【助産師・保育士監修】【夏生まれ出産準備】暑さ、日焼け対策は?6・7・8月におすすめの衣服や育児グッズ
6月・7月・8月などの夏生まれの赤ちゃんの出産準備は何を用意すれば良いでしょうか。暑さ対策も冷房対策も必要な時期なので、室内で過ごすときとお出かけのときで準備するものが変わってきます。今回は、暑い季節の出産準備品をご紹介します。本当に必要なもの、あったら便利なもの、いらないものも解説するので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修
目次
季節を問わずに必要な出産準備品リスト
肌着
■短肌着5~6枚
夏生まれの赤ちゃんは短肌着にコンビ肌着を重ねて着せることが多いでしょう。汗をかいたときの着替えを含めて、最低5枚程度を用意しておくと良いですね。
■コンビ肌着5~6枚
股の部分が開閉できる肌着です。短い肌着と合わせて着たり、暑い日は1枚で着たり、気温に合わせて調節します。寝返りを打つようになってもはだけずに着られ、何かと便利です。前開きのボディスーツでも良いでしょう。
■長肌着1~2枚
コンビ肌着と同じように短い肌着に重ねて着せますが、コンビ肌着があればなくても大丈夫でしょう。
素材:綿100%
サイズ・セット内容:短肌着/50cm×3着、コンビ肌着/50~60cm×2着
出産準備品としてはもちろん、お祝い品としてもおすすめの日本製の新生児肌着セットです。デリケートなお肌のベビーにも安心して使える面100%素材で、短肌着3枚、コンビ肌着2枚がそろいます。ほほえみ工房の新生児肌着セットはクレヨン柄と水玉があり、クレヨン柄は黄色と水色、水玉はピンクと水色から選べます。
おむつ用品
■おむつ
赤ちゃんの大きさにもよりますが、新生児サイズを使うのは生後1ヵ月くらいまでです。大体1週間で1パック程度の使用(枚数によりますが)を目安にしてみてください。あまり多く用意しておくと、サイズアウトしてしまうことがあるので注意しましょう。
■おしりふき
赤ちゃんによっては肌に合わない場合もあるので、産前にまとめ買いするよりも、一度使ってみて良かったものを買い足していくことをおすすめします。
■おむつ替えマット
持ち運びにも使えるような防水で小さく折りたためるものが長く使えて便利です。家の中で使うものについてはバスタオルでも代用できますよ。
■布おむつ・おむつカバー(布おむつの場合)
最低限必要数は、布おむつは20枚程度、おむつカバーは5~6枚程度あれば大丈夫です。最初に買いすぎず、様子を見て買い足していく方が良いですね。
サイズ:45cm×70cm
人気のジェラートピケのおむつ替えシートです。表地はコットン生地にコーティング加工を施して防水性を高めてあり、裏地には抗菌防臭機能をもたせてあります。家庭でもお出かけ先でも、さっと取り出して使える便利な商品です。ジェラピケのバッグやポーチ、母子手帳ケースとシリーズでそろえるのも素敵です。
内容量:50枚入り
吸水量:150mL
サイズ:約45x33cm
吸水量が150mLある使い捨てのおむつ替えシートです。使い捨てなので汚れてしまったら廃棄して、新しいシートに交換するだけ。外出先でも常に清潔なシートを使用できます。車移動中の車内やお友だちの家などに遊びに行くときに重宝しますよ。
布団用品
■ベビー布団
ベビー布団は便利だった人と要らなかった人に分かれるベビー用品です。ママと一緒に寝た方が楽だという人もいますし、別で寝かせた方が便利だという人もいます。しかし、覆いかぶさるリスクがあるため、親が赤ちゃんと一緒の布団に寝ることは、あまりおすすめしません。できるだけ布団は別にして、一緒の部屋に寝るのがいいですね。
■キルトパッド
寝返りが打てない間は、背中に汗をとてもかきます。漏れたおしっこを吸収する役割もあるので、布団の上にはパッドを敷いておいた方が安心です。2枚程度洗い替えがあると便利ですが、バスタオルでも代用できます。
