里帰り出産はいつまでに決める?病院予約は?里帰り出産の時期と段取りとは

妊娠すると現在の生活状況により、里帰り出産を「する」か「しない」かと悩む方も少なくありません。里帰り先の地域や産院によっては、選択が遅くなると里帰り出産を受け付けていなかったり分娩予約ができなかったりすることもあるようです。安心した出産をするためにも、里帰り出産の時期や予約、段取りについても解説します。

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目次

  1. 里帰り出産とは
  2. 里帰り出産の段取り
  3. 里帰り出産をする病院を調べるポイント
  4. 里帰り出産の病院予約
  5. 妊娠の経過によっては里帰り出産できないことも
  6. パパのフォローも忘れずに
  7. あわせて読みたい

2021年現在、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、地域や産院によっては分娩予約を受け付けていない場合があります。里帰り出産を希望している場合は、直前に慌てないよう事前に分娩を希望する産院の予約ができるかどうかを確認しておくようにしましょう。

里帰り出産とは

産前に実家に帰ること

里帰り出産とは、産前に今住んでいる場所を離れて妊婦さんの実家に戻り、その実家を拠点として出産することをいいます。それに対して、出産してすぐに里帰りすることは「出産後里帰り」などと呼ばれています。

時期

里帰り出産の時期は、妊娠30~35週が多いようです。また、出産後は1~2ヶ月そのまま実家にお世話になるケースが一般的とされています。ただ、この日数に関しても人それぞれで、安定期に入ってすぐに里帰りし、産後半年~1年ほどの長期にわたって里帰りしていたという事例もあります。

メリット

里帰り出産のメリットは、以下になります。

・実父母から、家事・育児のサポートが気兼ねなく受けられる。
・自分を生んだ母親が近くにいることは大きな安心材料になって出産を迎えられる。

特に小さな子どもがいる世代の夫婦のパパは、仕事が忙しいことが多いものです。産後に体力が完全に回復する間もなく赤ちゃんの授乳やおむつ替えにぐったりする時期に、プラス家事とパパに関することまですることに不安を覚える妊婦さんは多く、特に日本では「里帰りするほうがメリットが多い」と考えられています。

デメリット

しかし、そんな里帰り出産にもデメリットはあります。
・大きいお腹を抱えての移動は妊婦さんに負担が大きい
・妊娠期と出産期の病院が違うことで、一貫した医療が受けづらい
・産院のリアルな情報がつかみにくい
・実家が遠い場合は、出産にパパが間に合わないことがある
・ママの実家への依存度が高くなることで、パパが疎外されやすい
・行政サービスが受けられないこともある
などです。

里帰り出産をする場合は、このデメリットをできるだけ軽減できるように動いておくことが重要です。

里帰り出産の段取り

家族と話し合う

里帰り出産の段取りですが、まずはきっちり家族で話し合いましょう。パパが、ママの産後は育児や家事に協力するから一緒にいてほしい、という希望の人も増えてきています。その場合は、まずはパパとママだけで頑張ってみて、難しいなら実家にもどる「産後里帰り」も手だと思います。2人の育児プランをきっちり話し合ってみて。あくまで、二人の子ども。まずは、パパの意向もしっかり聞いて、夫婦2人で話し合ってみることが重要です。

そのうえで、実家を頼ることが1つの案として出ているなら、ママの実家の都合も聞いてみましょう。すでに、実家で仕事などが入っている場合もあり、実家からNOが出るなんてこともあります。「○月~○月の産前産後の2ヶ月ほど、お世話になりたいとおもっているんだけど」とある程度の時期も明確にしておくことも重要です。

また、パパの実家への報告も欠かせません。「うちで産前産後お嫁さんを面倒見ようと思っていた」というタイプの義実家もあります。義実家には相談しつつも、基本的には夫婦の意向を中心として決めましょう。

里帰り先の産婦人科を調べる

里帰りが決まったら、里帰り先の産婦人科探しが重要です。できれば、話し合いから産婦人科調べまで、妊娠発覚と同時に動いて。産婦人科によっては、人気すぎて、里帰り出産自体を受け付けていなかったり、里帰り出産先にするなら「妊娠10週までにかならず一度診察にくること」や「○週○週○週の3回の妊婦健診にくること」、などの条件をつけて里帰りを受け付けている産院もあります。

