初めて使う人でもわかる!エルゴの抱っこ紐の使い方を動画で解説!
抱っこ紐はさまざまなメーカーから販売されていますが、特に人気が高いのがエルゴベビーです。しかし、「ひとりで装着するのが難しい」「おんぶや腰抱きの仕方がわからない」というママやパパは少なくありません。エルゴベビーをもっと使いこなしたいという方のために、エルゴベビーの正しい使い方について解説します。
目次
エルゴベビーの抱っこ紐とは?
エルゴベビーのベビーキャリアは、2003年にハワイで誕生した抱っこ紐です。赤ちゃんの動きやすさと抱っこする人の快適さにこだわって設計されており、長時間使っていても疲れにくいという特長があります。
機能性はもちろんのこと、見た目のおしゃれさにもこだわっており、多くのママやパパに支持されています。現在では、50ヶ国以上で販売されている大ヒット商品です。
エルゴベビーの使い方一覧!おんぶや前向き抱っこは?
エルゴベビーからは複数の抱っこ紐が販売されています。それぞれの使い方を確認し、自分に合った商品を選びましょう。
商品名 | 新生児抱っこ | 縦抱っこ | 前向き抱っこ | おんぶ |
OMNI 360 | ○ | ○ | ○ | ○ |
360 | ○※ | ○ | ○ | ○ |
アダプト | ○ | ○ | × | ○ |
オリジナル | ○※ | ○ | × | ○ |
パフォーマンス ヴェントス | ○※ | ○ | × | ○ |
※新生児から首すわりまではインファント インサートを使用
エルゴの抱っこの仕方
エルゴベビーの抱っこ紐を使った抱っこ方法について、ひとつずつ説明します。
対面抱っこ(パラレル装着)
対面抱き(パラレル装着)はエルゴベビーの基本的な抱っこの方法です。赤ちゃんの顔がよく見えるというメリットがあります。生後0ヶ月(体重3.2kg)から24ヶ月(体重12.2kg)までの子どもを対象としています。
【STEP1 抱っこ紐を調節する】
1.子どもの月齢や身長に合わせてウエストベルトを調節する
2.ヘッド&ネックサポートは、生後6週までは内側に、7週以降は外側に折りたたむ(アダプト・OMNI360の場合)
【STEP2 装着する】
3.ウエストベルトをウエストに巻き、バックルを安全用ゴムループに通してカチッと音が鳴るまで差し込む
4.あまったストラップは安全用ゴムループの外に出す
5.腰サポートが身体の中心にくるようにウエストベルトを調節する(子どもが小さいうちはウエストベルトの位置をやや高めにする)
6.肩ストラップを長めに調整する
7.バケットシートを整える
【STEP3 子どもを抱き入れる】
8.子どもを胸の位置で抱き、反対の手でベビーキャリアを背中にかぶせる
9.子どもの背中を片手で支え、片方ずつ左右のストラップを肩にかける
10.カチッと音がするまで胸ストラップのバックルを差し込み、長さを調節する
11.子どもと自分の身体のあいだに手のひら1枚分程度の余裕ができるよう、ベルトを調節する
12.胸ストラップの位置が自分の脇の下の位置であることを確認する
13.各ストラップのあまりは先端のゴムでまとめておく
クロス装着の対面抱っこ(OMNI360、アダプト)
クロス装着は、OMNI360とアダプトに対応している抱っこ方法です。肩ベルトが背中でクロスするので、赤ちゃんの体重が背中や脇腹に分散し、肩や腰の負担を軽減してくれます。肩幅が狭く小柄なママにおすすめの方法です。
【STEP1 抱っこ紐を調節する】
1.子どもの身長・月齢に合わせてウエストベルトを調節する
2.生後6週まではヘッド&ネックサポートを内側に、7週以降は外側に折りたたむ
【STEP2 装着する】
3.ウエストベルトを腰に巻き、安全用ゴムループに通したバックルをカチッと音が鳴るまで差し込む
4.ストラップがあまったら、安全用ゴムループの外に出す
5.ウエストベルトを調節し、腰サポートが身体の中心にくるようにする(子どもが小さいうちはウエストベルトの位置をやや高めにする)
6.両方の肩ストラップのバックルを外し、ストラップを長めに調整する
7.バケットシートを整える
【STEP3 子どもを抱き入れる】
8.子どもを胸の位置で抱く