■防水シーツ
キルトパッドの下に敷いて使います。おしっこやうんちが漏れることが多いので、持っておくと安心です。
■ブランケット
お昼寝やおでかけや授乳など、何かと使うことが多いので、季節に応じて厚さの違うものがあると便利です。
■スリーパー
寝ている間に足で布団を蹴ってしまうことがあるので、スリーパーを着せてあげると安心です。春夏は暑すぎないガーゼ素材のものがおすすめです。
セット内容:
・掛ふとん・敷ふとん・掛ふとんカバー・敷ふとんカバー・フィッティングシーツ・防水キルトパットシーツ・おくるみケット・枕カバー・枕
サイズ:70×120cm
敷ふとんまですべてを丸洗いできるベビー布団セットは、汗っかきの赤ちゃんの布団をいつでも清潔に保てます。万が一おむつから漏れてしまっても、吐き戻しで汚れてしまっても安心です。インテリアになじむスモークベージュとミモザ柄のカバーがおしゃれです。
クマさんやレモンなどのかわいい柄のキルトパッドが新登場!適度な厚みがあって使いやすく、寝汗や吐き戻しから、敷布団が直接汚れるのを防ぎます。四隅ゴム付きでズレにくく、脱着が楽々なので気軽にお洗濯ができますよ。
赤ちゃんをやさしく包むダブルガーゼのスリーパーです。夏は冷房対策に冬は寝冷え防止として1年中使うことができます。赤ちゃんが大きくなっても使えるので重宝しますよ。股の部分にはめくれ防止のスナップボタンが付いています。
母乳、ミルク関連用品
母乳育児かミルク育児か、こればかりは産んでみないとわかりません。出産前に準備するよりも、産後に様子を見ながら買うことをおすすめします。
【どちらの場合もあると便利なもの】
■授乳クッション
これひとつで授乳もミルクもとても楽になるので、ママのためにもあると便利です。
【母乳の場合】
■母乳パッド
母乳が服に滲んでしまうこともあるので、母乳がたくさん出る人には必需品です。母乳が出ていても不用な人もいますし、ガーゼやタオルでも代用可能です。
■授乳ケープ
人前で授乳するときにあると便利。授乳以外にも薄手のブランケットとしても重宝します。
【ミルクの場合】
■哺乳瓶
新生児のうちは飲む量が少ないので、容量の少ない小さめのものを用意しましょう。
■哺乳瓶用乳首
赤ちゃんの成長に合わせてサイズアップします。成長に合わせたものを選びましょう。
■消毒セット
哺乳瓶の場合は消毒が必要です。レンジで消毒するものやつけ置きのものなど種類があるので、ママが使いやすいものを選んでくださいね。
■哺乳瓶用洗浄ブラシ
洗い残しは雑菌が繁殖するので、専用のブラシできれいに洗ってあげましょう。
■ミルクケース
お出かけが少ない時期には不要かもしれませんが、里帰りなど移動するときにもあると便利です。
サイズ:67×48×高さ19cm
流動性豊かな中素材「パウダービーズ® 」が体型に合わせて動くのでとっても気持ちいい授乳クッションです。授乳クッション以外にも産後の円座クッションとして赤ちゃんのおすわりクッションとしても使えます。
マタニティウェア・授乳服のスウィートマミーの授乳ケープは、大判サイズで前からも横からも授乳している様子は見えません。とはいえ、赤ちゃんの様子が見えないと心配です。その点は上部にソフトワイヤーを入れることで解決。開き具合を調整し、赤ちゃんと視線をあわせながら授乳できるように工夫しました。デザインもおしゃれで、授乳時間が充実しますよ。
持ち運びに便利なスリムサイズでおでかけ、夜間の授乳にぴったりなミルクケースです。また、授乳期間が終わっても小物入れやキッズのおやつ入れに使用できます。
お風呂用品
■ベビーバス(代用可能)
大人と同じお風呂に入れるまで、約1ヵ月は赤ちゃん専用のベビーバスが必要です。使う期間は短いので、小さく収納できるものを選んだり、洗面所を使ったり、衣装ケースなどで代用したりしてもいいですね。レンタルという手もあります。
