赤ちゃんのうつぶせの練習はいつから?腹ばいの効果と注意点は?タミータイムを親子で楽しもう!

赤ちゃんのうつぶせ(腹ばい)の練習をすると、首のすわりや寝返りを促したり、適度な運動になったりするといわれています。欧米では、うつぶせの姿勢にする時間をタミータイムとして推奨しているようです。しかし、赤ちゃんが苦しくないか心配になるママやパパもいるでしょう。ここでは、うつぶせの効果や練習方法、注意点について解説します。

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この記事の監修

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助産師・保育士
河井 恵美

目次

  1. 赤ちゃんのうつぶせ・腹ばいの練習(タミータイム)の効果とは?
  2. 赤ちゃんのうつぶせの練習はいつから?ポイントは?
  3. 赤ちゃんのうつぶせの仕方
  4. うつぶせの練習をするときの注意点
  5. うつぶせとうつぶせ寝の違い
  6. 赤ちゃんのうつぶせに関する体験談
  7. うつぶせの練習は楽しい気持ちで取り組もう
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赤ちゃんのうつぶせ・腹ばいの練習(タミータイム)の効果とは?

赤ちゃんはうつぶせになると、頭を持ち上げようとしたり手を伸ばしたりしようとして、背筋や肩や首の周囲の筋力を使います。そのため、運動面での発達が自然と促されます。背筋がしっかりしてくると、ハイハイもしやすくなりますよ。

欧米では、うつぶせ・腹ばいの練習の時間をタミータイム(Tummy Time)といい、赤ちゃんの成長を促すために新生児のころから推奨されているようです。赤ちゃんは成長にしたがって自然に筋力がつくため、うつぶせの練習は特に必要ではありません。しかし赤ちゃんとの遊びの中に、取り入れてみても良いでしょう。

ただし、「うつぶせ」と「うつぶせ寝」は違います。「うつぶせ寝」はSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクがあるため、やってはいけません。ここでお話するのは、「うつぶせの姿勢」になることです。

げっぷが出やすくなる

赤ちゃんに授乳をしたあとには、母乳やミルクと一緒に飲みこんだ空気を外に出すためにげっぷをさせます。しかし、赤ちゃんのお腹が張らないようにげっぷをさせようとしても、なかなかげっぷが出ないこともありますよね。赤ちゃんをうつぶせにしてあげると、赤ちゃんのお腹に体重がかかるため、げっぷが出やすくなります。

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ままのてに寄せられた体験談

息子は母乳をよく飲む子でしたが、なかなか上手にげっぷをすることができませんでした。助産師さんに相談したところ、げっぷが上手にできないうちはうつぶせが良いとアドバイスされ、授乳後にはうつぶせにしていました。

首のすわりを促す

赤ちゃんをうつぶせにすると、赤ちゃんが首を持ち上げるようになります。すると赤ちゃんの首の筋力がつき、首のすわりにつながります。赤ちゃんの首のすわりには個人差があるため、生後5ヶ月頃までは見守ってあげて問題ありません。しかし遊びの中にうつぶせの姿勢を取り入れることで、首すわりを促してあげることができますよ。

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寝返りを促す

うつぶせにすると赤ちゃんの視界が広がり、赤ちゃんが欲しいおもちゃに手を伸ばすようになります。すると赤ちゃんが仰向けに寝ていても、興味があるものに触るためにうつぶせになろうとし、結果として寝返りに成功することがあるようです。

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呼吸が深くなる

赤ちゃんをうつぶせにすると、背中が床に押されることがないため、肺が広がりやすく楽に呼吸をすることができます。そのため肺の機能が強くなり、呼吸が深くできるようになるともいわれています。

赤ちゃんのうつぶせの練習はいつから?ポイントは?

