抱っこ紐とスリングどちらがおすすめ?抱っこ紐の種類の違いも紹介
抱っこ紐とスリングはどちらも赤ちゃんを抱っこするためのとても便利な道具ですが、どのような違いがあり、どちらを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。そこで、抱っこ紐の種類や違いのほか、抱っこ紐とスリングのメリットとデメリットについて解説します。自分にはどれがあっているのか、参考にしてみてください。
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目次
抱っこ紐・スリングとは?
抱っこ紐(キャリー)
抱っこ紐というと、ほとんどの人が「赤ちゃんが入る部分が中心にあり、ストラップや分厚い肩紐などがそこから出ているもの」をイメージするのではないでしょうか。いわゆるベビーキャリアと呼ばれるものです。
肩ベルトや腰ベルトが調節可能なので、成長していく赤ちゃんにあわせて長く使用できます。また最近の抱っこ紐の特長として「赤ちゃんの身体をサポートしてくれる」「安全性と機能性が追求されている」ことがあげられます。赤ちゃんだけでなくママやパパの身体への負担も軽減する作りになっているものが多く、人気があります。
スリング
スリングは「リングのついた大きな布をママの肩から吊るし、その中に赤ちゃんを入れて包み込んで抱っこするもの」のことをいいます。
袋状でママやパパと赤ちゃんの密着性が高く、また赤ちゃんはママのお腹の中にいたときを思い出して、安心感が得られるといわれています。布でできているものが多いので洗濯がしやすく、長期にわたり衛生的に使えます。
抱っこ紐の種類は?
横抱き抱っこ紐
横抱き抱っこ紐は新生児期~生後6ヶ月頃まで使用できます。赤ちゃんを寝かせた状態のまま抱っこ紐に乗せて移動することができるので、お宮参りや健診など、慣れない抱っこをするママやパパの強い味方になってくれます。首がすわる前の赤ちゃんとのおでかけに、安心して使えて便利な抱っこ紐です。
対面抱っこ紐
対面抱っこ紐は縦抱きタイプの抱っこ紐で、ママやパパの顔と赤ちゃんの顔が向かいあわせになります。首がすわる生後4ヶ月頃からがおすすめです。赤ちゃんがママやパパの心音を聞くことができる抱き方なので、安心感を与えられます。赤ちゃんが眠くてぐずっているときなどにむいている抱っこ紐です。
前向き抱っこ紐
前向き抱っこ紐は縦抱きタイプの抱っこ紐で、赤ちゃんの顔がママやパパと同じ方向を向くようになっています。腰がすわる生後6ヶ月頃から使用するのがおすすめです。前向きに抱っこするので、ママやパパと同じ目線でいろいろなものを見ることができます。赤ちゃんの視界が広がり、好奇心を育てることができるので、抱っこ紐での移動を楽しむことができます。
腰抱き用
腰抱きとは縦抱きタイプの抱っこ紐で、ママやパパの腰のあたりで斜めに抱っこする方法です。腰がすわる生後6ヶ月頃からがおすすめです。腰抱きも赤ちゃんの視界が広がるので抱っこ紐でのおでかけが楽しくなります。
インサートを使用する抱っこ紐
新生児に使用する抱っこ紐は寝かせたまま抱っこする横抱き抱っこ紐がおすすめですが、赤ちゃんの首や頭をサポートする「インサート」を使用する縦抱きの抱っこ紐もあります。
別売りのことも多いインサートですが、横抱き用の抱っこ紐では使用期間が短いので、インサートを購入して縦抱き抱っこ紐を長く使用するのもおすすめです。
おんぶ紐
おんぶ紐は赤ちゃんをおんぶをするためのものです。首がすわる生後4ヶ月頃から使用することができます。ママやパパは両手があくので動きやすく、家事をするときにも重宝します。赤ちゃんはママやパパの顔が見えないので不安になることもありますが、家事の最中もぴったりくっついていられます。
これらの用途が複合しているもの
「横抱き用」「縦抱き用」など、使い方が分かれている抱っこ紐もあるのですが、最近では抱っこの仕方が何通りも可能な抱っこ紐も多くあります。インサートを使用したり、抱き方を変えたりすれば、新生児から2歳頃まで使用できます。