■ベビーソープ
肌の弱い赤ちゃん専用のせっけんを用意してあげましょう。泡で出るタイプだとママ1人でも片手で出せて便利ですよ。実は、固形石鹸も泡立ちがよく、使いやすいのでおすすめです。
■ガーゼ
沐浴で使います。お風呂以外にも何かと使うことが多いので、10枚程度持っておくと安心です。
■バスタオル
お風呂あがりの赤ちゃんを包むのには、正方形のバスタオルが便利です。長方形のタオルでも半分に折って代用もできますよ。
■ベビーローション
赤ちゃんの肌を守るために、お風呂上りは保湿のローションを塗ってあげましょう。
使いやすさと強度を兼ね備えた赤ちゃんにもママにも優しいベビーバスです。小さくたためるので持ち運びも収納も便利ですよ。
お手入れ用品
■爪切り
赤ちゃんの爪は、思った以上に伸びるのが早いです。赤ちゃんの指は小さくて爪も薄いので、ハサミ型の赤ちゃん専用の爪切りがあると切りやすいです。
■体温計
この先成長しても長く使うものなので、必須アイテムです。短時間で測れる体温計が便利です。
■綿棒
お風呂あがりのケアや、鼻水を取るとき、便秘の解消などにも使います。大人サイズではなく赤ちゃん用の細いものを準備しましょう。
鼻水吸い器は出産準備に必要?
鼻水吸い器は、ジュルジュルの鼻が出ているときには吸えますが、乾燥がちな場合は吸い出せないことが多いのです。
眠れないくらいの鼻水が出ている、呼吸がつらそうという状態だと使ってみると良いでしょう。
出産準備としては、必ず必要なものではありません。
おでこにタッチするだけで誰でも瞬時に体温を測定できます。赤ちゃんにもママにもストレスなく測れるので、毎日の健康観察に適しています。 スイッチを入れておでこに1秒タッチするだけで、赤ちゃんが嫌がる間もなく検温できますよ。
お出かけグッズ
■ベビーキャリー
お出かけの必需品です。抱っこもおんぶもできる2ウェイのキャリーが便利です。早くに使う予定の人は、首のすわらない時期に使えるかも確認しておきましょう。使い心地もいろいろなので、一度試着して自分に合うか確認してから購入した方が良いですね。
■ベビーカー
生活環境にもよりますが、あると便利です。お座りができるまでは、寝かせて動かせるA型のベビーカーを使います。出産前に必ず準備しなくても良いもなので、産後におでかけできるようになったら、一緒に選びに行っても間に合います。
■チャイルドシート
退院時に車に乗る予定の人は産後すぐ使うので、早めに準備しておいた方が良いかもしれません。出産前に取り付けチェックを必ずしておきましょう。
■汗とりパッド
衣服と肌の間に入れるもの、ベビーキャリーやベビーカーに入れるものがあります。どちらも汗っかきの赤ちゃんには必需品です。ガーゼやタオルでも代用できます。
■マザーバッグ
持ち物が多くなるので、大きめのバッグが必要です。荷物が重くなるので、できるだけ軽量のバッグをおすすめします。
■おむつポーチ
おむつとおしりふきを一緒に入れられるポーチがあると便利です。ママが使うアイテムは、ぜひママの気分が上がるようなお気に入りのものを用意してくださいね。
キューズベリーの抱っこ紐は、日本人の体形に合わせて日本で開発された商品です。なかでもZEROは首の座っていない新生児から12ヶ月頃までに特化しています。首が座るまでは対面抱っこ、首が座ってからは前向き抱っこも可能です。高発砲密度のウレタンクッションを採用し、安定感のない赤ちゃんの身体をしっかりと支えます。
赤ちゃんを抱っこしながら片手で簡単に回転ができ、指一本の操作でらくらくリクライニングもできます。ふわふわインナークッションや、厚みをボリュームアップしたヘッドガード、わずかの衝撃も吸収する「エッグショック」で赤ちゃんを快適にやさしく包み込んで守りますよ。コンパクトサイズなので、軽自動車やコンパクトカーにもおすすめです。
