【小児科医監修】生後7ヶ月の授乳方法は?授乳間隔・回数の目安や、夜間授乳についても解説!
生後7ヶ月の赤ちゃんはお座りができるようになったり、人見知りをしたり、より人間らしく成長してきます。授乳のリズムができてくる一方で、歯が生え始めてママには新たな悩みも出てくる時期です。ままのて編集部では生後7ヶ月のときのママの授乳に関する体験談を調査しました。授乳回数やミルクの量、夜間断乳など医師監修で解説します。
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この記事の監修
目次
生後7ヶ月の授乳間隔・授乳回数の目安は?
生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳回数の目安は1日4~5回で、日中は3~4時間間隔で行うことが推奨されています。食事の影響にならない時間帯に授乳しましょう。授乳間隔が空くようになり、生活リズムが整って予定が組みやすくなったという声も多く聞かれる時期です。
離乳食を5ヶ月頃から始めた赤ちゃんの場合は、この頃になると必要な栄養の30%~40%は離乳食から摂れるようです。満腹具合によっては母乳やミルクを飲む量が減るケースも多くみられる時期です。また、離乳食がなかなか進まない赤ちゃんでも、1回に母乳を飲める量が増え、授乳にかかる時間が短くなったという声もあります。
生後7ヶ月は授乳中におっぱいを噛まれやすい?
生後7ヶ月頃から前歯が生え始める赤ちゃんが多いでしょう。個人差はありますが、下の歯から生え始めることが多いようです。
赤ちゃんに歯が生え始めるとともに、ママが噛まれて涙することも増えるようです。乳首に傷ができると授乳もつらくなりますので、赤ちゃんが噛み始めたらすぐに授乳を中断しましょう。ママには、赤ちゃんが「今から噛むぞ」という表情がわかるようなので、そのときは赤ちゃんを放さずに、胸側に引き寄せると口を開けてくれます。
生後7ヶ月の赤ちゃんの夜間授乳は?
生後7ヶ月頃には、夜間は授乳間隔が空いてくる時期といわれる一方で、夜泣きの始まりにより夜間授乳が増える赤ちゃんもいるようです。赤ちゃんの夜泣きは、必ずしもお腹がすいているというわけではありません。
夜泣きのメカニズムは完全にはわかっていませんが、昼間の記憶により驚いて目を覚ますということもあるようです。赤ちゃんを安心させるために背中をトントンとたたいてみる、抱きしめてみるなどして、様子をみてはいかがでしょうか。
生後7ヶ月頃になると夜間断乳をはじめたいママもいるかもしれません。すぐにおっぱいやミルクを与えると、「夜中は母乳を飲む時間」と赤ちゃんが覚えてしまうともいわれていますが、寝かしつける時間がつらい場合は、無理せず授乳してくださいね。
生後7ヶ月の授乳体験談
ままのて編集部に寄せられた、先輩ママの体験談をご紹介します。授乳・ミルク間隔や授乳回数、ミルクの量、夜間断乳など参考にしてみてくださいね。
ウイルス性の胃腸炎にかかったため、下痢が続いていて、胃に負担にならないよう、離乳食もおかゆのみ、ミルクも腹八分目に押さえるようにしました。そのかわり、3時間おきにきっちりお腹を空かせるためこまめに授乳しました。
毎回200mL飲んでいたところ、160mLにしていたため、1週間経つと心なしか顔が小さくなったような感じがしました。それまでは日に日に大きくなる顔を見ていたので、とても心配でした。急に体重が落ちたわけではありませんが、増えもしなかったので、病気には気をつけなければと思わされました。
完全母乳育児でしたが、長女は6ヶ月までは夜よく寝てくれる子でした。しかし、7ヶ月になった途端急に夜中の授乳が増えました。減ってきた授乳の回数が増えることもあるんだと、びっくりしました。離乳食が少し進んだことで、離乳食後のおっぱいは少し飲む量が減ってきました。
次女は、夜中の授乳が何回起きたかわからなくなるほどでした。日中も離乳食をほとんど食べてくれず、離乳食後のおっぱいもこれまでと変わらず、たっぷり飲んでいました。日中は3時間おきに授乳をしていました。
授乳時にかなり噛み付くので、痛くて仕方がありませんでした。まず、乳首を伸ばしてからしっかり深く加えさせてから飲むよう促しますが、遊び飲みしながら飲むため、まったく意味がないのです。授乳期間が苦痛になりそうでしたので、頑張りながら向きを変えて授乳しました。
ただ、授乳が100%の時期なので、しっかり回数を飲ませていました。げっぷが下手だから、吐かないように頑張りました。子どもがすぐ寝るため、授乳はしっかり目を見ながらスキンシップの時間でした。
授乳は1日6回程度で安定していました。歯が生えてきたからか、授乳中に噛まれることが何度かありました。遊び心でわざと噛んでいるようなときもありましたし、自然と噛んでしまうと思うときもありました。
