【助産師・保育士監修】赤ちゃんに扇風機を使うママ必見!安全対策やおすすめ商品、寝るときの対策などを徹底解説
夏は、大人も子どもも扇風機が手放せなくなる時期です。赤ちゃんがいる家庭は、どのような点に注意して扇風機を使えば良いのでしょうか。ここでは赤ちゃんに扇風機を使う際の注意点や、安全で快適に使う方法、寝るときの使い方などについて解説します。赤ちゃんがいる家庭におすすめの扇風機も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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目次
赤ちゃんに扇風機の風は問題ない?
使い方を守れば扇風機の風は問題ない
赤ちゃんが寝ている部屋で扇風機を使ったり、直接風を当てたりしても問題ないか不安になるママもいるでしょう。扇風機やエアコンを使用すると、赤ちゃんの汗腺が発達しにくくなったり体温調節ができなくなったりするという話を聞いたことがあるかもしれません。
赤ちゃんのいる部屋で扇風機を使うことや、赤ちゃんに扇風機の風が当たること自体に問題はありません。極端に冷やした部屋で1日過ごすようなケースでない限り、汗腺の発達に影響はほぼないといって良いでしょう。
赤ちゃんに扇風機を使うときは十分な配慮が必要
扇風機を使う際は、安全面や使い方を確認しましょう。体温調整機能が未発達な赤ちゃんは、ささいなことで体調を崩す傾向にあります。赤ちゃんから目を離した隙に、扇風機が転倒してケガにつながることがあるかもしれません。快適に扇風機が使えるよう、健康面と安全面には十分配慮しましょう。
赤ちゃんの扇風機の安全対策は?
赤ちゃんに扇風機を使用する際、どのような点に気をつけるべきでしょうか。安全かつ快適に扇風機を使用するための対策をご紹介します。
赤ちゃんを扇風機に近づけすぎない
どんなに暑い日でも、赤ちゃんと扇風機との距離を近づけすぎるのは良くありません。直接風が当たることよりも、近距離で長時間扇風機の風に当たると必要以上に体温を奪うことになります。体温が下がりすぎると、風邪をひいたりお腹を壊したりする赤ちゃんもいるでしょう。
月齢の低い赤ちゃんほど、扇風機のスイッチを切ったり別の場所へ移動したりすることはできません。どれほど暑い日でも扇風機は赤ちゃんからある程度離し、必要に応じて壁を使って間接的に風を送ったり、首降りモードなどを活用したりしましょう。
赤ちゃんが扇風機に指を挟まないようにする
赤ちゃんが扇風機に近づける環境ならば、回転する羽根や機械の隙間に指を挟まないよう気をつけましょう。赤ちゃんの指はとても細く、指挟み防止ガードつきの扇風機でも油断できません。安全用のネットをすり抜けて羽根を触ろうとする赤ちゃんもいます。
最近では、接触すると羽根が止まるセンサー機能がついた扇風機が販売されていますが、センサーで危険を察知しても扇風機が転倒してケガにつながる可能性もあります。扇風機は、できるだけ大人が目が届く場所で使用しましょう。
羽根だけでなくコードなどにも安全対策を
赤ちゃんによっては紐状のものに興味を示す場合があります。扇風機周辺で遊んでいてコードに引っかかったり、プラグをかじったりする子がいるかもしれません。扇風機のコードは、ケーブルボックスなどにしまっておくと安心です。
感電防止のため、コンセントの接続部全体を覆い隠すカバーを使用しても良いでしょう。設置が可能ならば、壁掛けタイプの扇風機もおすすめですよ。
赤ちゃんが夜寝るときに扇風機はつけても良い?