9.子どもの背中を片手で支え、反対の手でベビーキャリアを背中にかぶせる
10.肩ベルトを後ろに回す
11.肩ベルトを前に回し安全用ゴムループに通してからカチッと音が鳴るまでバックルを差し込む
12.あまったストラップは安全用ゴムループの外に出し、長さを調節する
13.もう片方の肩ベルトも同様に装着し、背中でベルトをクロスさせる
14.子どもと自分の身体のあいだに手のひら1枚分程度の余裕ができるよう、ベルトを調節する
15.各ストラップのあまりは先端のゴムでまとめておく
前向き抱っこ(OMNI360、360)
前向き抱っこはおでかけにおすすめの抱っこ方法です。子どもが大人と同じ目線になるため、親子でさまざまな景色を楽しめるでしょう。生後5ヶ月頃から12ヶ月頃まで対応しています。
【STEP1 抱っこ紐を点検する】
1.各パーツを点検する(バックル、ストラップ、ベビーウエストベルトのやぶれ、ほつれ)
【STEP2 装着する】
2.シートアジャスターを内側のグレーのボタンにかける
3.ベビーウエストベルトを子どものウエストに巻き、バックルをループに通す
4.ストラップのあまりをループの外に出す
5.地面と水平になるよう、ウエストベルトをへその高さで固定する
6.着脱テープがずれないようにし、ウエストストラップのバックルを留める
7.ストラップの長さを身体に合わせて調整する
8.キャリアアタッチメントのスナップを外す
【STEP3 抱っこする】
9.子どもを前向きに抱き、身体の斜め前で支える
10.片手でベビーウエストベルトのバックルをキャリアアタッチメントに留める
11.スナップを留める
12.正面で子どもを抱き、ベビーキャリアをかぶせる
13.肩ストラップを肩にかける
14.胸ストラップのバックルを留めて長さを調整する
15.片方ずつ肩ストラップを調整する
16.エルゴノミックポジションシートを広げ、真ん中で深く座る姿勢が取れているか確認する
腰抱き
エルゴベビーの腰抱きは、対面抱っこに比べてママやパパの手が空きやすいというメリットがあります。赤ちゃんの首が完全にすわり、足を広げてママやパパのお腹を挟むことができるようになる生後4~6ヶ月頃から対応しています。
【STEP1 抱っこ紐を点検する】
1.各パーツを点検する(バックル、ストラップ、ベビーウエストベルトのやぶれやほつれがないか)
【STEP2 装着する】
2.ベビーウエストベルトを子どものウエストに巻き、バックルをループに通す
3.ストラップのあまりをループの外に出す
4.ウエストベルトをウエストに装着する
5.安全ループを通し、バックルを留めてストラップのあまりを出す
6.ウエストベルトが地面と水平になるよう、へその高さで固定する
7.ストラップの長さを身体に合わせて調整する
8.キャリアアタッチメントのスナップを外す
9.左右の肩ストラップのバックルを外す
10.右のパット入り肩ストラップと左のストラップを留め、ストラップを長めに調整する
11.ウエストベルトを回し、肩パッドが身体の正面に来るように肩ストラップをたすき掛けする
【STEP3 抱っこする】
12.子どもを抱き上げ、上からベビーキャリアに乗せる
13.片手でベビーウエストベルトのバックルをキャリアアタッチメントに留める
14.スナップを留める
15.肩にかけていないほうの肩ストラップをウエストに巻き、安全ループに通しバックルを留め長さを調整する
16.深く座る姿勢が取れているか確認する
エルゴで新生児を抱っこする方法
エルゴベビーの抱っこ紐は、新生児を抱っこする際にインサート(別売り)を装着する必要があるものと、そのまま使用できるものと2種類あります。それぞれの使い方を見ていきましょう。
インサートなしで新生児抱っこできるタイプ
エルゴベビーオムニ360とエルゴベビーアダプトは、インサートなしで新生児から使用できる抱っこ紐です。
新生児から首すわり前の赤ちゃんに使用する場合は、必ずヘッド&ネックサポートを正しく装着しましょう。ヘッド&ネックサポートが耳の位置にくるようにし、赤ちゃんの頭部と首をしっかり支えていることを確認してください。耳が隠れている場合や耳が完全に出ている場合は、折り返す、立ち上げるなどして調整しましょう。