抱っこ紐のメリット
機能性抜群
最近の抱っこ紐は横抱きができたり縦抱きができたり、おんぶができたりとさまざまな場面や赤ちゃんの発達段階にあわせて、より快適に使えるようになっています。また素材や通気性、重さなどにも配慮されたものが多く、デザインもおしゃれです。
両手が使える
抱っこ紐で抱っこをしたり、おんぶをしたりしているあいだは手で赤ちゃんを支えていなくても大丈夫なので、簡単な家事や買い物に行くときなど、両手が使えて便利です。
ママやパパの身体への負担が少ない
最近の抱っこ紐はママやパパの腰への負担を軽減させてくれる腰ベルトがついているものも多いです。腰と肩の2点で支えることになるので、ママやパパの身体への負担が少なく、赤ちゃんがどんどん重たくなってもバランスがとりやすいので、疲れにくいというメリットもあります。
抱っこひものデメリット
着脱が面倒
形がしっかりしているので、着脱が少し面倒なものが多いようです。またいろいろな抱き方ができる抱っこ紐では、抱き方ごとに着脱方法も複雑になっています。慣れるまでは大変かもしれません。
持ち運びがかさばる
機能抜群な分、コンパクトさには欠けるものが多いです。外出先で抱っこ紐を使って抱っこしているときは良いのですが、抱っこ紐から降ろした後は、抱っこ紐が邪魔になる場合もあります。
熱がこもる
ベルトでしっかり固定するので、さまざまなところに熱がこもるともいわれています。通気性が良い抱っこ紐も多いですが、暑い季節は注意が必要です。
スリング・その他の種類は?
スリング
スリングとは「リングのついた大きな布をママやパパの肩から吊るし、その中に赤ちゃんを入れて包み込んで抱っこするもの」のことです。新生児から使用することができます。
ママやパパと赤ちゃんとの密接度が高いので、赤ちゃんの安心感を得やすい抱っこ紐です。たたむとコンパクトになるので持ち運びも便利で、布の柄やカラーが豊富なので、おしゃれなママやパパに人気です。抱き方を変えれば3歳頃まで使用することができます。
ベビーラップ
■サイズ:長さ約5m、幅51cm
■素材:コットン95%、スパンテックス5%
■使用時期 :新生児~体重16kg
密着した抱っこが出来る、伸縮性のあるベビーラップです。柔らかく伸びの良いニット素材が親子の身体にぴったりフィットし密着した抱っこが可能なため、特に低月齢の赤ちゃんにおすすめですよ。巻き方は対面抱っこのみで身体に予め巻きつけてから子どもを抱き入れます。子どもを降ろした後も巻き直す必要は無く、抱く・降ろすがスムーズな所も魅力です。
ベビーラップとはスリングと違い「リングやフックが何もついていない大きな布で、抱っこやおんぶによって巻き方を変えて使う抱っこ紐」のことです。ママやパパの両肩に布をかけてベスト状に巻き、赤ちゃんを布が交差したところに入れるので、赤ちゃんが抜け落ちる心配が少ないです。ベビーラップも新生児から使用することができ、巻き方を変えれば4歳くらいまで使用することが可能です。
ベビーラップは欧米のママやパパを中心に人気があるのですが、布が5mと長いので、日本ではまだ広まっていないようです。しかし、最近では布の短いベビーラップも販売されています。ベビーラップもママやパパと赤ちゃんとの密着度が高く、おしゃれなものが多いので挑戦してみてはいかがでしょうか。
ヒップシート
ヒップシートは日本ではあまり知られていないアイテムですが、韓国では人気なようです。さまざまな抱っこ紐との違いは、腰ベルト部分に台座のようなものが取りつけられている点です。台座は軽くて丈夫な発砲ポリプロピレンであることが多く、なかには弾力性のある樹脂が使われているヒップシートもあります。
台座のついたヒップシートに座らせて抱っこすることで、赤ちゃんの体重がママやパパの腰や肩にダイレクトに伝わらず、負担が分散されるので肩こりや腰痛が起こりにくいといわれています。また抱っこ紐と台座を分離して使うことができます。赤ちゃんも締めつけられる窮屈さを感じずに抱っこされるのでご機嫌ですし、ママやパパも肩ベルトの重圧がないので快適な抱っこができます。