おむつとおしりふき以外にもスタイやミニタオルも入る優れものです。匂いが気にならないので、どんな場面でも重宝すること間違いなしですよ。
夏生まれの赤ちゃんにおすすめの衣類や育児グッズ
ツーウェイオール・カバーオール2~4枚
生後すぐは使うことが少ない衣類です。足が出ないようになっているベビードレスもありますが、生後1ヵ月を過ぎて外出するころにも使えるツーウェイオールやカバーオールが便利です。
月齢が低いうちは外出も少ないので、家にいる間は短肌着やコンビ肌着、前開きのボディスーツで過ごしても良いでしょう。この時期のお出かけ着は多く購入せず、秋冬用で新しく揃えた方が無駄なく使えますよ。
汗取りパッド
赤ちゃんは大人が思う以上に汗っかき。寝返りがうてるまでの間は特に汗には気を付けてあげたいです。布団に人型の汗ができることもあるのです。
肌と服の間に一枚パッドを入れてあげると、着替えも減って快適に過ごせます。特にベビーカーやチャイルドシートに乗せるときは汗だくになりやすいので必需品です。
Fit-Use の汗取りパッドは、背中に当たる面が吸水速乾性に優れた薄手のガーゼ素材、もう片面がパイル地で作られています。今治のブランドロゴが付いて、出産祝いのプレゼントとしてもおすすめです。
保冷剤
お出かけに重宝するのが保冷剤です。タオルやガーゼに包んで使います。ケーキなどについているものでも良いですが、凍らせても固くならないものが赤ちゃんには優しいかもしれません。
抱っこ用やベビーカー用の汗取りパッドには、保冷剤用ポケットがついている商品があります。真夏は保冷剤を入れて使ってあげると快適ですね。
抱っこ紐の場合、胸のあたりに汗をかく方も多いかと思いますので、こまめに確認し、風邪を通してあげたり汗を拭いたりすると、赤ちゃんもママも快適に過ごせます。
ガーゼは多めに
汗拭き、口拭き、お風呂用など、何かと出番が多いガーゼ。特に夏は使う頻度が増えるので、最低10枚程度は持っておくと良いでしょう。
汗取りパッドの代わりにもなり、肌と肌着の間に入れておいてあげると快適に過ごせます。洗濯してもすぐに乾くので、使ったらすぐ手洗いして干しておくと便利ですよ。
薄手の帽子
紫外線の強い時期、皮膚の弱い赤ちゃんには必須アイテムです。通気性の良い素材で、つばのある帽子を準備しておきましょう。UVカット機能のある帽子がおすすめです。
ただし、赤ちゃんが小さいうちはスリングにすっぽり入れてしまうなら、帽子は必要ないかもしれません。抱っこ紐に頭カバーがついているなら、カバーで帽子の代用もできます。
肌に優しいコットン素材に、広めのツバと首まであるフラップ付きタイプなので紫外線から肌を守ってくれます。薄手なので蒸れにくく、暑い日に毎日かぶっても手洗い洗濯ができるので、清潔に保てます。後頭部にはゴムのギャザーになっているのでしっかりフィットし、風で飛ばされないようにしっかりアゴヒモもついています。
カーディガンなど体温調節できる上着
外は暑いけれど、屋内は冷房が効いていて肌寒い場所も多い季節です。体温調節のためにカーディガンなどの羽織物も1~2枚あるといいですね。袖のあるものとないもの両方持っていると便利ですよ。靴下も普段は必要ありませんが、涼しい部屋での保温用やお出かけ時の紫外線対策に数枚持っていると安心です。
ブランケットやタオルケット
カーディガンと同じく、体温調節のために薄手のブランケットやタオルケットを準備しておきましょう。寝かせるときも布団では暑すぎることがあるので、室内の温度に応じてタオルケットやバスタオルなどをかけてあげると良いですね。
ブランケットはベビーカーや抱っこひもで移動するときにもかけて使います。お出かけ用に使用するなら、UVカットが施されたブランケットもおすすめです。
気温に関係なく、体の布団に接している部分は非常に汗をかきます。敷布団の上には防水シーツやキルトパッド、タオルなどを敷いておくと安心です。
日焼け止めは必要?