新生児にはインファントインサートを使用するタイプ
アダプト、OMNI360以外のエルゴベビーの抱っこ紐を首すわり前の赤ちゃんに使用する場合は、エルゴベビー・インファントインサートが必要です。インファントインサートは、赤ちゃんの頭部と首を優しく包んで支えてくれます。首すわり以降は取り外しましょう。
■素材:綿100%
エルゴでのおんぶの仕方
エルゴベビーでのおんぶは、生後6ヶ月頃から36ヶ月までの子どもに対応しています。ママやパパの両手が空くので、家事がはかどるというメリットがあります。
※【STEP2】の7.までは腰抱きと同様に行う)
8.右側の肩ストラップを長めに調整する
9.キャリアアタッチメントのスナップを外す
【STEP3 抱っこする】
11.子どもを抱き上げ、身体の正面で支える
12.ベビーウエストベルトのバックルをキャリアアタッチメントに留める
13.スナップを留める
14.子どもを身体の右斜め前に回す
15.右側で子どもを抱き、ベビーキャリアを背中にかぶせる
16.子どもを支えながらベビーキャリアを真横に回す
17.背中から左側の肩ストラップを肩にかけ、右腕を肩ストラップに通す
18.右手で子どもを支えながら、子どもが背中の中央にくるように調整する
19.胸ストラップのバックルを留めて長さを調整する
20.片方ずつ肩ストラップを調節する
21.中央で深く座る姿勢が取れているか確認する
エルゴのたたみ方を動画で解説!
エルゴベビーを使用しないときはなるべくコンパクトにまとめたいですよね。エルゴベビーのたたみ方をマスターしておくと、外出先でも邪魔にならず、携帯しやすくなるでしょう。
1.エルゴベビーを裏返し(裏地が上)に置く
2.肩紐とストラップをたたみ、内側に折り込む
3.フードポケットをかぶせ、腰ベルトに向かってくるくると巻く
4.スナップも一緒に折り込む
5.腰ベルトまで巻いたら腰ベルトのバックルを留める
エルゴのスリーピングフードの使い方
エルゴのスリーピングフードは、日よけや風よけ、授乳時の目隠しとして役に立ちます。フードを使う場合は、フードをフードポケットから引き出し、フードストラップを固定スナップに留めましょう。
ただし、赤ちゃんの頭をすべて覆ってしまうと、赤ちゃんの様子が見えづらくなったり赤ちゃんが息苦しくなったりするので、少し隙間を開けるように調整しましょう。
おすすめエルゴ関連用品
エルゴベビーの抱っこ紐と一緒に使うと便利な関連グッズをご紹介します。
楽天レビュー1500件以上!人気のよだれカバー2種類セット
■素材:綿100%
■サイズ:15cm×8.5cm(ホックを締めて閉じた状態)
抱っこ紐のベルト部分に使用するよだれカバーセットです。洗い替え用に2つ以上用意しておくと便利です。さまざまなデザインの商品が販売されているので、その日の服装や気分でコーディネートするのも楽しいですよね。
デザインがかわいい!赤ちゃんの首を守る「頭あて」でカスタマイズ!
■対応月齢:首すわりから24ヶ月頃まで
■素材:綿、プラスチック
おんぶの機会が多いママに特に嬉しいのが、首のかっくんを防ぐ頭あてです。よだれカバーが一体になっているので、一石二鳥で活躍するでしょう。豊富なデザインが展開されているため、自分の好みに合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
抱っこ紐の売れ筋ランキングもチェック!
楽天・Amazonで抱っこ紐のランキングを確認したい方は、以下のリンクから探してみてください。
正しい着け方でエルゴベビーの抱っこ紐を活用しよう
エルゴベビーなどの抱っこ紐を使用するときに大事なことは、正しい方法で使うことです。いきなり赤ちゃんに使用するのではなく、事前に説明書を読み、ぬいぐるみなどで練習をしてから赤ちゃんに使用しましょう。慣れるまではほかの人に手伝ってもらうのもおすすめです。
エルゴベビーの抱っこ紐に慣れるまでは、「使いづらい」「難しい」と感じるママやパパも多いでしょう。しかし、使っていくうちに時間をかけずに装着できるようになります。正しい着け方を覚え、赤ちゃんとの抱っこの時間を楽しんでくださいね。