【離乳食中期〜】ズッキーニの完食レシピ!種や皮処理、茹で時間のコツは?【写真あり】
きゅうりのような形をしたズッキーニは実はかぼちゃの仲間で、赤ちゃんには離乳食中期から食べさせてあげられる野菜です。ここでは、離乳食に使うズッキーニの下ごしらえの方法とおすすめのレシピを写真付きで詳しく解説します。大人とシェアできる取り分けアイデアを活用して、調理の時間を短縮できるレシピも参考にしてみてくださいね。
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目次
かぼちゃの一種とされて栄養が豊富なズッキーニは、離乳食に慣れてきた中期頃から使いたい食材です。初夏から夏にかけて実るので、暑い季節の旬の食べ物を与えたいという方にもおすすめですよ。
ズッキーニはいつから食べられる?
ズッキーニは離乳食中期(7~8ヶ月のモグモグ期)から使える野菜です。加熱するとやわらかくなりますが、比較的アクが強いため中期以降から与えるのがおすすめです。
ズッキーニを離乳食に使うときのかたさや大きさの目安は以下の通りです。
時期 | かたさ・大きさ |
---|---|
中期 (7~8か月) △ | すりおろして加熱するか、加熱して細かく刻む。 |
後期 (9~11か月) 〇 | バナナくらいにやわらかく加熱し、5mm角程度に切る。 |
完了期 (1歳~1歳半) 〇 | 肉だんごくらいにやわらかく加熱し、1cm角程度に切る。 |
初めて食べさせるときはアレルギーの可能性を考えて少量にしておきましょう。
ズッキーニの下ごしらえのコツとは!
ズッキーニの下ごしらえの方法を写真付きで解説します。大人は皮をむかずに食べることが多いですが、赤ちゃんには皮をむいてやわらかい実の部分だけを与えましょう。
種も赤ちゃんにとっては食べにくい部分なので、きれいに取ってから与えてあげます。大きく育ったズッキーニは種も大きいので、誤嚥(ごえん)などを引き起こさないよう特に気をつけましょう。
皮をむいてからアク抜きをする
1.ズッキーニの皮をピーラーでむく
2.ズッキーニの種を取る
3.包丁で切り、10分程度水にさらしてアク抜きをする。その後鍋で5分程度茹でてやわらかくする
ズッキーニの種は、皮をむいてから縦半分に切り、中心部をスプーンですくうと簡単に取れます。15分程度水につけておくとアク抜きできますよ。
電子レンジを使った加熱方法
電子レンジを使えばより簡単に加熱できます。スライスしたズッキーニを耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジでで2分ほど加熱しましょう。
ズッキーニは冷凍保存できる?
ズッキーニは以下の方法で冷凍保存できます。水分が抜けやすいズッキーニが冷蔵庫の中で乾燥してしまう前に、早めに冷凍してしまいましょう。
そのまま保存する場合
生のまま輪切りや半月切りにして冷凍します。皮をむいて種を取り、アク抜きをしたら、5mm~1cmの厚さに切ります。あとは重ならないようにフリーザーバッグに入れて冷凍するだけです。使うときは凍ったまま加熱しましょう。
下ごしらえ後に保存する場合
下ごしらえを済ませてから冷凍するのもおすすめです。やわらかく加熱して使いたい大きさに切ったら、製氷皿やフリーザーバッグに入れて冷凍します。使うときは再加熱して使いましょう。
離乳食中期(生後7・8ヶ月)におすすめ!ズッキーニとりんごのリゾット
ズッキーニは大人もおいしく食べられるレシピがたくさんあります。離乳食中期から取り分けレシピを活用して、調理の手間を省いていけるとよいですね。
※以下、この記事のレシピでは600Wの電子レンジを使用した場合の加熱時間を記載しています。
ズッキーニとりんごのリゾットは離乳食に少し慣れてきたモグモグ期に食べやすいやわらかさです。
材料
・ズッキーニ(5mmの輪切り)1枚
・りんご(5mmのくし切り) 1枚
