赤ちゃんの首すわりはいつから?始まる時期と確認、練習の方法
生後2ヶ月を過ぎると、徐々に赤ちゃんの首はすわっていきますが、首すわりの時期には個人差があります。ここでは、赤ちゃんの首すわりが始まる時期や首がすわっているかの確認方法、首すわりに効果的な練習方法をご紹介します。赤ちゃんに無理のないペースでサポートしてあげてくださいね。
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目次
赤ちゃんの首すわりとは?
首すわり前の状態
赤ちゃんの首がすわる前は、首周りの筋肉が未発達であるため、ぐらぐらしています。自分で首を動かすことができないため、とても不安定な状態です。生後1ヶ月を過ぎたあたりから徐々に首がすわり、バランスが取れるようになる赤ちゃんが増えていきます。
首すわり後の状態
首すわり後は、赤ちゃんが自分で頭の重さを支えることができるため、抱っこなどが楽になります。首周りの筋肉から少しずつ発達していくので、首がすわった後は寝返りやお座りなども自分の力だけでできるようになっていきます。
首がすわるまでは頭を支えるのが必須
首がすわるまでは、抱っこされるときなどに首のバランスが保てない赤ちゃんのために、頭を支えてあげることが大切です。生まれてから最初の数ヶ月の間のみですが、赤ちゃんの頭がぐらぐらしないよう、しっかりと首元を包み込むようにして抱っこしましょう。
首すわりが始まる時期
早い子は2ヶ月くらいから
早い子は2ヶ月くらいから少しずつ首がすわり始めます。抱っこしたときなどに、首を支えようとする力を少しでも感じられれば、首がすわり始める合図になりますが、完全に首がすわるまでは油断しないようにしましょう。
通常は3ヶ月~4ヶ月頃
一般的には3ヶ月~4ヶ月頃に首がすわる赤ちゃんが多く、全体の90%ほどがあてはまるといわれています。首すわりは、はっきりと「今日すわった」とわかるものではないため、この時期に首がすわらなくても、徐々に首回りが安定してきていれば焦る必要はありません。
生後4ヶ月で首がしっかりすわるようになって、縦抱きができるようになり抱っこするのが楽になりました。お風呂に入れるときも、首をしっかり支えなくても平気です。うつ伏せになると自分の力でしっかり頭を上げます。うつ伏せのまま遊んだり、寝返り返りもできるようになりました。
遅い子でも5ヶ月頃
遅い子でも5ヶ月頃には首がすわることが多いようです。この頃までにゆっくりと首すわりが完了していれば問題はなく、首すわりの時期やペースには個人差があるため、周りの赤ちゃんと比べないことが大切といえます。
首すわり前に寝返りをすることもある
中には、首すわり前に寝返りをする赤ちゃんもいます。早い赤ちゃんの場合、生後3ヶ月頃から寝返りをし始めることもあるため、首すわりのペースがゆっくりで、寝返りの方が早くできてしまう赤ちゃんも少なくありません。寝返りをする時期にも個人差があり、8ヶ月頃になってようやく寝返りをするようになる子もいます。
首すわりの確認方法
腹ばいの状態で確認する
赤ちゃんを固めの布団などに腹ばいの状態で寝かせます。首すわりが始まっていれば、腹ばいにしたときに赤ちゃんが自分の力で頭を上げようとし、首周りの筋肉が発達している目安になります。
あおむけの状態から両腕を持って引き起こす
生後2ヶ月以降になったら、赤ちゃんをあおむけに寝かせ、両腕を持ってゆっくりと引き起こす方法を試してみましょう。赤ちゃんの首が、引き起こされる動きにあわせて一緒についてくれば、首すわりが始まっている合図になります。
ただし、引き起こすときに勢いをつけたり激しく動かしたりせず、あくまでゆっくりと優しく行うことが大切です。
縦抱きにして確認する
首がすわったかどうかは、縦抱きにすることでも確認することができます。赤ちゃんを縦抱きにし、身体をゆっくりと傾けてみます。
首すわりが始まっていれば、首をまっすぐの状態に保つことができます。しかし、完全に首すわりが完了していないとぐらついてしまう可能性があるため、赤ちゃんの後頭部の後ろ辺りに手を準備し、すぐに受け止められるようにしておきましょう。
首がすわる前とすわった後の抱っこの仕方
首すわり前
首すわり前の赤ちゃんは、主に横抱きにして抱っこすることが多く、抱っこひもなどでも縦横兼用のものが多く発売されています。しかし、全く縦抱きをしてはいけないという決まりはないため、短時間であれば、赤ちゃんの首をしっかりと支えながら縦抱きすることも可能です。
長時間の縦抱きは、赤ちゃんの負担になることもあるため避けてください。スリングを使用する際は、赤ちゃんの窒息を防ぐために縦抱きはしないようにしましょう。
首がすわりかけのとき