赤ちゃんの日焼け対策は塗るよりも、
・日差しが強い時間を避ける
・日よけをする(物理的なもので日差しを避ける)
・影を歩く
などです。
海やプールに行くときや、仕方なく日差しの中で過ごすときには、より日焼けしやすいため、日焼け止めを塗ると良いと思います。
普段のお出かけには、皮膚への負担もありますので、不要だと思います。
日焼け止めが必要な場合は顔だけではなく手足にも忘れずに塗ってあげましょう。ママといっしょに使える商品もありますよ。
サンシェード
ベビーカーやチャイルドシートの日差しや気温上昇には、大人が気付かない場合もあります。思った以上に熱が高くなることを忘れずに、ベビーカーや車には保冷剤と共に日除けのサンシェードを付けましょう。
サンシェードを付けておくことで、乗っていない間も温度上昇を防ぎます。大人と離れた場所に置く場合、気温や日差しの当たり方を赤ちゃん目線でまめにチェックしてあげましょう。
紫外線を99%カットし、雨もはじくタイプのUVカバーです。両サイドはメッシュになっているため、風を通して熱気が中にこもりにくくなっています。太陽の位置に合わせ、角度を変えられる仕様です。
虫よけグッズ
赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、虫に刺されやすいとされています。赤ちゃんから使える、肌に優しい虫よけグッズを持っておきましょう。肌に優しい成分の商品でも、生後6ヵ月以降からというものがあるので、表示もチェックしてくださいね。洋服やベビーカーにつけられるシールなどの虫よけグッズもあります。
虫の嫌がる天然成分を配合したシールとなっており、香りは12時間継続します。洋服やベビーカーなどにも張って使えるので、赤ちゃんの肌かぶれの心配もありません。かわいいミッキーのイラストで赤ちゃんも大喜び間違いなしですよ。
夏生まれの赤ちゃん(6月・7月・8月)におすすめの肌着の素材
フライス
吸湿性、伸縮性のある薄手の生地で、一年を通じて使われる素材です。柔らかくて伸びもよく、赤ちゃんの肌着などにもよく使われています。
天竺
滑らかな肌触りの薄手の生地です。さらっとしているので、春夏の赤ちゃんの衣類によく使われています。
ダブルガーゼ
吸水性の高いガーゼ生地が二重になった生地です。肌触りが良く、汗取り、口拭き、お風呂などで赤ちゃんのお世話に大活躍します。ダブルガーゼを使ったブランケットは、夏の赤ちゃんの羽織ものとしても重宝します。
パイル
タオル生地です。吸水性が高いので、汗をよくかく赤ちゃんにとても適しています。
夏生まれの出産準備で要らないもの
厚手のおくるみやブランケット
おくるみを使う期間は長くても3ヵ月程度まで。ガーゼなどの薄くて大判のブランケットを準備した方が長く使えるでしょう。紫外線防止素材のものもあります。常に体にかけてあげるものなので、2枚程度はあると安心です。
ミトン
顔を触る癖がある子で傷防止に使う以外では、ミトンは不要です。赤ちゃんは手足で体温を調節するので、夏はかえって体温があがってしまい、不機嫌のもとになることもあります。
掛け布団
夏は室温によりますが、ベビー布団の掛け布団は暑すぎることもあります。動けない赤ちゃんは暑くても布団から出ることができないので、タオルケットやバスタオルなど薄いものを数枚重ねてかけてあげる程度で大丈夫です。ベビーの掛け布団は、涼しくなってきてから購入を検討しても間に合いますよ。
