出産の入院準備リスト!バッグを2つに分けると良い?100均の便利グッズも紹介
出産に向けて入院準備を進めるときに、陣痛時に必要なものと入院中に必要なものを分けておくと便利です。陣痛バッグと入院バッグに分ける理由や何をセットしておけば良いのか、それぞれの必要アイテムをリストアップして紹介します。バッグの大きさや100均でも準備できるアイテム、あって良かっ たグッズの体験談も確認してみましょう。
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目次
入院準備はいつから始める?
出産の入院準備は、妊娠28週(8ヶ月)頃から始めるのが一般的です。妊娠36週以降は臨月となり、お産がいつ始まってもおかしくありません。できれば臨月に入る前に準備を終わらせておきましょう。
働いていたり体調がすぐれなかったりと、なかなか準備の時間をとれないママもいるかもしれません。そのような場合でも、正期産となる妊娠37週までには準備を終わらせておくと安心ですね。出産の入院準備品の購入は、楽天やAmazonのネット通販を使うと便利です。
入院準備の進め方
病院で用意してくれるものを事前に確認しよう
出産の際の入院準備品には、病院から提供されるものが含まれていることがあります。総合病院、クリニック、助産院と、施設によって提供されるアイテムやサービスが異なります。自分で準備して持ち込むものと、病院でそろうものとをあらかじめ確認し、荷物が重ならないようにしたいですね。
病院から提供される代表的なアイテムは、産褥ショーツ、産褥パッド、おしりふき、紙おむつ、おへそのお手入れセットといった衛生用品です。「手ぶら出産」を掲げる病院では、フェイスタオルやバスタオル、パジャマ、スリッパ、アメニティー用品など、ホテル並みにアイテムが充実しています。
病院の備品に授乳クッションや円座クッションがあるかも確認しておきましょう。赤ちゃんのお世話に必要な肌着やミルク、哺乳瓶などの備品は病院側で用意されています。
産後の生活プランを考えておくと安心
産後に必要なものや、やることについてもリストアップしておくと良いでしょう。産院までのお迎え方法、自治体や会社への手続きが必要な書類、夫婦の役割分担について話しておきたいですね。
異常分娩や帝王切開に対する保障がついた医療保険に加入している場合、保険金の請求も忘れないようにしましょう。医療保険や学資保険には、妊娠中から加入できるものもあります。家族が増えるタイミングで、子どもの将来を見据えたライフプランについて相談するのもおすすめです。
「陣痛バッグ」と「入院バッグ」に分けるのがおすすめ
陣痛バッグと入院バッグに分ける理由
出産の入院準備品を用意したら、いざというときにすぐに持ち出せるよう、バッグに入れてセットしておきましょう。荷物は陣痛から産後すぐに使うものをまとめた「陣痛バッグ」と、入院中から退院時に使うものをまとめた「入院バッグ」に分けると便利です。
荷物をふたつに分けておくと中に何が入っているか見分けがつきやすく、バッグが大きくなりすぎないので病院内での移動もスムーズです。
陣痛バッグと入院バッグの大きさの目安
陣痛バッグの中身は、貴重品、陣痛対策のアイテム、産後すぐの処置に使うアイテムなどを区別しておくと探す手間が省けます。バッグの大きさは、40~50cm幅のゆったりサイズが良いでしょう。トートバッグやマザーズバッグは肩から掛けられて持ち運びしやすく、中身も見やすいので重宝します。
入院バッグは、洗い替えの下着類やタオルなど入院中に必要なものを入れておきます。退院時に使うものも区別して入れておきましょう。入院バッグは、2~3泊分の荷物が入るキャリーバッグや旅行カバンがおすすめです。
「陣痛バッグ」に入れる持ち物リスト
貴重品
□診察券
□母子健康手帳
□健康保険証
□印鑑
診察券や母子手帳は病院に着いて受付で必要となるものです。陣痛バッグの上のほうに入れてすぐに取り出せるようにしておきましょう。
■サイズ:23×17.5×2cm
ミッキー&ミニーフレンズがデザインされた母子手帳ケースです。ファスナー付きポケットが付いているので、印鑑などの貴重品も収納できます。ケースは母子手帳、おくすり手帳などが整理しやすいジャバラタイプです。カードポケットが12ヶ所付いているので、診察券を分けて管理できます。
下着類
□産褥ショーツ
□産褥パッド