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目安は生後1ヶ月頃から

赤ちゃんの機嫌と体調が良ければ、生後間もなくうつぶせにしてよいといわれています。欧米では、生後すぐから腹ばいにする時間(タミータイム)を作るように指導されるようです。

赤ちゃんは自然にうつぶせ・腹ばいの姿勢をとることができるようになるため、うつぶせの練習は特に必要ありません。遊びの中でうつぶせの練習を取り入れるのであれば、それぞれの赤ちゃんの様子を見て、無理のないようにすることが基本です。生後1ヶ月くらいになったら、赤ちゃんをそばで見守りながら、少しずつ腹ばいの姿勢にさせてみても良いでしょう。

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初めは10秒~30秒程度から

赤ちゃんのうつぶせの練習は、初めは様子を見つつ、10秒~30秒程度から行うようにしてください。10秒~30秒を1日に数回行うと良いでしょう。あくまでうつぶせの姿勢にしてみるということなので、無理は禁物です。うつぶせのまま寝かせてしまったり、目を離したりしないようにしましょう。

慣れてきたら時間を延ばす

最初のころは赤ちゃんが頭を持ち上げることができないため、うつぶせにするとすぐに泣いてしまうかもしれません。赤ちゃんが嫌がる様子があれば、無理に時間を延ばす必要はありません。

赤ちゃんが腹ばいの姿勢に慣れてくると、だんだん嫌がることがなくなってきます。赤ちゃんの様子を見ながら、1分、2分…と少しずつうつぶせの時間を長くしていきましょう。

赤ちゃんがうつぶせに慣れ頭が上がるようになってくると、視界がガラリと変わるので、足をバタつかせて喜んだり、周囲に手を伸ばしたりするようになります。赤ちゃんが楽しんでいるようであれば、様子を見てさらに時間を延ばしてあげてくださいね。

赤ちゃんのうつぶせの仕方

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ママやパパの抱っこから始めるとき

最初は赤ちゃんをうつぶせにすることを不安に感じる方もいますよね。ママやパパが抱っこしたままゆっくり仰向けになり、そのまま赤ちゃんを横にずらすようにしてあげるとスムーズです。

赤ちゃんを仰向けから動かすとき

赤ちゃんを仰向けの状態から動かす場合は、片手で首と肩を持ち、もう片方の手のひらで優しくお腹を支えながらうつぶせにします。身体をひねってしまわないよう、細心の注意を払って、ゆっくりうつぶせにしてあげてくださいね。

赤ちゃんの顔が下になってしまうとき

まだ赤ちゃんが自分で首の向きを変えられない場合は、首を横向きにしてあげましょう。最初はただ横を向いて寝転がっているだけですが、赤ちゃんはだんだん頭を持ち上げようと頑張っていきますよ。

仰向けに戻すとき

仰向けに戻すときは、股のあいだから手を入れてお腹を支え、もう片方の手で頭を支えながらゆっくりと赤ちゃんを戻してあげてください。

うつぶせの練習をするときの注意点

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機嫌が良いときに行う

赤ちゃんの機嫌が悪いときにうつぶせの姿勢にすると、赤ちゃんも嫌がって泣いてしまいます。途中で機嫌が悪くなったり泣いてしまったりしたら止めるようにしましょう。まずは赤ちゃんが楽しく過ごせるようにしてあげることが大切です。

硬いマットや布団の上で行う

赤ちゃんは腕の力が弱く、自分では首の向きを変えることができないため、顔が下に向いてしまうことがあります。やわらかい布団やマットレスの上でうつぶせにさせると、赤ちゃんの鼻と口が布でふさがれ、窒息する危険性があります。うつぶせの練習は必ず硬いマットや布団の上で行うようにしましょう。

顔の周りにものを置かない

顔を上げることができない月齢のときに、布やおもちゃ、枕やクッションなどがあると、顔が埋まって赤ちゃんの呼吸を妨げてしまうことがあります。うつぶせの姿勢のときに、鼻や口を覆ってしまうものを赤ちゃんの周りに置かないようにしましょう。

必ず誰かがそばで見守る

うつぶせの練習中に赤ちゃんをひとりにさせることは危険です。赤ちゃんをうつぶせにした状態では、絶対にそばを離れないでください。うつぶせになっているあいだは赤ちゃんの手を握って、赤ちゃんもママやパパも楽しく練習できると良いですね。