長肌着
生後2~3ヵ月になると足を動かすようになるので、股の間を止められるコンビ肌着や前開きのボディスーツの方が、長肌着よりもはだけにくいため便利になってきます。夏の間は肌着一枚で過ごすことが多いので、長肌着よりもコンビ肌着を準備した方が長い期間着られます。
夏生まれ赤ちゃんの出産準備の注意点
こまめに着替えさせることを念頭に準備する
とにかく赤ちゃんは汗をよくかきます。寝返りができないため、背中に汗がたまってぐっしょりしてしまうことも多いです。吐いてしまったり漏らしてしまったりすることも多いので、濡れていないかこまめにチェックしてあげると良いですね。
汗が体温を奪って体を冷やしてしまうので、濡れていたらこまめに着替えさせてあげましょう。着替えた肌着はその場ですぐに手洗いして干しておけば、すぐに乾きますよ。
暑い時期のお出かけは、ベビーカーや抱っこ紐、チャイルドシートで蒸れることが多いです。おでかけのときも着替えを忘れないでくださいね。
お出かけグッズは1~2ヶ月後のものを選ぶ
赤ちゃんが外に出る時期は生後1ヵ月からです。6・7月生まれの赤ちゃんがお出かけデビューする時期は、暑さのピークです。汗取りパッドや保冷剤などのひんやりグッズ、帽子やサンシェードなどの日除けグッズを準備しておきましょう。汗もよくかくので、着替えと汗ふき用ガーゼを忘れないでくださいね。
冷房の影響を受けやすいので体温調節グッズを準備する
外は暑くて中は肌寒いことが多く、寒暖の差のせいで体調を崩してしまうこともあります。薄手の衣類を重ね着して体温調節ができるようにしてあげると安心です。ブランケットやカーディガン、ベストなどですぐに保温できるようにしておくといいですね。
赤ちゃんが快適に過ごせる温度は、外と中の温度差が5度以内、エアコンなら26~28度です。部屋全体ではなく、赤ちゃんが寝ている場所の温度もチェックしておきましょう。
外出時は肌着を忘れずに、室内では肌着1枚でも大丈夫
「暑いから服は一枚でも良いのでは」と思うかもしれませんが、必ず短肌着を1枚着せてあげましょう。赤ちゃんは体温の調節が未発達で、大量の汗をかきます。服を一枚しか着せていないと、濡れた衣類が乾くときに赤ちゃんの体温を奪い、体を冷やしてしまいます。
室内で過ごすときにはコンビ肌着1枚でも大丈夫です。着せすぎて暑さが体にこもってしまうと危険です。エアコンの温度は、大人が少し暑いかなと思うくらいの26~28度が適温です。しかし、エアコンが設定温度の通りになっているとは限りません。赤ちゃんの肌を触って直接確認してあげましょう。
暑さ対策と冷房対策、どちらも必要な季節です
赤ちゃんは体温調節が苦手なため、大人が様子をよく見て調節してあげなければいけません。夏生まれの赤ちゃんは、部屋の中にいるときは冷房で冷えすぎないように、お出かけのときは暑すぎないように気を付けてあげましょう。
日中のお出かけを避け、朝夕の気温が低い時間に外に出るように心がけると良いですね。
便利だと言われる育児グッズも、使う人によって使い心地に差があります。使う期間も短いものが多いので、出産前に全部準備する必要はありません。産後に自分に必要なものを買い足していくのでも遅くはありませんよ。
※この記事は2024年5月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。