□骨盤ベルトもしくは産褥ニッパー
□産褥パッド
産後すぐの処置に必要となります。病院に着くと分娩前に預けるように指示されるので、セットでまとめておくとスムーズです。産褥パッドは病院側で用意していることがほとんどですが、自分で用意する場合、Lサイズが必要です。
■素材:本体/綿95%・ポリウレタン5%、防水布/ポリエステル100%
■サイズ:M、L、LL
■カラー:グレー、ピンク
出産準備品のブランド「dacco」の産褥ショーツは、尻やお腹をすっぽり包み込む形状です。ほど良いフィット感で、パッドのよれやずれを防ぎ、悪露の漏れをしっかりガードします。
飲み物や食べ物
□ストロー付きペットボトルキャップ
□500mLペットボトル3本ぐらい
□ゼリー飲料などの軽食
陣痛室で待機中に使うものです。ストローの吸い口が付いたペットボトルキャップがあると、ベッドから起き上がらずに水分補給ができて便利です。ペットボトルキャップは100均でも購入できます。
また、陣痛が長引いたときのために、ゼリー飲料やビスケットなど手軽に食べられるものを用意しておくと安心です。分娩が夜間だった場合、産後も次の食事まで時間があきます。飴やぶどう糖ラムネのように、糖分をすぐに摂れるものがあるとお腹が落ち着きますよ。
500mLのペットボトルに取り付けられるストロー付きキャップです。飲み口が長く、寝たままでも水分補給できるのがポイントです。キャップがついているので、飲み口を衛生的に保護できます。
その他
□携帯電話&充電器
□陣痛の痛みをやわらげるアイテム
□カイロ
陣痛中に必ず必要になるものではありませんが、荷物に余裕があるときは陣痛バッグに入れておいても良いかもしれません。陣痛のいきみ逃しでよく使われるのは、テニスボールやゴルフボール、タオル、カイロです。
100均ではゴルフボールやテニスボールサイズのボールが売られています。ずっとタオルを握りしめていたというママや、カイロでお腹や腰を温めていたママもいますよ。
「入院バッグ」に入れる持ち物リスト
洋品、リネン類
□靴下
□産褥ショーツ
□授乳ブラジャー
□カーディガン
□バスタオル、フェイスタオル
□ガーゼ(授乳用)
□パジャマ
産褥ショーツや授乳ブラジャーは、洗い替え用も含めて用意します。洗濯ができるのであれば2~3枚、洗濯ができないときは入院期間分に予備として2~3枚あると安心です。意外と忘れがちなのが、靴下です。院内は基本的にスリッパで動くので、靴下があると冷え予防にもなりますよ。
空調で寒いときや夜中の赤ちゃんのお世話では、カーディガンがあると便利です。パジャマは前開きのものがおすすめです。
■素材:コットン95%、ポリウレタン5%、(別布)ポリエステル100%
■サイズ:S、M、L
■カラー:カラー:モカ、ネイビー、ピンク、グレーパープル、ライラック、ブルー
マタニティウェアやマタニティインナーがそろうSweet Mommyのマタニティパジャマです。シルク風のパイピングがとてもエレガントで、マタニティパジャマには見えません。トップスはひざ丈まであるので、診察の際も重宝します。胸元は、授乳に便利なレイヤー付きです。
アメニティーグッズ
□歯みがきセット(歯ブラシ・歯磨き粉・歯磨き用コップ)
□ヘアケアセット(ヘアバンド・ヘアゴム・ヘアブラシ)
□お風呂セット(シャンプー・リンス・ボディソープ・ボディタオル)
□基礎化粧品(洗顔料・化粧水・乳液・リップクリーム)
アメニティーグッズは病院で用意してもらえることが多いアイテムですが、足りないものがないか確認しておきましょう。メイク道具は必要ありませんが、肌が乾燥しやすいので、自分に合った基礎化粧品を用意しておくと良いですよ。
シャンプーやリンス、基礎化粧品は100均でボトルを購入し、家で使っているものを詰めるという方法でも準備できます。いつも使い慣れているものなら、肌への負担も心配せずに済みますね。
■セット内容:
ビオレu ボディウォッシュ/90mL
メリット リンスのいらないシャンプー(医薬部外品)/80mL
クリアクリーン 薬用ハミガキ(医薬部外品)/17g
クリアクリーン ハブラシミニ コンパクトヘッド/1本
最低限必要なアメニティーがそろうセットです。リンスインシャンプーなので、洗髪の際のシャワーも1回で済み手軽です。
その他
□食事セット(箸、スプーン、コップ)
□ティッシュ
□S字フック
