新生児・赤ちゃんの寝ぐずりがひどい!いつまで続く?対処法は?
出産の喜びもつかの間、赤ちゃんのひどい寝ぐずりに追い詰められるパパやママは少なくありません。赤ちゃんが上手に寝られずにぐずっていたら、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、体力的にも精神的にも疲れてしまったパパやママにおすすめの、寝ぐずりの対処法を紹介します。
本ページはプロモーションが含まれています
この記事の監修
目次
新生児・赤ちゃんの寝ぐずりとは?
寝ぐずりとは、赤ちゃんが眠ることができずに泣き続けてしまうことです。寝ぐずりの有無に関しては赤ちゃんの個人差が大きく、赤ちゃん自身が持って生まれた個性ともいえるでしょう。
ひとつの個性とはいえ、寝ぐずりはパパやママにとっては重要な問題です。赤ちゃんが1時間以上も抱っこし続けないと入眠できない場合は、パパやママの肩こり・腰痛の原因になることがあります。さらに、赤ちゃんの大きな泣き声に「近所迷惑」の言葉が頭をよぎり、精神的に追い詰められることもあるようです。
寝ぐずりの原因は?
寝ぐずりには基本的には以下の原因が考えられています。
・空腹
・おむつの不快感
・暑い、寒い
・自我の主張
・精神的要因
空腹やおむつの不快感を表現しようと寝ぐずりをするパターンの場合は、まずはその要求を満たしてあげましょう。暑さ・寒さに関しても同様です。赤ちゃんは大人と比べて汗をたくさんかくので、冬でも過度な厚着は避けましょう。不快感が緩和されれば、赤ちゃんはすっきりして眠りにつくことが多いようです。
これらの身体的欲求と対照的に、自我の主張や精神的要因に関しては見極めが難しいでしょう。ただ体力がなくなるまで泣き続けていることもありますし、甘えたいとい気持ちを表しているのかもしれません。
パパやママのぬくもりに包まれ、安心感を得たい場合もあるでしょう。パパやママは赤ちゃんが何を訴えているのか、何をすべきなのかと、試行錯誤しながら寝ぐずりと付き合っているようですね。
寝ぐずりはいつまで続くの?
かわいい赤ちゃん時代はあっという間とわかっていても、激しい寝ぐずりが続けば「いつまで続くのだろう」と憂鬱になるものです。寝ぐずりはいつまで続くのでしょうか。
基本的に赤ちゃんの寝ぐずりは1・2歳になる頃には落ち着くようです。食べることや遊ぶことと同じように、成長とともに赤ちゃんは寝入ることも上手になります。睡眠リズムが安定するころには、寝ぐずりも徐々に減っていくようです。
寝ぐずりがいつまで続くかという疑問に関しても、赤ちゃんの性格や環境による部分が大きく、一概にはいえません。しかし、必ず終わりが来ることなので、気を楽にして向き合いたいですね。
赤ちゃんの寝ぐずりを減らすためには?
赤ちゃんの生活リズムを整える
赤ちゃんは、大人のように体内時計が完成していません。昼夜逆転していることも珍しくなく、寝かしつけの時間に「まだ眠る時間ではない」と認識している可能性もあります。たとえば、朝は寝室のカーテンを引いて朝日を浴びて8時に起床し、夜は部屋を暗く静かに保って20時に寝るなど、パパやママも意識しながら生活リズムを整えましょう。
お昼寝の時間を調整する
大人でも、昼間に寝てしまって夜に眠くならないことがありますよね。赤ちゃんも同様で、お昼寝のしすぎで体力があり余っているのかもしれません。1日2回のお昼寝を1回にする、午後15時以降は寝かせないように心がけるなど、お昼寝の時間を調整してみましょう。
昼間にしっかりと遊んで疲れさせる
昼間にしっかり遊ばせることにより、体力を使い切らせることで、夜にぐっすり寝てくれる可能性があります。赤ちゃんの月齢にあわせていろいろな遊びに挑戦してみましょう。
筆者の子どもの場合、外遊び(特に砂場遊び)をすると寝てくれることが多かったです。
寝る前の寝具を温める
赤ちゃんは、パパやママのぬくもりから離れると、寝具の冷たさで眠気がリセットされてしまうことがあります。そのため、シーツを温めておくと良いでしょう。
・乾燥機から取り出した熱いタオルをシーツの上にのせて温める
・濡らしたタオルを電子レンジに数分入れ、温まったらポリ袋に入れてシーツの上にのせておく
寝室の掃除をする
赤ちゃんによっては、部屋のホコリやペットの毛などで鼻が詰まってしまうことがあります。寝かしつけのときに赤ちゃんのくしゃみが多かったり、鼻水が出ていたりする場合は、一度寝室をきれいに掃除してみても良いかもしれませんね。
厚着をさせない
赤ちゃんはとても汗かきで、衣服の着せすぎで不快になっていることあります。激しく泣いていたところ、靴下を脱がせたらすっきりした顔をして寝入ったといったこともあるようです。