スリングのメリット
着用が簡単で持ち運びも楽
使いたくなったら肩から布を斜めがけにすれば準備完了です。単純な構造なので着用も簡単ですね。スリングから赤ちゃんを降ろした後は、小さくたたむことができるので持ち運びも楽です。
スリングを使い始めてから、赤ちゃんが眠った状態でのベビーベッドからの抱き・降ろしがとてもスムーズにできるようになりました。そして片手で簡単に調整できるので、おくるみを着せた状態でも窮屈にならずに抱くことができました。
新生児から安心して使える
スリングは首がすわっていない赤ちゃんも安心して抱っこすることができます。首がすわる前の赤ちゃんには、首や背骨などの影響を考えると横抱きのほうが安全です。スリングでは首を支えながら横抱きができるので、新生児期から安心して使うことができます。
また、スリングでの抱っこはお腹の中にいたときと同じ姿勢になるので赤ちゃんも安心するといわれています。密着度が高く、ママやパパのぬくもりが伝わるので赤ちゃんはよく寝てくれるそうですよ。
真冬生まれの第2子の、首すわり前の横抱きの抱っこ紐としてスリングを使っていました。使った期間は2~3ヶ月です。1ヶ月健診や初めての外出(上の子の保育園のお迎え)に役立ちました。
いろいろな抱き方ができる
スリングは1本の布ですが、いろいろな抱き方ができるメリットがあります。商品によって異なりますが、横抱きはもちろん、縦抱きや斜め抱き、腰抱きができるものもあります。赤ちゃんの居心地の良いポジションで抱っこすることができるので重宝します。
デザインが豊富でおしゃれ
デザインが豊富で、自分の好きな色や柄を選ぶことができるので、おしゃれなママやパパからも人気です。気にいったデザインのスリングなら、赤ちゃんを抱っこしてのおでかけがよりいっそう楽しめそうですね。
スリングのデメリット
両手を自由に使うことができない
スリングは布1枚で赤ちゃんを抱っこするので、落下を防ぐためにも片手で赤ちゃんを支える必要があります。スリングで抱っこしているときは両手を自由に使うことができないので、家事は片手でこなせる簡単なものにしましょう。
慣れが必要
スリングを使いこなすためには練習が必要です。間違った使い方をすれば、赤ちゃんが落下する危険も考えられます。特にリングのあるスリングの場合はきちんと布を固定できていないとリングから布が緩んできてしまうことがあるので、ある程度練習して慣れてから使うようにしましょう。
片方の肩に負担がかかる
スリングは片方の肩に布をかけて使用します。片方の肩だけに負担がかかるので、首や肩のこりがひどくなってしまうことも考えられます。首こりや肩こりを予防するためにも、交互にかけて使う練習をした方が良いかもしれません。
スリングを使っていて感じたデメリットは肩への負担です。赤ちゃんが大きかったこともあり、使用期間中は肩こりに悩みました。そのため、スリングと肩と腰で支えるベビービョルンとを併用していました。
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それぞれの良さをうまく活用して!
抱っこ紐もスリングもどちらも使い勝手は良いようです。ママやパパの身体の状態(腰痛や肩こりがひどいなど)やよく使う状況(両手があいた方が良い、かさばらない方が良いなど)、そして好みを考えて選びましょう。赤ちゃんはどんどん大きく、重たくなっていくので、成長段階で使い分ける人が多いようですよ。
ネットでいろいろな口コミをみることができますが、抱っこ紐もスリングも個人との相性があります。できればお店などで試着してみて自分の身体にあっているか、使いやすいかをチェックしてから購入することをおすすめします。使い方を誤ると、安全性が低下して危険なものになってしまいますので、赤ちゃんのためにも注意をしてくださいね。