レストランで食事をするクリニックをのぞいて、食事の際の箸やスプーン、コップは自分で用意することが多いアイテムです。食器用洗剤やスポンジがないので、割りばしや紙コップがあると衛生的です。ティッシュペーパーも手荷物として指定されることがあります。
出産の入院準備では100均で購入できるS字フックも役立ちます。S字フックでベッドサイドなどによく使うものをかけておくと、産後の痛みで身動きが取りづらいときに便利です。出産の入院準備のために、見学会などでベッド回りの様子を確認し、使い方をイメージしておくと良いかもしれません。
帝王切開の入院に使うもの
入院中に最低限必要なものは、帝王切開と自然分娩とでは変わりません。しかし、帝王切開の場合、分娩前から血栓予防のために着圧ソックスを着用することがあるため、洗い替えとして医療用の着圧ソックスを用意しておくと良いでしょう。また、帝王切開用の腹帯やパジャマがあると、お腹の傷に響きにくくなります。
帝王切開は自然分娩よりも入院日数が長くなることから、洗い替え用の下着やアメニティーの量も調整しましょう。予定帝王切開の場合、前日から入院して手術に備えます。入院当日はベッドで過ごす時間が長いため、出産の入院準備の中に暇つぶしのグッズを入れると良いかもしれませんね。
■素材:ナイロン85%、ポリウレタン15%
■サイズ:S~M、M~L
■カラー:ブラック
助産師とママの声から生まれた着圧ソックスです。足首とふくらはぎで着圧が変わり、心地よく引き締めます。膝下丈なので、無理なく脱ぎ履きできますよ。
退院するときに使うもの
□ママの着替え
□赤ちゃんの着替え
□おくるみ
□出産・分娩費用
入院中は基本的にパジャマで過ごすため、洋服は必要ありません。いよいよ退院というときのための洋服が必要です。出産したとはいえ、お腹はまだもとに戻っていないので、マタニティウェアで問題ありません。
また、赤ちゃんの肌着やカバーオール、外気から守るおくるみも用意しておきましょう。赤ちゃんが初めて家に帰る記念の日なので、セレモニードレスを着せてあげるのも良いですね。おくるみはバスタオルでも代用できます。
■枚数:2枚入り
■素材:モスリンコットン100%
■サイズ:約112×112cm
肌触りの良さで爆発的な人気を誇るエイデンアンドアネイ のおくるみです。カラーバリエーションが豊富なので、選ぶ楽しみもありますね。ブランケットや授乳ケープとしても使えるので、洗い替え用にいくつかそろえておきたいアイテムです。
【先輩ママの体験談】あって良かったアイテム
飲み物を用意しておくのを忘れたため、急遽付き添いの夫に頼んだら、2Lのペットボトルを買ってきて直接手渡されました。重くて持ち上げられず、起きるに起きられず、見かねた看護師さんがコップを用意してくれてお水を飲むことができました。飲み物とストローは早めに用意しておくのだったと反省しました。
母子同室だったため、夜中におむつ替えをしました。ぐっすり寝ている子を起こしたくないので、部屋の電気はつけたくないなと思い、あると便利だとネットで見た100均のミニライトを用意しておきました。手元だけ照らせて役に立ちました。
授乳のときにパジャマを押さえていると手が痛くなったり肩が凝ったりしたのですが、経産婦のママが授乳ストラップを使っていて便利そうだなと思いました。退院後に購入し、活躍しています。
陣痛のあいだに食べようと思い、飴を用意しておきました。出産前はあっという間にお産が進み出番がなかったのですが、産後、夜中にお腹がすいたときに食べたら、疲れが少し回復しました。
出産入院準備品は使うタイミングに分けてセットしよう
出産の入院準備品は荷物の種類が多くかさばります。使いやすいように、使うタイミングに分けてセットしておくと便利ですね。入院バッグや陣痛バッグの中で荷物を小分けするときには、100均で売られているトラベル用のパッキングケースも活躍します。
また、病院の中では売店や自動販売機で産褥パッド、母乳パッド、アメニティーグッズが販売されていることもあります。院内で購入できる準備品があれば、事前に用意しておかなくても必要に応じて買い足すことができます。病院に行ったときや見学会でこうした設備も確認しておくと、出産の入院準備で用意する荷物は最低限に抑えられます。
※この記事は2024年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。