うつぶせとうつぶせ寝の違い

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うつぶせ寝による赤ちゃんの窒息などが心配で、赤ちゃんをうつぶせにしてよいか不安になるママやパパは多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが寝返りを始める前にうつぶせで寝かせることは、窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めるといわれています。うつぶせの練習は必ず赤ちゃんが起きているときに行ってください。赤ちゃんをうつぶせに寝かせたまま、家事をするなど目を離すことは絶対に避けましょう。

うつぶせ寝は寝返りができる赤ちゃんが自然に行うこと

自分で寝返りできるようになると、どんなに気をつけていてもうつぶせ寝をしてしまいます。うつぶせになること自体は、ずりばいやハイハイをする発達の中で必要な過程なので決して悪いことではありません。寝返りをうてるようになってからは、赤ちゃんが窒息しないよう安全な環境を整えることが大切です。

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乳幼児突然死症候群(SIDS)は仰向け寝のほうが発症率が低い

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、赤ちゃんが眠っているあいだに突然死亡してしまう病気で、生後2ヶ月~6ヶ月に多く見られます。原因はまだはっきりしておらず、完全に予防できる方法はありません。ただ、近年の研究結果から睡眠や呼吸機能と関係があるのではないかと考えられています。

うつぶせ寝が直接的に乳幼児突然死症候群(SIDS)を引き起こすわけではありませんが、赤ちゃんを仰向けに寝かせると発生率が下がるという欧米での統計結果があります。厚生労働省でも、赤ちゃんのうつぶせ寝は避けるように指導を出しています。

赤ちゃんのうつぶせに関する体験談

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赤ちゃんのうつぶせの練習に関してままのてに寄せられた体験談を紹介します。

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うつぶせの姿勢のおかげで首すわりや寝返りが早かった!

息子はうつぶせが大好きで、生後2ヶ月頃からうつぶせにさせていました。意識して練習していたわけではありませんが、息子が喜んでいたのでうつぶせにさせていた時間は長かった気がします。

その効果なのか、首がすわるのも、寝返りをするのも早かったほうです。ただ、寝返りができるようになってからは、うつぶせ寝もするようになったので、いつもドキドキしていました。

1歳を過ぎた今でも、どちらかというとうつぶせや横向きで寝ていることが多いので、うつぶせが好きな子なのだと思います。「練習させなきゃ!」という気持ちではなく、気軽な気持ちでうつぶせの姿勢を取り入れてみると、心配し過ぎないですむかもしれませんね。

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うつぶせで首を上げようとする姿がかわいい!

子どもを予防接種のために初めて小児科に連れて行ったときに、医師から首のすわりを促すために縦抱きとうつぶせの練習をするようにすすめられました。生後2ヶ月になったばかりだったため、呼吸が苦しくないか心配で、ドキドキしながらうつぶせにしたのを記憶しています。

最初は首が上がらず大泣きで嫌がりましたが、少しずつ慣れてくると、首を上げようとするようになりました。必死で首を上げようと頑張る我が子の姿はとても愛おしく、首が上がったときには思わず「すごいね~!」と歓声をあげてしまいました。

うつぶせの練習は楽しい気持ちで取り組もう

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赤ちゃんをうつぶせの姿勢にすることは、筋力が早くから鍛えられて自分の身体を支える訓練ができ、小さいうちからの体力作りにつながります。しかし、あえてうつぶせの姿勢を練習しなくても、成長とともに赤ちゃんは自然と首がすわり、寝返りやハイハイができるようになります。無理にうつぶせの練習をしなければいけないわけではありません。

赤ちゃんの遊びの中に、上手にうつぶせを取り入れることが理想です。最初は赤ちゃんの頭が上がらないため、名前を呼んであげたり、ガラガラで音を出してあげたりして、赤ちゃんが首を持ち上げるサポートをしてあげましょう。

うつぶせになっている時間が、赤ちゃんにとってもママやパパにとっても楽しい時間になると良いですね。

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