季節にもよりますが、目安は下着1枚とパジャマ1枚の計2枚です。2枚以上着せていてよく寝ぐずりする場合は、1枚脱がせてみたほうが良いかもしれません。
昼間に強い刺激を与えすぎない
大人も、昼間の出来事が頭に残ってなかなか寝付けないことがあります。赤ちゃんも同じで、昼間の体験が夜の眠りに関係することが考えられます。誰かが大声を出したのを見ておびえてしまった、音の大きなテレビを長時間見てしまったなど、赤ちゃんに強い刺激を与えないようにしましょう。
新生児~生後3ヶ月の赤ちゃんの寝ぐずりがひどいときの対処法
生後3ヶ月頃までの新生児には「C型の形」で抱っこがおすすめ
生後3ヶ月未満の新生児を寝かしつけるときは、「C型の形」での抱っこがおすすめです。C型抱っこはママのお腹の中にいたときの姿勢によく似ているため、赤ちゃん自身も懐かしく、安心感を覚えるのかもしれませんね。
C型抱っこはベッドに寝かせるまでに姿勢が伸びて呼吸方法が変わり、目が覚めてしまうという意見もあります。なるべく姿勢を変えずに寝かせようとするときは、授乳クッションのくぼみに赤ちゃんが包まれる体勢になるように寝かせてあげましょう。
ただし赤ちゃんが自分で寝返りを打てるようになるまでは、クッションや枕、布団が顔にかかり、窒息を招く恐れがあります。授乳クッションに寝かせるときには必ず目を離さないようにし、ママやパパがそばを離れるときや夜に眠るときには、硬い布団の上に寝かせるようにしてくださいね。
おひなまき
生まれたばかりの赤ちゃんには、抱きつこうとするように両腕を広げてビクッとするモロー反射という原始反射があります。布団に寝かせると、その刺激でモロー反射が起こり、赤ちゃんが目覚めてしまうことはよくあります。
そんなときは、おくるみなどの柔らかい布で、おひなさまのように赤ちゃんの身体を固定してあげましょう。モロー反射を防ぐことに役立つだけでなく、赤ちゃんはぎゅっと包まれていることでママのお腹の中のように安心できます。
まんまる寝
ママのお腹の中の姿勢を再現する「まんまる寝」は、赤ちゃんがリラックスして寝てくれると評判のようです。まんまる寝をするには、授乳クッションやまんまる寝専用のコット、ベビーベッドを利用すると良いでしょう。何かグッズを使用するときには、赤ちゃんの姿勢が崩れていないか、呼吸が苦しくないかどうかなど、確認するようにしましょう。
まんまる寝をする前には、赤ちゃんの身体をほぐすためにマッサージをしてあげてみてください。赤ちゃんの身体も自然に温まり、パパやママとのスキンシップにもなります。
生後4ヶ月以降の赤ちゃんの寝ぐずりがひどいときの対処法は?
おしゃぶりを取り入れる
赤ちゃんは、おしゃぶりをすることで安心して泣きやんでくれることがあります。しっかりと消毒したおしゃぶりならば、指しゃぶりよりも衛生的かもしれません。しかし、赤ちゃんのおしゃぶりは、年齢によって癖になってしまったり、歯並びに影響を与えたりする可能性があります。依存はせずに、適度に寝かしつけに取り入れてみましょう。
抱っこでゆらゆらする
抱っこでゆらゆらされることで、赤ちゃんはママの羊水に包まれてゆられているときのことを思い出すようです。しかし、日に日に大きくなる赤ちゃんを毎日寝るまで抱っこするのは大変です。身体に負担がかかってつらいときは、対処法として抱っこ紐やスリングを利用してくださいね。
添い寝・添い乳をする
ママの体温を直接感じられる、添い寝や添い乳は寝かしつけに効果的です。赤ちゃんは、ママの顔を見ながら体温に包まれることでリラックスするでしょう。ラッコのように、ママのお腹から胸で、赤ちゃんをうつぶせで寝かせる姿勢での添い寝もおすすめです。赤ちゃんの呼吸が苦しくないかどうか、見てあげてくださいね。
子守唄を聞かせる
生後4ヶ月にもになると、赤ちゃんの聴力は発達しています。大人も癒やされる優しい子守唄を流したり、パパやママが歌ってたりすることにより、赤ちゃんもリラックスするでしょう。耳に優しい子守唄は、寝かしつけをするパパやママの気分転換にもなるのではないでしょうか。
気分転換に外気を浴びさせる
あまりにもひどい寝ぐずりのときは、一度気持ちをリセットしましょう。ベランダに出て「大きな木だね」「鳥さんがいるね」と話しかけているうちに、赤ちゃんもご機嫌になるかもしれません。それだけでも寝かしつけの負担がずいぶん軽くなるでしょう。
つらい寝かしつけもいつかは終わる!
寝ぐずりがひどい赤ちゃんの寝かしつけの大変さは、経験した人にしかわかりません。周囲の心ない言葉に傷つくこともあるかもしれませんが、パパやママが責任を感じる必要はありません。
つらい寝かしつけも人生のうちではほんの数年です。たった数年で自然に寝るようになるとわかっているのなら、なるべく楽しい時間を重ねたいですよね。パパやママと赤ちゃんにとってベストな寝かしつけスタイルを確立していきましょう。