夜に扇風機をつけっぱなしにして寝ると身体が冷えすぎる場合があります。赤ちゃんの睡眠時に扇風機を使う場合、どのような点に注意したら良いのでしょうか。
扇風機のタイマー機能を活用する
扇風機の風で室温が冷えすぎないよう、扇風機のタイマー機能を活用する方法がおすすめです。大人も赤ちゃんも快適に眠りにつける時間を見計らい、1~2時間で自動的に止まるよう設定しておくと安心ですよ。
室温をチェックして寒くないか気を配る
赤ちゃんにとって快適な温度は、夏場で26~28℃程度とされています。大人と赤ちゃんとでは体感温度が異なる場合があるので、快適な室温を保てるようこまめにチェックしましょう。室温だけでなく赤ちゃんの手足を触ったり顔色を見たりして、様子をうかがうことも大切です。
扇風機以外の対策もあわせて
赤ちゃんの就寝時は、まずはパジャマやタオルケットなど扇風機以外のアイテムで体温を調節してあげましょう。薄手のパジャマや冷感タイプの寝具を使う対策もおすすめです。湿度が高い日は、エアコンの除湿機能などを併用しても良いでしょう。扇風機以外の暑さ対策を利用して、より快適に過ごせると良いですね。
赤ちゃんにおすすめの扇風機6選
赤ちゃんのそばで扇風機を安全かつ快適に利用するためには、どのような扇風機が良いのでしょうか。赤ちゃんにおすすめの扇風機を6つご紹介します。
1.羽根がなくて安心!人気のダイソンタワーファン
サイズ:W24.8×D24.8×H76.4cm
Dyson Purifier Cool™ Gen1 空気清浄ファン
ホワイト/ホワイト
メーカー保証:2年
ダイソンの羽根なしタイプの扇風機です。空気清浄機能つきなので、小さな赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。扇風機の中でも高価ですが、長く使える品として評価が高いブランドです。
2.壁づけもできる羽根なしサーキュレーター
サイズ:30.5×28.3×35cm
ON-750
ブラック/ブルー/ホワイト
赤ちゃんがいる家庭でも安心して使えるサーキュレータータイプの扇風機です。好きな角度に設定できるので、どのような場所にも置けますよ。赤ちゃんの手に触れられたくない場合などに、壁掛けができるタイプです。
3.リビングインテリアとしてもおしゃれなタワーファン
サイズ:W24.5×D24.5×H76.5cm
TWF-C73M
木目調
メーカー保証:1年
安全性にこだわったスリムな扇風機です。木目のおしゃれなデザインで、インテリアになじみやすいのも特徴です。首降りやタイマーなど、基本的な機能がそろった優れものです。
4.スリムタワータイプなのに倒れにくい
サイズ:W23.5×D23.5×H101cm
アイボリー
HC-T2211
メーカー保証:1年
安定性があって倒れにくいデザインの扇風機です。ヒーターモードに切り替えが可能なので、冬は温風のファンヒーターとして使用できます。風速の切り替えは5段階で設定でき、就寝時の風量設定がしやすいでしょう。本体が転倒したり、ヒーター使用時に温度が上がりすぎたりすると自動で停止する安全機能もついています。
5.タッチセンサー&ハイポジションタイプで安全に配慮
サイズ:W36×D36×H90~111cm
FSD30NHRW
ホワイト/ブルー
メーカー保証:1年
触れると瞬時に停止するタッチストップセンサーが内蔵された、安全性が高い扇風機です。さらに5分間人がいないと停止、2時間以内に感知すると再運転という機能が搭載されています。扇風機のエッジ部分を最大111cmまで上げられるので、子どもの手が届きにくい高さに調整しても良いですね。
6.壁掛けタイプならより安全性が高い
サイズ:W41×D34-48.5×H35-49cmcm
YWX-F35(W)
ホワイト
メーカー保証:1年
壁掛け扇風機は、赤ちゃんが扇風機に触れる心配がなく部屋も広く使えます。こちらは羽根経が35cmある大きいサイズの壁掛け扇風機です。自然の風のように風の強弱に変化があるリズム運転や、時間の経過とともに風が少しずつ弱くなるおやすみ運転機能が搭載されています。タイマー設定と自動運転停止機能もついているので、万が一消し忘れても安心です。
赤ちゃんにおすすめの扇風機安全対策グッズ4選
赤ちゃんの近くで扇風機を使用する場合、ケガを未然に防ぐ安全対策グッズがあると便利です。扇風機を使う際にあると安心できる、おすすめ安全対策グッズを紹介します。