通院中の産婦人科に報告する

そして、現在通院中の産婦人科にも報告しましょう。里帰り先の産婦人科に「紹介状」を出してもらう必要があります。紹介状には、今までの経緯なども綴られているので、里帰り先の病院にとってもママにとってもとても重要なもの。きちんと作成してもらってください。また、妊婦健診で問題や体調不良等があった場合は、里帰り出産自体にが中止となってしまうこともあります。

里帰り先の産婦人科に報告・診察

里帰り先の産院によっては、最初に妊娠○週まで来ることなど、と様々な条件があることがありますが、多くは妊娠20週目までの予約としていることが多いようです。その際には、今住んでいる場所や帰省方法、妊婦健診を受けている産院などをきちんと報告しておきましょう。20週目までに…などと少し余裕があっても、つわりが落ち着いたらできるだけ早めに産院に行くことをお勧めします。

その時に必要なのが「紹介状」です。「紹介状」をきちんと持って、気になることは行った時に質問しておきましょう。少しでも不安なく里帰り出産をできるようにしましょう。

里帰り出産をする病院を調べるポイント

ホームページで特色を把握する

里帰り出産をする病院を調べるポイントは、まず、ホームページで特色を把握することです。最初から一つの産院だけにに絞るのではなく、いくつか候補をあげ、それぞれの特色を把握しておきましょう。

同級生や親に評判を聞く

そして、実際の口コミも重要です。親世代では、おばあちゃんネットワークで、孫が誕生した病院の評判をよく知っているものですので、親に聞いてもらうのもいいですね。また、同級生で、里帰り出産した友だちに聞いてみると、詳しく教えてくれると思います。

チェックしたいポイント

里帰り先の産院のチェックしたいポイントは以下の通りです。
・里帰り出産の方に対しての条件
・自分の思う分娩方法ができるか
・実家からの距離
・母子同室か別室か
・授乳に関するスタンス
・費用の支払い方法
・予約方法
・分娩実績
・緊急時にどのように対応してもらえるのか

出産では何が起こるか分かりません。自分は大丈夫、と過信せずに、きちんと母子の緊急時の対応方法も確認しておきましょう。

里帰り出産の病院予約

予約をする時期

既出ですが、妊娠20週までに里帰り出産の予約をすることを条件としている産院が多いようです。予約が取りにくい産院もありますので、里帰り出産したい意向が決まったら、すぐに予約方法やタイミングを問い合わせておくと安心ですね。12週くらいまでにできればベストです。

予約方法

予約方法は、インターネットで行っている産院も増えてきています。産院指定の方法で行いましょう。少しでも聞きたいことや不安がある場合は、電話で直接話すことをお勧めします。また、参院によっては直接の来院によってしか予約できない場合もありますので、注意してください。

注意点

里帰り先の産院の予約をする際の注意点は、できるだけつわりが終わってから体調がいいときを選ぶこと。移動も伴うので、無理のないスケジュールを組みましょう。また、予約の際に前金が必要となる産院もあるようです。必要な場合は、きちんとその対応や方法を聞いておきましょう。自分が出産する産院ですから、できるだけ丁寧に対応するように心がけましょうね。

キャンセル

つわりや家庭の事情でどうしても予約した日時にいけないときは、それが決まった時点ですぐに電話して日時を変えてもらいましょう。どうしてもという場合は仕方ないのですが、キャンセルはできるだけないように心がけることが大事です。

また、里帰り出産自体できなくなった、しなくなった場合も、それが決まった時点ですぐに里帰り先の産婦人科に連絡しておくことが重要です。

妊娠の経過によっては里帰り出産できないことも

ここまで、里帰り出産をしようと奮闘してきた人でも、直前になって、自分の体調や赤ちゃんの体調によって里帰り出産が急遽中止となることがあります。切迫早産、妊娠合併症などにかかると、里帰りできなくなるケースが多いようです。里帰り出産できるかどうか、主治医と相談しながら話を進めてくださいね。

パパのフォローも忘れずに

いかがでしたか?里帰り出産は、家族での話し合いと段取りが重要です。自分が思うお産に近づけるように、調べながら対応しましょう。ただ、里帰り出産では、ママと実家の距離が近くなりすぎるため、パパが疎外されがちです。直接パパがお世話できなくても、パパに相談したり、話し合ったり、会えた時は子どもを預けてみたり、パパを信頼して、任せていきましょう。そのことが、子どもが大きくなってきたときに、子どもが安心できる家庭を作る第一歩になると思います。

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