首がすわりかけのときは、首すわり前と比べて赤ちゃんの首が安定していきますが、首すわりが完全になるまで油断は禁物です。抱っこひもも、首すわり前と同じ方法で使い、赤ちゃんの力だけで首を支えられるようになるまでは、しっかりと首元を支えるようにして抱っこしてください。
首すわり後
首すわりが完了する生後6~8ヶ月は、同時に腰がすわり始める赤ちゃんも多いため、赤ちゃんの頭を支えていた姿勢から、今度は赤ちゃんの腰を支える姿勢に変えていきます。首すわりが完了しても、赤ちゃんはまだまだ頭と体のバランスがとりにくいため、注意しましょう。
首すわりが完了している場合、おんぶひもなどを使用すれば赤ちゃんをおんぶできるので、今まで両手がふさがっていたママは家事や買い物などがしやすくなります。赤ちゃんの負担になるため、長時間のおんぶは避けて少しずつ慣らしていきましょう。
首すわりが遅いときの練習方法
うつ伏せ
生後1ヶ月を過ぎた辺りから赤ちゃんをうつ伏せにし、身体の筋肉を鍛えてあげましょう。いきなりうつ伏せの状態にするのに抵抗があれば、ママが赤ちゃんを抱っこした状態で仰向けになり、ママのお腹の上で赤ちゃんの腹ばいの状態にしてみましょう。
うつ伏せは首すわりの練習にとても効果的ですが、練習させるときは赤ちゃんから目を離さないように気を付けてくださいね。
おもちゃを動かして首を動かす
首すわりの練習におもちゃを使うのもおすすめです。赤ちゃんの視界は生後1ヶ月を過ぎた頃から徐々に広がり、目の前のおもちゃを目で追うことができるようになっていきます。
できるだけはっきりした色合いのものを使用し、赤ちゃんの目の前でゆっくり左右に動かしてみてください。赤ちゃんの首も一緒に動き、首を動かすトレーニングになります。
縦抱きで授乳
母乳育児をしているママは、縦抱きで授乳することで首すわりのトレーニングになります。授乳中は、赤ちゃんとママのコミュニケーションがとれ、赤ちゃんはおっぱいを飲んでいるときにママの顔を見ようとします。
この動きを利用して縦抱きで授乳すると、赤ちゃんがママの顔を下から見上げるような形になり、首周りの筋肉を鍛える効果があります。
首すわりの練習時の注意点
生後5ヶ月までは見守る
首すわりの時期には個人差があるため、一般的に首がすわるといわれている生後5ヶ月頃までは見守ってあげましょう。生後5ヶ月を過ぎても首すわりの気配がなくて心配なときは、病院で医師に相談すると良いでしょう。
遊びの中で練習する
首すわりの練習を赤ちゃんが少しでも楽しいと感じるように、遊びを取り入れながら楽しく首すわりの練習をするように心がけましょう。赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを使って首周りの筋肉を鍛えてあげるなど、工夫しながら練習するのがおすすめです。
うつ伏せにしているときは目を離さない
赤ちゃんをうつ伏せに寝かせているあいだは、目を離さないようにしましょう。急に体調が急変し、嘔吐してしまうこともあるので、赤ちゃんの様子を観察しながら、無理をしない程度に練習させてあげることが大切です。
柔らかい場所ではやらない
首すわりの練習場所に柔らかい場所を選んでしまうと、赤ちゃんが疲れて顔をうずめた際に、窒息してしまう可能性が高くなるため避けましょう。ある程度固いところで行い、ふわふわしている場所を作らないようにしましょう。
赤ちゃんの機嫌が悪くなったらやめる
首すわりの練習中に赤ちゃんの機嫌が悪くなったら、練習を中断しましょう。無理矢理続けると負担になってしまい、首すわりの練習を嫌がる原因になることがあります。赤ちゃんの機嫌が良いときに練習するなど、練習する時間を決めておくと良いですね。
授乳直後は避ける
授乳後は赤ちゃんの欲求が満たされて機嫌が良い状態であることも多いですが、授乳後すぐに首すわりの練習をさせるとお腹が圧迫されやすくなり、嘔吐の原因になるため避けましょう。最低でも授乳後1時間ほどは間隔を空け、赤ちゃんの機嫌が良いタイミングで練習するのがおすすめです。
赤ちゃんの首すわりに関する体験談
筆者の娘は生後2ヶ月頃から徐々に首がすわりはじめました。最初はぐらぐらしていましたが、縦抱きで授乳したり、たまにうつ伏せにして練習をさせたりしていましたが、ほとんど何もしなくても、生後4ヶ月頃には首すわりが完了していました。
赤ちゃんの首すわりには個人差がありますが、生後5ヶ月になる頃にはほとんどの赤ちゃんの首すわりが完了するため、暖かく見守ってあげてくださいね。
首すわりのサポートをしてあげよう
赤ちゃんの首すわりが完了すると、抱っこなどが楽になり、赤ちゃんができることも増えていきます。首すわりに大切な首周りの筋肉の発達を促すために、少しずつ首すわりのサポートしてあげましょう。赤ちゃんに無理をさせず、おもちゃなどを取り入れながら、楽しく練習できると良いですね。