻き
アスパラの肉巻きは手づかみ食べしやすいので、パクパク期におすすめのメニューです。シンプルなしょうゆ味で赤ちゃんが食べやすい味ですよ。
材料
・アスパラ 1本
・牛薄切り肉 1枚
・しょうゆ 少々
作り方
1.アスパラをやわらかくゆで、1/3に切る
2.牛肉を1/3に切り、しょうゆをかける
3.牛肉をアスパラに巻き付ける
4.フライパンに巻き終わりを下にして入れ、転がしながら焼いたら完成
牛肉は赤ちゃんが噛み切りやすいように、事前に少し伸ばしてほぐしておくと安心です。噛みにくい食材は誤嚥(ごえん)につながらないよう注意しましょう。醤油は減塩のものを色付け程度に使用してくださいね。
※誤嚥……食べ物をうまく飲み込めずに気管を詰まらせること
おいしいアスパラの選び方は?
おいしいアスパラは、ずばり見た目がみずみずしいものです。切り口が乾燥したり、変色したりしているものは避けましょう。穂先がまっすぐでぴんとしているのが新鮮さの証拠です。
また、茎が太く穂先が締まっていて、緑の色が鮮やかなこともおいしさのサインです。ハカマはむいて調理しますが、形がきれいな三角形で、数の少ないほうがすくすくと育ったおいしいアスパラである可能性が高いでしょう。
アスパラは玉ねぎやにらと同じユリ科の植物です。アレルギーが出にくい野菜ではありますが、初めて食べさせるときは少量にして様子を見ましょう。
アスパラは手づかみ食べにぴったり
すっと伸びてスマートな姿をしたアスパラは、手づかみ食べをしやすい形をしているので離乳食にどんどん活用したい野菜です。皮をむくなど、大人が食べるときよりも下処理にひと手間かかりますが、ハカマがないほうが口当たりが良くなるので、ママやパパもおいしく食べられるかもしれませんね。
アスパラは採りたてを食べるのが一番おいしいといわれています。買ってきたら早めに調理して、新鮮なうちにいただきましょう。余った分は冷凍して、次の離乳食作りに役立ててくださいね。
※この記事は2019年9月時点の情報をもとに作成しています。アレルギーに関する詳しい情報は、下記のリンクをご覧ください。