1.羽根の裏面まで覆う扇風機カバー
直径30~35cm
ブラック/ホワイト
扇風機カバーは、安全対策グッズの定番です。カバーを選ぶ際は、できるだけ編み目が細かいタイプを選びましょう。表面だけでなく、裏面もカバーできるタイプのものがおすすめです。
2.ストーブガード扇風機の周りを囲む
サイズ:W75×D60×H75.5cm
STG-750N
赤ちゃんを扇風機の近くに寄せつけないよう、ストーブガードを活用しても良いでしょう。冬にストーブを使う方は、夏と冬と併用する方も少なくありません。しかし、ガードがあるからと油断せず、こまめに赤ちゃんの動きに気を配るよう心がけてくださいね。
3.いたずらや感電防止に役立つコンセントガード
サイズ:W7×D6×H12cm
ウッディホワイト/ブラック
赤ちゃんがコンセントの差し込み口に指を入れないよう、大きめのコンセントガードを設置しておくと安心です。赤ちゃんが気づきにくいよう、壁の色に近いものやシンプルなものを選びましょう。
4.コンセントケースで危険なコードもすっきりと
サイズ:W39×D16.5×H14cm
床に伸びたままのコードは、ケーブルボックスなどに収納してみましょう。コードが1ヶ所に収納できるので、見栄えが良い他、赤ちゃんがつまずく危険を防ぎます。延長コードを使用する場合、プラグごと収納できる設計です。
赤ちゃんと扇風機に関する先輩ママの体験談
ままのて編集部に寄せられた、赤ちゃんと扇風機に関する体験談をご紹介します。
赤ちゃんがちょうどハイハイする時期だったので、羽根ありの扇風機は置けないなと思い、ダイソンの羽根なしのものを購入しました。安全面での心配が減り、気兼ねなく使用できたのが良かったです。夜はベッドで寝ていて、高さがないため使用できず、寝入るまではエアコンで室温を調整していました。
夏が短い北海道では、エアコンよりも扇風機を使用している家庭がほとんどです。我が家は、昔ながらの羽根タイプの扇風機を使用しています。タッチセンサーつきですが、指を入れてケガをするのが不安だったので、かわいいキャラクターがついた扇風機カバーを購入しました。
しかし、このデザインが娘の興味をひいてしまい、何度注意しても扇風機の羽根を触ろうとする結果に。小さな指はいとも簡単にカバーネットを押し込んでしまう他、タッチセンサーで羽根が停止する前に軽く接触してしまうこともわかり、あまり効果がないと実感しました(もちろんないよりは安全だと思いますが…)。
一度指に軽く触れ、ガンと大きな音がしたのが怖かったようでそれ以降は触ることはなくなりましたが、一歩間違えれば大ケガをしていたかもしれないと思うとやはり怖いですね。
赤ちゃんの暑さ対策にエアコンを使うときの注意点は?
近年の夏は、猛暑が続いています。猛暑が続くと気温が上昇し、室内でも熱中症や脱水症状になる恐れがでてくるでしょう。特に赤ちゃんは体温調節機能が未発達なので、エアコンをうまく使用して体温を整えてあげたいところです。
夏場にエアコンを使用する際は設定温度を26~28℃にして、外気との温度差が5℃以内になるよう設定してあげましょう。湿度は50%程度が望ましいとされています。身体が冷えすぎないように直接エアコン風が当たる場所に寝かせることは避け、扇風機などを使って室内の空気を循環させるのもおすすめですよ。
扇風機の安全対策グッズを楽天・Amazonでチェック!
楽天・Amazonで扇風機の他の安全グッズを探したい方は、以下のリンクを参考にしてください。お気に入りのアイテムが見つかると良いですね。
赤ちゃんの扇風機利用は安全対策が大切
扇風機の風が赤ちゃんに与える影響を心配しすぎると、室内でも熱中症や脱水症状のリスクが高まり危険です。暑い夏を乗り越えるために扇風機をうまく利用し、赤ちゃんが快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。
暑さ対策のため扇風機を使用する際は、羽根なしや安定感のあるタイプなど安全性が高い扇風機を選ぶのがポイントです。あわせて自宅の間取りや扇風機のタイプに合った、安全対策グッズを利用してみてください。赤ちゃんと暑い夏を快適に過ごすため、上手に扇風機を活用しましょう。
※この記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。