噛まれたときに傷がつくことで授乳が苦痛になることもあるため、専用のクリームでケアしました。赤ちゃんの口に入っても害がないクリーム、とのことだったので安心して使えました。乳首が傷つくと母乳の出が悪くなり、乳腺炎につながることもあるようなので、きちんとケアしたほうが良いそうです。
3~4時間の授乳間隔ができているため、でかけるときも予定が組みやすくなりました。1度の授乳時間もとても短くなり、肩こりも少しマシなってきました。
最近の悩みは、乳首を噛むことです。歯が6本生えているためおっぱいを飲み終わる辺りになると、遊び飲みを始め、乳首を噛んだり噛みながら引っ張ったりするようになりました。激痛に叫び声を上げると、ニヤニヤと面白そうに笑っていました。噛むとおっぱい終わりだよと、声をかけていますが、なかなか噛むのをやめてくれません。
離乳食は2回食に進みましたが、まだ母乳中心の栄養摂取です。完全母乳でしたが、幸い歯が生えてくるのが遅かったため、乳首を噛まれて痛いというようなこともなく、母娘ともに、授乳にはすっかり慣れ、スムーズに教科書通りの授乳をしていました。
ゲップもすんなり出るのですが、仰向けより腹ばいで遊ぶ時間が長くなったので、授乳後遊びながらお腹を圧迫され、ギョホッとミルクがこぼれ出てくることがありました。
離乳食もだいぶ量が増え、ミルクを飲む量が少し減ってきたように思いますが、回数は変わらず1日5~6回授乳しています。なお、私は初めから母乳とミルクの混合で育てています。
完全母乳を目指す方が多いと思いますが、私もそのひとりでした。
しかし、思うように母乳が出なかったため、出産当初から現在も混合で育てています。母乳とミルク、混合育児のほうが楽な場合もあります。他の人に子どもを預けることもできるし、外出先で授乳が難しい場合でも、ミルクをあげることができます。
一番良かったのは、私自身が体調を崩してしまったときです。どうしても薬を飲まなければいけなくなったとき、混合で育てて本当に良かったと思いました。
やはり離乳食の影響は大きく、特に2回食になってからは、授乳の回数は減りました。
離乳食前の授乳回数は
・6時、9時、12時、15時、18時、21時の計6回
2回食になってからの授乳回数は
・6時、9時半、12時半、16時、20時の計5回
です。2回食になってからの9時半の授乳は食後なので、そんなに量は飲んでいません。もちろんぐずって回数がもっと多い日はありますが、だいぶ時間通りに授乳すれば良くなったので、1日のスケジュールが立てやすくなりました。
私の息子は4ヶ月の頃から夜中の授乳がなくなり、夜は8〜10時間くらい続けて寝るようになりました。完全母乳です。7ヶ月の今の授乳のタイミングとしては、
・朝8時頃
・お昼12時頃(離乳食後)
・夜6時頃
・夜9時頃(就寝前)
の1日4回です。
離乳食がなかなか進まず、7ヶ月でようやく食べるようになりましたが、まだ1回食です。離乳食を始めてからも、特に授乳回数に変化はありません。また、飲む母乳の量も変わらないように思います。最近は10分ほどで1回の授乳が終わるので、とても楽です。ゲップもトントンしなくても自然と出ます。
5~6ヶ月頃には、夜の授乳をしない日が2日に1回ほどあったのですが、夏で暑い日が続くためか、ハイハイが始まって運動量が増えお腹がすくためか、必ず夜1~2回は目が覚めるようになってしまいました。冷房は28℃の設定です。夜に起こされるのはつらいですが、授乳するとすぐ寝てくれるのでその点は助かりました。
離乳食は2回食になり、食べる量も増えてきましたが、食後の授乳は以前と変わらず、きっちり飲んでいました。授乳回数はトータルで1日6~7回です。
生後7ヶ月の授乳と離乳食の進み具合は人それぞれ
ここでは、生後7ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔・授乳回数や夜間断乳について、先輩ママの体験談を交えながらご紹介しました。10名のママの体験談だけでも、離乳食の進み具合とその後の母乳・ミルクを飲む量には個人差が大きいということが見て取れました。
生後6ヶ月頃までは完母で育てていたママも、赤ちゃんが生後7ヶ月となると授乳回数が気になることでしょう。WHOとユニセフは、2歳を過ぎるころまで母乳を与えることを推奨しています。ママの負担感が大きくなければ、授乳回数にこだわりすぎなくても良いのかもしれませんね。
赤ちゃんの様子を見ながら、状況に応じて授乳と離乳食を進めていけると良いでしょう。夜泣きや人見知りでママの負担も増える時期、肩の力を抜いてうまく気分転換を取り入れてくださいね。
※この記事は2023年7月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。