・粉ミルク(お湯でといたもの) 20mL
・7倍がゆ 大さじ3
・野菜スープ 大さじ1
・ほうれん草(茹でたもの) 少々
作り方
1.ズッキーニは皮をむいて種を取り、水にさらしてアクを抜く
2.ズッキーニと皮をむいたりんごをすりおろす
3.小鍋に2とお湯でといた粉ミルク、野菜スープ、7倍がゆを入れて弱火で煮る
4.みじん切りにしたほうれん草をのせて完成
電子レンジで作るときは、スライスしたズッキーニを耐熱容器に入れて600Wで40~50秒ほど加熱しましょう。一度に長い時間加熱するとこげる恐れがあるので、加熱時間が足りない場合は様子をみながら10秒くらいずつ足していくのがおすすめです。
野菜スープは、赤ちゃんがすでにクリアした野菜(キャベツや人参)を使用して作ります。調理方法は下記を参考にしてください。
1.キャベツや人参などの野菜を小さく刻み、水と一緒に鍋で15分ほど煮る
2.野菜がやわらかくなったらざるでこして、エキスを抽出したスープのみを使う
野菜スープは一度にたくさん作り、製氷皿などに入れて冷凍保存しておいてもよいでしょう。スープをその都度作らずにすむので、時短にもなりますよ。
離乳食後期(生後9・10・11ヶ月)におすすめ!ズッキーニのおやき
ズッキーニのおやきは手づかみ食べが始まるカミカミ期の赤ちゃんにぴったりのメニューです。
材料
・ズッキーニ 15g
・じゃがいも 1個
・片栗粉 大さじ1/2
作り方
1.ズッキーニは皮をむいて種を取り、水にさらしてアクを抜く
2.1を熱湯でやわらかくなるまで茹でて細かく刻む
3.じゃがいもを熱湯で茹でて、熱いうちにマッシュする
4.ズッキーニとじゃがいも、片栗粉を混ぜて形を整える
5.フライパンで両面を焼いたら完成
ズッキーニの茹で時間はおおよそ15分程度で調整してみてください。カットした厚さによりズッキーニの芯が残っている場合は、かたさの様子を見ながら茹で時間をのばしてもよいでしょう。
じゃがいもをかぼちゃに変えてもおいしいですよ。
離乳食完了期(1歳〜1歳半ごろ)におすすめ!ズッキーニのラタトゥイユ風
離乳食の卒業が近づいたパクパク期には、取り分けメニューが活躍します。ラタトゥイユは味付けを加えればママやパパも食べられますよ。
材料(作りやすい分量)
・ズッキーニ 1本
・なす 1本
・玉ねぎ 1個
・パプリカ 1個
・人参 1/2本
・かぼちゃ 1/8個
・トマト缶(食塩無添加) 1缶
作り方
1.ズッキーニとなすは皮をむいて水にさらし、1cm角に切る
2.そのほかの野菜も1cm角に切る
3.鍋にトマト缶と切った野菜を入れ、中火にかける
4.ふたをして弱火で野菜がやわらかくなるまで煮る
離乳食期にトマト缶やトマトピューレを使う場合は、食塩無添加(無塩)のものを選びましょう。カゴメから販売されているトマト缶など、メーカーにより離乳食で使えるものもありますよ。
取り分けレシピとして、大人は塩こしょうをしたりオリーブオイルを回しかけたりしていただいてもよいですね。
おいしいズッキーニの選び方とは?
ズッキーニは水分を多く含む野菜で、鮮度が落ちると乾燥して食感が悪くなってしまいます。新鮮でおいしいズッキーニは以下のポイントをチェックして選びましょう。
・色が濃い
・切り口がみずみずしい
・太さが均一
・表面に傷がなく、つやがある
・大きくなりすぎていない
ズッキーニはウリ科の野菜です。かぼちゃやきゅうり、スイカやメロンなどにアレルギーがある場合は注意して与えましょう。
ズッキーニのとろとろ食感を赤ちゃんにも
日本で食べられるようになったのは1980年代と、ズッキーニは比較的新しい野菜です。加熱するととろとろにやわらかくなるので、離乳食にも使いやすいですね。
ただし、アクがあるので水にさらしてしっかりアク抜きをし、離乳食中期以降から使うようにしましょう。また、ウリ科の食物にアレルギーがある場合は注意しながら与えると安心ですよ。